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第九章 浮遊諸島の聖女と時の遺跡
浮遊島の聖域
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――浮遊諸島群、東の空に浮かぶ孤島《アルティア島》。そこには、かつて聖女が封印の儀を行ったとされる「聖域」が存在するという。
「……すごい、本当に空の上に浮かんでる……!」
ルーナが目を丸くして、浮遊船の舷側から身を乗り出す。風に揺れる栗色の髪が、楽しげに空を泳いでいた。
「気をつけて、落ちたら助からないわよ?」
クラリスが少し呆れたように言いながらも、手を伸ばしてルーナの袖を引っ張る。だがその頬はどこか緩んでいた。
「……重力反転装置と魔導浮力石の併用で、浮遊を維持してるみたいウサ。高度制御は……この数値、古代技術の応用……かも」
フィーナが手持ちの水晶端末でデータを覗き込みながら呟いた。
「なるほど、つまりあの島は“落ちないようにちゃんと設計されてる”ってことだな」
イッセイが苦笑まじりに返すと、横からシャルロッテが静かに言葉を挟んだ。
「ですが……この“空の孤島”は、本来は人の出入りを許されぬ《聖域》……精霊たちが眠る、封印の場ともされています。注意深く行動すべきですわ」
「うむ。それに……」
サーシャが険しい表情を浮かべる。腰の刀に手を添えながら、低く続けた。
「何かが、ここには“封じられている”気配がする……ただの遺跡ではあるまい」
「……!」
イッセイの眉がぴくりと動いた。彼にも、ただならぬ気配が島全体から微かに感じ取れた。
「着陸準備に入ります」
船長の声が魔導スピーカーを通して響く。浮遊船はゆっくりと高度を下げ、島の外縁部――聖域の結界石碑が並ぶ“封印の環”へと向かう。
* * *
「うわぁ……これは……」
到着した一行は、まずその景観に息を呑んだ。封印の環を構成する十二の石碑、それぞれが異なる言語で“聖女の封印”について刻まれている。
「これ、いくつかは……精霊語……!」
シャルロッテが驚きの声を上げる。ルーン文字に似た形状の刻印を、手帳に写し取りながらつぶやいた。
「“聖女リアナ、命を代償に千年の静寂を望む”……“彼の者、開門せば、大災厄蘇るべし”……」
「やっぱり、封印関係の場か……」
イッセイは周囲の空気の冷たさを感じながら、剣の柄に無意識に触れる。
「……誰か、来てた形跡がある」
セリアがぴたりと足を止め、地面に落ちた灰色の布切れを拾い上げた。
「これは……最近のものにゃん」
ミュリルが耳をぴくぴくと震わせながら、警戒を強める。
「まさか、誰かが封印を……?」
「かもしれませんウサ……!」
フィーナが警報音を鳴らすように、魔力探知機をかざした。
──ピピピッ……!
