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27.「笑い三年泣き三月」 ~誰かの笑顔につられるように こっちまで笑顔がうつる魔法のように~

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27.「笑い三年泣き三月」 ~誰かの笑顔につられるように こっちまで笑顔がうつる魔法のように~
 8時まで寝てしまった。今まで、6時には起床していたので、不覚極まる。ベッドから起き出したら、家族は誰もいなかった。当たり前だ。全員、仕事と学校へ出かけている。
 少し疲労が溜まっていただろうか。
 首の調子は相変わらずだ。まだ、変化の兆しはない。
 今日も積読していた本に手を伸ばす。『笑う仕事術』(菅賢治)を選ぶ。
 私は元々お笑いが大好きである。今はテレビをあまり観なくなってしまったが、ダウンタウン、志村けん、ビートたけしの関連書籍もかなり持っている。それ以外のお笑いに関係する本もけっこう持っていると思う。
 なぜ、お笑いが好きかというと、「人を泣かせることよりも、人を笑わせることの方が、はるかに難しい」からだ。映画や小説で涙を誘う方が、笑わせるよりも難易度は低いと思っている。感動して泣くこともストレスの発散作用はあるけれど、漫才やコント、バラエティー番組などで笑うと、もっとストレスは発散される。
「笑い三年泣き三月」という言葉もあるとおり、人を笑わせることは大変なのだ。
「悲劇と喜劇は紙一重」ともいう。
 私のこの悲劇的な状況を喜劇に変えることは、困難かもしれないが、笑いを提供してもらって、自分自身が笑顔になることはできる。
 今日も誰かを笑わせるために、汗を流して知恵を絞る人たちがいるだろう。そんな人たちのことを私は尊敬の念を抱かずにはいられない。

※副題は「高橋優」さん「福笑い」の歌詞の一部です。
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