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第五章 王都聖教会
星空の酒池肉林と四色の喘ぎ声
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魔族のダンジョンを攻略し、元魔王軍幹部エリーゼという、気高くて妙に初心な、心強い仲間を加えた俺たちの旅は、新たな局面を迎えていた。
呪いの根源を探るべく、次なる目的地である王都を目指す。
広大な平原を抜け、緩やかな丘陵地帯に差し掛かった頃には、空は美しい茜色に染まっていた。
リリーの故郷の街を出てから三日間の行程、その初日の夕暮れ時だった。
「アキトさん、そろそろこの辺で野営にしませんか?」
一行のムードメーカーであるリリーが、手綱を引いて馬を止め、周囲を見渡しながら提案する。
彼女の言う通り、森の奥からは夜の獣たちの息遣いが聞こえ始め、涼やかな風が俺たちの頬を撫でていった。
「そうだな。よし、今夜は俺の趣味に付き合ってもらうぜ!」
俺はニヤリと口角を上げると、馬からひらりと降り立った。
その言葉に、四人の美女たちがそれぞれの反応を見せる。
「アキトの趣味って、料理以外にもあるのかにゃ?」
ルナが不思議そうに虎耳をぴくぴくと動かす。
「アキト様のことですもの。きっと、わたくしたちを愉しませる、素晴らしい何かですわ」
シエルはうっとりと微笑み、絶対の信頼をその青い瞳に浮かべている。
「…ほう。この私を満足させられるというのなら、見せてもらおうか。貴様の手腕とやらを」
エリーゼは腕を組み、女王様然とした態度で俺を見据えるが、その口元が微かに綻んでいるのを俺は見逃さない。
「わーい! なになに? アキトさんの趣味って、もしかして、エッチなこと?」
リリーは無邪気にそう言って、俺の腕に絡みついてきた。
やれやれ、こいつらは本当に…。
俺は苦笑しながら、【ストレージ】に意識を集中させる。
「まあ、見てなって。最高の夜に、してやるからよ」
言葉と共に、俺は次々と愛用のキャンプグッズを取り出していく。
まずは、何もない平らな地面に、大人五人が余裕で寝泊まりできる、ドーム型の特大グランピングテントが出現した。
コットン生地のナチュラルな風合いと、大きな窓が特徴的な最新モデルだ。
それだけではない。
テントの中には、キングサイズのふかふかなベッドを魔法で設え、肌寒い夜に備えて、揺らめく炎が美しいアンティーク調の薪ストーブまで完備させた。
さらに、屋外には大型のタープを張り、その下には大人数で楽しめる本格的なバーベキューグリルと、俺が趣味で改造した、耐火煉瓦で作った移動式の石窯を設置する。
仕上げは、魔法陣で常に適温の湯を沸かす岩造りの簡易露天風呂と、プライバシーを守るカーテン付きのシャワーユニットだ。
「「「…………ええええええっ!?」」」
ルナ、シエル、エリーゼ、そしてリリーまでもが、目の前に出現した豪華絢爛なキャンプサイトに、あんぐりと口を開けて驚愕している。
まあ、無理もない。
前世で孤独な定食屋のおっさんだった俺の唯一の趣味は、一人で楽しむアウトドアだった。
この世界に来てからも、その情熱は冷めることなく、密かに最高のキャンプライフを送るためのグッズを買い揃え、時には自分で作り出し、改良を重ねていたのだ。
この完璧な布陣は、まさに俺のロマンの結晶だった。
「す、すごいにゃんアキト! これが野営!? 王様のお城より豪華だにゃん!」
一番に我に返ったルナが、目をキラキラさせながらテントの周りを走り回る。
「アキト様は…このような素晴らしい魔法もお使いになられるのですね…。まるで、夢の世界のようですわ…」
シエルは、露天風呂から立ち上る湯気にそっと手をかざし、その温かさに頬を染めた。
「…合理的かつ快適。設営時間、わずか数分。それでいて、安全性と娯楽性も確保されている。アキト様の万能さに
は、改めて感服いたします」
エリーゼは冷静に分析しながらも、石窯の構造に興味津々といった様子で覗き込んでいる。
「すごーい! アキトさん、最高! ねえ、このベッドで一緒に寝てもいい!?」
リリーは既にテントの中に駆け込み、キングサイズのベッドの上でぴょんぴょんと跳ねていた。
四人のヒロインたちは、それぞれのやり方で喜びを表現すると、一斉に俺に抱きついてくる。
右からルナの野性的で引き締まった体、左からシエルの儚げで柔らかな体、背中にはリリーの豊満な胸が押し付けられ、正面からはエリーゼが少し照れながらも俺の胸に顔をうずめている。
四人分の柔らかい感触と、それぞれの体から発せられる甘い匂いに、俺の下半身が疼きだすのを感じた。
「まあ、俺の趣味と…みんなに喜んでもらいたいからな」
俺は照れ隠しにそう言うと、彼女たちの頭を優しく撫で、夕食の準備に取り掛かった。
今夜のメニューは、キャンプの王道「バーベキュー」と、石窯で焼く「本格ピザ」、そして「魚介のペスカトーレ」だ。
【ストレージ】から取り出した、この世界で手に入れた極上の霜降り肉や、朝採れの新鮮な野菜、近海で獲れたばかりの魚介を、手際よく下ごしらえしていく。
俺が【官能料理】のスキルを発動させると、食材たちが生命の輝きを取り戻したかのように、生き生きと色鮮やかになっていくのが分かった。
ジュウウウウウッ!
