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38.初恋の責任
「遠回しにでもサラッと言っちゃえばいいのに。深月がハッキリ言えないのなんて、俺だって分かってるんだからさあ」
明翔が不服そうにマンションの階段を上がっていく。
ハッキリ言えないと分かられてるらしい。
そう言われると、悔しい。
鍵を差し込んでガチャッと回し、ドアを開け玄関に入ると、ナア、と二匹の猫が出迎える。
「来い! ツン! デレ!」
ツンとデレが明翔に飛びつく。ほんと、アニマルトレーナーなんだから。
いいな、君らは素直で。
羨ましくて、俺も明翔の背中に体を預け、抱きつく。
「ふふっ。デカい猫」
猫……。
明翔の前に並んでちょこんと座って、ジッと俺の目を見つめるツンとデレ。
ツンの澄んだブルーの瞳は、俺の心の中なんか全部見透かしているように冷たい。「自分の心を解き放て」と俺を突き放す。
デレの穏やかなグリーンの瞳は、俺を丸ごと包み込んでくれるように優しくて暖かい。「大丈夫、前に進もう」と俺の背中を押す。
そうだよな。素直になりたければ、なればいいだけなのに。
「好き」
「……びっくりした。意外とストレート」
「すげえ好き。めちゃくちゃ好き。大好き」
「おお……ありがとう」
「好きだよ」
ギュッと明翔の肩を抱きしめる。
離したくない。ずっとそばにいてほしい。
素直になれないと分かってて、受け入れてくれる明翔が絶対に必要なんだ。命の限り超えてでも大事にする。
こんなん、全部言葉にしたら重すぎる。明翔の負担になって、俺から逃げる。中里さんみたいに。
腕の中で肩がまわる。
唇に弾力あるプルプルがぶつかって、チュッと離れた。
「これで、正真正銘、俺の勝ちだね」
びっくりした。かるーく言うくせに、明翔の耳が真っ赤で。
真正面から抱きついてきて、胸にグリグリとおでこを押し付けてる。
やべえ。かわいい。
「俺、パパやじいちゃんみたいにいきなり死ぬの怖かったけど、幸せすぎて今死んでもいいやって感じ」
「死なんでくれ。でも分かるよ。俺も怖かった。付き合ったら、終わるから」
「どういうこと?」
「親友と違ってさ、付き合うのって別れがあるだろ」
「俺たちにはないよ。親友じゃん。親友プラス、付き合うのが始まるんでしょ」
「始まるの?」
「そうだよ」
そっか。ただ、始まるんだ。
始まったんだ。
「明翔……ずっと、そばにいてほしい」
「深月が一番望んでるのがそれなのかな?」
「え?」
「深月、選んでるでしょ。もっといっぱい考えてて、その中から、ひとつ選んだでしょ、今」
「なんで分かんの」
「やっぱり!」
明翔が笑顔で俺を見上げる。
「たぶん、深月がどっちが俺か分かるのと同じだよ」
明確な理由があるわけじゃない。でも、分かる……?
明翔が洗面台でカラースプレーを落として、さっぱりと短髪な元の明るい茶髪に戻る。ドライヤーで明翔の髪を乾かすだけで楽しい。よし、しっかり乾いた。
「明翔はやっぱり茶髪が似合うな」
「優の茶髪は想像つかないのにね」
「一条らしさと、明翔らしさの違いなんだろうな。わっ」
お待たせしましたのキャットフードを入れた皿を両手に持ったところに、明翔が抱きついて来て落としそうになる。
「ずっとそばにいるよ。だから絶対、俺のこと離さないで。ずっと大事にしてよ」
「いいの? うざくない?」
「うざいわけないでしょ。嬉しいよ」
「そっか、良かった」
両足にモフモフがまとわりつく。俺が持つ皿を見上げて、ミャアーと催促の声を上げた。
「ごめんごめん」
カリカリをカリカリ言わせてるツンとデレを、明翔が目を細めて見つめる。
ずっとそばにいるよって、言ってもらえた。ちゃんと言えてよかった。
ツンデレ、君らのおかげで素直になれた。
ありがとうな、勝手にアフレコさせてもらって。
キーンコーンカーンコーン、とチャイムが鳴った。タンクトップ姿の担任教師が化学室を見回す。
「一条が来てないな。高崎、見てきてやってくれ」
名指しされたのは明翔一人だが、俺もついていく。
教室には誰もいない。
「なんで深月まで来たの。やっぱ、初恋相手だから気になるの?」
「え。忘れてた。明翔一人じゃサボりだと思われるんじゃねえかと思って」
あ、と明翔が顔をゆがませる。
「心配してくれたのに、嫌味なこと言ってごめん」
「いいよ。明翔がそんなに気にするなら、俺も小学生の頃一条を好きだった自分を消したい」
微笑んだ明翔の耳が赤い。かわいい……。
無意識に明翔を抱き寄せ、廊下に響く靴音に気付いて、反射的に体を離す。
「明翔、ロッカーに隠れよう」
「うん!」
優勝旗の立てかけられた防災バケツの両側にロッカーがあり、ひとつは掃除道具がドッサリ、もうひとつは空である。
急いでロッカーを開けると、本を手にした一条がいた。
「うぼあっ!」
「びっくりしたー!」
「この本を読みたかったから教室に残ってたんだ。二人の声が聞こえたから、おもしろいものでも見れるかと思って隠れてた」
「隠れるな!」
「ありがとう、呂久村。やっぱり君は素晴らしい媒体だよ」
「媒体ゆーな!」
てか、俺の初恋が一条だったって知られた?! それでこの反応?!
最悪……。
一条はまだノートを取っているが、颯太、明翔、柳と一足先に化学室を出る。
「あ! 俺、ノート忘れてきちゃったっ。てへっ」
「かわいい……」
颯太が舌を出しながら頭コツンをやって、来た廊下を駆け足で戻っていく。
強引に「かわいい」を演出するため、颯太は半年に一回くらい、わざと忘れ物をする。
「一条! 危ない!」
猛ダッシュをかます体の大きな男子生徒が廊下の向こうからやって来ている。スピードを上げた颯太が角の向こうに消えた。
「何かあったんだ!」
「優!」
俺たちも一気に角を曲がった。
「ごめん!」
男子生徒が走り去り、見ると、一条が壁際に、颯太は体ごとぶつかったようで一条の胸の辺りに顔を押しつけている。
フウ……と息を吐いた颯太と一条の目が合った。
「あれ……全然苦しくない。余裕で息ができる……」
「あれ……全然違和感がない。むしろ、頭をなでたくなる……」
一条がそっと颯太の頭をなでる。二人はハッとした様子で、パッと離れた。
「ごっ、ごめん、一条」
「こっちこそ、助けてくれて、ありがとう」
おおー? そういや颯太、いくらかわいくても男は男って言ってた。男装してても、女は女ってことか。
教室にて、顔を赤らめた颯太と一条がぎこちなくしゃべっている。
「まさか、あの二人がカップリング成立するとはね」
「え! そうなの?!」
笑い合う一条を見て、明翔も微笑んだ。
「あれが、優の理想のBLなのかな」
かわいい隠れヤンキーショタ×男装の国宝級こじらせ腐女子。
「そりゃ理想のBLに出会わなかったはずだ」
「良かったな、優」
「偉いじゃん。素直に祝福できるの」
明翔の頭をポンポンと叩くと嬉しそうな明翔がかわいい。
「はあー、佐藤くんと桃恋占いをやり直せていればなあ……」
「はあー、高崎くんとの桃恋占いのやり方を間違えてしまったから……」
同時にため息をついた柳と黒岩くんの目が合った。
「黒岩くん……黒岩くんとはあまり話したことがなかったけれど、迷惑でなければ隣に座ってもいいかい?」
「ど、どうぞどうぞ」
ラストには怒涛のカップリング成立。
「BLのお約束じゃねーか」
「深月、BL詳しいの?」
「え。全然! 俺、腐男子じゃねえから!」
「なのに専門用語?」
「腐女子がいるなら腐男子もいるんだろーなって、推理できる範囲内!」
「そうなんだー。俺、優の腐教のせいで腐男子化しちゃってんだよね」
「まじで?! だったらさ、おもしろいブログがあんの。見て見て」
前に見つけた、『BLの考察』。鋭い考察と視点の意外性がおもしろく、紹介されてるBL漫画と共にすっかり毎日読み込んでいる。
「すごい見やすいブログー」
「だろだろ。……え?」
一度だけ、迷走してコメントを残したのをすっかり忘れていた。そのコメントに、返信がついている。
『初恋の責任は取れましたね』
……待って。
俺たちは表向き、今までと変わらず親友ということになっている。
ブログの管理人なんて、どっか遠くの知らない大人だと思い込んでた。
けど、まさか……まさか?!
