千年に一度の美少女になったらしい

みな

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やったわこれ、確実にやってしまった...寝坊した...
今私の前にあるのはお見合い会場の扉。中から声が聞こえているからお見合いパーティーが始まっているのは確実だ。遅刻したら確実に注目の的になる、それだけは避けたい。誰が好き好んでもみくちゃにされなきゃいけないのだ。自意識過剰と思うかもしれないけど、これは検証済みだ。この扉を開けたら死ぬ、確実に踏み潰される。


てかこれ1人ぐらいいなくてもわからないんじゃない?だって普通に始まってるもんねこれ。決めた今日は行かない、明日からにしよう、そうだそうすればいい。どこか休める場所さーがそっ!


(ここいいじゃん、この木の上ちょうど死角になってるしここでお見合いパーティー終わるまで寝とこ)



「...が...俺...だよな」
「はぁ⁉︎...が...ん...よ」
「俺...女...よ」


誰かが喋ってる声が聞こえてきて、声のする方を見てみると男子3人組が仲良く喋っていた。
(えっこのお見合いパーティーだよね?なんでこの人たちここいるの?あれここってこの人たちの場所だったのかな...バレるとまずいな...どうしよう)
どうやってここからバレずに逃げ出そうか考えていると男子3人組の中の1人と目があった。


(やべっ...)
「えっ...」
目があった男の人が声を上げた瞬間残りの2人もこっちを見て固まった。
(いやなんか話せよ‼︎気まずっ!)


「あーこんにちは?ここあなたたちの場所だったんだね、ごめんね邪魔して、すぐどっか行くから!」
さっさとこの場を離れようと木から飛び降りると腕輪1人の男に掴まれた。


「ねぇ君僕たちのこと見てなんとも思わないの?」
「はっ?えーっと...綺麗な顔してますね!」
「「はっ?」」
(いやこっちがはっ?だわ!!なんだよ急に!めっちゃかっこいいから褒めただけなのに、てかまじでこの人たちカッコいいな...あれか...俺たちはいつでも女なんて捕まえられるからみたいな感じで高みの見物か...まぁこの顔だもんな、こんなイケメン揃ってんの見たことないわ)
「いやいや違うでしょ?ほらもっとなんかないの?僕たちの目とか髪とか見てさ」
「あぁ綺麗な色してますね」


(まじ3人とも黒色の髪と赤色の目が映えてるよ...きっと君たちみたいなイケメンの一部になれて喜んでるよ...えっ...まって...今私黒色の髪って言った?言ったよね⁉︎あぁこれやっちゃった系?やばいやつ認定されたよねこれ)


「本気で言ってるのか?俺たちの事怖いって思わねえのか?」
「まぁ怖いとは思いませんけど...」
「ねぇこの人が僕たちの運命の人なんだよ!この人なら僕たちを受け止めてくれる!!僕ノアって言うんだ!お姉さんはなんて言う名前なの?」


「リリーよ」
(やばい、何このショタ感、めっちゃ可愛いんだけど!!絶対あたしの方が年下だけど!)
「リリーか!かわいい名前だね!!ねぇリリーは僕の事可愛がってくれる?」
「えっそんないきなり言われも...」
「だめ?」
(子犬みたいに目をうるうるさせて!こんなのに騙されないだから!)
「もちろん!ノアくんのこと大好きよ」
(ばかぁぁぁぁ!何言っちゃってるんだよ!何が大好きよだよ!!なんか犯罪臭し始めてるよ!)
「僕もリリーのこと大好きだよ!!」
(あぁもう死ねるわこれ、可愛すぎる...)


「おいノア!何勝手に話進めてるんだよ!!こいつの言ってることなんか口だけに決まってんだろ⁉︎」
「レオうるさい、僕はこの人がいいって思ったんだ。僕のこの真っ赤な瞳を見てもリリーは一回も軽蔑なんてしなかった。僕の目を見て大好きって言ってくれたんだ!!僕は絶対リリーの夫になる!」


(えっ夫になるの?まじで?それは考えてなかったわ...まぁでもこんな可愛い子があたしの旦那さんになってくれるなんて願ったり叶ったりだから全然いいんだけど)


「ねぇリリーは僕を夫にしてくれる?僕国を政策なんてクソ喰らえって思うほど嫉妬深いけど愛してくれる?」
「えっと...それはそかの旦那さんを作るなってこと?」
「ほんとはそう言いたいけど、義務化されてるでしょ?だから3人までは許す。けどそれ以上作ったらその男になるするかわからない」
「私もそんなにたくさん旦那さんを作るつもりないよ!私結構少人数を深く愛したいし愛してほしいタイプだから」
「ほんと⁉︎僕ならリリーだけを愛してあげれるよ!!だから僕を捨てないでね?」
「もちろん!よろしくねノア」
「えへへ!リリー大好き...」
(これは可愛すぎるな...もうノアだけでいいんだけど...あと2人も旦那さん探さないといけないの?めんどくさくない?)


「レオ...」
「えっ?」
「俺の名前はレオって言ってんの‼︎」
「あっよろしくね!」
「俺はお前のこと信用したわけじゃねぇから...俺たちの姿を見て心から愛してくれるやつなんかいねぇ、やってきても金や権力につられた女だけだ」
(私めっちゃこの人に嫌われてるよね?なんかしたかな?あーでも考えんのめんどくさいな...こういうのは関わらないにかぎるんだよね!)


「あっそう...でもう1人の君はなんて言う名前なの?」
「っおい!人の話聞けよ!」
「レオさんうるさいので少し黙ってもらってもいいですか?」
「いやそれでハイとか言うやついねぇから!」
「ライアン...俺の名前はライアン」
「ライアンさんもよろしくお願いしますね、きっとノア経由で会う機会も増えるだろうから、じゃ私はほんとにこれで失礼します」
「僕も一緒に行く!」


「おいっ!もう行くのかよ!」
「えっレオさんまだ何か?」
「いや...もうちょっとゆっくりしてってもいいんじゃねぇの?お前別に会場に行くわけじゃねーんだろ?ここが1番他のやつに見つかりにくい所だから...」
「いや別に他の場所探すんで気を使わなくて大丈夫です、ありがとうございます」
「っ!だからちげぇって!!」
「もうなんなんですか?」
「もう少し話してたいんだよ...ノアやライアン以外と話す機会なんてなかったから」
「まぁそうゆうことでしたら私も暇ですしお邪魔させていただきますね」
(分かったぞこれ、ツンデレタイプだな。かわいいかよ!!いやもうツンデレとか正義じゃない?)
「っ!おう!!」






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