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第12章 神を名乗る遊戯者と、盤上の駒たち
エピローグ 盤上の駒たちの、宣戦布告
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王都へ帰還する飛竜の中、僕たちは、誰もが言葉を失っていた。
眼下を流れていく、どこまでも平和な王国の風景。
だが、その景色は、もはや僕たちの目には、以前と同じようには映っていなかった。
村人たちの記憶に残らない、勝利。
それは、僕たちが今まで経験した、どの戦いよりも、後味の悪いものだった。
「…私たちって、一体、何のために戦ったのかしら」
重い沈黙を破ったのは、リゼットの、か細い呟きだった。
彼女は、膝を抱え、飛竜の鱗に、その顔をうずめている。
その問いに、誰も答えることはできない。
僕たちは、命を懸けて戦った。
村を、人々を、悪の手から守るために。
だが、その守ったはずの人々は、僕たちの戦いも、僕たちの存在すらも、覚えていない。
まるで、最初から、何も起こらなかったかのように。
僕たちの戦いは、ただの、虚しい自己満足だったのだろうか。
クラウディアは、唇を固く結び、窓の外を、ただじっと見つめている。
その碧眼には、怒りとも、悲しみともつかない、複雑な色が揺れていた。
彼女の、騎士としての誇りは、この、あまりにも理不尽な結末によって、深く傷つけられていた。
エミリアさんは、そんなリゼットの背中を、優しくさすっている。
その顔には、いつもの聖母のような微笑みはなかった。
ただ、深い、深い悲しみの色が、その翠の瞳を覆っていた。
彼女の癒やしの力は、人々の身体の傷は癒やせても、この、空虚な心の傷を癒やすことはできない。
菖蒲は、僕の隣で、その小さな拳を、血が滲むほど、固く握りしめていた。
彼女の瞳には、主君である僕を守りきれなかったことへの、自責の念と、そして、この世界の理そのものを弄ぶ、見えざる敵への、静かな、しかし、燃え盛るような怒りの炎が宿っていた。
そして、ルージュは。
彼女は、腕を組み、いつもと変わらぬ、高慢な態度を装っていた。
だが、その指先が、微かに震えているのを、僕は見逃さなかった。
彼女の、悪の組織の幹部としての矜持も、この、ゲームのような世界の、絶対的な支配者の前では、あまりにも脆く、無力だったのだ。
僕たちのいるこの世界は、決して、誰か一人のための、遊び場じゃない。
そこに生きる人々には、一人一人に、かけがえのない人生があり、守るべき日常がある。
それを、ただの「NPC」だと、ただの「データ」だと断じる、カイザーという存在。
僕の心は、前世の記憶も含めて、今、生まれて初めて、純粋な『殺意』にも似た、激しい怒りに燃えていた。
◇
工房に戻った僕たちは、重い空気の中、作戦会議を開いた。
僕は、自分の正体と、カイザーについて、全てを話した。
僕が、この世界の人間ではないこと。
別の世界…『地球』と呼ばれる場所で、科学者として生きていたこと。
そして、あのカイザーと名乗る男もまた、僕と同じ、『転生者』であるという、衝撃の事実を。
だが、その価値観は、絶望的に、相容れない。
彼は、この世界を、ただのゲームだと、断じている。
僕の告白に、五人の少女たちは、ただ、黙って耳を傾けていた。
驚きや、動揺はあっただろう。
だが、誰一人として、僕を疑う者はいなかった。
僕たちの絆は、もはや、そんな次元にはなかったからだ。
「世界が、ゲーム…?じゃあ、私たちは、ただのデータってこと…?」
ルージュが、戦慄に声を震わせる。
彼女の、世界征服という野望すらも、この世界の創造主(ゲームマスター)にとっては、一つのイベントシナリオに過ぎないというのか。
「そんなこと、絶対に認めない…!」
リゼットが、机を叩いて叫んだ。
その瞳には、涙が浮かんでいた。
「お父さんも、お母さんも、レヴィナス領の村のみんなも!私が焼いたパンを、美味しいって笑ってくれる、あの人たちが!絶対に、ただのNPCなんかじゃない!みんな、ちゃんと心があって、生きてるんだから!」
そうだ。
リゼットの言う通りだ。
僕たちのいるこの世界は、決して、誰か一人のための、遊び場じゃない。
「…面白いじゃないか」
僕は、不敵に笑って見せた。
その笑みは、絶望に沈む彼女たちの心に、新たな火を灯すための、僕なりの、プロデューサーとしての、精一杯の虚勢だった。
「神を名乗るプレイヤー気取りに、教えてやろう。この世界の本当のルールを。物語を創るのは、プレイヤーじゃない。そこに生きる、俺たち自身だということをな」
僕の宣戦布告に、五人の少女たちの瞳に、再び、不屈の闘志の炎が灯った。
「そうよ…!アルトの言う通りだわ!」
リゼットが、涙を拭って、力強く頷く。
「ええ。たとえ、この世界が、誰かの創った盤上だとしても。私たち駒には、駒の、誇りがあるわ。盤上のルールそのものを、覆して見せるのが、私たちの戦いよ」
クラウディアが、その剣の柄を、強く握りしめる。
「はいです…!たとえ、わたくしたちの存在が、データだとしても。この、アルトさんを、皆さんを想う、この温かい気持ちは、絶対に、本物です!」
エミリアが、その胸に、そっと手を当てる。
「主殿の仰せのままに。たとえ、神が相手であろうとも、この犬神菖蒲、主殿の刃となりて、その喉元を掻き切ってみせまする!」
菖蒲が、その黒い瞳に、冷たい殺気を宿す。
「ふんっ、面白いじゃない!神様相手に、喧嘩を売るなんて、世界征服より、よっぽど、どきどきするわ!いいわよ、乗ってあげる!このアタシが、その神様の鼻っ柱を、へし折ってやるんだから!」
ルージュが、その深紅の唇に、不敵な笑みを浮かべた。
そうだ。
僕たちの心は、まだ、折れていない。
むしろ、この、あまりにも理不尽な現実を前に、僕たちの絆は、さらに強く、固く、結ばれようとしていた。
◇
その頃、歪んだ玉座で、カイザーは、僕のステータス画面を、満足げに眺めていた。
彼の目の前のホログラムスクリーンには、僕、アルト・フォン・レヴィナスの、詳細なパラメータが表示されている。
<NAME: アルト・フォン・レヴィナス>
<RACE: ヒューマン(転生者)>
<JOB: プロデューサー Lv. 12>
<HP: 250/250>
<MP: 800/800>
<SKILL:【創造変神】【超次元解析】【アイテムクリエイション】…>
「…へえ。面白いスキル構成じゃないか。俺の【理の改竄(デバッグ・ザ・ワールド)】とは、対極の、創造系のスキルか。だが、しょせんは、このゲームのシステム上でしか、機能しない。哀れなもんだな」
彼は、僕のステータスを、まるで、珍しいモンスターのデータを眺めるかのように、無感情に分析する。
「だが、あのバグの利用法は見事だった。NPCにしては、上出来な思考ルーチンだ。少しは、楽しませてくれるかもしれないな」
カイザーは、指を鳴らし、新たなウィンドウを呼び出した。
それは、彼が、次に実行する「メインクエスト」の、企画書だった。
<NEXT MAIN QUEST>
『偽りの聖女と、王都の断罪』
・概要:
王都に、突如として『聖女』を名乗るNPCが出現。
奇跡の力で、民衆の支持を集める。
だが、その正体は、疫病を振りまく魔女だった。
プリズム・ナイツは、民衆から『聖女の敵』として憎まれ、追われる身となる。
偽りの聖女の正体を暴き、民衆の信頼を取り戻すことができるか?
