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はじまりの地
第三話
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「お~い、起きろ~」
どれだけ待っても起きないスライムたちに、諦めて声をかける。
身体の上にのっかっていた子をゆっくりと下ろそうと持ち上げると、目が合った。……気がする。
いやいやと震えるのを宥めるように、そっと撫でていると、我も我もと集られ始めた。
「うおう、ウォーターベッド」
潰れる!と叫んだ佐久弥に、のっかるのではなく、のっけたスライム達の上で、佐久弥は感嘆の声を漏らす。
極上だと自分が思っていた草ベッドなどまやかしであった。
極上とは、このスライムベッドだ。
硬すぎず、沈みすぎないこの弾力。
「うちに欲しい……」
本音で呟き、目の前にいた一匹を掬い上げ、クッションのように抱きしめてみると、やはり気持ち良い。
佐久弥の言葉にキュピーンときたのか、抱きしめていた一匹がよじのぼってきて、佐久弥の頭の上におさまり、自慢するように弾む。
それで何が通じたのか、続いてよじ登ろうとしていたスライムが諦めたように下りはじめる。
(きっと、俺にはわからない何かがあったんだろう)
もう、それだけで全てを流した佐久弥は、スライムベッドから自分も下りる。
「そろそろ町に行ってみようと思って」
寂しげに佐久弥の方を……たぶん見て。肩を落とす代わりに液体化したかのようにどろ~っとし始めるのに慌てた佐久弥が「またすぐ来るから!」と叫んだことで、この一帯のスライムの湖化は避けられた。
大量のスライム達の、目の無い視線を受けながら、そろそろ落ち着いたであろう町へと向かう。
すたすた。
ころんっ。
すたすた。
ころんっ。
すたすた。
ころ……
「お前は、どうして落ちるのに頭の上にのるんだ」
よいしょ、と佐久弥が抱き上げるのに、スライムは頭の上に登りたがる。
「……だったら、落ちないような形になればいい」
頭の上に執着する姿に、溜め息をつきながら告げると、キュピーンときたらしい。
「……これはこれで、鬱陶しいが……ま、いっか」
半液体化したスライムが、時折たらーっと垂れてくるのを拭いながら、佐久弥はペースを上げて町に向かう。
思ったより長く眠っていたのか、昼間とは対照的に、真っ赤に染まる空を眺めながら進む。夕方になっても、この世界は綺麗だ。幾重ものグラデーションに彩られた空は、何色なのか数える気もおきないほどだ。
「夜までにつければいいか」
情報を集めるのに、人が居ないと意味が無い。
佐久弥はスライムという存在が増えたことで語りかけるような独り言が増える。
まあ、時折わかったとばかりに震える感触からして、会話が一応成り立っているから問題はない。
「……まだ居るのか」
町をぐるりと囲む壁が見えた佐久弥が呆れたように呟く。
薄暗い中、町の周辺で戦い続けるプレイヤーがまだまだ大量にいたのだ。
「飽きないのかねぇ」
延々同じ敵を倒し続けても、レベルアップ以外の感動は無いだろう。佐久弥としてはそう思うが、まあ強くなる事が第一目標という楽しみ方があるのは知っている。友人がそのタイプなのだが。
そんな彼らを横目に、町の門へと向かう。
「こんばんは~」
人間関係は煩わしいと思っても、相手がNPCとなれば話は別だ。
「こんばんは、この町は初めてですか?」
門番の男に声をかけると、穏やかな声で挨拶される。
(おお、少し感動だ)
説明のように、ここは○○の町だ。とだけ返すようなNPCではなく、会話ができるNPC。しかも優しそうだ。
「そうなんです、だから忙しくなかったら、色々教えてくれますか?」
「構わないよ。……この様子なら、何かあったらすぐわかるでしょうし」
生ぬるい目で、一面に蔓延るプレイヤー達を眺める門番に同意しながら、周辺に生息する生物の名前や特徴などを教えてもらう。
「あれ?でもこいつもいましたよ?」
みにょ~ん、と長い話に飽きて佐久弥の顔半分を隠しているスライムを指差すと、門番は苦笑した。
「その『スラリー』は、臆病者でしてね、武器も防具もつけてない状態でないと近寄ってこないんですよ。それにその状態でも、隠れてなかなか出てこないので、私も見たのは初めてです」
「おまえ、レアなんだなあ……」
みにょみにょと、その状態でうねるな。息が出来ん。
「……スラリーって、どっちが前なんでしょうか」
「……俺にもわかりません」
