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第三章:言葉が判らなくて感じる想いを。
娯楽以外は考えない相手。
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私が目を覚ますと…
すぐ横にゼスが寝てた。
そのまま少しだけ笑う。
寝てるゼスを見ながら、やっぱり思う。
いつも私より早く起きてる…
ゼスの寝顔は貴重!!
起こさない様に気を付けながら…
ゼスの髪に触れる。
私とも少し似てる。
濃い赤みのあるブロンド。
それに今は閉じてる。
瞳も濃いヴァイオレット。
色白で笑顔も似合うけれど。
他の人とも違う。
整った顔立ちぐらいは私でも判るよ?
でも…
寝てる時だけは…
雰囲気すら違う!?
私は笑いながら…
またゼスを考える。
年齢は24歳…
だったら歳も離れてないよ?
それなのにゼスは…
いつも変わらない。
強くて…
頭も良くて…
でも一番、嬉しい事。
ゼスは凄く優しい!!
必ず助けてくれるのも…
私を守りながら…
それに愛してくれる事も…
だから絶対に信じられる。
安心も出来る。
私でもだよ?
判るぐらいだからね?
尚更、嬉しいだけ!!
ふと気付く。
今ならゼスも寝てる?
だから私は起こさない様にと。
軽くゼスの頬にキスだけをした。
その時。
僅かに目を開けたゼスが笑った。
「ユアナ…
朝からかぁ?」
起きてたの!?
いつから!?
私は驚いたけれど。
もう更に慌てる。
「ゼ、ゼス!?
いや、えっと…
お、おはよう?
起きてたの?
その…
朝から?
それも違う!?
ただ…
珍しいのも?
だから…
判らないけれど!?
それでと!?」
どうにか慌てながら言う私にと。
すぐにゼスは笑い出した。
「くっ。
あはははははっ!!
もう…
スゲェ…
判り易ぃだろ…
あははははは!!
しかも?
また?
無自覚かぁ?
あはははは!!
どんだけ?
全部…
既にだが?
あはははははは!!
更に?
俺が寝てたからと?
理由すら簡単?
それなのに…
くっ。
あははははは!!
もう笑えるだけかぁ?」
それにと私は…
凄く恥ずかしいだけ!?
咄嗟に私は枕を手に…
少し考えてからゼスの顔へ!!
でも、すぐにゼスは手で防ぎながら…
今度は私を抱き締めてきた。
「ユアナ…
昨夜は悪かった。
身体にも…
無理させちまったかんなぁ?
ちっとだけなぁ…
ユアナは何も悪くねぇが?
俺がと…
ユアナにばっかだったろ?
もう俺は馬鹿しねぇよ?
でもユアナを愛してるのは…
マジだかんなぁ?」
その優しい声を聞いて思い出す。
ゼスは…
やっぱり私をと…
そのまま目を閉じる。
ゼスの温もりが充分、判る。
それに…
「ねぇ、ゼス?
私は…
ゼスだけなら良いの。
昨日は言えなかったけれど。
ちゃんと思ってたよ?
ゼスだけを愛してるのも…
私は変わらないと。
それに必ずゼスだけはね。
私をと…
だから…
ゼスなら良いんだよ。」
僅かに抱き締める力が…
強くなった気がしたけれど。
それで私は目を開ける。
ゼスも腕を緩めて私を見てきた。
凄く嬉しそうに笑うゼスを…
私は見てたのもある。
「やっぱ…
俺にはユアナだけだなぁ!!
もう俺はヤベェぐれぇにかぁ!?
ユアナだけを愛してる。
今の言葉すら…
俺はなぁ?
充分に判ったかんなぁ!!」
そう言うとゼスは軽くキスを。
でも、それだけで…
ゼスは笑うだけだった。
その優しいゼスを。
嬉しそうに笑うゼスを。
どうしても…
私すら嬉しくて笑う。
「よし!!
飯に行くかぁ!?
そうなぁ…
次からは絶対…
俺は馬鹿しねぇ…
俺の根性でとだぁ!!」
首を横に振りながら言うゼスに…
私は少し不思議に思う。
前から時々?
ゼスが言うけれど…
根性と?
私が首を傾げると。
ゼスは笑って言ってきた。
「ユアナには根性より…
体力だなぁ?
もっとだ!!
しっかり食うんだぞぉ?」
一応、頷く。
でも私は考える。
体力は判るけれど。
根性だけが疑問だった…
また、いつもと同じ様に。
ゼスと一緒に食事の為、広場へ向かう。
いつも通りの朝と同じで…
皆と一緒に食事も。
片付けすら全部が私は嬉しい!!
安心して私は笑う日々を過せてた。
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一方、ネカティア国の内情。
自然も多く全てが豊かな国でもある。
高山からも様々な鉱石も多く…
鉱脈の発掘だけでもない。
地脈からの発掘でも…
希少な化石もだった。
他国との争いすら避け続ける理由。
最初は単純に国内のみ。
豊かにと考えた事。
それが時の流れと共に変化も続け…
現在のネカティア国では…
複雑な制度になった。
帝国や他国とも全く異なるネカティア国。
外交も含め、内密な組織構成もある。
それを常に厳守させ続けていた。
表側には三人の権力者を。
国政として決定権を持って居るが…
ネカティア国内で最も違う部分。
そこを出すならば…
常にネカティア国は裏側の存在をだった。
肯定し続けた事。
当たり前だが、これはネカティア国内のみ。
大きい影響すらある制度を。
導入し徹底管理もしていた。
国民すら厳守している為…
他国や様々な交渉でも常に優位。
更に豊かな国を維持し続ける。
厳密に国内では『奉憲制度』と呼ばれ…
国内以外では『納税制度』とされている。
奉憲制度に関してもだった。
国民の全てが理解していた。
それすら簡単な理由。
奉憲制度を守って居れば…
全ての生活すら確実に保証される事。
だからこそ…
ネカティア国は表側からは友好国。
争いすら避ける印象のみ。
けれど内情は大きく異なる。
常に裏側の存在を。
国が肯定し続けていた事もあるが…
国内の裏側すらも、すぐだった。
独自の組織構成や交流も当然、築かれた。
ネカティア国の独自組織へ。
通常の裏側からすらも別にと。
裏側で完全に独立した存在になった。
ネカティア国は表以外を。
暗躍する場合、裏側の独自組織が好都合。
外交も含め、表側からは不都合な事を…
それも全て任せる事すら可能なのも大きかった。
個別での依頼としても独自組織は動かせる。
そんな中でも…
ネカティア国は豊かな生活を。
情報網すらも独自である。
裏側を肯定し続けた影響もあるだろうが…
独自で内密に実験を繰り返していた。
結果、様々な薬品も開発された。
それでも一番の目的は叶ってない…
医療としても使える薬品は増えたが。
目的は相手を意のままに動かせる薬を!!
