14 / 15
第十三話 楓町へ
しおりを挟む
第十三話 楓町へ
駅に着いたとたん抱きつかれた。
体の節々が痛むほどに。
本当に女性はわからない。あれだけ冷たい目をして、正論で人を傷つけておいて、そして僕に置いていかれたのに。
それでも僕は照れてしまう。年の近い女性に抱きしめられるなんて、僕じゃなくても、高校生の男子諸君なら誰だって照れるもんだと思うけど。
しかも大衆の面前だし。
しかし、存外気分が悪いわけでもない、むしろうれしいまであるので、今僕を抱きしめている女の子、つまり、碧の気のすむまで、このままじっとしておくことにしよう。
当初の予定、というか、僕の脳内シミュレーションでは、
「あ、来たんだ」
「……うん」
「来たってことは、一緒に付いてきてくれるんだね」
「……うん」
「…………澪君、『うん』しか喋れなかったっけ」
「いや、その……。僕を、た、助けてくれて、あと、連れて行ってくれて、ありがとう」
くらいの再会だったんだけど。
そんな流れで、ありがとうって言おうと思ってたんだけど。
間違いなく、タイミングは今ではない。
別に、熱い抱擁に対しての感謝ではないし。
……いや、まぁ、嬉しいけど。
碧は、思いのほか、手をほどくのが早かった。
物足りな……くはない。断じてない。
碧は、肩から落ちかけていた自分のバッグをかけ直しながら、駅の構内で傘を下敷きに倒れている僕のキャリアケースの方を向いて、
「急ぐよ!」
と走っていった。
僕も、すぐさま追いかける。
追いかけながら、口を開く。
「夢咲さん、切符買うから先に行ってて!」
「もう買った!」
「え、仕事できる人じゃん!」
「あと、駅員さんにも、澪君が電車に乗ること伝えといたから!はいこれ切符!」
改札を通りながら、奥の待合室の掛け時計を見ると、ちょうど長針が6を指示したところだった。
どうやら間に合いそうだ。走った甲斐があった。
皮が薄く剥けてヒリヒリと痛む親指の付け根を、人差し指で強く押しながら、ほっと胸をなでおろす。
さっき渡された切符を口にくわえて、四番乗り場に向かうエレベーターのボタンを押す。
半透明なガラスの壁で外が見えるようになっているエレベーターに乗る。
ちょうど扉が閉まる数瞬前に、スロープを持って階段を上っている駅員が見えた。
僕と碧の少し粗くなった息が、エレベーター内の密室で僅かに響く。
タイヤに巻き上げられた雨で、袖だけぐっしょりと濡れた僕を抱きしめた時にできたであろう、碧が着ている白いシャツの脇腹の染みに、少しニヤけてしまった。
一面だけ薄く汚れているキャリアケースと、先端が少しだけ曲がってしまった傘と。
それを持ってたたずんでいる碧。
今日の昼に初めて会ったとは思えないほど、まるで十何年一緒に暮らしてきた家族に対するような安心感が、体の奥から広がる。
まぁ、家族に対する安心感、なんて、知らないんだけど。
しかし、エレベーターに乗っている僅か十数秒ほどのワンシーンで、確かに僕はどことなく、これからの未来のことを曖昧に思い描く程度には、心地よかったことは否めない。
すでに僕たちの乗る電車は、ホームに到着していた。
思いのほか、外から見る限りでは、乗客は多いようだ。
そりゃあ、終電だもんな。十八時台の。
先頭車両の運転席側の扉の前で、駅員がスロープをたずさえてこちらに手を振っていた。
何も僕が電車に乗るのは、これが初めてではない。というか、半年ほど前までは飽きるほどに乗っていた。だから、大きくて重たい荷物を碧に預けて、貴重品しか所持していない今の身軽な僕が、ひょいっと軽く車いすの前輪をウィリーさせてスロープを上るなどわけなかった。
……のだが、その様子に碧どころか、駅員の方も驚いていた。
その感心したような表情に、いちいち嬉しく思ってしまう僕が、僕は嫌いだ。
めんどくせぇな……と心の中で呟きながら浅い溜息をつくのが、こういうシチュエーションでの僕の理想像なのだから。
スロープを駅員が畳んだ後、碧がキャリアケースを持ち上げながら乗車した。
どうせなら一緒にスロープで転がして乗ったほうが楽だっただろうに、とか思いながら、去っていく駅員に軽く会釈をする。
車両内は縦座席で、残念ながら車いす用のスペースは見当たらない。
運が良ければ、車両によっては、車いすを止められるスペースが設けられているのだけれど、今回は外れたようだ。
誰が使っているかわからない、というか誰かが使っているのを見たことがない、運転室の扉の前に設置されている、塗装の剥げた精算機の隣に、しぶしぶ車いすを固定する。
さすがにずっと碧に荷物を預けとくのは憚られるので、埋まりつつある座席のどこに腰を下ろそうかときょろきょろしながら探している碧に、声をかけた。
「……荷物、持つよ」