バーベキューグリルに乗せた厚切りの肉が、心地よい音を立てて焼けていく。
滴り落ちる脂が炭に落ち、食欲を刺激する香ばしい煙が立ち上った。
石窯の中では、俺が手で捏ねたピザ生地の上で、たっぷりのチーズと新鮮なトマトソースがぐつぐつと煮え立ち、とろけていく。
フライパンの上では、ニンニクとオリーブオイルの香りを纏ったエビやイカ、アサリが、白ワインと共に情熱的なダンスを踊っていた。
「「「「おいし~~~~~い!!」」」」
焚き火の明かりの下、熱々の料理を頬張ったヒロインたちの瞳に、じゅわ…と欲望の炎が灯った。
【官能料理】は、彼女たちの満腹中枢と同時に、性欲の中枢をも激しく、そして的確に刺激する。
「んにゃっ…! このお肉、噛んだ瞬間に肉汁が溢れてきて…! アキトの愛情みたいに熱くて…濃くて…もう、ダメにゃん…!」
ルナは骨付き肉にしゃぶりつきながら、腰をくねらせている。
「…このピザ生地の食感…外はカリッとしているのに、中はもっちりとしていて…アキト様の逞しい腕のようです
わ…。チーズの塩気とトマトの酸味が、舌の上で絡み合って…あぁ…」
シエルは一切れのピザを手に、恍惚の表情を浮かべていた。
「…ふん、ただ辛いだけではない。魚介の深い旨味と、香草の爽やかな香りが、パスタの一本一本にまで染み込んでいる。…悪くない。いや…最高だ。食べただけで、体の芯が…疼いてくる…」
エリーゼはペスカトーレを口に運び、頬を染めながらも素直な感想を漏らす。
「ん~っ! おいしい! アキトさんの料理、ぜーんぶおいしい! あたし、アキトさんと結婚したくなっちゃった!」
リリーは口の周りをソースで汚しながら、満面の笑みでそう言った。
食事が終わる頃には、四人とも頬を上気させ、潤んだ瞳で俺を見つめていた。
その熱っぽい視線は、明らかに「次のメインディッシュ」を求めている。
やれやれ、しょうがねえなあ。
俺はまず、一番元気で積極的なリリーの手を取り、二人で露天風呂へと向かった。
満点の星空の下、湯船に身を沈めると、日中の旅の疲れがじんわりと溶けていく。
湯気で火照ったリリーの肌は、焚き火の明かりに照らされて、艶めかしく輝いていた。
「ねぇ、アキトさん! あたし、もう我慢できないよぉ…!」
リリーは湯船の中で俺の体に正面から向き合うと、そのまま俺の膝の上に跨ってきた。
その無防備な体が、お湯の中でゆらりと揺れる。
豊かな胸が、俺の胸板にぐにゅっと押し付けられた。
<うふふ、アキトさんの顔、真っ赤。あたしのおっぱい、気持ちいいでしょ?料理を食べたら、お腹だけじゃなくて、胸も、お股も、ぜーんぶ熱くなっちゃったんだから。早く、アキトさんの硬いので、この熱を鎮めてほしいな…!>
彼女は、いたずらっぽく笑うと、自ら腰をくねらせ、俺の熱く硬くなったペニスを、自身の濡れた蜜壺へと導いていった。
じゅぷり、と生々しい水音が、静かな夜の森に響く。
お湯で潤滑された膣は、何の抵抗もなく、俺の全てを受け入れた。
「んっ…! あ、アキトさんの…入ってきたぁ…!」
リリーは甘い声を漏らし、恍惚と目を閉じる。
俺のものが、彼女の温かくて柔らかい膣壁を押し広げ、子宮の入り口にこつりと突き当たった。
「あっ、あぁん! アキトさんの、おっきくて硬いので…あたしの中、いっぱいに、してぇ…!」
その言葉を合図に、リリーは自ら、激しく腰を上下させ始めた。
湯船の水面が、彼女の動きに合わせて、ぱしゃん、ぱしゃんと音を立てて揺れる。
<ああ、ダメ…! アキトさんの、これ…!湯船の中だから、いつもよりぬるぬるしてて、奥まで簡単に入ってきちゃう…!子宮の入り口、ゴリゴリされて…頭が真っ白に…!気持ちよすぎて、どうにかなっちゃいそう…!>
俺はリリーの柔らかく、弾力のあるお尻を両手でがっしりと掴み、下から突き上げるように腰を動かした。
俺たちの体がぶつかる度に、お湯が外へと溢れ出す。
「ひっ…! あ、アキトさん、そんな、下から突いたら…! ああっ、変なところに、当たってるぅ…!」
「ここか? ここが気持ちいいのか、リリー?」
「んんっ…! いじわる…! でも…すきぃ…! もっと、突いてぇ…!」
彼女の瞳は完全に蕩け、理性の光はどこにもない。
ただ、快感を求める本能だけが、その体を支配していた。
何度も、何度も、激しく腰を打ち付け合う。
やがて、リリーの体がビクンビクンと大きく痙攣し始めた。
「あ、あ、ああっ! いっちゃ、う! あたし、いっちゃうからぁぁぁっ!」
「いいぞ、リリー。俺の上で、全部出しちまえ」
「ひゃあああああっ!」
甲高い絶頂の叫びを上げ、リリーの膣が俺のペニスをきゅうううっと強く締め付けた。
その無防備な収縮は、俺の理性を吹き飛ばすには十分すぎた。
俺は、絶頂の痙攣を繰り返す彼女の膣の中に、熱い精子をたっぷりと、何度も送り込んでやった。
「んんっ…! あったかい、の…いっぱい、でてるぅ…! アキトさんの、ぜんぶ…あたしの中に…」
リリーは、ぐったりと俺の胸に体を預け、満足そうに寝息を立て始めた。
その幸せそうな寝顔に、俺はそっと唇を寄せた。
次にシャワーユニットへ向かったのはシエルだ。
カーテンを閉め切った狭い空間に、お湯の音が響き渡る。
二人分の肌が触れ合うには、十分すぎるほど密着した空間。
「アキト様…わたくしに、どうかご奉仕させてくださいませ…」
シエルは、恥ずかしそうに頬を染めながらも、俺の前に跪くと、濡れた手で優しく俺のペニスを包み込んだ。
そして、その小さな唇で、先端からゆっくりと含んでいく。
<アキト様の、この熱くて力強いものを、わたくしの口で…受け止めて差し上げたい。
アキト様が、わたくしたちのために、いつも美味しい料理と、深い愛情をくださるから…。
せめてもの恩返しに、わたくしの全てで、アキト様を悦ばせたいのです…>
温かいシャワーが降り注ぐ中でのフェラチオは、背徳感も相まって格別だった。
シエルの献身的な舌使いは、もはや芸術の域に達している。
舌先で亀頭の裏筋をなぞり、唇で竿を優しく扱き、そして時折、喉の奥まで深く、深く飲み込む。
その度に、俺の腰は意思とは関係なく、ビクンと跳ねた。
「はぁっ…! シエル…うまい…最高だ…」
「ん、んぐ…! ふふ…アキト様に、そう言っていただけるのが…わたくしの、最高の悦びです…」
彼女の言葉に、俺の欲望は限界に達した。
俺はシエルの後頭部を優しく掴むと、彼女の喉の奥を目掛けて、俺の精液を噴出させた。
「んんんーーーっっ!!」
シエルは、一瞬苦しそうな表情を浮かべたが、すぐにそれを恍惚の表情に変え、俺の精液を一滴残らずごくりと飲み込んだ。
そして、濡れた唇を舌でぺろりと舐め、満足そうに微笑んだ。
「…アキト様の味…とても、濃厚です…。これで、わたくしの中も、アキト様で満たされました…」
その穢れを知らない聖女のような微笑みは、どんな淫婦よりも、俺の心を掻き立てるのだった。
そして、テントの中。
キングサイズのベッドの上では、ルナとエリーゼが、それぞれのやり方で俺を待ち構えていた。
薪ストーブの揺らめく炎が、二人の美しい裸体を妖しく照らし出している。
ルナは、まるで獲物を前にした獣のように、野性的な四つん這いの姿勢で、尻を高く突き上げていた。
ぴんと立った虎耳と、感情の昂ぶりを隠せないように左右に激しく揺れる尻尾が、彼女の興奮を雄弁に物語っている。
「アキトぉ…! 遅かったにゃん! 早く、早く私のここに、入れてくれにゃきゃ、狂っちゃう…!」
その隣では、エリーゼがベッドに腰掛け、足を組んで俺を見下ろしていた。
元魔王軍幹部としての威厳を保とうとしているが、その白い肌は興奮でピンク色に染まり、自らの指で、濡れたクリトリスをくちゅくちゅと弄っている。
「…ふん、待ちくたびれたぞ、アキト。さあ、早くこの私を満足させてみせろ。貴様の力が、本物かどうか…この体で、確かめてやる」