目一つないその姿に、どっちが前なのかわかるわけがないのだ。
時折佐久弥も、スラリーを抱き上げて見つめながら話しかける事はあるが、実は背中に声をかけているのかもしれない。
「こいつ、連れて入っても問題ないですかね」
「問題無いですよ、こんな安全な生き物!!」
イイ笑顔で答える門番に、先ほど少し聞いた生物の生態を思い出し……納得する。
「良かったです。それでは、また」
「ええ、今日は一日大勢の人に無視され続けて心が折れそうだったんですよ。ぜひまた来てください」
そういえば、他の皆は門番をスルーしていたな、と思いながら、門番に確約する。
「お前、ずっと付いてくる気か?」
ようやく長話を終えた佐久弥に、ご機嫌なのか、わざと転がり落ちてるスラリーに問いかけると、当然、とばかりに足にしがみ付かれる。
「なら名前……って、もう種族名がスラリーなら……スライムでいっか」
反論は無さそうなので、ちょっと急ぐぞ、スライム。と声をかけたら、大人しく頭の上の定位置で溶ける。
「やっぱ酒場だろう」
情報収集といえば、酒場。そして夜。
定番の行動を取ろうと佐久弥が道行くNPCに次々話しかけ、情報を仕入れながら酒場に辿り着いた頃には深夜だった。
店じまいには早いのか、外から中が見える酒場はまだまだ賑わっていて、佐久弥はマスター近くのカウンター席を陣取る。
グラスを黙々と拭いていたマスターが、鋭い目付きでこちらを見る。
「……いらっしゃい」
「マスター……ここいらで良い情報はあるか」
「……その前に」
「ああ、わかっている。これで、頼める一番高いヤツを」
キンッ、と指先でコインを弾く。
「わかってますねぇ……お客様。さ、こちらをどうぞ。――水です」
「――さすがマスター。ああ、いい水だ……」
何やってんだと、スライムがぷにょぷにょ跳ねているが気にしない。
だって、全財産で1000Rしかないのだ。この店で一番安いのが、水10Rなのだ。
「……って、本当にこの水美味しいですよ!すごい……」
さっきのやり取りは何だったのか、佐久弥は素で驚く。こんな美味い水飲んだことが無い。
「そんなに喜ばれると嬉しいですねぇ……嬉しいから、取って置きの情報など」
眼光鋭いマスターなど、もういない。再びキュッキュッとグラスを磨き上げながら微笑んでいる。――どっちもどっちだ。
「この辺りは、襲い掛かってくるような生物は居ないんですが――町の中なんですがね、北側に洞窟があり……夜は、危険です」
「へえ、町の中に洞窟があるんだ」
「薬の原料になる草や、苔が多くて皆よく利用してるんですがね、夜だけは――別なんですよ」
きらり、と目を光らせたマスターに、佐久弥は身を乗り出し、1R差し出す。
「危険があるってことか?」
「夜の洞窟は、ここいらで一番の嫌われものがいるんだよ」
「へぇ……どんなやつだい?」
有益な情報を得る事ができ、佐久弥の目がきらきらし始める。
「ここいらで嫌われものっていったら、そりゃあコウモリだ」
一瞬の間を置いて、マスターは続ける。
「夜に無防備に洞窟へ入った者は皆……全身を血で赤く染める事になるだろう」
「……吸血コウモリ、か?」
自分ではまだ無謀な場所かと思案しながら、佐久弥が問いかけると。マスターは苦々しい表情を浮かべ、低く唸る。
「奴ら……人の上で吐血しやがるんだ」
「うぁあああああああっっっ!!」
「気持ち悪ぃいいいいいい!!風呂ぉおおおお!!」
マスターの言葉に被せるように、悲鳴がきこえる。
酒場の前を、真っ赤なプレイヤーが走り抜けて行く。
そう、その全身を、血で真っ赤にして。
「ああ……今日もまた、新たな被害者が……」
痛々しそうに目を閉じ、マスターが首を振る。
「――そういえば、この町に風呂とかあるんですか?」
「ああ、洞窟でやられた奴のために、ずっと開いてるよ。源泉かけ流しって奴だ」
「それは豪華だ。値段は?」
「町の共同財産だから、安めだ。50Rだな」
「絶対行きます」
どうしよう、散歩の次にしたい事が出来た。風呂だ。
「まあ、コウモリの被害にあった奴は、掃除する手間が増えるから500Rかかるが」
「ぼってますよね」
「稼げるときに稼ぐ、これは常識だ」
キラーン☆と、磨き上げたグラスを前にキメポーズを取るマスターに頷く。
「そうですね」
この場に、可哀想とか言う心優しい人間は居なかった。それどころか、情報収集を怠った奴らが金を落としてくれて、風呂の設備が豪華になったら良いなぁとお互い考えているのが丸分かりだ。
