ゾンビBL小説の世界に転生した俺が、脇役に愛され過保護される話。【注、怖くないよ】

いんげん

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LoveとLikeと雄っぱい

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 無言で手を繋いで寝室まで来た。豹兒は若干ご立腹で、最初はグイグイと俺を引っ張って歩いていたけれど、途中からは優しく手を握ってくれた。それに、腕がぶつかるくらい近づいて隣を歩いてくれた。コッチは見てくれなかったけど。
「ありがとう、豹兒」
 ベッドに腰掛けて、目の前に立つ豹兒に声を掛けた。今は二段ベッドの下に座っているから、背の高い豹兒の顔は、こちらが顔を傾けないと見えない。
「……ポチ」
 豹兒がベッドの上の枠を片手で掴んで、頭を下げて顔を近づけてきた。目の前に迫る彫りの深い麗しいお顔。自然と心臓がドキリと跳ねた。
「何?豹兒」
 普段は無表情だけど、今の豹兒は少しだけ眉間に皺が寄っている。俺はドキドキする心臓を抑えている。
「……ポチは、ジフが好きなのか」
 何やら神妙な顔つきで、豹兒が聞いた。コレはLikeではなくLoveの意味でということだろうか?
 ちょっと、アンタ……あいつとアタシ、どっちが好きなの!の下りだろうか?豹兒……可愛い。
「ジフの事は、憧れの男的な好きで、豹兒のことは、恋人の好きです」
 ここは、きっちり、ハッキリ言っておかないと、そう思った。そして俺は、体の横にぶら下がっている、豹兒の手を取って両手で握った。
「……なんだか、もやもやする。すっきりしない……」
 豹兒が顔を横に背けた。
 なんと……恋人が拗ねてしまった!しかも……もやもや、すっきりしないとは……それは、欲求不満では無いか?
 おお!!俺の心は一気に色めきだった!
 いや……しかし、ここは共有の寝室、しかも豹兒は直ぐに戻って作戦会議だ。時間が無い。
 どうする……どうする俺!キスは割ともうしているし……どうしたら、豹兒が喜んで、ちょっと満足出来る!?
 俺は考えた、今まで人生の中で一番脳をフル回転させて考えた。

 そして閃いたのだ!

 おっぱいは全てを解決すると!