まったく、対照的だが、どちらもたまらなく魅力的なお誘いだ。
俺は、まずルナの背後に回ると、彼女のしなやかで引き締まった腰をがっしりと掴んだ。
そして、準備運動もなしに、俺のペニスを彼女の熱い膣へと一気に突き入れた。
「にゃあああああっ! それぇ! アキトのそれ、大好きにゃん!」
ルナは、歓喜の絶叫を上げた。
俺は、彼女の獣のような喘ぎ声を聞きながら、容赦なく腰をピストンさせる。
パンッ!パンッ!と、俺の腰と彼女の尻がぶつかり合う、野蛮な音がテントの中に響き渡った。
<ああ、アキトの、これ…! いつもみたいに優しくない!乱暴で、容赦なくて…でも、それが、たまらないにゃん…!もっと! もっと奥まで、私のぐちゃぐちゃの子宮を、アキトのでめちゃくちゃにしてほしいにゃん!>
俺がピストンの速度を上げると、ルナもそれに呼応するように、自ら腰を激しく振った。
その激しい交合の最中、隣にいたエリーゼが、そっと俺の背中に手を回してきた。
そして、その冷たい指先で、俺の背骨をゆっくりとなぞり始める。
「ひっ…!?」
思わぬ刺激に、俺の体がビクリと震えた。
「ふふ…隙だらけだぞ、アキト。虎の子にかまけて、私のことを忘れてもらっては困る」
エリーゼはそう囁くと、今度は俺の乳首を指でつまみ、コリコリと弄り始めた。
背後ではルナが激しく腰を振り、横からはエリーゼが体を弄ってくる。
この甘美な地獄に、俺の理性は完全に焼き切れた。
「あああああっ! ルナ、いくぞ!」
「にゃあっ! わたしも、いっちゃうにゃあああん!」
俺は、ルナの子宮の奥に、熱い精子を注ぎ込んだ。
ルナは、絶頂の痙攣を繰り返しながら、俺の背中に爪を立てる。
俺は、果てたばかりのルナの体からペニスを引き抜くと、休む間もなく、今度はエリーゼの体の上に跨った。
「さあ、次はあんたの番だ、エリーゼ」
「…くっ…望むところだ…!」
俺は、仰向けになった彼女の足を持ち上げ、M字に大きく開脚させる。
あらわになった、まだ誰にも支配されたことのない、高貴な聖域。
「あんっ! アキト様…! そのような、はしたない格好…!」
羞恥に顔を赤らめる彼女の膣に、俺は再びペニスをねじ込んだ。
元魔王軍幹部のプライドを、俺の雄でぐちゃぐちゃにかき乱してやる。
<ああ…! また、アキト様の、硬くて熱いものが…私の中に…!悔しい…! 人間ごときに、この私が…!でも…体が、言うことを聞かない…!もっと、もっとこの快感に、溺れたいと…魂が叫んでいる…!>
彼女は、支配される快感に身をよじらせ、か細い声で喘ぎ続けた。
俺は、彼女が完全に俺のものになったと確信するまで、何度も、何度も、その子宮の奥に、忠誠の証を刻み込むように、精子を注ぎ続けた。
満点の星が瞬く夜空の下、俺たちの酒池肉林は、四人の美女たちが完全に果て、幸せそうな寝息を立てるまで、延々と続いたのだった。
呪いの根源を探るべく、次なる目的地である王都を目指す。
広大な平原を抜け、緩やかな丘陵地帯に差し掛かった頃には、空は美しい茜色に染まっていた。
リリーの故郷の街を出てから三日間の行程、その初日の夕暮れ時だった。
「アキトさん、そろそろこの辺で野営にしませんか?」
一行のムードメーカーであるリリーが、手綱を引いて馬を止め、周囲を見渡しながら提案する。
彼女の言う通り、森の奥からは夜の獣たちの息遣いが聞こえ始め、涼やかな風が俺たちの頬を撫でていった。
「そうだな。よし、今夜は俺の趣味に付き合ってもらうぜ!」
俺はニヤリと口角を上げると、馬からひらりと降り立った。
その言葉に、四人の美女たちがそれぞれの反応を見せる。
「アキトの趣味って、料理以外にもあるのかにゃ?」
ルナが不思議そうに虎耳をぴくぴくと動かす。
「アキト様のことですもの。きっと、わたくしたちを愉しませる、素晴らしい何かですわ」