明翔が不服そうにマンションの階段を上がっていく。
ハッキリ言えないと分かられてるらしい。
そう言われると、悔しい。
鍵を差し込んでガチャッと回し、ドアを開け玄関に入ると、ナア、と二匹の猫が出迎える。
「来い! ツン! デレ!」
ツンとデレが明翔に飛びつく。ほんと、アニマルトレーナーなんだから。
いいな、君らは素直で。
羨ましくて、俺も明翔の背中に体を預け、抱きつく。
「ふふっ。デカい猫」
猫……。
明翔の前に並んでちょこんと座って、ジッと俺の目を見つめるツンとデレ。
ツンの澄んだブルーの瞳は、俺の心の中なんか全部見透かしているように冷たい。「自分の心を解き放て」と俺を突き放す。
デレの穏やかなグリーンの瞳は、俺を丸ごと包み込んでくれるように優しくて暖かい。「大丈夫、前に進もう」と俺の背中を押す。
そうだよな。素直になりたければ、なればいいだけなのに。
「好き」
「……びっくりした。意外とストレート」
「すげえ好き。めちゃくちゃ好き。大好き」
「おお……ありがとう」
「好きだよ」
ギュッと明翔の肩を抱きしめる。
離したくない。ずっとそばにいてほしい。
素直になれないと分かってて、受け入れてくれる明翔が絶対に必要なんだ。命の限り超えてでも大事にする。
こんなん、全部言葉にしたら重すぎる。明翔の負担になって、俺から逃げる。中里さんみたいに。
腕の中で肩がまわる。
唇に弾力あるプルプルがぶつかって、チュッと離れた。
「これで、正真正銘、俺の勝ちだね」
びっくりした。かるーく言うくせに、明翔の耳が真っ赤で。
真正面から抱きついてきて、胸にグリグリとおでこを押し付けてる。
やべえ。かわいい。
「俺、パパやじいちゃんみたいにいきなり死ぬの怖かったけど、幸せすぎて今死んでもいいやって感じ」
「死なんでくれ。でも分かるよ。俺も怖かった。付き合ったら、終わるから」
「どういうこと?」
「親友と違ってさ、付き合うのって別れがあるだろ」
「俺たちにはないよ。親友じゃん。親友プラス、付き合うのが始まるんでしょ」
「始まるの?」
「そうだよ」
そっか。ただ、始まるんだ。
始まったんだ。
「明翔……ずっと、そばにいてほしい」
「深月が一番望んでるのがそれなのかな?」
「え?」
「深月、選んでるでしょ。もっといっぱい考えてて、その中から、ひとつ選んだでしょ、今」
「なんで分かんの」
「やっぱり!」
明翔が笑顔で俺を見上げる。
「たぶん、深月がどっちが俺か分かるのと同じだよ」
明確な理由があるわけじゃない。でも、分かる……?
明翔が洗面台でカラースプレーを落として、さっぱりと短髪な元の明るい茶髪に戻る。ドライヤーで明翔の髪を乾かすだけで楽しい。よし、しっかり乾いた。
「明翔はやっぱり茶髪が似合うな」
「優の茶髪は想像つかないのにね」
「一条らしさと、明翔らしさの違いなんだろうな。わっ」
お待たせしましたのキャットフードを入れた皿を両手に持ったところに、明翔が抱きついて来て落としそうになる。
「ずっとそばにいるよ。だから絶対、俺のこと離さないで。ずっと大事にしてよ」
「いいの? うざくない?」
「うざいわけないでしょ。嬉しいよ」
「そっか、良かった」
両足にモフモフがまとわりつく。俺が持つ皿を見上げて、ミャアーと催促の声を上げた。
「ごめんごめん」
カリカリをカリカリ言わせてるツンとデレを、明翔が目を細めて見つめる。
ずっとそばにいるよって、言ってもらえた。ちゃんと言えてよかった。
ツンデレ、君らのおかげで素直になれた。
ありがとうな、勝手にアフレコさせてもらって。
キーンコーンカーンコーン、とチャイムが鳴った。タンクトップ姿の担任教師が化学室を見回す。
「一条が来てないな。高崎、見てきてやってくれ」
名指しされたのは明翔一人だが、俺もついていく。
教室には誰もいない。
「なんで深月まで来たの。やっぱ、初恋相手だから気になるの?」
「え。忘れてた。明翔一人じゃサボりだと思われるんじゃねえかと思って」
あ、と明翔が顔をゆがませる。
「心配してくれたのに、嫌味なこと言ってごめん」
「いいよ。明翔がそんなに気にするなら、俺も小学生の頃一条を好きだった自分を消したい」
微笑んだ明翔の耳が赤い。かわいい……。
無意識に明翔を抱き寄せ、廊下に響く靴音に気付いて、反射的に体を離す。
「明翔、ロッカーに隠れよう」
「うん!」
優勝旗の立てかけられた防災バケツの両側にロッカーがあり、ひとつは掃除道具がドッサリ、もうひとつは空である。
急いでロッカーを開けると、本を手にした一条がいた。
「うぼあっ!」
「びっくりしたー!」
「この本を読みたかったから教室に残ってたんだ。二人の声が聞こえたから、おもしろいものでも見れるかと思って隠れてた」
「隠れるな!」
「ありがとう、呂久村。やっぱり君は素晴らしい媒体だよ」
「媒体ゆーな!」
てか、俺の初恋が一条だったって知られた?! それでこの反応?!
最悪……。
一条はまだノートを取っているが、颯太、明翔、柳と一足先に化学室を出る。
「あ! 俺、ノート忘れてきちゃったっ。てへっ」
「かわいい……」
颯太が舌を出しながら頭コツンをやって、来た廊下を駆け足で戻っていく。
強引に「かわいい」を演出するため、颯太は半年に一回くらい、わざと忘れ物をする。
「一条! 危ない!」
猛ダッシュをかます体の大きな男子生徒が廊下の向こうからやって来ている。スピードを上げた颯太が角の向こうに消えた。
「何かあったんだ!」
「優!」
俺たちも一気に角を曲がった。
「ごめん!」
男子生徒が走り去り、見ると、一条が壁際に、颯太は体ごとぶつかったようで一条の胸の辺りに顔を押しつけている。
フウ……と息を吐いた颯太と一条の目が合った。
「あれ……全然苦しくない。余裕で息ができる……」
「あれ……全然違和感がない。むしろ、頭をなでたくなる……」
一条がそっと颯太の頭をなでる。二人はハッとした様子で、パッと離れた。
「ごっ、ごめん、一条」
「こっちこそ、助けてくれて、ありがとう」
おおー? そういや颯太、いくらかわいくても男は男って言ってた。男装してても、女は女ってことか。
教室にて、顔を赤らめた颯太と一条がぎこちなくしゃべっている。
「まさか、あの二人がカップリング成立するとはね」
「え! そうなの?!」
笑い合う一条を見て、明翔も微笑んだ。
「あれが、優の理想のBLなのかな」
かわいい隠れヤンキーショタ×男装の国宝級こじらせ腐女子。
「そりゃ理想のBLに出会わなかったはずだ」
「良かったな、優」
「偉いじゃん。素直に祝福できるの」
明翔の頭をポンポンと叩くと嬉しそうな明翔がかわいい。
「はあー、佐藤くんと桃恋占いをやり直せていればなあ……」
「はあー、高崎くんとの桃恋占いのやり方を間違えてしまったから……」
同時にため息をついた柳と黒岩くんの目が合った。
「黒岩くん……黒岩くんとはあまり話したことがなかったけれど、迷惑でなければ隣に座ってもいいかい?」
「ど、どうぞどうぞ」
ラストには怒涛のカップリング成立。
「BLのお約束じゃねーか」
「深月、BL詳しいの?」
「え。全然! 俺、腐男子じゃねえから!」
「なのに専門用語?」
「腐女子がいるなら腐男子もいるんだろーなって、推理できる範囲内!」
「そうなんだー。俺、優の腐教のせいで腐男子化しちゃってんだよね」
「まじで?! だったらさ、おもしろいブログがあんの。見て見て」
前に見つけた、『BLの考察』。鋭い考察と視点の意外性がおもしろく、紹介されてるBL漫画と共にすっかり毎日読み込んでいる。
「すごい見やすいブログー」
「だろだろ。……え?」
一度だけ、迷走してコメントを残したのをすっかり忘れていた。そのコメントに、返信がついている。
『初恋の責任は取れましたね』
……待って。
俺たちは表向き、今までと変わらず親友ということになっている。
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けど、まさか……まさか?!
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