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番外編 結菜の夢
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「……未来お姉ちゃん、ちょっと相談あるんだけど」
高校三年になった結菜が、キッチンに顔を出す。
小さい頃の面影を残しつつも、もうすっかり大人びていた。
「どうしたの?」
「進路のことで……大学、どうしようかなって」
彼女は真剣な表情で座った。
「実はね、保育士になりたいって、ずっと思ってたの。小さい子と接するのが好きで……でも、周りはもっと実用的な職を勧めてきてて」
「うんうん」
「でも、やっぱり、自分の気持ちに嘘つけないなって思った。だから……保育系の大学、受けようと思ってる」
私は思わず笑って、ぎゅっと彼女の手を握った。
「すごく素敵な夢だよ。結菜ちゃんなら、きっと優しくて楽しい先生になれる」
「……ありがとう。未来お姉ちゃんがいてくれたから、わたしも自分らしい道を選べたんだと思う」
春。
彼女は第一志望の大学に合格し、晴翔くんも照れながら「立派になったなぁ」とつぶやいた。
家族は、少しずつ形を変えながらも、確かに繋がっている。
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「うんうん」
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私は思わず笑って、ぎゅっと彼女の手を握った。
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春。
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