「……豹兒……」
 俺は、掴んでいる豹兒の手を自分の胸に当てた。
「ポチ!?」
「……今日は豹兒が揉んでも良いよ」
 豹兒の雄っぱいを揉みたい気持ちを我慢して、俺は自分の雄っぱいを差し出した。豹兒と違って、まったく育っていない、ちょっとぷっくりして乳首がついているだけの、つまらない雄っぱいで申し訳ないけれど。
「っ!」
 豹兒の漆黒の瞳が、右に左に、右に動いて、閉じられた。そしてため息のような荒い吐息が聞こえてきた。あれ?豹兒は雄っぱいじゃ喜ばない?駄目だったか……と思った時だった。
「うぁ……」
 俺の体は、ベッドに押し倒された。余りに一瞬で三半規管が追いつかず、あれぇ?と思っている間に、豹兒が俺の腰を跨がった。そして俺の大きめなダボッとしたTシャツを掴むと、強引に捲り上げた。
 外気に晒されて、肌寒いのと……ちょっと恥ずかしくなったので……俺は、つい胸に手を当てて、おっぱいを隠した。
「……ポチ」
 豹兒は、胸を隠す俺の手を強く掴んだ。いつもより手荒い仕草で俺を扱う豹兒の姿が、男らしくてヤバい。
 掴まれた腕は顔の横に押さえつけられ、豹兒は、噛みつくように唇を合わた。
「……ポチ……っん……ポチ…」
 豹兒の少し、ふっくらした唇が俺の小さい口を何度もくわえる。ときどき、舌で舐められるし……豹兒の吐息が顔にかかるし……とにかく、恥ずかしかった。
「豹兒!おれ…んっ……うっ……凄い……恥ずかしい!なんか……もうやだっ……」
 好きだけど、好きだから恥ずかしい!
 心臓がムズムズするし爆発しそう。
 何度も食べられちゃった唇が、ちょっとジンジンするような、ぼやぼやするような……とにかく、変で嫌だ!抑えられた腕を上げて豹兒の顔をどかしたくて、動かすけど、びくともしない。
「…ポチ……大人しくして…」
 キスを中断した豹兒が言った。
「無理!むり……だって、恥ずかしくて死ぬ……ドキドキしすぎてヤだ!」
 俺は涙目になって訴える。
 豹兒の事が好きだけど、イチャイチャしたいけど、これはキャパオーバーだ!
 俺達には、まだ早い気がする。だって、叫びたいくらい恥ずかしいし、抱きしめたいけど叩きたいという妙な衝動が止まらない。
「……」
 豹兒が俺を見つめて、眉をしかめ葛藤している。唇がいつもみたいに、きゅっと噛みしめられてしまわれている。うっ……可愛い。
 でも駄目だ!これ以上、ムズムズしたくない。俺は今、逞しい馬にのって海辺を駆け回る、あの将軍様の馬になりたいという意味の分からない妄想まで生まれているくらい冷静じゃない!
 これ以上、やられて、キスだけで勃ちあがっている乳首に口でも付けられたら……きっと……気持ち良すぎて、痛すぎてツラいに違いない!
「やっぱり……ごめん、おっぱい無理……しまって」
 見上げた豹兒の顔は、なぜか酸っぱいレモンでも食べているような表情で、ちょっと面白かった。
 両手抑えられちゃっているから、お願いしたけど……豹兒が手を離してくれれば良いだけなんだけど……。
「……ポチ」
「なに?」
 豹兒が真剣な目で俺を見つめている。何か語りかけられている気がする。
「……ポチ!」
「だから、なに」
「……今度、しようって言った……今は、時間ないけど」
「……そう、だけど」
 豹兒の抑えつける手が緩んで、離れて行った。すると、あんなに叩きたかった衝動が収まった。
「ポチが、嫌な事は……したくない」
 俺を見つめていた視線が外れて、豹兒がしゅんとした顔をしている。
 ああああ……なに、その捨てられた子犬みたいな顔!反則じゃない?男らしいくせに可愛い!
「……嫌……じゃなくて……」
 恥ずかしさが暴走しているだけなんだ。
「じゃあ……優しくするから……触れて良い?」
「……あー、えっと……そのぉ……」
 良いとは素直に言えず、顔を逸らして頷いた。
「じゃあ、ポチの……胸に触る」
 うぎゃああ!!辞めて!いちいち言わないで!なんという羞恥プレイ!でも、今更嫌だとも、もう言えないし、ぎゅっとシーツを握りしめて恥ずかしさに耐えた。

