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第1章
第17片 消滅
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十数時間かけて来は黒幻を退治する。
苦戦を強いられ、ボロボロとなった身体で
4人でも苦戦する少女達の元へと向かった。
レベルが上がったと言えど、苦戦し技を繰り出しても尚、黒幻を倒せず
結果的にボロボロになりながらも来の手助けにより退治に成功する。
少女達は来にお礼を言おうとした時、異変が起きる。
来は直ぐに気づき少女達から離れた。
楓が来に「どうしたの」と問いかけるが、帰ってきた言葉は
「…殺してくれ、僕が僕ではない物に…なる前に…」
少しずつ来の姿が変わってきている。
少女達は何か手立てはないのか来に問いかけるが。
首を横に振り「僕が…人々を襲う前に…」
来の身体は姿を変えていき、変わった部分から黒く染まっていく。
まるで黒幻になるみたいに…。
来の声も変わってきていた、合成音声みたいな声をして
黒幻になる事を必死に抑え抗い、少女達に頼み続けていた。
楓は「できない」と言うが、焔が来の持っていた武器を取り来に向けた。
「楓ちゃんが出来ないなら、…私がやる」
やめて、と楓は言うが焔もまた本当ならしたくないと涙を零しながら言った。
それでも、やらなきゃいけないならと
焔は来に剣を突き刺した。
刺さる音もなく、ただ剣は来の身体を貫いた。
「…損な役割…を…」
その先の言葉は音声にならず、少女達に笑顔を見せる。
焔には聞こえている様子で、最後に来はこう言った。
「澪も、みなに会えて良かったと」
そして、来は消滅した。
その直後、少女達が持つ端末にアラームが鳴り響く。
"レベルアップ"という項目。
一気にレベルが20増え、各ステータスもかなり上昇していた。
直様、地響きが鳴り、変わった形をした仮面を付けた者が現れる。
彼らはDПDΛと名乗っていたが、自然に消滅が始まっていた。
予め来が仕込んでいた物が働いているのだと彼らは言った。
彼らは自らが冒した物に自覚はしていた、GΘЯПGλSによって暗躍され
人々の驚異的存在になっていたと。
先代の勇者にも申し訳ない事をしたと話している。
時間が過ぎ、DПDΛは完全に消滅した。
少女達は変身を解き、聖壇に向かったのだった。
彼女達は聖壇に着き、彼女の親達もそこに居た。
返上の必要は無いとЯΔПИDΛである女性に言い渡された。
少女達は端末を取り出し見ていると、端末は次第に自然消滅を始めていた。
それを意味するのは、恐れるべき事態は避けられ
DПDΛは本当に滅んだ意味とし、勇者も不要となった結果である。
ふと見ると、ЯΔПИDΛである彼女もまた消滅し始めていた。
勇者の母達は特に変化は無く、ただその女性だけが…。
「私の息子を救って頂き感謝します」
この時、少女達は知った。
来は、この女性の息子なのだと。作られた存在ではないと。
彼女達は涙を零しながら礼をした。
こうして、世界は驚異となる敵から救われ平和が訪れたのだった。
しかし、楓の思いの矛先が無く空回りするが、普段通りの日常も訪れる。
数ヵ月後
ある場所に慰霊碑が建てられた。
そこには澪の名前や、大惨事で亡くなった大人や子供達の名前が掘られている。
そこには来の名前も掘られていた。
後から知ったが、実は焔、萃、空、楓、澪、来は幼少の頃
親達に連れられ対面していたのだとか。
母親から渡された写真にしっかり全員、写し出されていた。
まるで兄弟のように接していたと話す母に楓は微笑んだのだった。
苦戦を強いられ、ボロボロとなった身体で
4人でも苦戦する少女達の元へと向かった。
レベルが上がったと言えど、苦戦し技を繰り出しても尚、黒幻を倒せず
結果的にボロボロになりながらも来の手助けにより退治に成功する。
少女達は来にお礼を言おうとした時、異変が起きる。
来は直ぐに気づき少女達から離れた。
楓が来に「どうしたの」と問いかけるが、帰ってきた言葉は
「…殺してくれ、僕が僕ではない物に…なる前に…」
少しずつ来の姿が変わってきている。
少女達は何か手立てはないのか来に問いかけるが。
首を横に振り「僕が…人々を襲う前に…」
来の身体は姿を変えていき、変わった部分から黒く染まっていく。
まるで黒幻になるみたいに…。
来の声も変わってきていた、合成音声みたいな声をして
黒幻になる事を必死に抑え抗い、少女達に頼み続けていた。
楓は「できない」と言うが、焔が来の持っていた武器を取り来に向けた。
「楓ちゃんが出来ないなら、…私がやる」
やめて、と楓は言うが焔もまた本当ならしたくないと涙を零しながら言った。
それでも、やらなきゃいけないならと
焔は来に剣を突き刺した。
刺さる音もなく、ただ剣は来の身体を貫いた。
「…損な役割…を…」
その先の言葉は音声にならず、少女達に笑顔を見せる。
焔には聞こえている様子で、最後に来はこう言った。
「澪も、みなに会えて良かったと」
そして、来は消滅した。
その直後、少女達が持つ端末にアラームが鳴り響く。
"レベルアップ"という項目。
一気にレベルが20増え、各ステータスもかなり上昇していた。
直様、地響きが鳴り、変わった形をした仮面を付けた者が現れる。
彼らはDПDΛと名乗っていたが、自然に消滅が始まっていた。
予め来が仕込んでいた物が働いているのだと彼らは言った。
彼らは自らが冒した物に自覚はしていた、GΘЯПGλSによって暗躍され
人々の驚異的存在になっていたと。
先代の勇者にも申し訳ない事をしたと話している。
時間が過ぎ、DПDΛは完全に消滅した。
少女達は変身を解き、聖壇に向かったのだった。
彼女達は聖壇に着き、彼女の親達もそこに居た。
返上の必要は無いとЯΔПИDΛである女性に言い渡された。
少女達は端末を取り出し見ていると、端末は次第に自然消滅を始めていた。
それを意味するのは、恐れるべき事態は避けられ
DПDΛは本当に滅んだ意味とし、勇者も不要となった結果である。
ふと見ると、ЯΔПИDΛである彼女もまた消滅し始めていた。
勇者の母達は特に変化は無く、ただその女性だけが…。
「私の息子を救って頂き感謝します」
この時、少女達は知った。
来は、この女性の息子なのだと。作られた存在ではないと。
彼女達は涙を零しながら礼をした。
こうして、世界は驚異となる敵から救われ平和が訪れたのだった。
しかし、楓の思いの矛先が無く空回りするが、普段通りの日常も訪れる。
数ヵ月後
ある場所に慰霊碑が建てられた。
そこには澪の名前や、大惨事で亡くなった大人や子供達の名前が掘られている。
そこには来の名前も掘られていた。
後から知ったが、実は焔、萃、空、楓、澪、来は幼少の頃
親達に連れられ対面していたのだとか。
母親から渡された写真にしっかり全員、写し出されていた。
まるで兄弟のように接していたと話す母に楓は微笑んだのだった。
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