この過程で開発された薬は全て未完成品。
理由は自我が壊れてしまう事だった。
実験に使う人間も国に違反した者を。
独自組織から奴隷調達を。
自我が崩壊して邪魔になれば…
解体して売買する事も裏側に任せるのみ。
様々な薬品の参考にと。
意思がある間に実験をするが…
内容も都度、変更はさせる。
生きたままでと…
あらゆる拷問や苦痛、他にも精神すら…
目的の為にと手段は厭わなかった。
更に独自組織の裏側も同じ事。
国内では暗躍する必要さえない。
その中で独自組織では一人を。
常に選ばせる事で全ての裏側も納得していた。
代表として裏側を統括させる『公認者』を。
表側は公認者とのみ連携をする。
そんなネカティア国内では表側と裏側を。
両方でと、やり取りをする事で成り立っている。
もう他国さえ判らない程。
特殊な国へと変わっていたが…
目的は一切、変わらなかった。
表側は外交もある三人が権力者を。
裏側は独自組織の公認者を。
表側より確実に裏側の方が情報収集も…
また国内の安定する事にも繋がる。
だからでもある。
独自組織の公認者へと…
多額な資金や待遇をする。
その量や待遇でと…
裏側の公認者が判断して表側へと。
他国の情報や事前対応をする。
様々な直接依頼の方法も同じ…
常に判断するのは裏側の公認者のみ。
勿論…
調べる必要すらなく判る情報もある。
ネカティア国は事前から、ずっと…
帝国のヤラリス侯爵家のユアナ。
その存在を最初から情報として知っていた。
裏側の公認者からの情報でと…
ヤラリス侯爵家の内情を知るのも早かった。
だが、すぐには動かなかった…
その理由も…
『情報のみで安易に動くな。』と。
真っ先に裏側の公認者からだった。
機会だけ待つ事にしろと。
表は指摘を受けたのだ。
一応、表側から説明を求めると…
裏側の公認者からは理由の重要点のみだった。
『帝国の動向に注意を』と。
『先に他国を使って様子見を』と。
そして…
帝国では、まさか新皇帝が…
ヤラリス侯爵家のアランが皇帝へ。
リアンがヤラリス侯爵家の爵位へ。
他国ではウスロア国の件。
まさか、ザザラ陛下すら死亡…
ウスロア国軍の壊滅へ。
裏側の公認者は変わり易いが…
今の公認者は長い上にだった。
簡単な指摘も外した事すらないのだ。
だからユアナに関して疑問はあっても…
様子見をしながら他国に合わせていた。
実際、公認者の言う通りだった。
ネカティア国も…
ウスロア国の様な被害は避けられた。
そして現在のネカティア国に居る…
裏側の公認者。
『ルド』の存在は、かなり大きかった。
ただ…
ルドに関してならば…
今までの公認者と明らかに違うと。
ネカティア国の表側すら認識していた…
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一方、ルド。
つまらない事は嫌いだが…
またかよ!!
この下らない馬鹿三人なぁ?
もう話を聞いてると…
俺すらマジで?
頭が痛くなりそうだがなぁ…
首を横に振ってから簡単にと。
「何度も俺は聞いたがなぁ…
それは止めた方が良いだけ。
俺は断る。」
直接依頼として、わざわざ来た表の三人…
それもあって簡単な雑談部屋に通させた。
かなり広めな部屋で他にも居た皆をと。
簡単な合図を出して下がらせた。
すぐに皆は意味を理解した様子で動く。
誰も居なくなった談話室には…
充分過ぎる高級品しかない。
一応、それぞれ三人にもと。
ソファに座らせてから話を聞いていたが…
ルドもソファに座ったまま…
その直接依頼にと、すぐ判断は簡単だった。
もう微妙な顔で簡単に言うのみ。
両腕を組みながらも…
三人の様子すら観察も忘れない。
すぐに表の三人が微妙な顔をした。
それすら見逃してないがなぁ…
表の三人など眼中に無い。
大きな溜息を出して呆れる…
まぁた…
ヤラリス侯爵家のユアナかぁ?
随分前から欲してるがなぁ。
たかが美貌かぁ?
俺がしても何にも得すらねぇし?
ついでに相手がなぁ…
下手に手すら出せねぇよ。
しかも女一人にと?
そんなにも拘る理由の方が判らねぇぞ?
「ルド…
指摘を外した事すらないとだ。
私達も知ってる。
そこまで断る理由を教えてくれ。」
それぞれ三人もソファに座ってたが。
馬鹿一人が聞いてくるのにと…
また大きな溜息が出た。
ウンザリしながら見る。
「まぁた説明が必要かぁ?
もうなぁ…
俺からしたらだ。
そのユアナって女一人にかぁ?
わざわざ拘る理由の方が判らねぇ。
大金だろうが、何だろうが…
全く釣り合わねぇからなぁ。
お前らも知ってるだろうが?
ウスロア国の件。
あれだってなぁ。
俺はマジで馬鹿としか言えねぇよ?
そのユアナって女を保護かぁ?
してる奴が一番ヤベェんだ。
帝国皇帝になった奴も知ってるよなぁ?
元ヤラリス侯爵家のアラン。
あんな奴、瞬殺だぞ?
もう実力だけじゃねぇし?
それに、お前らなら…
どうせ『実験』に使うだけだろ?」
三人共が驚いた顔をしたのを見た。
すぐに慌てながら一人が…
「いや、待て、ルド!?
現皇帝アランの実力は有名だぞ?
それが瞬殺だと!?
確かに『実験』にも使うが…
あれだけの美貌を!!
『ユアナ』を知らないからだ!!
一眼でも私は忘れられん!!
他に検証すら多く出来る!!
最後の材料にも…
いくらでも使えるんだぞ?」
慌てる様子で言った馬鹿にと…
呆れるよりも目だけで変えた。
「おい…
言わせて貰うがなぁ?
俺すらアラン程度なら瞬殺だ…
お前ら如き…
武器すら要らねぇよなぁ?」
苛立ちを出すだけで黙ったが…
他の馬鹿一人が、まただった。
「ルドの実力を…
馬鹿にする意味ではない!!
どれだけの価値かなど…
あのユアナならば他国すらもだ!!
同じ事でと…
ウスロア国王もだろう?」
一度、目を閉じる。
溜息を出してから、そのまま言う。
「そのウスロア国王もなぁ。
あれすらユアナに手をかぁ?
馬鹿な策だが。
そんな単純な全滅じゃねぇよ。
他の埋葬かぁ?
されてた兵士達。
それだけで充分、判るがなぁ。
ザザラだかを一人でかぁ?
あれだけしたのも単純。
ザザラがユアナを!!
狙って動いてたからこそ。
直接に保護してる奴がしただけ。
更に言うならだが?
他の兵士達は他国の裏側全部?
集めさせてかぁ?
ついでに罠まで事前に?
予測してと?
ザザラ以外を埋葬させたのもなぁ。
単純かぁ?
ユアナってのをザザラが!!
他はユアナを狙ってじゃねぇだろ?
ユアナにと動いた訳でもねぇし?
ザザラの命令だろうが。
だからザザラ以外は丁寧にとかぁ?
したんだろうがなぁ…
こんだけで判るだろうがなぁ。
もう実力以上にだ。
頭脳も半端ねぇんだよ。
俺みたいな独自組織かぁ?
あれは、この国で独自だから動かねぇが…
他の裏側、全てを纏めてんだぞ。
そんな奴は一人しか浮かばねぇし?
お前らも知ってるだろう。
一時的に指名手配させた『ゼス』だ。
あんな奴からしたらなぁ…
ウスロア国?
あの程度、簡単に滅ぼせんぞ?」
「何っ!?
あの指名手配にした…
ゼスが一人でだと!?
ルドが言うなら…
そのゼスがユアナを?
保護してるとか?
だが、裏側が?
なぜだ…」
そこで俺は目を開けたが…
「保護の理由?
