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ジョックストラップ、それは布の少ないパンツ
しおりを挟む今夜、僕は犬飼の家に乗り込んできた。
分からない課題がある、そんな名目で。
秀才、犬飼 博文はすぐに信用して家に入れてくれた。
そして、懇切丁寧に教えて貰った課題が終わり、犬飼の作ってくれた夕食を食べた。
犬飼の作る食事は、薄味なのに旨味があり、繊細で大変美味しい。
流石、レストランも経営しているだけある。
「ありがとう、犬飼。とっても美味しかったよ!今度は僕も一緒に作らせて」
僕は、犬飼と一緒に食器を下げながら言った。
「あぁ…楽しそうだ」
よし…今こそ作戦を展開しばければ!
名付けて、洋服びしょ濡れ作戦だ。
水道で洋服が濡れた僕は、犬飼邸にてシャワーを借り、エッチな下着に着替え登場するのだ。
完璧な作戦だ。
僕は、犬飼がテーブルを拭いているうちに、アイランドキッチンに立った。
全開に水を出し、わざと手で自分に吹きかけた。
「う、わー、濡れちゃった、あ、あ」
大根役者感漂う僕の台詞だ。
「蛍!大丈夫かい」
テーブルから駆けつける犬飼に、罪悪感が芽生える。
でも、これは犬飼の為でもある。
呪いを解いて、今度こそ本当の関係を築くんだ。
「大分濡れてしまったな…」
犬飼がキッチンに置いてある、ストックのタオルを取り出して、僕の頭を拭いてくれた。
「頭もびしょ濡れだし、シャツまでぺっちょりだ…」
我ながら大胆に濡らしたものだ。
「っ!蛍…肌が…透けてしまっている…シャワーを浴びて着替えると良い…」
犬飼が僕の胸にタオルを押し付けた。
「あっ…本当だ。じゃあ遠慮なく。実は、課題が泊りがけになるかと思って着替えも持っているんだ」
僕は、タオルを頭にのせて、持ってきた鞄を取りに走った。
「ほら」
鞄を手にして犬飼に見せた。
「蛍!かっ…風邪を引く…早く温まるといい…」
「ありがとう」
犬飼に優しく背を押され、バスルームに案内された。
何故か先程から視線を逸らされている。迷惑な奴だと思われただろうか…。
「では、何かあれば声をかけてくれ」
「うん。犬飼…なんか、ごめんね…」
僕が謝ると、犬飼がふっと微笑んで頭をなでてくれた。
っか…かっこいい…。
不覚にも、ときめいてしまった!
駄目だ、駄目だ。
ぼっ…僕らは友達!
セックスして友達に戻るんだ!
シャワーを浴びて、いざ着替える時、問題が発生した。
僕がネットで購入した、エッチな下着…その名もジョックストラップ。
「履き方が分からない!」
なんだこれ、どうやって履くの?
伸縮性のある、三角の小さな布が、ゴムのウエスト部分に付いている。布はそこだけだ。
下に向かっている三角形の頂点から、二本のゴムが伸びて、ウエストへと繋がっている。更にそのゴムには、二本レースの紐がついていて…。
で、足はどこに通すのでしょうか。
この白いエッチなパンツは、ペニスの形が浮き彫りになるし、ちょっと透けて…画像を見た時には衝撃を受けた。
ペニスしか隠さない布の少なさにも驚いた。
画像はもちろん保存していないし、スマホは、リビングだ。
困った!
困ったぞ。
「裸じゃだめって、叔父さん言ってた…」
バスローブは着たけれど、バスローブ姿なんて普通すぎて、きっと犬飼のリビドーは刺激できない!
何としても、このパンツを履かないと!!