・難易度:B+
・推奨レベル:45~
「ふふふ…どうだ、アルト・フォン・レヴィナス。お前の大好きな、『絆』や『信頼』という名の、脆いパラメータが、いかに無力かを、思い知らせてやる。正義のヒーローが、民衆から石を投げられる。これ以上の、絶望のエンターテインメントは、ないだろう?」
彼は、恍惚とした表情で、その、悪辣なシナリオを、承認した。
「次のメインクエストは、王都を舞台にした、大規模PvPイベントと行こうか。
せいぜい、最高のスコアを稼いでみせろよ、ヒーロー」
盤上の駒たちの、神への反逆が、今、始まろうとしていた。
そして、その駒たちを、嘲笑うかのように、絶対的なるゲームマスターは、次なる、絶望の賽を、振ったのだった。
僕たちの、本当の戦いは、まだ、始まったばかりである。
眼下を流れていく、どこまでも平和な王国の風景。
だが、その景色は、もはや僕たちの目には、以前と同じようには映っていなかった。
村人たちの記憶に残らない、勝利。
それは、僕たちが今まで経験した、どの戦いよりも、後味の悪いものだった。
「…私たちって、一体、何のために戦ったのかしら」
重い沈黙を破ったのは、リゼットの、か細い呟きだった。
彼女は、膝を抱え、飛竜の鱗に、その顔をうずめている。
その問いに、誰も答えることはできない。
僕たちは、命を懸けて戦った。
村を、人々を、悪の手から守るために。
だが、その守ったはずの人々は、僕たちの戦いも、僕たちの存在すらも、覚えていない。
まるで、最初から、何も起こらなかったかのように。
僕たちの戦いは、ただの、虚しい自己満足だったのだろうか。
クラウディアは、唇を固く結び、窓の外を、ただじっと見つめている。
その碧眼には、怒りとも、悲しみともつかない、複雑な色が揺れていた。
彼女の、騎士としての誇りは、この、あまりにも理不尽な結末によって、深く傷つけられていた。
エミリアさんは、そんなリゼットの背中を、優しくさすっている。
その顔には、いつもの聖母のような微笑みはなかった。
ただ、深い、深い悲しみの色が、その翠の瞳を覆っていた。
彼女の癒やしの力は、人々の身体の傷は癒やせても、この、空虚な心の傷を癒やすことはできない。
菖蒲は、僕の隣で、その小さな拳を、血が滲むほど、固く握りしめていた。
彼女の瞳には、主君である僕を守りきれなかったことへの、自責の念と、そして、この世界の理そのものを弄ぶ、見えざる敵への、静かな、しかし、燃え盛るような怒りの炎が宿っていた。
そして、ルージュは。
彼女は、腕を組み、いつもと変わらぬ、高慢な態度を装っていた。
だが、その指先が、微かに震えているのを、僕は見逃さなかった。
彼女の、悪の組織の幹部としての矜持も、この、ゲームのような世界の、絶対的な支配者の前では、あまりにも脆く、無力だったのだ。
僕たちのいるこの世界は、決して、誰か一人のための、遊び場じゃない。
そこに生きる人々には、一人一人に、かけがえのない人生があり、守るべき日常がある。
それを、ただの「NPC」だと、ただの「データ」だと断じる、カイザーという存在。
僕の心は、前世の記憶も含めて、今、生まれて初めて、純粋な『殺意』にも似た、激しい怒りに燃えていた。
◇
工房に戻った僕たちは、重い空気の中、作戦会議を開いた。
僕は、自分の正体と、カイザーについて、全てを話した。
僕が、この世界の人間ではないこと。
別の世界…『地球』と呼ばれる場所で、科学者として生きていたこと。
そして、あのカイザーと名乗る男もまた、僕と同じ、『転生者』であるという、衝撃の事実を。
だが、その価値観は、絶望的に、相容れない。
彼は、この世界を、ただのゲームだと、断じている。
僕の告白に、五人の少女たちは、ただ、黙って耳を傾けていた。
驚きや、動揺はあっただろう。
だが、誰一人として、僕を疑う者はいなかった。
僕たちの絆は、もはや、そんな次元にはなかったからだ。
「世界が、ゲーム…?じゃあ、私たちは、ただのデータってこと…?」
ルージュが、戦慄に声を震わせる。
彼女の、世界征服という野望すらも、この世界の創造主(ゲームマスター)にとっては、一つのイベントシナリオに過ぎないというのか。
「そんなこと、絶対に認めない…!」
リゼットが、机を叩いて叫んだ。
その瞳には、涙が浮かんでいた。
