大杉緑とは俺様だ(完結)

有住葉月

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第3章 新しい女性関係を構築する

6、新生活

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俺の名前は大杉緑。俺の話を聞いてくれて改めて感謝する。え?いきなりどうしたって?
俺にも良心はある。しかし、俺のしていることを後年の君たちにもわかってもらえるか、わからなくてね。

ということで、自由恋愛が解除になった。
婚約者であるサチ、恋人である梅、そして不倫関係にある梅。

俺は3人と付き合うことになったのだ。

誰か優劣をつけろって?
それは今の俺には難しい。
心というのはその時いる女に向くもんだ。

「もしもし」
「あ、サチ?」
「そう。職場からかけてるの」
「ああ。どうした?」
「今日、ディナーしない?」
「ああ、そうだな。」

そんな感じで、サチとは気軽に会う。

桃とは俺が行きたい日に桃の部屋で落ち合った。
「ねえ、大杉さん、」
「桃、どうした?」
「今度、オムライス食べに行きましょう。」
「それよりも、寿司を買ってこよう。」
「じゃあ、あなたのおすすめのお店の買ってきて。」
「いいよ。」

そして、梅とは
車の中で
「なあ、梅」
「はい。」
「今日は、ちょっと遠出しても大丈夫か?」
「どのくらい?」
「川崎とか。」
「うーん。」
「取材だと思えばいいじゃないか」
「どうして?」
「異国人が結構住んでて、異国料理もあるらしい。」
「それはいいわね。」

交渉をもつことだけが、男女の恋愛ではない。俺はこの3人と付き合うことが本当に楽しかった。

しかし、ある日、親父の知るところとなった。
「緑、俺の部屋に来い。」
いつになく怒っている。
「父さん、どうしたの?」
「どうしたもこうしたもない。お前、サチさん意外にも付き合ってる女がいるらしいじゃないか。」
「あ、付き合うって言ったって、会って飯食ったり。」
「もし、子供ができたらどうするんだ。」
「そうならないようにしてるよ。」
「サチさんの家に示しがつかない。」
「どうしてさ。」
「弁護士なのに、浮気なんて。」
「浮気は弁護士の特例じゃないだろ。」
「真剣に生きろと言ってるんだ。」
「でも。」
「でもも何もあったもんじゃない。とりあえず、サチさんとだけ会いなさい。」

こんなお灸を据えられたって、俺は自由恋愛を辞めるつもりはなかった。
桃との関係は特に気をつけて、引っ越してもらった。
梅は車で落ち合う場所を変えた。

そうやって、俺は自由恋愛を謳歌した。
しかし、三者面談の後、今度は四者面談することになろうとは、その時の俺は思いもしていなかった。

ということで、今日はこの辺りで、さらばである。
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