この後は、風呂談義に花が咲き、閉店までマスターと話したのだった。
――稼げるときに稼ぐ。その言葉通り店を出る頃には、佐久弥の財産は半分に減っていた。
どれだけ待っても起きないスライムたちに、諦めて声をかける。
身体の上にのっかっていた子をゆっくりと下ろそうと持ち上げると、目が合った。……気がする。
いやいやと震えるのを宥めるように、そっと撫でていると、我も我もと集られ始めた。
「うおう、ウォーターベッド」
潰れる!と叫んだ佐久弥に、のっかるのではなく、のっけたスライム達の上で、佐久弥は感嘆の声を漏らす。
極上だと自分が思っていた草ベッドなどまやかしであった。
極上とは、このスライムベッドだ。
硬すぎず、沈みすぎないこの弾力。
「うちに欲しい……」
本音で呟き、目の前にいた一匹を掬い上げ、クッションのように抱きしめてみると、やはり気持ち良い。
佐久弥の言葉にキュピーンときたのか、抱きしめていた一匹がよじのぼってきて、佐久弥の頭の上におさまり、自慢するように弾む。
それで何が通じたのか、続いてよじ登ろうとしていたスライムが諦めたように下りはじめる。
(きっと、俺にはわからない何かがあったんだろう)
もう、それだけで全てを流した佐久弥は、スライムベッドから自分も下りる。
「そろそろ町に行ってみようと思って」
寂しげに佐久弥の方を……たぶん見て。肩を落とす代わりに液体化したかのようにどろ~っとし始めるのに慌てた佐久弥が「またすぐ来るから!」と叫んだことで、この一帯のスライムの湖化は避けられた。
大量のスライム達の、目の無い視線を受けながら、そろそろ落ち着いたであろう町へと向かう。
すたすた。
ころんっ。
すたすた。
ころんっ。
すたすた。
ころ……
「お前は、どうして落ちるのに頭の上にのるんだ」
よいしょ、と佐久弥が抱き上げるのに、スライムは頭の上に登りたがる。
「……だったら、落ちないような形になればいい」
頭の上に執着する姿に、溜め息をつきながら告げると、キュピーンときたらしい。
「……これはこれで、鬱陶しいが……ま、いっか」
半液体化したスライムが、時折たらーっと垂れてくるのを拭いながら、佐久弥はペースを上げて町に向かう。
思ったより長く眠っていたのか、昼間とは対照的に、真っ赤に染まる空を眺めながら進む。夕方になっても、この世界は綺麗だ。幾重ものグラデーションに彩られた空は、何色なのか数える気もおきないほどだ。
「夜までにつければいいか」
情報を集めるのに、人が居ないと意味が無い。
佐久弥はスライムという存在が増えたことで語りかけるような独り言が増える。
まあ、時折わかったとばかりに震える感触からして、会話が一応成り立っているから問題はない。
「……まだ居るのか」
町をぐるりと囲む壁が見えた佐久弥が呆れたように呟く。
薄暗い中、町の周辺で戦い続けるプレイヤーがまだまだ大量にいたのだ。
「飽きないのかねぇ」
延々同じ敵を倒し続けても、レベルアップ以外の感動は無いだろう。佐久弥としてはそう思うが、まあ強くなる事が第一目標という楽しみ方があるのは知っている。友人がそのタイプなのだが。
そんな彼らを横目に、町の門へと向かう。
「こんばんは~」
人間関係は煩わしいと思っても、相手がNPCとなれば話は別だ。
「こんばんは、この町は初めてですか?」
門番の男に声をかけると、穏やかな声で挨拶される。
(おお、少し感動だ)
説明のように、ここは○○の町だ。とだけ返すようなNPCではなく、会話ができるNPC。しかも優しそうだ。
「そうなんです、だから忙しくなかったら、色々教えてくれますか?」
「構わないよ。……この様子なら、何かあったらすぐわかるでしょうし」
生ぬるい目で、一面に蔓延るプレイヤー達を眺める門番に同意しながら、周辺に生息する生物の名前や特徴などを教えてもらう。
「あれ?でもこいつもいましたよ?」
みにょ~ん、と長い話に飽きて佐久弥の顔半分を隠しているスライムを指差すと、門番は苦笑した。
「その『スラリー』は、臆病者でしてね、武器も防具もつけてない状態でないと近寄ってこないんですよ。それにその状態でも、隠れてなかなか出てこないので、私も見たのは初めてです」
「おまえ、レアなんだなあ……」
みにょみにょと、その状態でうねるな。息が出来ん。
「……スラリーって、どっちが前なんでしょうか」
「……俺にもわかりません」
目一つないその姿に、どっちが前なのかわかるわけがないのだ。
時折佐久弥も、スラリーを抱き上げて見つめながら話しかける事はあるが、実は背中に声をかけているのかもしれない。
「こいつ、連れて入っても問題ないですかね」
「問題無いですよ、こんな安全な生き物!!」
イイ笑顔で答える門番に、先ほど少し聞いた生物の生態を思い出し……納得する。
「良かったです。それでは、また」
「ええ、今日は一日大勢の人に無視され続けて心が折れそうだったんですよ。ぜひまた来てください」
そういえば、他の皆は門番をスルーしていたな、と思いながら、門番に確約する。
「お前、ずっと付いてくる気か?」
ようやく長話を終えた佐久弥に、ご機嫌なのか、わざと転がり落ちてるスラリーに問いかけると、当然、とばかりに足にしがみ付かれる。
「なら名前……って、もう種族名がスラリーなら……スライムでいっか」
反論は無さそうなので、ちょっと急ぐぞ、スライム。と声をかけたら、大人しく頭の上の定位置で溶ける。
「やっぱ酒場だろう」
情報収集といえば、酒場。そして夜。
定番の行動を取ろうと佐久弥が道行くNPCに次々話しかけ、情報を仕入れながら酒場に辿り着いた頃には深夜だった。
店じまいには早いのか、外から中が見える酒場はまだまだ賑わっていて、佐久弥はマスター近くのカウンター席を陣取る。
グラスを黙々と拭いていたマスターが、鋭い目付きでこちらを見る。
「……いらっしゃい」
「マスター……ここいらで良い情報はあるか」
「……その前に」
「ああ、わかっている。これで、頼める一番高いヤツを」
キンッ、と指先でコインを弾く。
「わかってますねぇ……お客様。さ、こちらをどうぞ。――水です」
「――さすがマスター。ああ、いい水だ……」
何やってんだと、スライムがぷにょぷにょ跳ねているが気にしない。
だって、全財産で1000Rしかないのだ。この店で一番安いのが、水10Rなのだ。
「……って、本当にこの水美味しいですよ!すごい……」
さっきのやり取りは何だったのか、佐久弥は素で驚く。こんな美味い水飲んだことが無い。
「そんなに喜ばれると嬉しいですねぇ……嬉しいから、取って置きの情報など」
眼光鋭いマスターなど、もういない。再びキュッキュッとグラスを磨き上げながら微笑んでいる。――どっちもどっちだ。
「この辺りは、襲い掛かってくるような生物は居ないんですが――町の中なんですがね、北側に洞窟があり……夜は、危険です」
「へえ、町の中に洞窟があるんだ」
「薬の原料になる草や、苔が多くて皆よく利用してるんですがね、夜だけは――別なんですよ」
きらり、と目を光らせたマスターに、佐久弥は身を乗り出し、1R差し出す。
「危険があるってことか?」
「夜の洞窟は、ここいらで一番の嫌われものがいるんだよ」
「へぇ……どんなやつだい?」
有益な情報を得る事ができ、佐久弥の目がきらきらし始める。
「ここいらで嫌われものっていったら、そりゃあコウモリだ」
一瞬の間を置いて、マスターは続ける。
「夜に無防備に洞窟へ入った者は皆……全身を血で赤く染める事になるだろう」
「……吸血コウモリ、か?」
自分ではまだ無謀な場所かと思案しながら、佐久弥が問いかけると。マスターは苦々しい表情を浮かべ、低く唸る。
「奴ら……人の上で吐血しやがるんだ」
「うぁあああああああっっっ!!」
「気持ち悪ぃいいいいいい!!風呂ぉおおおお!!」
マスターの言葉に被せるように、悲鳴がきこえる。
酒場の前を、真っ赤なプレイヤーが走り抜けて行く。
そう、その全身を、血で真っ赤にして。
「ああ……今日もまた、新たな被害者が……」
痛々しそうに目を閉じ、マスターが首を振る。
「――そういえば、この町に風呂とかあるんですか?」
「ああ、洞窟でやられた奴のために、ずっと開いてるよ。源泉かけ流しって奴だ」
「それは豪華だ。値段は?」
「町の共同財産だから、安めだ。50Rだな」
「絶対行きます」
どうしよう、散歩の次にしたい事が出来た。風呂だ。
「まあ、コウモリの被害にあった奴は、掃除する手間が増えるから500Rかかるが」
「ぼってますよね」
「稼げるときに稼ぐ、これは常識だ」
キラーン☆と、磨き上げたグラスを前にキメポーズを取るマスターに頷く。
「そうですね」
この場に、可哀想とか言う心優しい人間は居なかった。それどころか、情報収集を怠った奴らが金を落としてくれて、風呂の設備が豪華になったら良いなぁとお互い考えているのが丸分かりだ。
この後は、風呂談義に花が咲き、閉店までマスターと話したのだった。
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