俺が知るかぁ!!
たかが女一人にと…
ごちゃごちゃウゼェ!!
マジで殺したくなる!!」
流石に苛立ちを抑えられずに怒鳴る。
すぐに誰も言わなくなったのを見て…
舌打ちをするが。
ふと気付く。
「いや…
待てよ?
保護だぁ?
もし、そうじゃねぇとしたら…」
少し冷静になってと…
また目を閉じて考える事に集中する。
ゼスの行動…
ヤラリス侯爵家の行動…
更に内情…
それにザザラの…
目を開けてから思わず笑った。
「くっ。
はははは!!
そう言う事かぁ!!
ユアナを保護してんじゃねぇ…
逆だ!!
ユアナがゼスを求めたからと…
それにとゼスが…
だからかよ!!
あのヤラリス侯爵家の二人も…
それすら認めてもユアナの為にかぁ?
くっ。
はははっ!!
マジで!?
あのゼスが女一人の為に!?
他すらも全部?
もう笑える話だ!!」
「ルド?
何か判ったんだろうが…
引き受けてくれるのか?」
馬鹿三人にと笑ってから…
少し見て僅かに考える。
「いや…
まだ依頼としては受けねぇ。
そのまま、お前らに渡すか。
判らねぇしなぁ…
俺もユアナってのに興味かぁ?
僅かに出たが。
別に女なら、どうにでも?
それを実験に使う前に…
俺が楽しみてぇし?
まぁ生きてりゃ…
お前らが好きに使えば良いし?
だがなぁ。
明らかにユアナって女をだ。
簡単に居場所すら裏側でと…
あのゼスがしてんだ。
なら見つけるより…
これは確認程度かぁ?
先に必要だなぁ。」
また慌てながら一人がだった。
「な、ルド!?
娯楽で使われたら…
あのユアナが手に入らん!!」
また呆れた…
もう溜息も出ねぇ。
「だから…
殺したりしねぇよ。
それに依頼も断ってんだろ?
でもなぁ…
あのゼスにだ。
不用意に近付くだけじゃ…
危険なだけって事だぞ?
それに確認ぐらいなぁ。
他でも出来んだろう?
表側をだ。
少し動かしてくれれば良い。
その反応で判りそうだし?
俺もだが。
お前らも一応かぁ?
表側を僅かにで充分だろ?」
俺が言っても…
三人共が複雑な顔かよ?
全く判ってねぇなぁ…
でも…
笑いながら説明をと言う。
「帝国皇帝のアランだ。
理由すらかぁ?
もう何でも良いがなぁ?
ネカティア国内にと。
伝達でもしてみろ?
もし来ないならなぁ。
既にネカティア国をだ。
帝国が警戒してる証拠。
もし来ても…
軍部を連れて来そうだがなぁ?
だが国内に来れば…
人質扱いにも出来そうだろ?
どっちに動いても…
これは楽しめそうだ!!
後は軍部を連れて来ないなら…
リアンと二人で来そうかぁ?
まぁ、でも…
他にも方法もあるが。
だが国内が無理でも充分に判るぞ?
ネカティア国から帝国への接触!!
それで判断可能だなぁ!!」
想像しただけで俺は笑えた。
予測だが…
帝国皇帝アランだけじゃねぇ!!
リアンすら同時に困惑すっかぁ?
更にゼスは帝国にと情報網がだ。
なら、ネカティア国が帝国にと。
俺が接触した意味すら簡単だろう。
「ルド…
確かに伝達は簡単だがな?
流石に国内へと…
皇帝ならば不可能だ。
だが、ルドの予測ならば…
既にネカティア国がユアナをと…
気付かれてる意味で出すのか?」
馬鹿一人が複雑な顔で言うが。
もう想像したからこそ…
どうしても笑いながら言う。
「あぁ、そうだ!!
ゼスは確実に気付いてる筈だ。
だが、あの二人は…
余裕かぁ?
それの確認を先に対策だ!!
単純に困惑する可能性もかぁ?
高いだろうし?
表側ならば伝達だけで充分。
伝達のみだけでなぁ!!
ネカティア国を攻められん!!
帝国も動けない!!
困惑して出した返答でもだなぁ?
相手の頭脳も予測可能と。
今は裏側よりも、表側をだ!!」
すぐに馬鹿三人は俺の意見のみ。
僅かに話し合いをする様子だった。
もう馬鹿過ぎるなぁ…
まぁ、でも?
俺は表に出る気もねぇし?
この馬鹿三人を動かしてる方が得かぁ。
結局、馬鹿三人でと…
僅かに話し合っただけだった。
簡単に一人が言ってきた。
「判った。
ルドの言う通り。
伝達のみをするが…
内容だが。
どうする?」
すぐに考えながら笑った。
「だったらなぁ?
その伝達内容の一部にだ。
次の言葉を入れて…
後は適当で良いかぁ?
『大切な人』と。
『入手』と。
『不可能』と。
最後は『失う』だな!!
ゼスなら罠に気付くし?
アランとリアンは慌てるかぁ?
この理由も簡単だ!!
二人はザザラの時。
暗号文を出した。
つまり、二人からはゼスにと。
接触すら出来ん!!
逆にゼスは出来るのにだぞ?
わざと暗号文でと…
返信していたからなぁ。
表側と裏側。
どちらもユアナにと動くが。
立場どころじゃねぇなぁ?
帝国の表からはゼスになぁ。
一切、不可能状態だからだ!!
更に情報すら無理な形でと…
規制されてるからだとなぁ!!
もう笑えるだけかぁ?
確かに、あんな雑魚二人が?
ゼスにと?
勝てる訳ねぇし!!」
もう笑いが止まらないなぁ!!
これは楽しくなるぞ?
慌てながら動く二人もだが。
もしかしたら…
ゼスは止める為にと?
動くしかなくなるのかぁ?
「ルドが判断したのなら…
書面は私が作ろう。」
馬鹿三人の一人がアッサリと。
それよりも…
傑作だなぁ!!
あのゼスが?
わざわざ動くのかぁ?
帝国程度は俺でも簡単だが…
まぁ、でも?
俺は楽しめれば充分過ぎる!!
「あぁ!!
内容は任せるぞ!!
面白いなぁ?
あの帝国がだ!!
更にゼスすらもなぁ?」
笑って言うと…
馬鹿三人は俺の意見のまま…
動くのも見てた。
マジで馬鹿過ぎるなぁ…
あれで権力と?
笑えるだけだろ!!
ふと、また僅かに掠める。
ユアナか…
確かに有名だが…
美貌ねぇ。
しかも帝国二人も…
更にゼスすらユアナにかぁ?
少し考える。
だったら俺も一応かぁ?
裏も動かしてみれば…
判りそうだなぁ。
**************************
一方、ゼス。
最近のユアナは良く笑ってる。
このまま、どうにかしたいのだが…
そんな事を考えながらも。
多い報告を確認しながらと…
すぐに気付いた。
咄嗟にユアナを見ると…
普段通りに掃除をしていた。
また急いで動揺を隠しながら。
報告書を読む振りをする。
けれど目を閉じた。
それから考える。
あの報告…
だが、これは…
ユアナを狙ってないだと!?
なぜ急に…
しかも完全に表側だ。
ネカティア国から帝国にだと!?
そんな事は…
流石の馬鹿二人すらもだ。
違和感どころじゃないだろう?
