410 / 419
第十六章 最終学年
132、君のスタイル
しおりを挟む
辻に手紙を渡すことは危険とも思いながら、櫻は書き始めた。
「辻先生へ
色々、ありがとうございます。それと同時に色々不安にさせてごめんなさい。
私、大杉さんのこと、まだよくわかっていないけど、今あまり気にならなくなってきたのが本心です。
どうしてかというと、私の想像上の大杉さんと皆さんが話す大杉さんの姿に乖離があったからです。
本当は会って判断しなくてはいけないとはわかっているのだけれど、
私は、あなたのことがとても好きなんです。
でも、確証が取れなかった。
大杉さんのことがあってから。
でも、いろいろなことがあって、本当に感謝だけじゃなくて好きなんだなって思って。
この前、先生のことを過去形で思ってしまったことがあったんです。
でも、それって違うってわかったんです。
それはあなたが私にとってかけがえのない存在であることを。
もし、あなたを失ったら私は多分、一生後悔すると思います。
でも、信じてくれないかもしれない。
他の男性に目を逸らした私を。
先生、私、本当は心をふたつに分けたくなんてなかった。
先生がもっともっとって先生になすりつけていた。
わかったんです。
私の問題だってことが。
何がって?
私の心の底にある大切なものが先生の気持ちだってことに。
大杉さんは尊敬してます。
あったら、感動するかもしれません。
でもベターハーフかどうかは今のところわかりません。
私にとってのベターハーフは先生でそれは違いはないってことです。
短い手紙でごめんなさい。とても大事に思っています。
櫻。」
この手紙は望月に預けることにした。
届いたらどう思うかは考えないことにした。
櫻は素直な気持ちを伝えたかっただけだった。
「辻先生へ
色々、ありがとうございます。それと同時に色々不安にさせてごめんなさい。
私、大杉さんのこと、まだよくわかっていないけど、今あまり気にならなくなってきたのが本心です。
どうしてかというと、私の想像上の大杉さんと皆さんが話す大杉さんの姿に乖離があったからです。
本当は会って判断しなくてはいけないとはわかっているのだけれど、
私は、あなたのことがとても好きなんです。
でも、確証が取れなかった。
大杉さんのことがあってから。
でも、いろいろなことがあって、本当に感謝だけじゃなくて好きなんだなって思って。
この前、先生のことを過去形で思ってしまったことがあったんです。
でも、それって違うってわかったんです。
それはあなたが私にとってかけがえのない存在であることを。
もし、あなたを失ったら私は多分、一生後悔すると思います。
でも、信じてくれないかもしれない。
他の男性に目を逸らした私を。
先生、私、本当は心をふたつに分けたくなんてなかった。
先生がもっともっとって先生になすりつけていた。
わかったんです。
私の問題だってことが。
何がって?
私の心の底にある大切なものが先生の気持ちだってことに。
大杉さんは尊敬してます。
あったら、感動するかもしれません。
でもベターハーフかどうかは今のところわかりません。
私にとってのベターハーフは先生でそれは違いはないってことです。
短い手紙でごめんなさい。とても大事に思っています。
櫻。」
この手紙は望月に預けることにした。
届いたらどう思うかは考えないことにした。
櫻は素直な気持ちを伝えたかっただけだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる