虐待され続けた少女は何を願う

みな

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1章

6話

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アナ様を1人にしてから私とアルバーノ教皇でこれまでの状況を確認しあっていた。アルバーノ教皇の話によるとアナ様がデルガド公爵家の隠し子であることは間違いないとのことだった。


ならなぜアナ様は両親を庇うような真似をしたのだろうか?アナ様には虐待されていた形跡は見られず、痩せ細ってはいたが怪我は何一つなかった。
アナ様のあの笑顔はどう考えても虐待を18年間受け続けた人とは思えない。


2人で考えても埒があかなかったため、アナ様の家庭環境のことはアルバーノ教皇に任せるとことにして、私はこれからの護衛に徹することにした。
そうしてこれからの計画についてあらかた決め終わった所で扉がノックされた。


「すいません。ダミアーノさんはおられますか?アナ様がダミアーノさんにお聞きしたいことがあるとおっしゃっています。」
「分かりました。すぐ向かいます。」
「あぁ...実はもうそこまで来ておられて...」
「っ!!分かりました。すぐにこちらにお通ししてください。」
そう言うとすぐにアナ様が入室された。


「いきなり押しかけてしまい申し訳ありません。実は折り入ってお聞きしたいことがありまして...」
「何でしょうか?」
「王宮騎士団に入るにはどうしたら良いのでしょうか?」
「王宮騎士団⁉︎どうしてまたそんなところに?」
「ルナにこの世界を冒険したいと言った所、王宮騎士団に所属することが1番の近道だと教えてくれました」
「ダミアーノさんには専属護衛もしていただくことですしご報告も兼ねてお聞きしに来た次第です。」


「そうですね...王宮騎士団に入るには試験を受けていただき合格なさる必要がありますね」
そう言うと突然アルバーノ教皇が
「こちらに王宮騎士団の知り合いがおりましてね、ぜひあなたを迎え入れたいとの手紙が来ていました。それで推薦状を書いてもらえればすぐに入れるでしょう。もちろんダミアーノの分も書いておくよ」


「教会と王宮騎士団が繋がっているなんて...」
「まぁこちらにもいろいろとあってね」
(王宮騎士団にはあいつらがいるからな...あまり気乗りはしないがアナ様のためだ行くしかないな)
「分かりました。そう言うことでしたら王宮騎士団にお世話になりましょう。今日からアナ様には私の方で用意した屋敷で生活してもらうことになりますがよろしいですか?」


「はい、かまいません」
「では王宮騎士団の件はアルバーノ教皇に任せるとして、私たちは家に帰りましょうか」



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