「結界が……壊れかけてる!」
クラリスの声とともに、島の中央部に向かう石碑が微かに赤く脈動した。
「っ! 皆、武装して!」
イッセイの号令とともに、全員が陣形を取る。
その時だった。
島の奥から、乾いた地鳴りのような音と共に――禍々しい瘴気が、風に乗って押し寄せてきたのだ。
「これは……瘴気獣!?」
「いえ、もっと違う……これは“何かの封印がこじ開けられた”ような……」
シャルロッテが蒼白になりながら、刻印の前に立つ。
「これは……緊急の解読が必要ですわ!」
「シャルロッテ、時間を稼ぐ!」
イッセイはすぐさま前に出て剣を構えた。
その視線の先には――闇の霧を纏った人影が、一歩、また一歩と姿を現す。
「……来客か。だが此処は……神聖なる眠りの地。外の者には、用はない」
現れたのは、全身を黒衣で包んだ異形の者だった。
「お前は……誰だ!」
イッセイが剣を構えると、その男は口元だけを歪ませて言った。
「名乗るほどの者ではない。だが、望むなら名をくれてやろう――“アヴィル・カイム”。この封印の鍵を、我らが主へ捧げる者だ」
「やっぱり、闇ギルド……!」
クラリスが目を見開く。
「時間がない。止めて……イッセイくん!」
ルーナが背後から叫んだ。
「任せろ!」
空の島、封印の地――ここに新たな戦いの火蓋が切って落とされた。
「くっ――こいつ、ただの人間じゃないッ!」
イッセイの剣撃を、闇の男――アヴィル・カイムは片手で弾いた。まるで全身に“闇の鱗”のような魔装をまとっているかのように、刃が滑って弾かれる。
「瘴気を纏った肉体強化か。なるほどな……ならば」
イッセイは一歩跳躍し、剣を逆手に構え――空中から放つ。
「――《蒼翔陣刃(ヴァン=ブレイド)》ッ!」
蒼い魔力が空を裂き、連続斬撃の波となってアヴィルに襲いかかる。
「遅い。」
アヴィルの掌から、瘴気が蛇のように伸びる。斬撃を吸収し、そのまま反撃へと転じた。
「イッセイくん! 横にっ!」
ルーナの叫びとともに、イッセイはとっさに身を翻す。間一髪、闇の鞭が通り過ぎ、地面を抉る。
「この瘴気……今までの瘴気獣と違う。これはもっと、“人の意思”があるウサ」
フィーナが冷静に観察を続けながら、魔導具の起動式を入力していく。
「シャルロッテ、刻文の解読は……!」
クラリスが叫ぶと、石碑の前で額に汗をにじませたシャルロッテが短く返した。
「あと少し……! この文は……“封印の再結界手順”! でも……“鍵となるもの”が要る……“聖女の遺志”を継ぐ者の――!」
「シャルロッテ、それって……?」
「たぶん……“聖女の血”に近い魔力を持つ者、もしくは――精霊と心通わせる者……私が、試すしかありません!」
その声に、ミュリルが駆け寄った。
「にゃんでもない! シャルロッテにゃん、ここはわたしが結界を張って――!」
「ありがとう、ミュリル。でも、これは……私の役目です」
シャルロッテの瞳が、淡い翠に光る。
「精霊たちよ……古の約束に従い、私の声を、心を、どうか受け取ってください……!」
風が凪ぎ、聖域全体が一瞬、音を失った。
その時。
「舐めるなよ、小娘がああああ!!」
怒号とともにアヴィルがシャルロッテへ向かって瘴気の槍を放った――。
「させるかァッ!!」
イッセイが割って入り、全身の魔力を剣に集束させる。
「――《神裂・陽輪剣じんれつ・ようりんけん》!」
爆発のような衝撃とともに、闇の槍と聖剣がぶつかり、光と闇が押し合った――。
「ぬぅ……!! この程度……! だが時間を稼げば我らの勝ちよ! 封印が緩めば、“主”が目覚める!」
アヴィルは瘴気の霧とともに姿をかき消した。
「逃げた……!」
セリアが悔しげに拳を握る。
その時、石碑が淡い光を帯びた。
「……封印の文、発動しました。間に合った……」
シャルロッテが地に膝をつきながら、かすかに微笑んだ。
「これで……しばらくの間は、瘴気の漏出は止まる……」
「すごいわ……シャルロッテ」
クラリスがそっと彼女を支えながら言った。
「にゃんと……精霊さん、すっごく優しいにゃん……」
「……でも、アヴィルは言っていた。“主が目覚める”って」