シエルはうっとりと微笑み、絶対の信頼をその青い瞳に浮かべている。
「…ほう。この私を満足させられるというのなら、見せてもらおうか。貴様の手腕とやらを」
エリーゼは腕を組み、女王様然とした態度で俺を見据えるが、その口元が微かに綻んでいるのを俺は見逃さない。
「わーい! なになに? アキトさんの趣味って、もしかして、エッチなこと?」
リリーは無邪気にそう言って、俺の腕に絡みついてきた。
やれやれ、こいつらは本当に…。
俺は苦笑しながら、【ストレージ】に意識を集中させる。
「まあ、見てなって。最高の夜に、してやるからよ」
言葉と共に、俺は次々と愛用のキャンプグッズを取り出していく。
まずは、何もない平らな地面に、大人五人が余裕で寝泊まりできる、ドーム型の特大グランピングテントが出現した。
コットン生地のナチュラルな風合いと、大きな窓が特徴的な最新モデルだ。
それだけではない。
テントの中には、キングサイズのふかふかなベッドを魔法で設え、肌寒い夜に備えて、揺らめく炎が美しいアンティーク調の薪ストーブまで完備させた。
さらに、屋外には大型のタープを張り、その下には大人数で楽しめる本格的なバーベキューグリルと、俺が趣味で改造した、耐火煉瓦で作った移動式の石窯を設置する。
仕上げは、魔法陣で常に適温の湯を沸かす岩造りの簡易露天風呂と、プライバシーを守るカーテン付きのシャワーユニットだ。
「「「…………ええええええっ!?」」」
ルナ、シエル、エリーゼ、そしてリリーまでもが、目の前に出現した豪華絢爛なキャンプサイトに、あんぐりと口を開けて驚愕している。
まあ、無理もない。
前世で孤独な定食屋のおっさんだった俺の唯一の趣味は、一人で楽しむアウトドアだった。
この世界に来てからも、その情熱は冷めることなく、密かに最高のキャンプライフを送るためのグッズを買い揃え、時には自分で作り出し、改良を重ねていたのだ。
この完璧な布陣は、まさに俺のロマンの結晶だった。
「す、すごいにゃんアキト! これが野営!? 王様のお城より豪華だにゃん!」
一番に我に返ったルナが、目をキラキラさせながらテントの周りを走り回る。
「アキト様は…このような素晴らしい魔法もお使いになられるのですね…。まるで、夢の世界のようですわ…」
シエルは、露天風呂から立ち上る湯気にそっと手をかざし、その温かさに頬を染めた。
「…合理的かつ快適。設営時間、わずか数分。それでいて、安全性と娯楽性も確保されている。アキト様の万能さに
は、改めて感服いたします」
エリーゼは冷静に分析しながらも、石窯の構造に興味津々といった様子で覗き込んでいる。
「すごーい! アキトさん、最高! ねえ、このベッドで一緒に寝てもいい!?」
リリーは既にテントの中に駆け込み、キングサイズのベッドの上でぴょんぴょんと跳ねていた。
四人のヒロインたちは、それぞれのやり方で喜びを表現すると、一斉に俺に抱きついてくる。
右からルナの野性的で引き締まった体、左からシエルの儚げで柔らかな体、背中にはリリーの豊満な胸が押し付けられ、正面からはエリーゼが少し照れながらも俺の胸に顔をうずめている。
四人分の柔らかい感触と、それぞれの体から発せられる甘い匂いに、俺の下半身が疼きだすのを感じた。
「まあ、俺の趣味と…みんなに喜んでもらいたいからな」
俺は照れ隠しにそう言うと、彼女たちの頭を優しく撫で、夕食の準備に取り掛かった。
今夜のメニューは、キャンプの王道「バーベキュー」と、石窯で焼く「本格ピザ」、そして「魚介のペスカトーレ」だ。
【ストレージ】から取り出した、この世界で手に入れた極上の霜降り肉や、朝採れの新鮮な野菜、近海で獲れたばかりの魚介を、手際よく下ごしらえしていく。
俺が【官能料理】のスキルを発動させると、食材たちが生命の輝きを取り戻したかのように、生き生きと色鮮やかになっていくのが分かった。
ジュウウウウウッ!
