【変神(ヘンシン)】で俺の考えた最強ヒロインをプロデュース!…したはずが、彼女たちの熾烈な争奪戦のターゲットになってました!?

のびすけ。

文字の大きさ
44 / 74
第10章 湯けむりは恋の香り!電撃お姉さんは征服がお好き!?

どきどき☆同棲生活、始まります!?

しおりを挟む
あの、恋と湯けむりと勘違いが渦巻いた波乱の温泉旅行から、数日が過ぎた。

王都騎士団養成学院にある僕の工房は、表向きは、いつもの日常を取り戻していた。

床には、僕の殴り書きした数式が散らばり、机の上には、半田ごてと用途不明の機械部品が、美しいカオスを形成している。

そう、表向きは。



その日、僕が新しい変身シークエンスにおける、マナ粒子の相転移に関する論文をまとめていると、工房の扉が、何の予告もなく、爆発するような勢いで開かれた。



「おっはよー、アルト!朝食、持ってきたわよ!」



そこに立っていたのは、いつもの太陽。リゼット・ブラウンだ。だが、今日の彼女は、いつも以上に戦闘的だった。その手にしたバスケットからは、焼きたてのクロワッサンの香ばしい匂いが、まるで宣戦布告の狼煙のように立ち上っている。



「主殿!朝餉の支度は、妻たる拙者の務め!昨夜のうちに仕込んでおいた、特製の『愛情おにぎり』を、ささ、あーん…」

僕の背後の天井から、音もなく逆さまにぶら下がってきたのは、もちろん犬神菖蒲君だ。その手には、なぜかハートの形をした、いびつなおにぎりが握られている。



「二人とも、朝から騒がしいわね。プロデューサーの集中力を削ぐ行為は、非論理的だと何度言えば…」

窓辺で腕を組み、やれやれと溜め息をつくのは、氷の令嬢、クラウディア。



「あらあら、うふふ。皆さん、朝からとってもお元気ですね」

そんなカオスな空間に、淹れたてのハーブティーを運んでくるエミリアさんの姿は、もはや戦場に舞い降りた天使だった。



そう。これが、僕の日常。

…だったはずなのだ。今日、この瞬間までは。



工房の、吹き飛んだ扉の残骸の向こう。

そこに、一人の、見慣れない、しかし、見覚えのある美女が立っていた。

流行りのフリルが付いたブラウスに、身体のラインを強調するタイトスカート。その手には、明らかに数泊分の荷物が詰め込まれた、巨大な旅行鞄。

頬を染め、もじもじとしながらも、その瞳には、確かな決意の光を宿している。



悪の組織「どきどき☆世界征服同盟」の女幹部、ルージュ・ブリッツ、その人であった。



僕と目が合った瞬間、彼女は、びくりと肩を震わせた後、意を決したように、ずかずかと工房の中へと入ってきた。そして、僕の目の前で、ピタリと足を止めると、顔を真っ赤にしながら、ほとんど叫ぶように、こう言ったのだ。



「ま、魔王様の命令で、あんたを監視(という名のお近づき)することになったわ! きょ、今日から、ここに住むんだから、感謝しなさいよね!」



………しーん。

時が、止まった。

リゼットが手にしていたバスケットが、ことり、と床に落ちる。

天井からぶら下がっていた菖蒲君が、ぽかんと口を開けたまま、固まった。

クラウディアの、氷のポーカーフェイスに、初めて、明確な亀裂が走った。



そして、次の瞬間。



「「「「なんですってーーーっ!?」」」」



リゼット、クラウディア、菖蒲の、三人の絶叫が、僕の工房を、いや、学院の南棟全体を、激しく揺るがした。

その地鳴りのような叫び声の中、ただ一人、エミリアさんだけが、「まあ、お友達が増えるのですね。うふふ」と、のんきに微笑んでいた。



そして、僕はといえば。

この、あまりにも突拍子もない申し出に対し、僕の天才的頭脳は、極めて冷静に、そして、どこまでも合理的な結論を弾き出していた。



(なるほど。新たな研究サンプルが、向こうから、しかも住み込みという最高の観測環境で、提供される、と。これは、僕の『変神』理論の発展にとって、またとない機会だ。実に、合理的だ)



僕が、一人で納得して頷いていると、リゼットが、わなわなと震える指で、僕とルージュを交互に指差した。

「あ、アルト!? なんで、あんたは、そんなに平然としてるのよ!? この、ダイナマイト女を、ここに住まわせるなんて、絶対に、絶対に許さないんだから!」



こうして、プリズム・ナイツの工房は、五人目の、悪の組織の幹部という、とんでもない肩書を持つヒロインを迎え、僕の平穏と、ヒロインたちの仁義なき戦いは、さらにカオスなステージへと、突入していくのであった。







新しく始まった、五人+一人(僕)の同棲生活。

それは、僕の科学的予測を、遥かに超えた、混沌と、そして、糖度過多な日常の幕開けだった。



台風の目となったのは、もちろん、新参者のルージュだ。

彼女は、魔王様の命令という大義名分を盾に、ありとあらゆる手段で、僕へのアプローチを仕掛けてきた。

その戦術は、典型的な『ツンデレデレデレ』。

好き、という言葉こそ口にしないものの、その態度は、誰の目にも明らかだった。



【ケース1:お料理対決と、花嫁修行の成果】



「ふんっ、別に、あんたのために作ったわけじゃないんだからね! 世界征服のための、兵站へいたん管理能力を、試していただけなんだから!」



そう言って、ルージュが僕の前に差し出したのは、完璧な半熟具合のオムライスだった。ケチャップで、不器用なハートマークが描かれている。

そのプロの料理人顔負けの腕前に、一番衝撃を受けていたのは、リゼットだった。



「なっ…!こ、このふわとろ具合…!それに、このデミグラスソースの隠し味…赤ワインと、チョコレート…!?くっ、なんて女子力の高い…!」

「ふふん、当然よ。アタシは、いずれ世界を支配する女。その夫となる男の胃袋を掴むくらい、できて当然なんだから!」

「誰があんたの夫ですってー!アルトの胃袋は、私のパンが、ずーっと昔から掴んでるの!」



リゼットは、対抗するように、僕の口元に、焼きたてのメロンパンをぐいぐいと押し付けてくる。

(意外だった。ルージュ君の家庭科スキルは、極めて高いレベルにある。悪の組織では、幹部に花嫁修行が義務付けられているのだろうか。興味深い組織文化だ)



【ケース2:癒やしのマッサージと、帯電体質】



「あんた、最近、根を詰めすぎよ。その、目の下のクマ…アタシの、美意識に反するわ」



僕が、深夜、研究に没頭していると、いつの間にか背後に立っていたルージュが、僕の肩を、有無を言わさず揉み始めた。



「こ、これは…!」

その指使いは、専門家のように的確で、凝り固まった僕の筋肉を、的確にほぐしていく。

「ふふん、驚いた?これも、捕らえた勇者を尋問するための、高等技術の応用よ。人間の身体のツボなんて、全部お見通しなんだから」

「な、なるほど…」



あまりの心地よさに、僕の意識が、とろりと溶けかけた、その時。

彼女の指先から、パチッ!と、小さな紫電が迸った。



「…む?今、静電気が…」

「きゃっ!ご、ごめんなさい!アタシ、その、感情が高ぶると、魔力が漏れちゃって…」

ルージュの顔が、真っ赤になる。

(なるほど。彼女の雷の魔力は、感情の起伏と密接に連動しているのか。つまり、僕へのマッサージという行為が、彼女の交感神経を刺激し、結果として、微弱な放電現象を引き起こしている、と。これは、新たな変身システムのエネルギー源として、応用できるかもしれない…!)



僕が、真剣な顔で考察していると、工房の扉の隙間から、リゼット、クラウディア、菖蒲の三人が、般若のような形相で、こちらを睨みつけていた。



【ケース3:お風呂と、天然ラッキースケベ】



そして、事件は、起こるべくして起こった。

僕が、一日の疲れを癒やすため、学院の共同浴場へと向かおうとした、その時だった。

廊下の角から、湯上がり姿のルージュが、ひょっこりと顔を出した。その手には、なぜか、僕用の着替えとタオルが、完璧に用意されている。



「あ、アルト!ちょうどよかったわ!さ、一緒に行くわよ!」

「…え?いや、しかし、ここから先は、男湯だが…」



僕の、至極真っ当な指摘に、彼女は、きょとんとした顔で、首を傾げた。

「だから、何よ?あんたを監視するのが、アタシの任務なんだから、お風呂だろうが、トイレだろうが、四六時中、一緒に行動するのは、当然じゃない!」

「いや、論理的に、それはおかしい」

「論理?恋に、論理なんて、関係ないのよ!」



彼女は、僕の腕を掴むと、ぐいぐいと、男湯の暖簾の方へと、引っ張っていく。

その、あまりにも大胆で、あまりにも天然な暴挙に、僕の思考回路も、さすがにショート寸前だった。



「させるかぁぁぁぁっ!」

「破廉恥でござるぞ、この電撃女!」



僕が、なすすべもなく連行されようとした、その瞬間。

リゼットと菖蒲が、左右から飛び出してきて、ルージュに組み付いた。

かくして、男湯の入り口前で、三人の美少女による、壮絶なキャットファイトの火蓋が、切って落とされたのである。







この、ルージュという名の、強力な台風の襲来は、プリズム・ナイツの、既存のパワーバランスにも、大きな影響を及ぼしていた。

特に、その変化が顕著だったのが、クラウディア・フォン・ヴァレンシュタインだった。



彼女は、ルージュの、そのあまりにも直接的で、積極的なアプローチを目の当たりにして、これまでの自分のやり方に、限界を感じ始めていたのだ。



(…まずいわ。あの電撃女、論理も、常識も、一切通用しない。ただ、本能のままに、プロデューサーに迫っている…!)

(それに引き換え、私は…!いつも、憎まれ口ばかり叩いて、素直になれない…!)

(このままでは、私の立てた、『アルト・フォン・レヴィナスを、公私にわたる最高のパートナーとする計画』が、根底から覆されてしまう…!)



