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第4章 新しい関係
11、番頭さんたち
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望月アグリと申します。妊娠中はほとんど家にいたものですから、望月の関係の方と関わることがたくさんありました。
その中でも、番頭の磯部さんとは仲良くしていただきました。
「あのー。」
「ありゃ、アグリお嬢様、こっちは事務所じゃよ。」
「わかってますよ。みなさん頑張ってますね。」
「そうじゃないですよ。お部屋でゆっくりなさってないと旦那様に怒られますわ。」
「そんなこと言わないでください、磯部さん。私もお仕事見てみたいです。」
磯部さんはため息をつきました。
「ああ、昔のぼっちゃまみたいじゃのお。ぼっちゃまも時々事務所に遊びにきてくれて。」
「え?ぼっちゃまってヨウスケさんのことですか?」
「そうですよ。東京に行く前は良くこの事務所で帳簿なんてご覧になって。」
「私も帳簿見てみたいです。」
「お嬢様はこっちの仕事せんでええんじゃから、みなくても。」
「私、この家のこと色々知りたいんです。」
そういうと、恐る恐る磯部は帳簿を私に渡してくれました。
「あの、これってどういう意味ですか?」
なんて、色々と聞くと磯部さんは優しく詳しく教えてくれました。
「ああ、帳簿一つでこんなに楽しいんですね。」
「お嬢様、帳簿が楽しいんですか?」
「うん。だって、望月組の全部がここに詰まってるんでしょう?」
「そうじゃが。」
「私ね、どんな仕事でもとても素晴らしいと思ってるんです。」
「そんなこと初めて言われたわ。アグリお嬢様は変わりもんじゃな。」
「変わり者?」
「今までの女性陣はみんな事務所を避けてましたからね。ここが1番面倒な仕事場所だしね。」
「私、どんなお仕事でも帳簿が必要なんだって思いました。」
「そうですよ。帳簿は欠かせません。」
それから調子のいい日は磯部さんがいると、帳簿の付け方、会計のこと教わりました。
「アグリお嬢様、これがぼっちゃまだったらどんなにいいことか。」
「ヨウスケさんだったらすぐに覚えちゃうかもですね。」
「本当は、ぼっちゃま、ここの仕事全部若っちょるんですよ。」
「え?」
「わかってて、もう違ってるって思ったんじゃないかと。」
磯部は心なしか寂しそうだった。
「ねえ、磯部さん。こんなに面白いお仕事だから、絶対つぐ人が出てくると思いますよ。」
「じゃあ、アグリお嬢様のお腹の子にお願いしようかの。」
2人で笑った。私はそうでもいいと思いました。
そして、これからの未来は無限大だと思いました。
今日はこの辺りで失礼します。お粗末様でした。
その中でも、番頭の磯部さんとは仲良くしていただきました。
「あのー。」
「ありゃ、アグリお嬢様、こっちは事務所じゃよ。」
「わかってますよ。みなさん頑張ってますね。」
「そうじゃないですよ。お部屋でゆっくりなさってないと旦那様に怒られますわ。」
「そんなこと言わないでください、磯部さん。私もお仕事見てみたいです。」
磯部さんはため息をつきました。
「ああ、昔のぼっちゃまみたいじゃのお。ぼっちゃまも時々事務所に遊びにきてくれて。」
「え?ぼっちゃまってヨウスケさんのことですか?」
「そうですよ。東京に行く前は良くこの事務所で帳簿なんてご覧になって。」
「私も帳簿見てみたいです。」
「お嬢様はこっちの仕事せんでええんじゃから、みなくても。」
「私、この家のこと色々知りたいんです。」
そういうと、恐る恐る磯部は帳簿を私に渡してくれました。
「あの、これってどういう意味ですか?」
なんて、色々と聞くと磯部さんは優しく詳しく教えてくれました。
「ああ、帳簿一つでこんなに楽しいんですね。」
「お嬢様、帳簿が楽しいんですか?」
「うん。だって、望月組の全部がここに詰まってるんでしょう?」
「そうじゃが。」
「私ね、どんな仕事でもとても素晴らしいと思ってるんです。」
「そんなこと初めて言われたわ。アグリお嬢様は変わりもんじゃな。」
「変わり者?」
「今までの女性陣はみんな事務所を避けてましたからね。ここが1番面倒な仕事場所だしね。」
「私、どんなお仕事でも帳簿が必要なんだって思いました。」
「そうですよ。帳簿は欠かせません。」
それから調子のいい日は磯部さんがいると、帳簿の付け方、会計のこと教わりました。
「アグリお嬢様、これがぼっちゃまだったらどんなにいいことか。」
「ヨウスケさんだったらすぐに覚えちゃうかもですね。」
「本当は、ぼっちゃま、ここの仕事全部若っちょるんですよ。」
「え?」
「わかってて、もう違ってるって思ったんじゃないかと。」
磯部は心なしか寂しそうだった。
「ねえ、磯部さん。こんなに面白いお仕事だから、絶対つぐ人が出てくると思いますよ。」
「じゃあ、アグリお嬢様のお腹の子にお願いしようかの。」
2人で笑った。私はそうでもいいと思いました。
そして、これからの未来は無限大だと思いました。
今日はこの辺りで失礼します。お粗末様でした。
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