【R18】勇者の影で世界を救った不遇テイマー、ギフト【領域支配】でハーレムを築く

のびすけ。

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第2章 迷える拳聖の懺悔と、密室の体育倉庫で溶け出すプライド

第6話 罪悪感の融解と、領域支配が引き起こす衝動のファーストキス

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赤城火憐は昔から考えるよりも先に身体が動くタイプの人間だった。
実家が古流の空手道場を営んでいることもあり、幼い頃から厳しい鍛錬を積んできた彼女の身体能力は、異世界に召喚される前からずば抜けていたのだ。

平和な現代日本に帰還した今でもその圧倒的な瞬発力と動体視力は健在であり、彼女はスポーツ特待生として陸上部の短距離走や走り幅跳びの選手としてインターハイ出場を期待されるエースとして活躍している。

放課後のグラウンドで夕日に照らされながら汗を流す彼女の姿は、誰の目から見ても充実した青春を謳歌しているように見えたはずだ。
しかしその内側で火憐の感情はぐちゃぐちゃに渦巻き、自分でもどうしていいかわからないほどの迷いを抱え込んでいた。

異世界に行く前の俺に対する彼女の印象は、教室の隅にいるパッとしない同級生という程度のものだっただろう。
それでも時折、俺が日直の仕事を一人で片付けたり誰かの落とし物をこっそり拾ってあげたりしている姿を見て、(湊って地味だけど結構いいやつなんだな)と好意的に思ってくれていたらしい。

それは異世界に転移してからも変わらず、勇者パーティーの中で雑用や荷物持ちばかり押し付けられていた俺に対しても、彼女は持ち前の明るさでフラットに接してくれていた。

だが極限状態の戦場において天童光輝という勇者の放つ圧倒的な光は、あまりにも強烈すぎたのだ。

戦いの最前線で光輝の背中を追いかけ彼に認められることだけを生きがいにしてしまった火憐は、裏でパーティーを支えるために俺がどれだけ身を粉にして働いていたかという真実に、目を向ける余裕を完全に失っていた。

無事に魔王を討伐し平和な現代に戻ってきて冷静さを取り戻した今、彼女はその自分の視野の狭さに激しい自己嫌悪を抱いていた。

自分が惹かれていたのは本当に光輝という人間だったのか、それともただ勇者という強者の肩書きに縋り付いて安心したかっただけなのか。

そして何より自分たちを裏から命懸けで守り抜いてくれた俺に対して、まともなお礼も謝罪もできていないという罪悪感が彼女の心に重くのしかかっていた。



そんな火憐の迷いを決定的なものにしたのが、月曜日の朝に教室で凛が放った「わたし湊と付き合うことになったから」という爆弾宣言だった。

ずっと光輝の隣で幸せそうに笑っていたはずの凛が、勇者を捨てて俺の隣で完璧な雌の顔を見せている。

その事実を目の当たりにした火憐の心は完全にキャパシティを超え、彼女はどうしていいかわからず俺の共犯者である凛にこっそりと相談を持ちかけたのだ。

「火憐ちゃん、ずっと一人で悩んでたんだね。大丈夫、湊と一度ゆっくり話をした方がいいよ」

凛は聖女のような優しい微笑みを浮かべながら、巧みに火憐を俺の領域へと誘導した。
そして今日の放課後、部活動が終わった後の人気のない体育倉庫という密室で、俺と火憐は二人きりで向かい合うことになったのだ。

「……ごめん湊、部活の後で汗臭いよね」

ホコリの匂いが漂う薄暗い体育倉庫の中で、火憐は陸上部のタンクトップと短いスパッツという無防備な格好のまま恥ずかしそうに目を伏せた。

健康的に日焼けした褐色の肌にはまだうっすらと汗が光っており、鍛え上げられたしなやかな肢体とそれに不釣り合いなほど豊かな胸の膨らみが、荒い呼吸に合わせて上下している。

「気にしてないよ、火憐は今日も部活頑張ってたんだな」

俺が優しく声をかけると、火憐は弾かれたように顔を上げ、大きな瞳に涙の膜を張って俺を見つめてきた。

「湊、わたし……ずっと湊に謝らなきゃって思ってたんだ」

火憐は絞り出すような声でずっと胸の内に秘めていた思いを告白し始めた。

「異世界にいた時、わたし光輝の背中ばっかり見てて、湊が裏でどれだけわたしたちを助けてくれてたか全然わかってなかった」

「火憐は前衛として最前線で戦ってたんだから、周りが見えなくなるのは当然だろ」
「ううん違うの、現代に戻ってきて冷静になったら自分がどれだけ湊のことをないがしろにしてたか痛いほどわかったんだ」