でも、エッチなパンツを間違って履いて、見せてくる奴とか…興ざめだよね…。
あぁ…何だか、自分が残念すぎて…ちょっと泣けてきた。
「うぅ…」
コンコン
「蛍…大丈夫かい?」
脱衣所のドアがノックされて、犬飼の声がした。
僕はパンツを握りしめた。
もう…凄く恥ずかしいし馬鹿みたいだけど…仕方ない。
僕は、ドアを開けた。
「ほ…蛍…着替えはどうしたんだ…」
バスローブ姿の僕に困惑する犬飼。
「あのね…」
僕は、犬飼の目の前まで歩いた。
「…どうした…泣いたのか?」
犬飼が、僕の目尻に優しく触れた。
「犬飼……お願い…僕に…こ、この…パ…パンツを履かせて!!」
僕は、恥ずかしくて顔を伏せながら、パンツを犬飼に突き出した。
「は?…ん?んん?」
犬飼がパンツを受け取ったので、チラリと視線だけで見上げた。
パラっと犬飼に掴まれたパンツが垂れ下がる。
白い、僕のジョックストラップが…。
清廉な美形が、エッチな下着を、呆然と眺める。
罪深いシーンだ。
「………」
硬直している犬飼がまったく動かない。
瞬きすら止まっている。
「僕には……履き方が分からない……犬飼……やって」
犬飼が動かないから、仕方なく、彼の腕に触れてもう一度お願いをした。
恥ずかしくて、顔が熱い。
「………あっ……あ、ああ……コレを…私が……蛍に……あぁ…わっ…わかった」
犬飼が、勢いよく僕の足元にしゃがみこんだ。
僕の足元で、犬飼の美しい手が下着を広げた。
僕が犬飼の肩に手を置くと、犬飼の体がビクッと震えた。
「ほ…たる……足をあげて……」
不自然な程に下を向いている犬飼が言った。
僕はゆっくり足を上げると、バスローブから太ももが出た。
これは…図らずも、見えそうで見えない状況では!!
犬飼が誘導してくれる場所に、右足を入れた。
そうか、そこに足を通すんだ。
「はっ…反対も…気を付けて…」
「うん」
今度は、左の足を通した。
すると犬飼の手がパンツから離れた。
「犬飼?」
「あとは、上げて行くだけだ…」
「……やって」
僕は、バスローブをちょっとだけ開いてお願いした。
見えそうで見えない……見えそうで…。
「ぐっ……」
犬飼が再び、パンツに手をかけて、ゆっくりと、上げ始めた。
パンツが、膝を通って、太ももまで来た。
僕の鼓動が荒れ狂う。
自分で頼んだくせに、恥ずかしくてしょうがない。
「……」
下を向いていた犬飼が、いつの間にか真剣に僕の股間を見ている。
少し顕になった僕のペニスに、白い布が掛かる。
亀頭から、布が伸びて、ペニスの全てを布が覆った。
すると…犬飼の鼻が、僕のペニスに近づいて来た。
「…っあ……」
犬飼のシュッとした鼻が、白く覆われたペニスに触れた。
犬飼の鼻が、僕のペニスの先端を、もてあそぶ様に刺激する。
時折、眼鏡に当たり、カチャ…と小さな音がする。
「んぁ…ぅ……」
滑らかな密着した布越しに、敏感な先端を擦られ、僕のペニスは、ムクムクと勃起していく…。
犬飼は無心で、僕のペニスの匂いを嗅ぐと、今度は、恭しく睾丸を持ち、竿と玉の間を嗅ぎ始めた。
「うっ…あっ……んぁ……」
ゾクゾクと快感が走り、僕はぎゅっと目をつぶった。
すると犬飼の動きが止まった。
「…いっ…犬飼……」
チラリと目を開けて、犬飼を見下ろすと、眼鏡越しの鋭い目が僕を見ていた。
「あっ……っ…」
犬飼が僕に見せつける様に、ペニスを舐めた。
「うぁ…」
最初は、ゆっくりと、あちらこちらを舌で舐めていた犬飼が、次第に大胆になり…先端を、ちゅばちゅばと口に含み始めた。
「あぁっ!いっ…犬飼っ…んっ…やっ!うぅ……だめっ…あっ…あぁ…んんっ」
パンツは犬飼の唾液と、僕の先走りで、ぐちょぐちょになっている。
それが、とても気持ちよくて、僕は犬飼のサラサラの髪を掴んで、身を捩り耐えている。
くちゅ…くちゅ…
「うっ…あぁー!!んぁ……やっ…きもちいい…やっ……吸っちゃだめっ……あっ…んん!」
ちゅぽ…ちゅぽ…
卑猥な音を立てながら、犬飼が僕のペニスを吸う。
その表情は、怖いくらい真剣で……僕を見つめ続ける。
「あぁ!もっ…もう…やだっ…あー!でるっ!でるよぉ…」
亀頭を上顎に擦りつける様に、くわえこまれ、バキュームされ、僕の限界はすぐそこだ。
すると、犬飼がパンツの布に手をかけてずらし、ブルンっと僕のペニスをだした。
直接、口で刺激され……吸いつかれ…
「ああぁ!うぅ!!あー!でてるっ…犬飼…はなしっ…はなして……ああー!」
ドクドクと吹き出る僕の精液は、犬飼の口へと放たれ、舐め回された。
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