バーベキューグリルに乗せた厚切りの肉が、心地よい音を立てて焼けていく。
滴り落ちる脂が炭に落ち、食欲を刺激する香ばしい煙が立ち上った。
石窯の中では、俺が手で捏ねたピザ生地の上で、たっぷりのチーズと新鮮なトマトソースがぐつぐつと煮え立ち、とろけていく。
フライパンの上では、ニンニクとオリーブオイルの香りを纏ったエビやイカ、アサリが、白ワインと共に情熱的なダンスを踊っていた。
「「「「おいし~~~~~い!!」」」」
焚き火の明かりの下、熱々の料理を頬張ったヒロインたちの瞳に、じゅわ…と欲望の炎が灯った。
【官能料理】は、彼女たちの満腹中枢と同時に、性欲の中枢をも激しく、そして的確に刺激する。
「んにゃっ…! このお肉、噛んだ瞬間に肉汁が溢れてきて…! アキトの愛情みたいに熱くて…濃くて…もう、ダメにゃん…!」
ルナは骨付き肉にしゃぶりつきながら、腰をくねらせている。
「…このピザ生地の食感…外はカリッとしているのに、中はもっちりとしていて…アキト様の逞しい腕のようです
わ…。チーズの塩気とトマトの酸味が、舌の上で絡み合って…あぁ…」
シエルは一切れのピザを手に、恍惚の表情を浮かべていた。
「…ふん、ただ辛いだけではない。魚介の深い旨味と、香草の爽やかな香りが、パスタの一本一本にまで染み込んでいる。…悪くない。いや…最高だ。食べただけで、体の芯が…疼いてくる…」
エリーゼはペスカトーレを口に運び、頬を染めながらも素直な感想を漏らす。
「ん~っ! おいしい! アキトさんの料理、ぜーんぶおいしい! あたし、アキトさんと結婚したくなっちゃった!」
リリーは口の周りをソースで汚しながら、満面の笑みでそう言った。
食事が終わる頃には、四人とも頬を上気させ、潤んだ瞳で俺を見つめていた。
その熱っぽい視線は、明らかに「次のメインディッシュ」を求めている。
やれやれ、しょうがねえなあ。
俺はまず、一番元気で積極的なリリーの手を取り、二人で露天風呂へと向かった。
満点の星空の下、湯船に身を沈めると、日中の旅の疲れがじんわりと溶けていく。
湯気で火照ったリリーの肌は、焚き火の明かりに照らされて、艶めかしく輝いていた。
「ねぇ、アキトさん! あたし、もう我慢できないよぉ…!」
リリーは湯船の中で俺の体に正面から向き合うと、そのまま俺の膝の上に跨ってきた。
その無防備な体が、お湯の中でゆらりと揺れる。
豊かな胸が、俺の胸板にぐにゅっと押し付けられた。
<うふふ、アキトさんの顔、真っ赤。あたしのおっぱい、気持ちいいでしょ?料理を食べたら、お腹だけじゃなくて、胸も、お股も、ぜーんぶ熱くなっちゃったんだから。早く、アキトさんの硬いので、この熱を鎮めてほしいな…!>
彼女は、いたずらっぽく笑うと、自ら腰をくねらせ、俺の熱く硬くなったペニスを、自身の濡れた蜜壺へと導いていった。
じゅぷり、と生々しい水音が、静かな夜の森に響く。
お湯で潤滑された膣は、何の抵抗もなく、俺の全てを受け入れた。
「んっ…! あ、アキトさんの…入ってきたぁ…!」
リリーは甘い声を漏らし、恍惚と目を閉じる。
俺のものが、彼女の温かくて柔らかい膣壁を押し広げ、子宮の入り口にこつりと突き当たった。
「あっ、あぁん! アキトさんの、おっきくて硬いので…あたしの中、いっぱいに、してぇ…!」
その言葉を合図に、リリーは自ら、激しく腰を上下させ始めた。
湯船の水面が、彼女の動きに合わせて、ぱしゃん、ぱしゃんと音を立てて揺れる。
<ああ、ダメ…! アキトさんの、これ…!湯船の中だから、いつもよりぬるぬるしてて、奥まで簡単に入ってきちゃう…!子宮の入り口、ゴリゴリされて…頭が真っ白に…!気持ちよすぎて、どうにかなっちゃいそう…!>