「……そこに置いてたら、邪魔になりそうだから、上の棚に乗せるよ」
「……持ち上げられるの?」
「……さすがに、澪君よりは軽いんじゃない?」
…………そうだったわ……。
持ち上げられたわ……僕……。
「……確かに」
…………。
会話、終了。
どうしよう。
「私、向こうに空いてる席見つけたから、そこに座ってくるね」
あ……。
行ってしまう……。
「あ……あのさっ」
「……なぁに?」
咄嗟に呼び止めてしまったけど、言葉が全然出てこない。
頭の中でつながらない。
何かないか。何か。
「…………碧が持ってる暇つぶしゲーム、出来なさそうだね」
「……そう、だね?」
必死にひねり出した言葉がそれか。
そりゃ不思議な顔もされるわ。
何を口走っているんだ。言いたいことは、そんなことじゃないだろ。
「もしかして、遊びたかったの?」
ほらぁ。誤解ぃ。
「だったら私、隣で立ってようか?人生ゲームとかはさすがに出来ないけれど、トランプくらいなら遊べるんじゃない?」
変な気まで遣われ始めたよ。遊びたかったって。僕は五歳児か。
「いや、座っていいんだ。その、遊びたいわけじゃなくって」
「……?」
「その……連れ出してくれて。……ありが」
「十八時四十二分発、楓行き普通列車が発車します。閉まるドアにご注意下さい」
プシューッ。
「……え、今、澪君なんて言ったのぉぉあ⁈」
慣性で転がっていったキャリアケースに引っ張られて、後ろにのけぞって倒れそうになった碧の手を、気が付いたら、僕は握っていた。
「……あ、ありがとう」
「……こちらこそ、連れ出してくれて、ありがとう」
……ふぅ。やっと言えた。
これからどうなるか、何もわからないし、どうしていくのか、何も考えていない。
けど、きっと、死ぬよりは、マシかもしれない。
マシじゃなければ。その時こそ、死ねばいい。
体勢を整えた碧の手を離して、少し軽くなった肩を堪能する。
目の前の碧が、嬉しそうな顔で、
「……やっぱり、私、向こうの席に座るよ。立ってたら転びそうだから」
と言った。
そして、一度も振り向くことなく、人をかき分けて、ここからは見えない向こうの席へ向かっていった。
「今から、二時間か……」
乗り口の上に掲載された路線図の、枳駅と楓駅の間に列をなす、二十ほどある駅名をぼんやりと見上げていると、次第に瞼が重たくなって、そのうち僕は、瞼を閉じた。
駅に着いたとたん抱きつかれた。
体の節々が痛むほどに。
本当に女性はわからない。あれだけ冷たい目をして、正論で人を傷つけておいて、そして僕に置いていかれたのに。
それでも僕は照れてしまう。年の近い女性に抱きしめられるなんて、僕じゃなくても、高校生の男子諸君なら誰だって照れるもんだと思うけど。
しかも大衆の面前だし。
しかし、存外気分が悪いわけでもない、むしろうれしいまであるので、今僕を抱きしめている女の子、つまり、碧の気のすむまで、このままじっとしておくことにしよう。
当初の予定、というか、僕の脳内シミュレーションでは、
「あ、来たんだ」
「……うん」
「来たってことは、一緒に付いてきてくれるんだね」
「……うん」
「…………澪君、『うん』しか喋れなかったっけ」
「いや、その……。僕を、た、助けてくれて、あと、連れて行ってくれて、ありがとう」
くらいの再会だったんだけど。
そんな流れで、ありがとうって言おうと思ってたんだけど。
間違いなく、タイミングは今ではない。
別に、熱い抱擁に対しての感謝ではないし。
……いや、まぁ、嬉しいけど。
碧は、思いのほか、手をほどくのが早かった。
物足りな……くはない。断じてない。
碧は、肩から落ちかけていた自分のバッグをかけ直しながら、駅の構内で傘を下敷きに倒れている僕のキャリアケースの方を向いて、
「急ぐよ!」
と走っていった。
僕も、すぐさま追いかける。
追いかけながら、口を開く。
「夢咲さん、切符買うから先に行ってて!」
「もう買った!」
「え、仕事できる人じゃん!」
「あと、駅員さんにも、澪君が電車に乗ること伝えといたから!はいこれ切符!」
改札を通りながら、奥の待合室の掛け時計を見ると、ちょうど長針が6を指示したところだった。
どうやら間に合いそうだ。走った甲斐があった。
皮が薄く剥けてヒリヒリと痛む親指の付け根を、人差し指で強く押しながら、ほっと胸をなでおろす。
さっき渡された切符を口にくわえて、四番乗り場に向かうエレベーターのボタンを押す。
半透明なガラスの壁で外が見えるようになっているエレベーターに乗る。
ちょうど扉が閉まる数瞬前に、スロープを持って階段を上っている駅員が見えた。
僕と碧の少し粗くなった息が、エレベーター内の密室で僅かに響く。
タイヤに巻き上げられた雨で、袖だけぐっしょりと濡れた僕を抱きしめた時にできたであろう、碧が着ている白いシャツの脇腹の染みに、少しニヤけてしまった。