まさか…
狙ってるのは、あの馬鹿二人か!?
いや…
ネカティア国の狙いはユアナな筈。
それなのに表の馬鹿二人にと…
これは…
そうか!!
あのクズ以下の時にだ!!
俺宛にと…
あの馬鹿二人は暗号文を!!
それに気付いてたからこそか!?
ヤラリス侯爵家の内情…
ユアナの存在…
今の帝国…
更にウスロア国の件でと!?
これはネカティア国の意思すらもだ!!
完全に無視して…
アイツが遊んでるだけになる!!
しかも伝達文の内容だ…
あれすら意図的に完全な罠だろう!?
俺には判るが、あの馬鹿二人…
困惑すら狙ってるのもあるが…
これは俺すら動くのを狙ってか!?
ウスロア国の件で暗号文を。
俺からも出したからこそ。
わざと表側の帝国にと…
つまり表側から俺には不可能だと。
判断したからだ!!
更にあるな…
これは遊んでる事も確かだが。
あの馬鹿二人の頭脳分析にと。
知る為に出させた伝達のみ。
そこから俺にと…
別の方法連絡をする可能性を。
伝達のみでは確かに…
表側の帝国は…
ネカティア国にと何も出来ん!!
場合に合わせてと。
違う手段の準備でもあるが…
俺を意図的に避けて裏ではなく。
表側を動かしたな!!
伝達で帝国の困惑も狙ってるが。
どの程度かを…
先にと調べる事を優先したか!!
その上でだ。
場合によって…
ユアナに間接的ではあるが。
人質に出来るかの確認を!!
どんだけ…
怒りが湧き上がるが…
どうにか抑えつけた。
冷静になれ…
アイツは油断すら一切、出来ねぇ…
他にないか…
ゼスは可能性を更にと考える。
僅かな違和感だが…
俺を避ける理由は判る。
更に表の帝国もだな?
だが…
俺を避けた理由!?
しかもネカティア国すら避けた!?
まさか…
単独でユアナに接触を!?
僅かに考えてるのか!?
それでも俺が居たら…
実力では勝てない筈なのにか!?
ならば…
表側の帝国には困惑を。
更に俺の行動を。
表を動かしながら…
裏で調べる時間稼ぎにすら!!
目を開けてからユアナに視線のみ。
安心しながらと…
普段通りなのも確認する。
やはり…
ユアナを狙ってる事も変わらない!!
ゼスは報告書を読む振りをしながら…
すぐに対策を考えた。
先に俺からも全コードにだな。
これならば…
もうネカティア国を全てだ!!
アイツが動けない予防も必要だが。
下手に動けば…
ネカティア国の独自にある裏側すら動く!!
こちら側が先に情報をだ…
統一させる必要がある。
ユアナに関して皆が守る事すら…
明らかに全員が既にある。
尚更、情報は常に事前にだろう。
それから昼食時。
全コードにと緊急連絡を出した。
ユアナに関してと…
『ルドに関して』を。
同時にだった…
**************************
一方、アランとリアン。
また二人での作業部屋に居た。
あれからネカティア国内をと。
慎重に調べる中で気付いていた。
その話し合いは既に済ませた。
ゼスの警戒度を…
的確に認識をしたからこそ。
ネカティア国の内情すら判った事。
そんな時。
ネカティア国からの…
明らかに意図的な伝達にと。
すぐだった。
伝達の件でと。
作業部屋で二人は話し合うが…
かなりの苛立ちを抑えながら。
アランも考えてリアンにと言う。
「リアン…
もう、これは明らかだな。
完全に俺達をだ。
表側から動くとは…
しかも、あれでは帝国軍は動かせん!!
ふざけやがって…
しかも俺達だけでもない!!」
リアンも理解するからこそ…
かなりの苛立ちを抑えながらと。
リアンも考えてからアランにと言う。
「アランに全て同意する。
これは更にゼスすらも…
更に完全にユアナもだ!!
だが、やはり予測通りでもあった。
あのゼスが警戒度を高めてる理由。
しかも今回の伝達で充分だ。
頭脳だけでもなく…
明らかに実力もあるからこそだ!!
それで、わざと表側にか!!」
すぐにアランも理解する。
だからこそ、苛立ちをと…
どうにか考えながらリアンに言う。
「あぁ、リアン?
これだけ馬鹿にされたのは…
初めてかもな?
実力は確かにあるだろう。
もうゼスはマシだったか?
ネカティア国の者すらだ。
あれだけ拷問して…
ようやく内情をだったが。
国内は完全に、その裏側…
『公認者』の情報までは不可能。
だが、あのゼスの動き…
その『公認者』を…
知ってるからこそだろう。
実力と頭脳もあるがな…
ここからは俺の予測になる。
実力や頭脳も公認者はあるが。
ゼスが警戒した理由は違う事。
ネカティア国よりも公認者をと。
ユアナに接触させたくない事。
理由は言わなくても判りそうだが。
公認者は場合…
ネカティア国すら簡単に切り捨てる。
だからこそ安易に動かず。
ユアナを公認者のみ。
警戒しながらと行動をしている。」
すぐにリアンも理解する。
苛立ちを抑え、考えて話を…
更にと纏めながらアランに言う。
「アランに全て同意する。
補足するならば…
ゼスはネカティア国の内情をだ。
既に知っていた事。
そしてネカティア国だけならだろう。
対処は簡単だった筈。
だが、その公認者も知ってるからこそ。
ゼスは警戒度を高めて公認者を。
ここからは俺の予測になる。
公認者はユアナに接触した場合を。
つまり、今は公認者がユアナでもない。
単純に娯楽思考で動く傾向。
その公認者がユアナを対象にと。
だからこそ接触を避けている。
そして…
もう怒りしか湧かないが…
公認者はユアナのみにした場合だ!!
何をするか判らない程にとだ!!」
すぐにアランも理解する。
でもアランは目を閉じてユアナを…
理解したからこそ怒りが湧き上がる。
そのままリアンに言う。
「リアンに全て同意する。
あのユアナにと…
それだけは絶対に許せん!!
ゼスが警戒したのも納得する事!!
ユアナを娯楽でのみ…
リアン!!
裏ならばゼスは対策すら可能!!
ネカティア国には俺達がだ!!」
すぐにリアンも理解する。
同じでリアンも目を閉じてユアナを…
完全な怒りすら湧き上がる。
そのままアランに言う。
「アランに全て同意する。
娯楽でと、あのユアナに…
そんな事…
許せる筈もない!!
裏側はゼスが居る。
ならば先にネカティア国に返答を…
だが、まだ罠をせず…
更にだ!!
ネカティア国にと!!
他国の外交も含めて…
帝国から直接ではなく動かせる!!」
すぐにアランも理解する。
目を開けてリアンにと言う。
「リアン…
ネカティア国へ先に返答は簡単。
ならば、次!!」
すぐにリアンも理解する。
目を開けてアランにと言う。
「アラン…
帝国軍は動かさん。
だが、他国の軍部を!!
それから次!!」
すぐにアランも理解する。
怒りの目でリアンにと言う。
「リアン…
勿論だ、外交に関しては俺が…
それに他国とならば問題ない。」
すぐにリアンも理解する。
怒りの目でアランにと言う。
「アラン…
ならば事前準備を慎重に。
俺も他国の軍部は問題ない。」
二人は同時に頷いた。
そしてネカティア国に返答を出し…
慎重にと動き出した。
すぐ横にゼスが寝てた。
そのまま少しだけ笑う。
寝てるゼスを見ながら、やっぱり思う。
いつも私より早く起きてる…
ゼスの寝顔は貴重!!
起こさない様に気を付けながら…
ゼスの髪に触れる。
私とも少し似てる。
濃い赤みのあるブロンド。
それに今は閉じてる。
瞳も濃いヴァイオレット。
色白で笑顔も似合うけれど。
他の人とも違う。
整った顔立ちぐらいは私でも判るよ?
でも…
寝てる時だけは…
雰囲気すら違う!?
私は笑いながら…
またゼスを考える。
年齢は24歳…
だったら歳も離れてないよ?
それなのにゼスは…
いつも変わらない。
強くて…
頭も良くて…
でも一番、嬉しい事。
ゼスは凄く優しい!!
必ず助けてくれるのも…
私を守りながら…
それに愛してくれる事も…
だから絶対に信じられる。
安心も出来る。
私でもだよ?
判るぐらいだからね?
尚更、嬉しいだけ!!
ふと気付く。
今ならゼスも寝てる?
だから私は起こさない様にと。
軽くゼスの頬にキスだけをした。
その時。
僅かに目を開けたゼスが笑った。
「ユアナ…
朝からかぁ?」
起きてたの!?
いつから!?
私は驚いたけれど。
もう更に慌てる。
「ゼ、ゼス!?
いや、えっと…
お、おはよう?
起きてたの?
その…
朝から?
それも違う!?
ただ…
珍しいのも?
だから…
判らないけれど!?
それでと!?」
どうにか慌てながら言う私にと。
すぐにゼスは笑い出した。
「くっ。
あはははははっ!!
もう…
スゲェ…
判り易ぃだろ…
あははははは!!
しかも?
また?
無自覚かぁ?
あはははは!!
どんだけ?
全部…
既にだが?
あはははははは!!
更に?
俺が寝てたからと?
理由すら簡単?
それなのに…
くっ。
あははははは!!
もう笑えるだけかぁ?」
それにと私は…
凄く恥ずかしいだけ!?
咄嗟に私は枕を手に…
少し考えてからゼスの顔へ!!
でも、すぐにゼスは手で防ぎながら…
今度は私を抱き締めてきた。
「ユアナ…
昨夜は悪かった。
身体にも…
無理させちまったかんなぁ?
ちっとだけなぁ…
ユアナは何も悪くねぇが?
俺がと…
ユアナにばっかだったろ?
もう俺は馬鹿しねぇよ?
でもユアナを愛してるのは…
マジだかんなぁ?」
その優しい声を聞いて思い出す。
ゼスは…
やっぱり私をと…
そのまま目を閉じる。
ゼスの温もりが充分、判る。
それに…
「ねぇ、ゼス?
私は…
ゼスだけなら良いの。
昨日は言えなかったけれど。
ちゃんと思ってたよ?
ゼスだけを愛してるのも…
私は変わらないと。
それに必ずゼスだけはね。
私をと…
だから…
ゼスなら良いんだよ。」
僅かに抱き締める力が…
強くなった気がしたけれど。
それで私は目を開ける。
ゼスも腕を緩めて私を見てきた。
凄く嬉しそうに笑うゼスを…
私は見てたのもある。
「やっぱ…
俺にはユアナだけだなぁ!!
もう俺はヤベェぐれぇにかぁ!?
ユアナだけを愛してる。
今の言葉すら…
俺はなぁ?
充分に判ったかんなぁ!!」
そう言うとゼスは軽くキスを。
でも、それだけで…
ゼスは笑うだけだった。
その優しいゼスを。
嬉しそうに笑うゼスを。
どうしても…
私すら嬉しくて笑う。
「よし!!
飯に行くかぁ!?
そうなぁ…
次からは絶対…
俺は馬鹿しねぇ…
俺の根性でとだぁ!!」
首を横に振りながら言うゼスに…
私は少し不思議に思う。
前から時々?
ゼスが言うけれど…
根性と?
私が首を傾げると。
ゼスは笑って言ってきた。
「ユアナには根性より…
体力だなぁ?
もっとだ!!
しっかり食うんだぞぉ?」
一応、頷く。
でも私は考える。
体力は判るけれど。
根性だけが疑問だった…
また、いつもと同じ様に。
ゼスと一緒に食事の為、広場へ向かう。
いつも通りの朝と同じで…
皆と一緒に食事も。
片付けすら全部が私は嬉しい!!
安心して私は笑う日々を過せてた。
**************************
一方、ネカティア国の内情。
自然も多く全てが豊かな国でもある。
高山からも様々な鉱石も多く…
鉱脈の発掘だけでもない。
地脈からの発掘でも…
希少な化石もだった。
他国との争いすら避け続ける理由。
最初は単純に国内のみ。
豊かにと考えた事。
それが時の流れと共に変化も続け…
現在のネカティア国では…
複雑な制度になった。
帝国や他国とも全く異なるネカティア国。
外交も含め、内密な組織構成もある。
それを常に厳守させ続けていた。
表側には三人の権力者を。
国政として決定権を持って居るが…
ネカティア国内で最も違う部分。
そこを出すならば…
常にネカティア国は裏側の存在をだった。
肯定し続けた事。
当たり前だが、これはネカティア国内のみ。
大きい影響すらある制度を。
導入し徹底管理もしていた。
国民すら厳守している為…
他国や様々な交渉でも常に優位。
更に豊かな国を維持し続ける。
厳密に国内では『奉憲制度』と呼ばれ…
国内以外では『納税制度』とされている。
奉憲制度に関してもだった。
国民の全てが理解していた。
それすら簡単な理由。
奉憲制度を守って居れば…
全ての生活すら確実に保証される事。
だからこそ…
ネカティア国は表側からは友好国。
争いすら避ける印象のみ。
けれど内情は大きく異なる。
常に裏側の存在を。
国が肯定し続けていた事もあるが…
国内の裏側すらも、すぐだった。
独自の組織構成や交流も当然、築かれた。
ネカティア国の独自組織へ。
通常の裏側からすらも別にと。
裏側で完全に独立した存在になった。
ネカティア国は表以外を。
暗躍する場合、裏側の独自組織が好都合。
外交も含め、表側からは不都合な事を…
それも全て任せる事すら可能なのも大きかった。
個別での依頼としても独自組織は動かせる。
そんな中でも…
ネカティア国は豊かな生活を。
情報網すらも独自である。
裏側を肯定し続けた影響もあるだろうが…
独自で内密に実験を繰り返していた。
結果、様々な薬品も開発された。
それでも一番の目的は叶ってない…
医療としても使える薬品は増えたが。
目的は相手を意のままに動かせる薬を!!