危機感を覚えた氷の令嬢は、ついに、自らの殻を破る決意を固めた。



その夜。

僕が一人、工房で星を見ていると、背後から、静かな足音が近づいてきた。

クラウディアだった。



「…レヴィナス。何を、見ているの?」

いつもの、刺々しい口調ではない。どこか、柔らかく、優しい響きがあった。



「ああ、ヴァレンシュタイン君か。少し、宇宙そらの観測をね。星喰らいの一族の残したエネルギーの残滓が、まだ、この宙域に漂っているようだ」

「そう…。大変、なのね」

彼女は、僕の隣に立つと、同じように、星空を見上げた。



しばらくの、心地よい沈黙。

それを破ったのは、彼女の、か細い声だった。



「…ねえ、アルトさん」

「…ん?」

僕は、耳を疑った。

彼女が、僕を、「アルトさん」と呼んだ?しかも、その口調は、まるで…。



僕は、驚いて、彼女の横顔を見た。

月明かりに照らされたその顔は、ほんのりと赤く染まり、碧眼は、不安と、期待の色を浮かべて、潤んでいた。



「あ、あまり、無理しないで…ね。あなたのことが…その…し、心配…だから…」



しどろもどろな、女の子言葉。

それは、彼女が、自分のプライドと、理屈を、全てかなぐり捨てて、絞り出した、勇気の言葉だった。



その、あまりにも不意打ちの、あまりにも可愛らしい一面に、僕の、スーパーコンピューター並みの頭脳が、生まれて初めて、フリーズした。



「…僕の、観測データによれば、君の、言語パターンに、有意な変化が認められる。これは、新たなコミュニケーション戦略の一環と、解釈していいのかな…?」



僕が、なんとか絞り出した、科学者としての100点の回答。

それを聞いた瞬間、クラウディアの顔が、カッと、沸騰した。



「~~~~~っ!!な、何でもないわよ!今のは、全部忘れて!この、スーパー朴念仁プロデューサー!!」

彼女は、そう叫ぶと、顔を真っ赤にして、その場から逃げ去ってしまった。



その背中を見送りながら、僕は、初めて、自分の胸に、未知の感情が芽生えていることに、気づいていた。

それは、科学では、決して、解明できない、温かくて、少しだけ、くすぐったい、不思議な感覚だった。



こうして、僕の工房は、五人目のヒロインを迎え、そのカオスと、糖度は、日に日に、限界値を突破していく。

僕の平穏は、完全に、過去のものとなった。

だが、不思議と、嫌ではなかった。

むしろ、この、騒がしくて、温かくて、少しだけ、心臓に悪い日常が、たまらなく、愛おしいとさえ、感じていた。



僕と、僕の愛するヒロインたちが紡いでいく、壮大な勘違いプロデュース・ラブコメディ。

その、次なるステージの幕は、今、確かに、上がったのだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る

がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。 その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。 爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。 爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。 『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』 人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。 『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』 諸事情により不定期更新になります。 完結まで頑張る!

四つの前世を持つ青年、冒険者養成学校にて「元」子爵令嬢の夢に付き合う 〜護国の武士が無双の騎士へと至るまで〜

最上 虎々
ファンタジー
ソドムの少年から平安武士、さらに日本兵から二十一世紀の男子高校生へ。 一つ一つの人生は短かった。 しかし幸か不幸か、今まで自分がどんな人生を歩んできたのかは覚えている。 だからこそ今度こそは長生きして、生きている実感と、生きる希望を持ちたい。 そんな想いを胸に、青年は五度目の命にして今までの四回とは別の世界に転生した。 早死にの男が、今まで死んできた世界とは違う場所で、今度こそ生き方を見つける物語。 本作は、「小説家になろう」、「カクヨム」、にも投稿しております。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

追放された【才能鑑定】スキル持ちの俺、Sランクの原石たちをプロデュースして最強へ

黒崎隼人
ファンタジー
人事コンサルタントの相馬司が転生した異世界で得たのは、人の才能を見抜く【才能鑑定】スキル。しかし自身の戦闘能力はゼロ! 「魔力もない無能」と貴族主義の宮廷魔術師団から追放されてしまう。 だが、それは新たな伝説の始まりだった! 「俺は、ダイヤの原石を磨き上げるプロデューサーになる!」 前世の知識を武器に、司は酒場で燻る剣士、森に引きこもるエルフなど、才能を秘めた「ワケあり」な逸材たちを発掘。彼らの才能を的確に見抜き、最高の育成プランで最強パーティーへと育て上げる! 「あいつは本物だ!」「司さんについていけば間違いない!」 仲間からの絶対的な信頼を背に、司がプロデュースしたパーティーは瞬く間に成り上がっていく。 一方、司を追放した宮廷魔術師たちは才能の壁にぶつかり、没落の一途を辿っていた。そして王国を揺るがす戦乱の時、彼らは思い知ることになる。自分たちが切り捨てた男が、歴史に名を刻む本物の英雄だったということを! 無能と蔑まれた男が、知略と育成術で世界を変える! 爽快・育成ファンタジー、堂々開幕!

処理中です...