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第十四章 望月家からの旅立ち
11、宴を楽しむ
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「今日の会は、西洋のSHOWを見てるように参加できます。」
望月はピエロの格好のままニコニコという。
「さて、最初のSYOWは我が家の宝物、望月淳之介くん!」
「え!僕!?」
「さあ、淳之介、こちらへ」
淳之介は戸惑いながら上座の立っている望月と座っている櫻の間に促された。
「何するの?」
「君にはね、詩を読んでほしい。」
「え!」
「僕はね、キミが詩をかきためているのを知っているんだよ。」
「お父さん。。」
「櫻さんへの想いを短文でもいい。言葉にしてご覧。」
そう言われると、淳之介は目を閉じて深呼吸した。
「月の意味を教えてくれたのはあなたでした。
僕の夜の怖さを無くしてくれたのもあなたでした。
櫻先生、僕が大人になって月明かりの夜道を歩くたび
あなたを思い出すでしょう。
僕が中学生にはなるけれど、
あなたは先生だけど
僕にとって、あなたは姉のような人でした。
嬉しいシスター。幸あれ。」
淳之介が言い終わった。
望月の口から
「ブラボー」
と声がかかると、ノアは月にちなんだ曲を奏でた。
そして、ダイニングにいる全員が拍手喝采だった。
恥ずかしそうに
「ありがとうございます。」
と淳之介は言った。
櫻は淳之介に向き合ってこう言った。
「淳之介さん、本当にいい詩でした。
即興とは思えないくらい。
あなたは本当に夢を叶えると思います。
だから、書くことをやめないで。
私はまだあなたの家庭教師はやめないから、何か相談があったら言ってね。」
淳之介と櫻は握手をした。
「さてさて、最初のSYOWが場を温めました。そうそう、冷めてはいけないものがありまして、このテーブルには僕とワイフが作った洋食が並んでいます。皆さんでワイワイ楽しみながら食べましょう。ある程度食べてからSYOWのお続きをしようとします。」
テーブルには櫻が見たこともない洋食が並んでいた。
取るのを迷っていると、辻が皿にいくつか乗せたものを運んできた。
「さあどうぞ、お嬢様」
「先生、、、」
「どれも絶品だよ。おかわりしたかったら声をかけて。」
櫻はミートボールを頬張った。
口の中に広がる肉の甘みに感動した。
望月はピエロの格好のままニコニコという。
「さて、最初のSYOWは我が家の宝物、望月淳之介くん!」
「え!僕!?」
「さあ、淳之介、こちらへ」
淳之介は戸惑いながら上座の立っている望月と座っている櫻の間に促された。
「何するの?」
「君にはね、詩を読んでほしい。」
「え!」
「僕はね、キミが詩をかきためているのを知っているんだよ。」
「お父さん。。」
「櫻さんへの想いを短文でもいい。言葉にしてご覧。」
そう言われると、淳之介は目を閉じて深呼吸した。
「月の意味を教えてくれたのはあなたでした。
僕の夜の怖さを無くしてくれたのもあなたでした。
櫻先生、僕が大人になって月明かりの夜道を歩くたび
あなたを思い出すでしょう。
僕が中学生にはなるけれど、
あなたは先生だけど
僕にとって、あなたは姉のような人でした。
嬉しいシスター。幸あれ。」
淳之介が言い終わった。
望月の口から
「ブラボー」
と声がかかると、ノアは月にちなんだ曲を奏でた。
そして、ダイニングにいる全員が拍手喝采だった。
恥ずかしそうに
「ありがとうございます。」
と淳之介は言った。
櫻は淳之介に向き合ってこう言った。
「淳之介さん、本当にいい詩でした。
即興とは思えないくらい。
あなたは本当に夢を叶えると思います。
だから、書くことをやめないで。
私はまだあなたの家庭教師はやめないから、何か相談があったら言ってね。」
淳之介と櫻は握手をした。
「さてさて、最初のSYOWが場を温めました。そうそう、冷めてはいけないものがありまして、このテーブルには僕とワイフが作った洋食が並んでいます。皆さんでワイワイ楽しみながら食べましょう。ある程度食べてからSYOWのお続きをしようとします。」
テーブルには櫻が見たこともない洋食が並んでいた。
取るのを迷っていると、辻が皿にいくつか乗せたものを運んできた。
「さあどうぞ、お嬢様」
「先生、、、」
「どれも絶品だよ。おかわりしたかったら声をかけて。」
櫻はミートボールを頬張った。
口の中に広がる肉の甘みに感動した。
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