4人の勇者とЯΔMЦDΛ

無鳴-ヴィオ-

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第1章

第5片 来の過去

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渋滞と事故、大惨事まではいかないものの大事故が発生
死傷者を多く出し、その中に来の姿も。
『苦しいよ、助けて』
しかし、その声は届かず事故に巻き込まれた者達は過ぎ去る。
少年が乗っていた車はひっくり返り、隣に座っていた妹は息していなかった。
親も姉も反応がない。
声が枯れても尚、助けを呼び続けた。
気を失う時、何か話声が聞こえた気がした。
『おい!こっち親御さん二人と女の子生きてるぞ!』
少年は目を少しあけて、姉に手を伸ばそうとする。
大勢の大人達は自分に目を配る事がなく、両親と姉は助け出される。
"助けて"
"お姉ちゃん、どこ…"
十数分くらい経過した頃、また声がする。
『助かりたいかい』
声は出ないけれど、心の中で呟いた。
"助かりたい"
『しかと聞き遂げた、○△□の力を授ける』
それと同時に少年の内は光だし、車から抜け出す。
そして力を授けてくれた者に”来-らい-”と名付けられた。
この時より来は虚ろなる者の退治活動をし、姉を探し続けている。
宿命を背負って…。

鳥の鳴き声が聞こえる。
来は目を覚ますと、部屋に居るようだ。
昨日の出来事を思い出すと、そうか。
「楓さんの家…」
"懐かしい夢"を見たな…。
ある日を境に姉探しをやめてしまった。
力をくれた人が言った言葉。
"お前の家族はお前を探していない"
この言葉により、来は姉を探す事をやめてしまったのだった。
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