「お父さんも、お母さんも、レヴィナス領の村のみんなも!私が焼いたパンを、美味しいって笑ってくれる、あの人たちが!絶対に、ただのNPCなんかじゃない!みんな、ちゃんと心があって、生きてるんだから!」
そうだ。
リゼットの言う通りだ。
僕たちのいるこの世界は、決して、誰か一人のための、遊び場じゃない。
「…面白いじゃないか」
僕は、不敵に笑って見せた。
その笑みは、絶望に沈む彼女たちの心に、新たな火を灯すための、僕なりの、プロデューサーとしての、精一杯の虚勢だった。
「神を名乗るプレイヤー気取りに、教えてやろう。この世界の本当のルールを。物語を創るのは、プレイヤーじゃない。そこに生きる、俺たち自身だということをな」
僕の宣戦布告に、五人の少女たちの瞳に、再び、不屈の闘志の炎が灯った。
「そうよ…!アルトの言う通りだわ!」
リゼットが、涙を拭って、力強く頷く。
「ええ。たとえ、この世界が、誰かの創った盤上だとしても。私たち駒には、駒の、誇りがあるわ。盤上のルールそのものを、覆して見せるのが、私たちの戦いよ」
クラウディアが、その剣の柄を、強く握りしめる。
「はいです…!たとえ、わたくしたちの存在が、データだとしても。この、アルトさんを、皆さんを想う、この温かい気持ちは、絶対に、本物です!」
エミリアが、その胸に、そっと手を当てる。
「主殿の仰せのままに。たとえ、神が相手であろうとも、この犬神菖蒲、主殿の刃となりて、その喉元を掻き切ってみせまする!」
菖蒲が、その黒い瞳に、冷たい殺気を宿す。
「ふんっ、面白いじゃない!神様相手に、喧嘩を売るなんて、世界征服より、よっぽど、どきどきするわ!いいわよ、乗ってあげる!このアタシが、その神様の鼻っ柱を、へし折ってやるんだから!」
ルージュが、その深紅の唇に、不敵な笑みを浮かべた。
そうだ。
僕たちの心は、まだ、折れていない。
むしろ、この、あまりにも理不尽な現実を前に、僕たちの絆は、さらに強く、固く、結ばれようとしていた。
◇
その頃、歪んだ玉座で、カイザーは、僕のステータス画面を、満足げに眺めていた。
彼の目の前のホログラムスクリーンには、僕、アルト・フォン・レヴィナスの、詳細なパラメータが表示されている。
<NAME: アルト・フォン・レヴィナス>
<RACE: ヒューマン(転生者)>
<JOB: プロデューサー Lv. 12>
<HP: 250/250>
<MP: 800/800>
<SKILL:【創造変神】【超次元解析】【アイテムクリエイション】…>
「…へえ。面白いスキル構成じゃないか。俺の【理の改竄(デバッグ・ザ・ワールド)】とは、対極の、創造系のスキルか。だが、しょせんは、このゲームのシステム上でしか、機能しない。哀れなもんだな」
彼は、僕のステータスを、まるで、珍しいモンスターのデータを眺めるかのように、無感情に分析する。
「だが、あのバグの利用法は見事だった。NPCにしては、上出来な思考ルーチンだ。少しは、楽しませてくれるかもしれないな」
カイザーは、指を鳴らし、新たなウィンドウを呼び出した。
それは、彼が、次に実行する「メインクエスト」の、企画書だった。
<NEXT MAIN QUEST>
『偽りの聖女と、王都の断罪』
・概要:
王都に、突如として『聖女』を名乗るNPCが出現。
奇跡の力で、民衆の支持を集める。
だが、その正体は、疫病を振りまく魔女だった。
プリズム・ナイツは、民衆から『聖女の敵』として憎まれ、追われる身となる。
偽りの聖女の正体を暴き、民衆の信頼を取り戻すことができるか?
・難易度:B+
・推奨レベル:45~
「ふふふ…どうだ、アルト・フォン・レヴィナス。お前の大好きな、『絆』や『信頼』という名の、脆いパラメータが、いかに無力かを、思い知らせてやる。正義のヒーローが、民衆から石を投げられる。これ以上の、絶望のエンターテインメントは、ないだろう?」
彼は、恍惚とした表情で、その、悪辣なシナリオを、承認した。
「次のメインクエストは、王都を舞台にした、大規模PvPイベントと行こうか。
せいぜい、最高のスコアを稼いでみせろよ、ヒーロー」
盤上の駒たちの、神への反逆が、今、始まろうとしていた。
そして、その駒たちを、嘲笑うかのように、絶対的なるゲームマスターは、次なる、絶望の賽を、振ったのだった。
僕たちの、本当の戦いは、まだ、始まったばかりである。
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