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2023年 8月
本能寺の変は「やれたからやった」
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前回「やれたからやった」で、
「思いついたメモだけで何が書きたかったか忘れてしまった!」
ということを書いたんですが、本来書きたかったこと、
「どうして光秀は本能寺の変を起こしたのか」
で、軽く思っていることを書きたいと思います。
もちろん、歴史上の大きな謎ですし、研究者がたくさん色々と調べて、考えて、その上で本当のことは分からないこと、それプラス、あまりに分からないもので、主に江戸時代に、
「光秀ってこんなことがあったから信長攻撃したんじゃね?」
的な嘘話がまるで本当のことのように信じられているもので、今だに本当のことは分かりません。
それを分かった上で、信長ファンの素人が、自分が勝手に思ったことをちょろっと書きたいなとずっと思っていました。
まず、
「光秀はいじめられたから信長を討った」
というの、これは全くの嘘と言っていいと思います。
よく知られているハゲを馬鹿にされたとか、蘭丸に血が出るまで鉄扇で叩かれたからとか、丹波の領地を取り上げられたからとか、人質にしていた母親が信長のせいで殺されたからとか、家康の接待の時にフナが臭かったからとか、こういうのは全部、
「嘘」
と、思っていただいていいと思います。
ほぼ一次資料になくて、大部分はお芝居の中で作られたエピソードです。そんなことでもなかったら、光秀がそんなことした意味が分からないよ、ということで、面白おかしく作られたお話です。
それから、黒幕説ですが、これも、
「じゃあ誰が黒幕?」
と言われたら、色々出すぎて、あり過ぎて、それからこういうのは信長が力をつけるに従って、退けられたり、自分の地位が危ういと思った人とかを上げていったらきりがありません。なので、一応、
「いるかも知れないけど、その人の言うことだけ聞いて自分の命をかけてまでやらないよね」
ということろで、一度置いておきたいと思います。
その中で、私がずっと色んな本とかを読んで思っていたこと、それをちょうどネットで識者の方が、
「やれたからやった」
と書いていたので、
「そうそう、私もそう思う」
と、思ってメモしたのを思い出したのでした。
当時、信長は天下統一にあと一歩のところまで来ていましたが、西も東もまだまだ押さえないといけませんでした。それで西には羽柴秀吉、東には滝川一益などという、下から成り上がって必死に成果を出そうとしているがんばっている武将を派遣していました。端っこの方はまだまだ最前線だった、ということです。
光秀はなんかいいとこの出だとか言われたりしてますが、やっぱりこのがんばるグループの一人だったというのが本当らしいです。勉強ができるタイプだったので、教養があって行儀も良かったから、秀吉や一益とはちょっと違うように、
「本当はええとこの出」
と思われた理由の一つっぽいです。
そういうわけで、京都あたりはもうかなり安全で、敵もなかなか手を出せない状況。
「光秀もいるし安心だな」
と、信長はかなり油断してたんでしょうね。少人数でお茶会をするために京都へ行き、本能寺の変の前夜などは、信忠と談笑して「ますますがんばっていかないとなあ」などと話していたと記録にあります。
それに、本能寺、などとお寺の名前がついているので、今のお寺っぽく考えがちですが、当時のこういうところははっきり言って「要塞」です。だから、その要塞にいて、周囲を守っているのは一番信頼している部下の光秀、そりゃのびのびとお茶会を楽しんでも仕方がないです。
信長が光秀を一番信頼していた、という記録はあっちこっちにあります。めっちゃ褒めてます「光秀が一番がんばってくれた」と、人に言ってます。それだけ信じていた部下だったということです。
だからこそ、ああ、自分がうっかりしてたなあ、光秀だって天下取りしたい武将の一人なんだよな、とあらためて認識したから、
「是非に及ばず」
周囲の部下たちが「なんでやねん!」とうろうろしてる時に、
「今更どないこない言うてもしゃあないやんけ!」
と、言ったんだと思います。
背中を見せた自分が悪い、だから攻撃してきたのなら戦うしかなかろう、ってなところかなあ。
光秀は信長の命令で秀吉と一緒に中国攻めに行く前夜でした。その前には貴族文化に精通していてセンスもあるということで、「浜松の親戚」こと家康が京都へ遊びに来るのに接待役として抜擢され、成功もしています。
「人間五十年」という言葉がよく知られていますが、信長が亡くなったのは49歳、ほぼその年令ですが、光秀はそれより10歳ほどは年上、60歳前後だったようです。
「そろそろ隠居してゆっくりしたいもんだ」
そう思ってるのに、
「今度はサルと一緒にもういっちょ戦争頼むな、あ、ぶんどった領地はおまえらにやるから」
と言われてまた戦地に送り出されるところです。
「はあ、疲れたなあ……」
そうして、京都で信長の警護をしてから中国行くか、と、ふと周囲を見渡すと、
「あれ、今いるの俺たちだけ? 今、やろうとしたら上様討てるんじゃね?」
と、気がついて、それで軍勢を反転させて、
「敵は本能寺にあり! 使われる方から使う方になってやるぜ!」
と、自分がトップになろうとしたとしても、全然不思議じゃないと思います。
何しろ戦国時代ですからね、生き残った者が勝ちです。
もしもこれが江戸時代なら、そんなことしても謀反人としてやられちゃうな~と思ってやめてると思います。そうして謀反をやめて生き残った人が伊達政宗だと思うんですよね。それはやっぱり時代背景が違うからです。
だから信長が光秀を信頼し過ぎて背中を見せたこと、それに気がついた光秀が、
「今ならやれる。だから、やれるからやった」
じゃないかなと、思ってます。
信長という人は、その生い立ちから結構色々とある人で、そういう自殺行為のようなことを時々……
って、語ってたらなんぼでも書き続けてしまいそうなので、またそれらは別の時に語らせていただこうと思います(ちょーん!)
「思いついたメモだけで何が書きたかったか忘れてしまった!」
ということを書いたんですが、本来書きたかったこと、
「どうして光秀は本能寺の変を起こしたのか」
で、軽く思っていることを書きたいと思います。
もちろん、歴史上の大きな謎ですし、研究者がたくさん色々と調べて、考えて、その上で本当のことは分からないこと、それプラス、あまりに分からないもので、主に江戸時代に、
「光秀ってこんなことがあったから信長攻撃したんじゃね?」
的な嘘話がまるで本当のことのように信じられているもので、今だに本当のことは分かりません。
それを分かった上で、信長ファンの素人が、自分が勝手に思ったことをちょろっと書きたいなとずっと思っていました。
まず、
「光秀はいじめられたから信長を討った」
というの、これは全くの嘘と言っていいと思います。
よく知られているハゲを馬鹿にされたとか、蘭丸に血が出るまで鉄扇で叩かれたからとか、丹波の領地を取り上げられたからとか、人質にしていた母親が信長のせいで殺されたからとか、家康の接待の時にフナが臭かったからとか、こういうのは全部、
「嘘」
と、思っていただいていいと思います。
ほぼ一次資料になくて、大部分はお芝居の中で作られたエピソードです。そんなことでもなかったら、光秀がそんなことした意味が分からないよ、ということで、面白おかしく作られたお話です。
それから、黒幕説ですが、これも、
「じゃあ誰が黒幕?」
と言われたら、色々出すぎて、あり過ぎて、それからこういうのは信長が力をつけるに従って、退けられたり、自分の地位が危ういと思った人とかを上げていったらきりがありません。なので、一応、
「いるかも知れないけど、その人の言うことだけ聞いて自分の命をかけてまでやらないよね」
ということろで、一度置いておきたいと思います。
その中で、私がずっと色んな本とかを読んで思っていたこと、それをちょうどネットで識者の方が、
「やれたからやった」
と書いていたので、
「そうそう、私もそう思う」
と、思ってメモしたのを思い出したのでした。
当時、信長は天下統一にあと一歩のところまで来ていましたが、西も東もまだまだ押さえないといけませんでした。それで西には羽柴秀吉、東には滝川一益などという、下から成り上がって必死に成果を出そうとしているがんばっている武将を派遣していました。端っこの方はまだまだ最前線だった、ということです。
光秀はなんかいいとこの出だとか言われたりしてますが、やっぱりこのがんばるグループの一人だったというのが本当らしいです。勉強ができるタイプだったので、教養があって行儀も良かったから、秀吉や一益とはちょっと違うように、
「本当はええとこの出」
と思われた理由の一つっぽいです。
そういうわけで、京都あたりはもうかなり安全で、敵もなかなか手を出せない状況。
「光秀もいるし安心だな」
と、信長はかなり油断してたんでしょうね。少人数でお茶会をするために京都へ行き、本能寺の変の前夜などは、信忠と談笑して「ますますがんばっていかないとなあ」などと話していたと記録にあります。
それに、本能寺、などとお寺の名前がついているので、今のお寺っぽく考えがちですが、当時のこういうところははっきり言って「要塞」です。だから、その要塞にいて、周囲を守っているのは一番信頼している部下の光秀、そりゃのびのびとお茶会を楽しんでも仕方がないです。
信長が光秀を一番信頼していた、という記録はあっちこっちにあります。めっちゃ褒めてます「光秀が一番がんばってくれた」と、人に言ってます。それだけ信じていた部下だったということです。
だからこそ、ああ、自分がうっかりしてたなあ、光秀だって天下取りしたい武将の一人なんだよな、とあらためて認識したから、
「是非に及ばず」
周囲の部下たちが「なんでやねん!」とうろうろしてる時に、
「今更どないこない言うてもしゃあないやんけ!」
と、言ったんだと思います。
背中を見せた自分が悪い、だから攻撃してきたのなら戦うしかなかろう、ってなところかなあ。
光秀は信長の命令で秀吉と一緒に中国攻めに行く前夜でした。その前には貴族文化に精通していてセンスもあるということで、「浜松の親戚」こと家康が京都へ遊びに来るのに接待役として抜擢され、成功もしています。
「人間五十年」という言葉がよく知られていますが、信長が亡くなったのは49歳、ほぼその年令ですが、光秀はそれより10歳ほどは年上、60歳前後だったようです。
「そろそろ隠居してゆっくりしたいもんだ」
そう思ってるのに、
「今度はサルと一緒にもういっちょ戦争頼むな、あ、ぶんどった領地はおまえらにやるから」
と言われてまた戦地に送り出されるところです。
「はあ、疲れたなあ……」
そうして、京都で信長の警護をしてから中国行くか、と、ふと周囲を見渡すと、
「あれ、今いるの俺たちだけ? 今、やろうとしたら上様討てるんじゃね?」
と、気がついて、それで軍勢を反転させて、
「敵は本能寺にあり! 使われる方から使う方になってやるぜ!」
と、自分がトップになろうとしたとしても、全然不思議じゃないと思います。
何しろ戦国時代ですからね、生き残った者が勝ちです。
もしもこれが江戸時代なら、そんなことしても謀反人としてやられちゃうな~と思ってやめてると思います。そうして謀反をやめて生き残った人が伊達政宗だと思うんですよね。それはやっぱり時代背景が違うからです。
だから信長が光秀を信頼し過ぎて背中を見せたこと、それに気がついた光秀が、
「今ならやれる。だから、やれるからやった」
じゃないかなと、思ってます。
信長という人は、その生い立ちから結構色々とある人で、そういう自殺行為のようなことを時々……
って、語ってたらなんぼでも書き続けてしまいそうなので、またそれらは別の時に語らせていただこうと思います(ちょーん!)
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