イッセイは剣を収めながら、険しい顔で呟いた。
「つまり……奴らの狙いはこの封印だけじゃない。“本物の聖女の封印”が、どこかにあるってことウサ」
フィーナが静かに頷く。
「それが……『聖女リアナ』……」
ルーナがぽつりと名を呟いたとき――一陣の風が、再び島を包んだ。
だが今度は、精霊の気配を含んだ優しい風だった。
「……ありがとう、精霊さん。貴方たちの願い、ちゃんと受け取ったよ」
シャルロッテが、封印の石碑にそっと手を当てた。
「私はこの世界を――もう一度、信じてみたいんです」
空に浮かぶ聖域の封印は、一時の静寂を取り戻した。
だが、その奥底には確かに、千年の記憶が蠢いている。
そして――その真実が、やがて明かされることになるのだった。
「……すごい、本当に空の上に浮かんでる……!」
ルーナが目を丸くして、浮遊船の舷側から身を乗り出す。風に揺れる栗色の髪が、楽しげに空を泳いでいた。
「気をつけて、落ちたら助からないわよ?」
クラリスが少し呆れたように言いながらも、手を伸ばしてルーナの袖を引っ張る。だがその頬はどこか緩んでいた。
「……重力反転装置と魔導浮力石の併用で、浮遊を維持してるみたいウサ。高度制御は……この数値、古代技術の応用……かも」
フィーナが手持ちの水晶端末でデータを覗き込みながら呟いた。
「なるほど、つまりあの島は“落ちないようにちゃんと設計されてる”ってことだな」
イッセイが苦笑まじりに返すと、横からシャルロッテが静かに言葉を挟んだ。
「ですが……この“空の孤島”は、本来は人の出入りを許されぬ《聖域》……精霊たちが眠る、封印の場ともされています。注意深く行動すべきですわ」
「うむ。それに……」
サーシャが険しい表情を浮かべる。腰の刀に手を添えながら、低く続けた。
「何かが、ここには“封じられている”気配がする……ただの遺跡ではあるまい」
「……!」
イッセイの眉がぴくりと動いた。彼にも、ただならぬ気配が島全体から微かに感じ取れた。
「着陸準備に入ります」
船長の声が魔導スピーカーを通して響く。浮遊船はゆっくりと高度を下げ、島の外縁部――聖域の結界石碑が並ぶ“封印の環”へと向かう。
* * *
「うわぁ……これは……」
到着した一行は、まずその景観に息を呑んだ。封印の環を構成する十二の石碑、それぞれが異なる言語で“聖女の封印”について刻まれている。
「これ、いくつかは……精霊語……!」
シャルロッテが驚きの声を上げる。ルーン文字に似た形状の刻印を、手帳に写し取りながらつぶやいた。
「“聖女リアナ、命を代償に千年の静寂を望む”……“彼の者、開門せば、大災厄蘇るべし”……」
「やっぱり、封印関係の場か……」
イッセイは周囲の空気の冷たさを感じながら、剣の柄に無意識に触れる。
「……誰か、来てた形跡がある」
セリアがぴたりと足を止め、地面に落ちた灰色の布切れを拾い上げた。
「これは……最近のものにゃん」
ミュリルが耳をぴくぴくと震わせながら、警戒を強める。
「まさか、誰かが封印を……?」
「かもしれませんウサ……!」
フィーナが警報音を鳴らすように、魔力探知機をかざした。
──ピピピッ……!
「結界が……壊れかけてる!」
クラリスの声とともに、島の中央部に向かう石碑が微かに赤く脈動した。
「っ! 皆、武装して!」
イッセイの号令とともに、全員が陣形を取る。
その時だった。
島の奥から、乾いた地鳴りのような音と共に――禍々しい瘴気が、風に乗って押し寄せてきたのだ。
「これは……瘴気獣!?」
「いえ、もっと違う……これは“何かの封印がこじ開けられた”ような……」
シャルロッテが蒼白になりながら、刻印の前に立つ。
「これは……緊急の解読が必要ですわ!」
「シャルロッテ、時間を稼ぐ!」
イッセイはすぐさま前に出て剣を構えた。
その視線の先には――闇の霧を纏った人影が、一歩、また一歩と姿を現す。
「……来客か。だが此処は……神聖なる眠りの地。外の者には、用はない」
現れたのは、全身を黒衣で包んだ異形の者だった。
「お前は……誰だ!」