この過程で開発された薬は全て未完成品。
理由は自我が壊れてしまう事だった。
実験に使う人間も国に違反した者を。
独自組織から奴隷調達を。
自我が崩壊して邪魔になれば…
解体して売買する事も裏側に任せるのみ。
様々な薬品の参考にと。
意思がある間に実験をするが…
内容も都度、変更はさせる。
生きたままでと…
あらゆる拷問や苦痛、他にも精神すら…
目的の為にと手段は厭わなかった。
更に独自組織の裏側も同じ事。
国内では暗躍する必要さえない。
その中で独自組織では一人を。
常に選ばせる事で全ての裏側も納得していた。
代表として裏側を統括させる『公認者』を。
表側は公認者とのみ連携をする。
そんなネカティア国内では表側と裏側を。
両方でと、やり取りをする事で成り立っている。
もう他国さえ判らない程。
特殊な国へと変わっていたが…
目的は一切、変わらなかった。
表側は外交もある三人が権力者を。
裏側は独自組織の公認者を。
表側より確実に裏側の方が情報収集も…
また国内の安定する事にも繋がる。
だからでもある。
独自組織の公認者へと…
多額な資金や待遇をする。
その量や待遇でと…
裏側の公認者が判断して表側へと。
他国の情報や事前対応をする。
様々な直接依頼の方法も同じ…
常に判断するのは裏側の公認者のみ。
勿論…
調べる必要すらなく判る情報もある。
ネカティア国は事前から、ずっと…
帝国のヤラリス侯爵家のユアナ。
その存在を最初から情報として知っていた。
裏側の公認者からの情報でと…
ヤラリス侯爵家の内情を知るのも早かった。
だが、すぐには動かなかった…
その理由も…
『情報のみで安易に動くな。』と。
真っ先に裏側の公認者からだった。
機会だけ待つ事にしろと。
表は指摘を受けたのだ。
一応、表側から説明を求めると…
裏側の公認者からは理由の重要点のみだった。
『帝国の動向に注意を』と。
『先に他国を使って様子見を』と。
そして…
帝国では、まさか新皇帝が…
ヤラリス侯爵家のアランが皇帝へ。
リアンがヤラリス侯爵家の爵位へ。
他国ではウスロア国の件。
まさか、ザザラ陛下すら死亡…
ウスロア国軍の壊滅へ。
裏側の公認者は変わり易いが…
今の公認者は長い上にだった。
簡単な指摘も外した事すらないのだ。
だからユアナに関して疑問はあっても…
様子見をしながら他国に合わせていた。
実際、公認者の言う通りだった。
ネカティア国も…
ウスロア国の様な被害は避けられた。
そして現在のネカティア国に居る…
裏側の公認者。
『ルド』の存在は、かなり大きかった。
ただ…
ルドに関してならば…
今までの公認者と明らかに違うと。
ネカティア国の表側すら認識していた…
**************************
一方、ルド。
つまらない事は嫌いだが…
またかよ!!
この下らない馬鹿三人なぁ?
もう話を聞いてると…
俺すらマジで?
頭が痛くなりそうだがなぁ…
首を横に振ってから簡単にと。
「何度も俺は聞いたがなぁ…
それは止めた方が良いだけ。
俺は断る。」
直接依頼として、わざわざ来た表の三人…
それもあって簡単な雑談部屋に通させた。
かなり広めな部屋で他にも居た皆をと。
簡単な合図を出して下がらせた。
すぐに皆は意味を理解した様子で動く。
誰も居なくなった談話室には…
充分過ぎる高級品しかない。
一応、それぞれ三人にもと。
ソファに座らせてから話を聞いていたが…
ルドもソファに座ったまま…
その直接依頼にと、すぐ判断は簡単だった。
もう微妙な顔で簡単に言うのみ。
両腕を組みながらも…
三人の様子すら観察も忘れない。
すぐに表の三人が微妙な顔をした。
それすら見逃してないがなぁ…
表の三人など眼中に無い。
大きな溜息を出して呆れる…
まぁた…
ヤラリス侯爵家のユアナかぁ?
随分前から欲してるがなぁ。
たかが美貌かぁ?
俺がしても何にも得すらねぇし?
ついでに相手がなぁ…
下手に手すら出せねぇよ。
しかも女一人にと?
そんなにも拘る理由の方が判らねぇぞ?
「ルド…
指摘を外した事すらないとだ。
私達も知ってる。
そこまで断る理由を教えてくれ。」
それぞれ三人もソファに座ってたが。
馬鹿一人が聞いてくるのにと…
また大きな溜息が出た。
ウンザリしながら見る。
「まぁた説明が必要かぁ?
もうなぁ…
俺からしたらだ。
そのユアナって女一人にかぁ?
わざわざ拘る理由の方が判らねぇ。
大金だろうが、何だろうが…
全く釣り合わねぇからなぁ。
お前らも知ってるだろうが?
ウスロア国の件。
あれだってなぁ。
俺はマジで馬鹿としか言えねぇよ?
そのユアナって女を保護かぁ?
してる奴が一番ヤベェんだ。
帝国皇帝になった奴も知ってるよなぁ?
元ヤラリス侯爵家のアラン。
あんな奴、瞬殺だぞ?
もう実力だけじゃねぇし?
それに、お前らなら…
どうせ『実験』に使うだけだろ?」
三人共が驚いた顔をしたのを見た。
すぐに慌てながら一人が…
「いや、待て、ルド!?
現皇帝アランの実力は有名だぞ?
それが瞬殺だと!?
確かに『実験』にも使うが…
あれだけの美貌を!!
『ユアナ』を知らないからだ!!
一眼でも私は忘れられん!!
他に検証すら多く出来る!!
最後の材料にも…
いくらでも使えるんだぞ?」
慌てる様子で言った馬鹿にと…
呆れるよりも目だけで変えた。
「おい…
言わせて貰うがなぁ?
俺すらアラン程度なら瞬殺だ…
お前ら如き…
武器すら要らねぇよなぁ?」
苛立ちを出すだけで黙ったが…
他の馬鹿一人が、まただった。
「ルドの実力を…
馬鹿にする意味ではない!!
どれだけの価値かなど…
あのユアナならば他国すらもだ!!
同じ事でと…
ウスロア国王もだろう?」
一度、目を閉じる。
溜息を出してから、そのまま言う。
「そのウスロア国王もなぁ。
あれすらユアナに手をかぁ?
馬鹿な策だが。
そんな単純な全滅じゃねぇよ。
他の埋葬かぁ?
されてた兵士達。
それだけで充分、判るがなぁ。
ザザラだかを一人でかぁ?
あれだけしたのも単純。
ザザラがユアナを!!
狙って動いてたからこそ。
直接に保護してる奴がしただけ。
更に言うならだが?
他の兵士達は他国の裏側全部?
集めさせてかぁ?
ついでに罠まで事前に?
予測してと?
ザザラ以外を埋葬させたのもなぁ。
単純かぁ?
ユアナってのをザザラが!!
他はユアナを狙ってじゃねぇだろ?
ユアナにと動いた訳でもねぇし?
ザザラの命令だろうが。
だからザザラ以外は丁寧にとかぁ?
したんだろうがなぁ…
こんだけで判るだろうがなぁ。
もう実力以上にだ。
頭脳も半端ねぇんだよ。
俺みたいな独自組織かぁ?
あれは、この国で独自だから動かねぇが…
他の裏側、全てを纏めてんだぞ。
そんな奴は一人しか浮かばねぇし?
お前らも知ってるだろう。
一時的に指名手配させた『ゼス』だ。
あんな奴からしたらなぁ…
ウスロア国?
あの程度、簡単に滅ぼせんぞ?」
「何っ!?
あの指名手配にした…
ゼスが一人でだと!?
ルドが言うなら…
そのゼスがユアナを?
保護してるとか?
だが、裏側が?
なぜだ…」
そこで俺は目を開けたが…
「保護の理由?
俺が知るかぁ!!