「ふぁ……」

 豹兒が、俺の胸をサッと撫でた。テーブルのパンかすでも払うくらいフワッと撫でられて、俺の口からは変な声が出てしまった。
「ポチ……大丈夫……痛くしない……次は乳首、触る……」
 乳首と言われ、思わず乳首に神経を集中してしまって、ただでさえ勃ってるのに、俺の乳首は、ギューギューと凝り始めた。
 そして、そこに豹兒の荒れた指が触れる。
「うぁあっ……んっ……」
 乳首から痛いくらいの快感が走った。痼った乳首が更にギューギューと尖って豹兒の指に触れて貰おうとしている。
「やぁ……ひょ……ひょうじ……いたっ……」
 ガサガサの指のささくれだった皮膚が、俺の乳首をザラザラと撫でるから……痛い。
 でも痛いのに……気持ちいい!
 ちんちんが……ヤバい。勃起しちゃった。なんなのコレ……この体……快楽に弱くない!?
「ごめん……俺、手……ポチみたいに綺麗じゃ無い」
 豹兒が自分の掌を困ったように見つめている間も、俺の乳首は、もっと触れて欲しくて尖るし……勃起したペニスが痛い。もう体がメチャクチャで泣けてきた。
「…うぅ…豹兒……おっぱい……痛い……いたい……舐めて」
 自分でも何言っているんだって思うんだけど……我慢出来ない。だって、舐めて吸って欲しいって本能的に感じているから。
「ポチ!」
 豹兒の顔が俺の胸に近づいて、左の乳首が温かい唇に包まれた。
「あっ!」
 敏感になった乳首に、ちゅ、ちゅと何度も口付けられ、気持ち良くて、気持ち良くて……腰が動く。思わず自分の手を股間の方に移動させると、豹兒が先に俺のペニスを短パンの上から掴んだ。
「うぁあ……ひょう、じ……あっ…あっああ……」
 豹兒の舌が乳首を舐めたり、潰したりしながら、俺の勃起したペニスが布越しに優しく撫で回され、俺は、過ぎた快楽にぎゅっと目を瞑って、喘いだ。
「やぁ……いやだ……うっあぁ……きもち…良いよぉ……だめだよっ!やだ……あぁ!」
「ポチ…可愛い……ポチ……」
 豹兒も興奮して、俺の足に勃起したペニスが当たっている。
 その感触も、ヤバくって……お互いに引き返せない所まで昂ぶっているのを感じた。
「もうっ!でちゃう!やっ……やだ!あぁ……あっ……」
 豹兒の口がおっぱいから離れ、ペニスからも手が離れると、今度は……豹兒の勃起した所が、俺のペニスの上に載せられた。
「ポチ!ポチ!!」
 豹兒が腰を動かすと、お互いのモノが刺激される。
「ああー!豹兒……あっ……んああ……」
 お互いパンツもズボンも履いているから、感覚がもどかしい。普段だったら、もどかしすぎてイケない刺激なんだろうけど、豹兒の興奮する姿、豹兒の熱、その全てが俺を限界まで誘ってくる。
「うああ…あっ……豹兒!豹兒!俺!でちゃう!イク!いっちゃうよ!」
「っく……ポチ……俺も……イク……」
 豹兒の頭が俺の顔に寄せられ、頬に髪が掛かる。豹兒の荒い息づかいが、押し殺したような声が……堪らない!
 ズボンの中で膨らんだペニスが、熱いモノを吐き出した。
「あああー!!」
「っ!」
 
□□□□

 はぁはぁと呼吸を整え、大きく息を吐いた。

「……あああ!」
「っ!?どうしたの?」

 突然叫んだ俺に、豹兒が飛び起きた。

「どっ…どうしたのじゃないよ!!急いで!戻って!作戦会議だよ!」
 今からパンツ変えて走って戻っても、そこそこ時間が掛かっている。あの三人が怪しく思ってしまうのでは!?
「なんだ…」
「なんだ、じゃないよ」
 何故かニヤッと笑っている豹兒。えっ……なにそのちょっと悪い顔!
「あんまり遅いと変に思われるじゃん」
 俺は豹兒の下から抜け出して、ベットの端っこに収まった。パンツの中がグチャとして気持ち悪い。
「変に、思われて、良い」
「……豹兒!」
 妙に余裕な感じ出してくる豹兒に、イラッとした俺は豹兒の背中を叩いて押した。
「良いから!早く出てけ!着替えてから行って!!」
「……」
 ギャーギャー騒ぐ俺を、ふって微笑んでから豹兒が立ち上がった。なんだ、なんなんだ、その感じは。
「ポチ……着替え」
 そう言って、ベッドのしたから俺のパンツを出そうとする豹兒の頭を押し返した。
「良いから行って!!」
「……分かった」

 それからも急ぐ様子が皆無な豹兒を追い出して、俺はどっと疲れた。

 もう、絶対しばらくエロい事しないんだからな!



 



 

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