俺はリリーの柔らかく、弾力のあるお尻を両手でがっしりと掴み、下から突き上げるように腰を動かした。
俺たちの体がぶつかる度に、お湯が外へと溢れ出す。
「ひっ…! あ、アキトさん、そんな、下から突いたら…! ああっ、変なところに、当たってるぅ…!」
「ここか? ここが気持ちいいのか、リリー?」
「んんっ…! いじわる…! でも…すきぃ…! もっと、突いてぇ…!」
彼女の瞳は完全に蕩け、理性の光はどこにもない。
ただ、快感を求める本能だけが、その体を支配していた。
何度も、何度も、激しく腰を打ち付け合う。
やがて、リリーの体がビクンビクンと大きく痙攣し始めた。
「あ、あ、ああっ! いっちゃ、う! あたし、いっちゃうからぁぁぁっ!」
「いいぞ、リリー。俺の上で、全部出しちまえ」
「ひゃあああああっ!」
甲高い絶頂の叫びを上げ、リリーの膣が俺のペニスをきゅうううっと強く締め付けた。
その無防備な収縮は、俺の理性を吹き飛ばすには十分すぎた。
俺は、絶頂の痙攣を繰り返す彼女の膣の中に、熱い精子をたっぷりと、何度も送り込んでやった。
「んんっ…! あったかい、の…いっぱい、でてるぅ…! アキトさんの、ぜんぶ…あたしの中に…」
リリーは、ぐったりと俺の胸に体を預け、満足そうに寝息を立て始めた。
その幸せそうな寝顔に、俺はそっと唇を寄せた。
次にシャワーユニットへ向かったのはシエルだ。
カーテンを閉め切った狭い空間に、お湯の音が響き渡る。
二人分の肌が触れ合うには、十分すぎるほど密着した空間。
「アキト様…わたくしに、どうかご奉仕させてくださいませ…」
シエルは、恥ずかしそうに頬を染めながらも、俺の前に跪くと、濡れた手で優しく俺のペニスを包み込んだ。
そして、その小さな唇で、先端からゆっくりと含んでいく。
<アキト様の、この熱くて力強いものを、わたくしの口で…受け止めて差し上げたい。
アキト様が、わたくしたちのために、いつも美味しい料理と、深い愛情をくださるから…。
せめてもの恩返しに、わたくしの全てで、アキト様を悦ばせたいのです…>
温かいシャワーが降り注ぐ中でのフェラチオは、背徳感も相まって格別だった。
シエルの献身的な舌使いは、もはや芸術の域に達している。
舌先で亀頭の裏筋をなぞり、唇で竿を優しく扱き、そして時折、喉の奥まで深く、深く飲み込む。
その度に、俺の腰は意思とは関係なく、ビクンと跳ねた。
「はぁっ…! シエル…うまい…最高だ…」
「ん、んぐ…! ふふ…アキト様に、そう言っていただけるのが…わたくしの、最高の悦びです…」
彼女の言葉に、俺の欲望は限界に達した。
俺はシエルの後頭部を優しく掴むと、彼女の喉の奥を目掛けて、俺の精液を噴出させた。
「んんんーーーっっ!!」
シエルは、一瞬苦しそうな表情を浮かべたが、すぐにそれを恍惚の表情に変え、俺の精液を一滴残らずごくりと飲み込んだ。
そして、濡れた唇を舌でぺろりと舐め、満足そうに微笑んだ。
「…アキト様の味…とても、濃厚です…。これで、わたくしの中も、アキト様で満たされました…」
その穢れを知らない聖女のような微笑みは、どんな淫婦よりも、俺の心を掻き立てるのだった。
そして、テントの中。
キングサイズのベッドの上では、ルナとエリーゼが、それぞれのやり方で俺を待ち構えていた。
薪ストーブの揺らめく炎が、二人の美しい裸体を妖しく照らし出している。
ルナは、まるで獲物を前にした獣のように、野性的な四つん這いの姿勢で、尻を高く突き上げていた。