イッセイが剣を構えると、その男は口元だけを歪ませて言った。
「名乗るほどの者ではない。だが、望むなら名をくれてやろう――“アヴィル・カイム”。この封印の鍵を、我らが主へ捧げる者だ」
「やっぱり、闇ギルド……!」
クラリスが目を見開く。
「時間がない。止めて……イッセイくん!」
ルーナが背後から叫んだ。
「任せろ!」
空の島、封印の地――ここに新たな戦いの火蓋が切って落とされた。
「くっ――こいつ、ただの人間じゃないッ!」
イッセイの剣撃を、闇の男――アヴィル・カイムは片手で弾いた。まるで全身に“闇の鱗”のような魔装をまとっているかのように、刃が滑って弾かれる。
「瘴気を纏った肉体強化か。なるほどな……ならば」
イッセイは一歩跳躍し、剣を逆手に構え――空中から放つ。
「――《蒼翔陣刃(ヴァン=ブレイド)》ッ!」
蒼い魔力が空を裂き、連続斬撃の波となってアヴィルに襲いかかる。
「遅い。」
アヴィルの掌から、瘴気が蛇のように伸びる。斬撃を吸収し、そのまま反撃へと転じた。
「イッセイくん! 横にっ!」
ルーナの叫びとともに、イッセイはとっさに身を翻す。間一髪、闇の鞭が通り過ぎ、地面を抉る。
「この瘴気……今までの瘴気獣と違う。これはもっと、“人の意思”があるウサ」
フィーナが冷静に観察を続けながら、魔導具の起動式を入力していく。
「シャルロッテ、刻文の解読は……!」
クラリスが叫ぶと、石碑の前で額に汗をにじませたシャルロッテが短く返した。
「あと少し……! この文は……“封印の再結界手順”! でも……“鍵となるもの”が要る……“聖女の遺志”を継ぐ者の――!」
「シャルロッテ、それって……?」
「たぶん……“聖女の血”に近い魔力を持つ者、もしくは――精霊と心通わせる者……私が、試すしかありません!」
その声に、ミュリルが駆け寄った。
「にゃんでもない! シャルロッテにゃん、ここはわたしが結界を張って――!」
「ありがとう、ミュリル。でも、これは……私の役目です」
シャルロッテの瞳が、淡い翠に光る。
「精霊たちよ……古の約束に従い、私の声を、心を、どうか受け取ってください……!」
風が凪ぎ、聖域全体が一瞬、音を失った。
その時。
「舐めるなよ、小娘がああああ!!」
怒号とともにアヴィルがシャルロッテへ向かって瘴気の槍を放った――。
「させるかァッ!!」
イッセイが割って入り、全身の魔力を剣に集束させる。
「――《神裂・陽輪剣じんれつ・ようりんけん》!」
爆発のような衝撃とともに、闇の槍と聖剣がぶつかり、光と闇が押し合った――。
「ぬぅ……!! この程度……! だが時間を稼げば我らの勝ちよ! 封印が緩めば、“主”が目覚める!」
アヴィルは瘴気の霧とともに姿をかき消した。
「逃げた……!」
セリアが悔しげに拳を握る。
その時、石碑が淡い光を帯びた。
「……封印の文、発動しました。間に合った……」
シャルロッテが地に膝をつきながら、かすかに微笑んだ。
「これで……しばらくの間は、瘴気の漏出は止まる……」
「すごいわ……シャルロッテ」
クラリスがそっと彼女を支えながら言った。
「にゃんと……精霊さん、すっごく優しいにゃん……」
「……でも、アヴィルは言っていた。“主が目覚める”って」
イッセイは剣を収めながら、険しい顔で呟いた。
「つまり……奴らの狙いはこの封印だけじゃない。“本物の聖女の封印”が、どこかにあるってことウサ」
フィーナが静かに頷く。
「それが……『聖女リアナ』……」
ルーナがぽつりと名を呟いたとき――一陣の風が、再び島を包んだ。
だが今度は、精霊の気配を含んだ優しい風だった。
「……ありがとう、精霊さん。貴方たちの願い、ちゃんと受け取ったよ」
シャルロッテが、封印の石碑にそっと手を当てた。
「私はこの世界を――もう一度、信じてみたいんです」
空に浮かぶ聖域の封印は、一時の静寂を取り戻した。
だが、その奥底には確かに、千年の記憶が蠢いている。
そして――その真実が、やがて明かされることになるのだった。
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