たかが女一人にと…
ごちゃごちゃウゼェ!!
マジで殺したくなる!!」
流石に苛立ちを抑えられずに怒鳴る。
すぐに誰も言わなくなったのを見て…
舌打ちをするが。
ふと気付く。
「いや…
待てよ?
保護だぁ?
もし、そうじゃねぇとしたら…」
少し冷静になってと…
また目を閉じて考える事に集中する。
ゼスの行動…
ヤラリス侯爵家の行動…
更に内情…
それにザザラの…
目を開けてから思わず笑った。
「くっ。
はははは!!
そう言う事かぁ!!
ユアナを保護してんじゃねぇ…
逆だ!!
ユアナがゼスを求めたからと…
それにとゼスが…
だからかよ!!
あのヤラリス侯爵家の二人も…
それすら認めてもユアナの為にかぁ?
くっ。
はははっ!!
マジで!?
あのゼスが女一人の為に!?
他すらも全部?
もう笑える話だ!!」
「ルド?
何か判ったんだろうが…
引き受けてくれるのか?」
馬鹿三人にと笑ってから…
少し見て僅かに考える。
「いや…
まだ依頼としては受けねぇ。
そのまま、お前らに渡すか。
判らねぇしなぁ…
俺もユアナってのに興味かぁ?
僅かに出たが。
別に女なら、どうにでも?
それを実験に使う前に…
俺が楽しみてぇし?
まぁ生きてりゃ…
お前らが好きに使えば良いし?
だがなぁ。
明らかにユアナって女をだ。
簡単に居場所すら裏側でと…
あのゼスがしてんだ。
なら見つけるより…
これは確認程度かぁ?
先に必要だなぁ。」
また慌てながら一人がだった。
「な、ルド!?
娯楽で使われたら…
あのユアナが手に入らん!!」
また呆れた…
もう溜息も出ねぇ。
「だから…
殺したりしねぇよ。
それに依頼も断ってんだろ?
でもなぁ…
あのゼスにだ。
不用意に近付くだけじゃ…
危険なだけって事だぞ?
それに確認ぐらいなぁ。
他でも出来んだろう?
表側をだ。
少し動かしてくれれば良い。
その反応で判りそうだし?
俺もだが。
お前らも一応かぁ?
表側を僅かにで充分だろ?」
俺が言っても…
三人共が複雑な顔かよ?
全く判ってねぇなぁ…
でも…
笑いながら説明をと言う。
「帝国皇帝のアランだ。
理由すらかぁ?
もう何でも良いがなぁ?
ネカティア国内にと。
伝達でもしてみろ?
もし来ないならなぁ。
既にネカティア国をだ。
帝国が警戒してる証拠。
もし来ても…
軍部を連れて来そうだがなぁ?
だが国内に来れば…
人質扱いにも出来そうだろ?
どっちに動いても…
これは楽しめそうだ!!
後は軍部を連れて来ないなら…
リアンと二人で来そうかぁ?
まぁ、でも…
他にも方法もあるが。
だが国内が無理でも充分に判るぞ?
ネカティア国から帝国への接触!!
それで判断可能だなぁ!!」
想像しただけで俺は笑えた。
予測だが…
帝国皇帝アランだけじゃねぇ!!
リアンすら同時に困惑すっかぁ?
更にゼスは帝国にと情報網がだ。
なら、ネカティア国が帝国にと。
俺が接触した意味すら簡単だろう。
「ルド…
確かに伝達は簡単だがな?
流石に国内へと…
皇帝ならば不可能だ。
だが、ルドの予測ならば…
既にネカティア国がユアナをと…
気付かれてる意味で出すのか?」
馬鹿一人が複雑な顔で言うが。
もう想像したからこそ…
どうしても笑いながら言う。
「あぁ、そうだ!!
ゼスは確実に気付いてる筈だ。
だが、あの二人は…
余裕かぁ?
それの確認を先に対策だ!!
単純に困惑する可能性もかぁ?
高いだろうし?
表側ならば伝達だけで充分。
伝達のみだけでなぁ!!
ネカティア国を攻められん!!
帝国も動けない!!
困惑して出した返答でもだなぁ?
相手の頭脳も予測可能と。
今は裏側よりも、表側をだ!!」
すぐに馬鹿三人は俺の意見のみ。
僅かに話し合いをする様子だった。
もう馬鹿過ぎるなぁ…
まぁ、でも?
俺は表に出る気もねぇし?
この馬鹿三人を動かしてる方が得かぁ。
結局、馬鹿三人でと…
僅かに話し合っただけだった。
簡単に一人が言ってきた。
「判った。
ルドの言う通り。
伝達のみをするが…
内容だが。
どうする?」
すぐに考えながら笑った。
「だったらなぁ?
その伝達内容の一部にだ。
次の言葉を入れて…
後は適当で良いかぁ?
『大切な人』と。
『入手』と。
『不可能』と。
最後は『失う』だな!!
ゼスなら罠に気付くし?
アランとリアンは慌てるかぁ?
この理由も簡単だ!!
二人はザザラの時。
暗号文を出した。
つまり、二人からはゼスにと。
接触すら出来ん!!
逆にゼスは出来るのにだぞ?
わざと暗号文でと…
返信していたからなぁ。
表側と裏側。
どちらもユアナにと動くが。
立場どころじゃねぇなぁ?
帝国の表からはゼスになぁ。
一切、不可能状態だからだ!!
更に情報すら無理な形でと…
規制されてるからだとなぁ!!
もう笑えるだけかぁ?
確かに、あんな雑魚二人が?
ゼスにと?
勝てる訳ねぇし!!」
もう笑いが止まらないなぁ!!
これは楽しくなるぞ?
慌てながら動く二人もだが。
もしかしたら…
ゼスは止める為にと?
動くしかなくなるのかぁ?
「ルドが判断したのなら…
書面は私が作ろう。」
馬鹿三人の一人がアッサリと。
それよりも…
傑作だなぁ!!
あのゼスが?
わざわざ動くのかぁ?
帝国程度は俺でも簡単だが…
まぁ、でも?
俺は楽しめれば充分過ぎる!!
「あぁ!!
内容は任せるぞ!!
面白いなぁ?
あの帝国がだ!!
更にゼスすらもなぁ?」
笑って言うと…
馬鹿三人は俺の意見のまま…
動くのも見てた。
マジで馬鹿過ぎるなぁ…
あれで権力と?
笑えるだけだろ!!
ふと、また僅かに掠める。
ユアナか…
確かに有名だが…
美貌ねぇ。
しかも帝国二人も…
更にゼスすらユアナにかぁ?
少し考える。
だったら俺も一応かぁ?
裏も動かしてみれば…
判りそうだなぁ。
**************************
一方、ゼス。
最近のユアナは良く笑ってる。
このまま、どうにかしたいのだが…
そんな事を考えながらも。
多い報告を確認しながらと…
すぐに気付いた。
咄嗟にユアナを見ると…
普段通りに掃除をしていた。
また急いで動揺を隠しながら。
報告書を読む振りをする。
けれど目を閉じた。
それから考える。
あの報告…
だが、これは…
ユアナを狙ってないだと!?
なぜ急に…
しかも完全に表側だ。
ネカティア国から帝国にだと!?
そんな事は…
流石の馬鹿二人すらもだ。
違和感どころじゃないだろう?
まさか…
狙ってるのは、あの馬鹿二人か!?