一面だけ薄く汚れているキャリアケースと、先端が少しだけ曲がってしまった傘と。
それを持ってたたずんでいる碧。
今日の昼に初めて会ったとは思えないほど、まるで十何年一緒に暮らしてきた家族に対するような安心感が、体の奥から広がる。
まぁ、家族に対する安心感、なんて、知らないんだけど。
しかし、エレベーターに乗っている僅か十数秒ほどのワンシーンで、確かに僕はどことなく、これからの未来のことを曖昧に思い描く程度には、心地よかったことは否めない。
すでに僕たちの乗る電車は、ホームに到着していた。
思いのほか、外から見る限りでは、乗客は多いようだ。
そりゃあ、終電だもんな。十八時台の。
先頭車両の運転席側の扉の前で、駅員がスロープをたずさえてこちらに手を振っていた。
何も僕が電車に乗るのは、これが初めてではない。というか、半年ほど前までは飽きるほどに乗っていた。だから、大きくて重たい荷物を碧に預けて、貴重品しか所持していない今の身軽な僕が、ひょいっと軽く車いすの前輪をウィリーさせてスロープを上るなどわけなかった。
……のだが、その様子に碧どころか、駅員の方も驚いていた。
その感心したような表情に、いちいち嬉しく思ってしまう僕が、僕は嫌いだ。
めんどくせぇな……と心の中で呟きながら浅い溜息をつくのが、こういうシチュエーションでの僕の理想像なのだから。
スロープを駅員が畳んだ後、碧がキャリアケースを持ち上げながら乗車した。
どうせなら一緒にスロープで転がして乗ったほうが楽だっただろうに、とか思いながら、去っていく駅員に軽く会釈をする。
車両内は縦座席で、残念ながら車いす用のスペースは見当たらない。
運が良ければ、車両によっては、車いすを止められるスペースが設けられているのだけれど、今回は外れたようだ。
誰が使っているかわからない、というか誰かが使っているのを見たことがない、運転室の扉の前に設置されている、塗装の剥げた精算機の隣に、しぶしぶ車いすを固定する。
さすがにずっと碧に荷物を預けとくのは憚られるので、埋まりつつある座席のどこに腰を下ろそうかときょろきょろしながら探している碧に、声をかけた。
「……荷物、持つよ」
「……そこに置いてたら、邪魔になりそうだから、上の棚に乗せるよ」
「……持ち上げられるの?」
「……さすがに、澪君よりは軽いんじゃない?」
…………そうだったわ……。
持ち上げられたわ……僕……。
「……確かに」
…………。
会話、終了。
どうしよう。
「私、向こうに空いてる席見つけたから、そこに座ってくるね」
あ……。
行ってしまう……。
「あ……あのさっ」
「……なぁに?」
咄嗟に呼び止めてしまったけど、言葉が全然出てこない。
頭の中でつながらない。
何かないか。何か。
「…………碧が持ってる暇つぶしゲーム、出来なさそうだね」
「……そう、だね?」
必死にひねり出した言葉がそれか。
そりゃ不思議な顔もされるわ。
何を口走っているんだ。言いたいことは、そんなことじゃないだろ。
「もしかして、遊びたかったの?」
ほらぁ。誤解ぃ。
「だったら私、隣で立ってようか?人生ゲームとかはさすがに出来ないけれど、トランプくらいなら遊べるんじゃない?」
変な気まで遣われ始めたよ。遊びたかったって。僕は五歳児か。
「いや、座っていいんだ。その、遊びたいわけじゃなくって」
「……?」
「その……連れ出してくれて。……ありが」
「十八時四十二分発、楓行き普通列車が発車します。閉まるドアにご注意下さい」
プシューッ。
「……え、今、澪君なんて言ったのぉぉあ⁈」
慣性で転がっていったキャリアケースに引っ張られて、後ろにのけぞって倒れそうになった碧の手を、気が付いたら、僕は握っていた。
「……あ、ありがとう」
「……こちらこそ、連れ出してくれて、ありがとう」
……ふぅ。やっと言えた。
これからどうなるか、何もわからないし、どうしていくのか、何も考えていない。
けど、きっと、死ぬよりは、マシかもしれない。
マシじゃなければ。その時こそ、死ねばいい。
体勢を整えた碧の手を離して、少し軽くなった肩を堪能する。
目の前の碧が、嬉しそうな顔で、
「……やっぱり、私、向こうの席に座るよ。立ってたら転びそうだから」
と言った。
そして、一度も振り向くことなく、人をかき分けて、ここからは見えない向こうの席へ向かっていった。
「今から、二時間か……」
乗り口の上に掲載された路線図の、枳駅と楓駅の間に列をなす、二十ほどある駅名をぼんやりと見上げていると、次第に瞼が重たくなって、そのうち僕は、瞼を閉じた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる