戻らない天使と6つの約束

紗雪めろ

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莉音の病気

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第一話 琥珀と莉音の日常

相野莉音は帝怜高校に通う高校二年生だ。
莉音には、飯場琥珀と言う小学生からの幼なじみの彼氏がいた。
琥珀は生徒会の仕事をしている莉音に

「莉音~帰るよ、あれ?まだ仕事してるの?」

すると莉音は

「琥珀ごめーん!今から帰ろ~」

と慌てて仕事を終わらせた。
莉音は

「琥珀~‼︎おつかれ~♪」

と言って琥珀に抱きついた。すると琥珀は

「おい莉音…全く困ったもんだ。」

と琥珀は言っているが、莉音が琥珀のことが大好きのように琥珀も莉音のことが大好きだった。






その時から運命の歯車は回っていたかもしれない。
なんて、
その時の二人は思いもしなかった。








二人は昇降口に着くと並んで歩いた。

勉強の苦手な莉音は
「ねぇ、琥珀~今週の期末テストどうしよう。琥珀、教えて~」

すると琥珀は

「ポイントさえわかればいいんだよ。わからないって言うことは、ポイントがつかめていないだけだからさ。莉音だって、やればできるんだからね。」

すると莉音は
「そうだよね!琥珀わかってる~」

琥珀は

「だったら頑張りなよ!テスト終わったらデートだよ。」

莉音は「やった~二人で遊園地行こうね!コーヒーカップにメリーゴーランド!それからそれから…うぅ……‼︎」

いきなり莉音の胸に激痛が走った。


「莉音…⁉︎どうしたんだ莉音!」

莉音は朦朧とする意識の中、琥珀の制服の袖を掴むと

「たす…けて。琥珀……」

そう言うと莉音は意識を失った。琥珀は莉音を抱き抱えると急いで近くの大学病院に連れて行った。



病院に着くと琥珀は慌てて


「すいません…突然が倒れちゃって…‼︎」


琥珀に気づいた看護師は莉音に駆け寄ると急いで指示を出した。
そして琥珀に

「ちょっといいかな?何があったか説明できる?」

と言われて琥珀は放心状態のまま


「いきなり、莉音が倒れて…そして、、、あの!莉音は大丈夫なんですか⁉︎」

すると看護師は

「全力を尽くします。今検査をしているから莉音さんの親御さんを呼んでくれるかしら?」

と言われ琥珀は莉音の親に電話をかけた。二十分後知らせを聞いて駆けつけた莉音の両親は医師の説明を受け、琥珀は両親に連れられて帰ることにした。



その日の夜、琥珀は不安でたまらなかった。

「莉音…どうしてこんなことになったんだ。なんで莉音がこんな目に」

琥珀は眠れない夜を過ごした。目を瞑ると莉音の笑顔が浮かんでさらに胸が押しつぶされるくらいに辛かった……




だが、琥珀は信じていた。いつか莉音は元に戻ると。



だが、その願いは叶わなくなる日が来るなんてその時は思いもしなかった。
莉音が亡くなるまで残り90日
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