ポロポロと涙をこぼしながら、火憐はギュッと自分の胸の辺りを握りしめた。

「光輝のことが好きだって思ってたのも、ただ強い人に守ってもらって安心したかっただけなのかもしれない。本当にわたしたちを守ってくれてたのは湊だったのに……ごめんなさい、今まで全然気づけなくて本当にごめんなさい……っ」

泣きじゃくる拳聖の姿は異世界で魔物を素手で殴り倒していた勇ましい姿とは似ても似つかない、ただの等身大の弱い女の子のものだった。
俺はゆっくりと彼女に近づき、その震える小さな肩を優しく抱き寄せた。

「謝らなくていいよ火憐、お前が俺たちを守るために必死に戦ってくれてたことは俺が一番よく知ってるから」

俺の胸の中にすっぽりと収まった火憐は、信じられないものを見るような目で俺を見上げた。

「湊……怒ってないの」

「怒るわけないだろ、お前が無事に現代に帰ってきてくれて今日もこうして元気に走ってる姿を見られるだけで俺は十分嬉しいんだ」

俺の底抜けの肯定と優しい言葉に、火憐の心の中にあった分厚い罪悪感の壁が音を立てて崩れ去っていくのを感じた。

「湊ぉ……っ、ありがとう、ありがとう……っ」

火憐が完全に安心しきって俺の背中に腕を回し、心の底からの安堵の涙を流したその瞬間。
俺は彼女の無防備になった精神の隙間を縫うように、密かに【領域支配(ワールド・テイム)】 のスキルを発動させた。

密室となった体育倉庫の空気が一瞬にして重くねっとりとしたものに変わり、俺の放つ圧倒的なアルファとしての魔力が火憐の脳髄を直接揺さぶる。
ビクッ、と火憐のしなやかな身体が大きく跳ねた。

「えっ……なにこれ」

火憐は涙を拭うのも忘れ、自分の身体に起きている急激な変化に戸惑いの声を上げた。
今まで抱えていた罪悪感から解放された圧倒的な安心感と、異世界で強者に依存することに慣れきってしまった彼女の本能が、俺のスキルの補正を受けて強烈な性欲へと爆発的に変換されていく。

(なんで湊の顔を見ただけで急にお腹の奥が熱くなって……下着の中が濡れてきちゃうの……っ)

スポーツで鍛え上げられた火憐の健康的な身体は、思考よりも先に本能的な快感に反応してしまっていた。
俺の雄としての匂いを嗅ぐだけで、彼女の秘部からは自分の意思とは無関係にくちゅ、ちゅぷ、と卑猥な水音が鳴り始めている。

「火憐、どうした」

俺がわざと心配そうな声を出して彼女の顔を覗き込むと、火憐は顔を真っ赤に染め上げ、荒い息を吐きながら俺のタンクトップの胸ぐらをギュッと掴んだ。

「湊、わたし……なんだかおかしくなっちゃったみたい……っ♡」

火憐の瞳には強者への服従を誓うような熱い欲望が宿っており、彼女は衝動を抑えきれないというように背伸びをして俺の唇に自分の唇を激しく押し当ててきた。

「んんっ……♡」

それはただひたすらに空手と陸上に打ち込んできた彼女にとって、人生で初めてのファーストキスだった。
不器用でただ唇を押し付けるだけの子供のようなキスだったが、彼女の唇は熱く震え、俺を求める強烈な熱情がダイレクトに伝わってくる。

(わたし湊にキスしちゃった。だめなのに、湊の匂いすっごく熱くて、もっとくっつきたくて……っ♡)

数秒間だけそのまま硬直した後、我に返った火憐は弾かれたように俺の唇から離れた。

「ご、ごめんっ!わたし、急に変なこと……っ!」

顔を茹でダコのように真っ赤にした火憐はパニック状態のまま俺から距離を取り、脱兎のごとく体育倉庫の扉を開けて逃げ出してしまった。(その瞬間、スキルは解除した)
バタンと扉が閉まった後の薄暗い倉庫には、火憐の汗の匂いと微かな愛液の甘い匂いだけが残されていた。

「……ふっ」

俺は唇に残った彼女の初めての感触を指でなぞりながら、暗闇の中で一人深い笑みをこぼした。
異世界で一番の武闘派だった脳筋ヒロインの心に、俺という絶対的な強者の楔は確実に打ち込まれたのだ。

次に彼女と二人きりの密室を作った時、あの健康的な身体が俺のペニスを求めてどれほど淫らに泣き叫ぶことになるのか、想像するだけで下半身の熱が限界まで膨れ上がっていくのを感じていた。
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