いや…
ネカティア国の狙いはユアナな筈。
それなのに表の馬鹿二人にと…
これは…
そうか!!
あのクズ以下の時にだ!!
俺宛にと…
あの馬鹿二人は暗号文を!!
それに気付いてたからこそか!?
ヤラリス侯爵家の内情…
ユアナの存在…
今の帝国…
更にウスロア国の件でと!?
これはネカティア国の意思すらもだ!!
完全に無視して…
アイツが遊んでるだけになる!!
しかも伝達文の内容だ…
あれすら意図的に完全な罠だろう!?
俺には判るが、あの馬鹿二人…
困惑すら狙ってるのもあるが…
これは俺すら動くのを狙ってか!?
ウスロア国の件で暗号文を。
俺からも出したからこそ。
わざと表側の帝国にと…
つまり表側から俺には不可能だと。
判断したからだ!!
更にあるな…
これは遊んでる事も確かだが。
あの馬鹿二人の頭脳分析にと。
知る為に出させた伝達のみ。
そこから俺にと…
別の方法連絡をする可能性を。
伝達のみでは確かに…
表側の帝国は…
ネカティア国にと何も出来ん!!
場合に合わせてと。
違う手段の準備でもあるが…
俺を意図的に避けて裏ではなく。
表側を動かしたな!!
伝達で帝国の困惑も狙ってるが。
どの程度かを…
先にと調べる事を優先したか!!
その上でだ。
場合によって…
ユアナに間接的ではあるが。
人質に出来るかの確認を!!
どんだけ…
怒りが湧き上がるが…
どうにか抑えつけた。
冷静になれ…
アイツは油断すら一切、出来ねぇ…
他にないか…
ゼスは可能性を更にと考える。
僅かな違和感だが…
俺を避ける理由は判る。
更に表の帝国もだな?
だが…
俺を避けた理由!?
しかもネカティア国すら避けた!?
まさか…
単独でユアナに接触を!?
僅かに考えてるのか!?
それでも俺が居たら…
実力では勝てない筈なのにか!?
ならば…
表側の帝国には困惑を。
更に俺の行動を。
表を動かしながら…
裏で調べる時間稼ぎにすら!!
目を開けてからユアナに視線のみ。
安心しながらと…
普段通りなのも確認する。
やはり…
ユアナを狙ってる事も変わらない!!
ゼスは報告書を読む振りをしながら…
すぐに対策を考えた。
先に俺からも全コードにだな。
これならば…
もうネカティア国を全てだ!!
アイツが動けない予防も必要だが。
下手に動けば…
ネカティア国の独自にある裏側すら動く!!
こちら側が先に情報をだ…
統一させる必要がある。
ユアナに関して皆が守る事すら…
明らかに全員が既にある。
尚更、情報は常に事前にだろう。
それから昼食時。
全コードにと緊急連絡を出した。
ユアナに関してと…
『ルドに関して』を。
同時にだった…
**************************
一方、アランとリアン。
また二人での作業部屋に居た。
あれからネカティア国内をと。
慎重に調べる中で気付いていた。
その話し合いは既に済ませた。
ゼスの警戒度を…
的確に認識をしたからこそ。
ネカティア国の内情すら判った事。
そんな時。
ネカティア国からの…
明らかに意図的な伝達にと。
すぐだった。
伝達の件でと。
作業部屋で二人は話し合うが…
かなりの苛立ちを抑えながら。
アランも考えてリアンにと言う。
「リアン…
もう、これは明らかだな。
完全に俺達をだ。
表側から動くとは…
しかも、あれでは帝国軍は動かせん!!
ふざけやがって…
しかも俺達だけでもない!!」
リアンも理解するからこそ…
かなりの苛立ちを抑えながらと。
リアンも考えてからアランにと言う。
「アランに全て同意する。
これは更にゼスすらも…
更に完全にユアナもだ!!
だが、やはり予測通りでもあった。
あのゼスが警戒度を高めてる理由。
しかも今回の伝達で充分だ。
頭脳だけでもなく…
明らかに実力もあるからこそだ!!
それで、わざと表側にか!!」
すぐにアランも理解する。
だからこそ、苛立ちをと…
どうにか考えながらリアンに言う。
「あぁ、リアン?
これだけ馬鹿にされたのは…
初めてかもな?
実力は確かにあるだろう。
もうゼスはマシだったか?
ネカティア国の者すらだ。
あれだけ拷問して…
ようやく内情をだったが。
国内は完全に、その裏側…
『公認者』の情報までは不可能。
だが、あのゼスの動き…
その『公認者』を…
知ってるからこそだろう。
実力と頭脳もあるがな…
ここからは俺の予測になる。
実力や頭脳も公認者はあるが。
ゼスが警戒した理由は違う事。
ネカティア国よりも公認者をと。
ユアナに接触させたくない事。
理由は言わなくても判りそうだが。
公認者は場合…
ネカティア国すら簡単に切り捨てる。
だからこそ安易に動かず。
ユアナを公認者のみ。
警戒しながらと行動をしている。」
すぐにリアンも理解する。
苛立ちを抑え、考えて話を…
更にと纏めながらアランに言う。
「アランに全て同意する。
補足するならば…
ゼスはネカティア国の内情をだ。
既に知っていた事。
そしてネカティア国だけならだろう。
対処は簡単だった筈。
だが、その公認者も知ってるからこそ。
ゼスは警戒度を高めて公認者を。
ここからは俺の予測になる。
公認者はユアナに接触した場合を。
つまり、今は公認者がユアナでもない。
単純に娯楽思考で動く傾向。
その公認者がユアナを対象にと。
だからこそ接触を避けている。
そして…
もう怒りしか湧かないが…
公認者はユアナのみにした場合だ!!
何をするか判らない程にとだ!!」
すぐにアランも理解する。
でもアランは目を閉じてユアナを…
理解したからこそ怒りが湧き上がる。
そのままリアンに言う。
「リアンに全て同意する。
あのユアナにと…
それだけは絶対に許せん!!
ゼスが警戒したのも納得する事!!
ユアナを娯楽でのみ…
リアン!!
裏ならばゼスは対策すら可能!!
ネカティア国には俺達がだ!!」
すぐにリアンも理解する。
同じでリアンも目を閉じてユアナを…
完全な怒りすら湧き上がる。
そのままアランに言う。
「アランに全て同意する。
娯楽でと、あのユアナに…
そんな事…
許せる筈もない!!
裏側はゼスが居る。
ならば先にネカティア国に返答を…
だが、まだ罠をせず…
更にだ!!
ネカティア国にと!!
他国の外交も含めて…
帝国から直接ではなく動かせる!!」
すぐにアランも理解する。
目を開けてリアンにと言う。
「リアン…
ネカティア国へ先に返答は簡単。
ならば、次!!」
すぐにリアンも理解する。
目を開けてアランにと言う。
「アラン…
帝国軍は動かさん。
だが、他国の軍部を!!
それから次!!」
すぐにアランも理解する。
怒りの目でリアンにと言う。
「リアン…
勿論だ、外交に関しては俺が…
それに他国とならば問題ない。」
すぐにリアンも理解する。
怒りの目でアランにと言う。
「アラン…
ならば事前準備を慎重に。
俺も他国の軍部は問題ない。」
二人は同時に頷いた。
そしてネカティア国に返答を出し…
慎重にと動き出した。
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