ぴんと立った虎耳と、感情の昂ぶりを隠せないように左右に激しく揺れる尻尾が、彼女の興奮を雄弁に物語っている。
「アキトぉ…! 遅かったにゃん! 早く、早く私のここに、入れてくれにゃきゃ、狂っちゃう…!」
その隣では、エリーゼがベッドに腰掛け、足を組んで俺を見下ろしていた。
元魔王軍幹部としての威厳を保とうとしているが、その白い肌は興奮でピンク色に染まり、自らの指で、濡れたクリトリスをくちゅくちゅと弄っている。
「…ふん、待ちくたびれたぞ、アキト。さあ、早くこの私を満足させてみせろ。貴様の力が、本物かどうか…この体で、確かめてやる」
まったく、対照的だが、どちらもたまらなく魅力的なお誘いだ。
俺は、まずルナの背後に回ると、彼女のしなやかで引き締まった腰をがっしりと掴んだ。
そして、準備運動もなしに、俺のペニスを彼女の熱い膣へと一気に突き入れた。
「にゃあああああっ! それぇ! アキトのそれ、大好きにゃん!」
ルナは、歓喜の絶叫を上げた。
俺は、彼女の獣のような喘ぎ声を聞きながら、容赦なく腰をピストンさせる。
パンッ!パンッ!と、俺の腰と彼女の尻がぶつかり合う、野蛮な音がテントの中に響き渡った。
<ああ、アキトの、これ…! いつもみたいに優しくない!乱暴で、容赦なくて…でも、それが、たまらないにゃん…!もっと! もっと奥まで、私のぐちゃぐちゃの子宮を、アキトのでめちゃくちゃにしてほしいにゃん!>
俺がピストンの速度を上げると、ルナもそれに呼応するように、自ら腰を激しく振った。
その激しい交合の最中、隣にいたエリーゼが、そっと俺の背中に手を回してきた。
そして、その冷たい指先で、俺の背骨をゆっくりとなぞり始める。
「ひっ…!?」
思わぬ刺激に、俺の体がビクリと震えた。
「ふふ…隙だらけだぞ、アキト。虎の子にかまけて、私のことを忘れてもらっては困る」
エリーゼはそう囁くと、今度は俺の乳首を指でつまみ、コリコリと弄り始めた。
背後ではルナが激しく腰を振り、横からはエリーゼが体を弄ってくる。
この甘美な地獄に、俺の理性は完全に焼き切れた。
「あああああっ! ルナ、いくぞ!」
「にゃあっ! わたしも、いっちゃうにゃあああん!」
俺は、ルナの子宮の奥に、熱い精子を注ぎ込んだ。
ルナは、絶頂の痙攣を繰り返しながら、俺の背中に爪を立てる。
俺は、果てたばかりのルナの体からペニスを引き抜くと、休む間もなく、今度はエリーゼの体の上に跨った。
「さあ、次はあんたの番だ、エリーゼ」
「…くっ…望むところだ…!」
俺は、仰向けになった彼女の足を持ち上げ、M字に大きく開脚させる。
あらわになった、まだ誰にも支配されたことのない、高貴な聖域。
「あんっ! アキト様…! そのような、はしたない格好…!」
羞恥に顔を赤らめる彼女の膣に、俺は再びペニスをねじ込んだ。
元魔王軍幹部のプライドを、俺の雄でぐちゃぐちゃにかき乱してやる。
<ああ…! また、アキト様の、硬くて熱いものが…私の中に…!悔しい…! 人間ごときに、この私が…!でも…体が、言うことを聞かない…!もっと、もっとこの快感に、溺れたいと…魂が叫んでいる…!>
彼女は、支配される快感に身をよじらせ、か細い声で喘ぎ続けた。
俺は、彼女が完全に俺のものになったと確信するまで、何度も、何度も、その子宮の奥に、忠誠の証を刻み込むように、精子を注ぎ続けた。
満点の星が瞬く夜空の下、俺たちの酒池肉林は、四人の美女たちが完全に果て、幸せそうな寝息を立てるまで、延々と続いたのだった。
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