好きになった女子が愛人にしかなる気がないと言っていたので、形だけの彼女を作って愛人として付き合ってもらった。

無自信

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第54話

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 日曜日、午前9時にナツキの家の前に集合と約束していたので、俺は7時半には起きてデートの準備を始めた。

7月の終わりということもあり、この日の最高気温が高くなると天気予報で言っていたためと、ナツキに動きやすい服装をしてきてくれと頼まれていたので、前のデートの時と違い、見た目をあまり気にせずに機能面で服を選んだ。

と言っても、上下ジャージという、あまりにもラフな格好は選ばなかった。見た目はあまりデートっぽくないが、俺が念入りに外見を気にしている様子を見た母さんが、「今日もしかしてナツキちゃんとデート?」と聞いてきた。

今日は本当にナツキとのデートだったので、俺は堂々と、「そうだよ。」と答えた。

それを聞いた母さんは、「そうなのね!良かった!」と、ちょっと引っかかる発言をしたが、それを深掘りしたら墓穴を掘りそうだったので、何も聞かないことにした。

身だしなみを整えて8時55分ぐらいにうちを出た。玄関を出る時に母さんが機嫌良さそうに、「いってらっしゃい!」と言ってきたので、「いってきます!」と返した。

約束の時間の5分前だけど大丈夫だろうと思い、俺はうちを出るとそのまま隣のナツキの家のチャイムを鳴らした。

チャイムを鳴らすとバタバタと音が聞こえてきて玄関のドアが開き、ナツキが顔を出した。

「おはよう。ナツキ。9時前だけど大丈夫だよな?」

「おはよう。セイ。大丈夫だけど、1,2分待ってくれる?持って行きたいものがあるの。」

「分かった。待ってるよ。」

「ありがとう!」

そう言うと、ナツキは顔を引っ込めた。するとまたバタバタと音が聞こえてきた。

持って行きたい物って何だろう?また弁当を作ってくれたのかな?と考えてるうちに、また玄関のドアが開き、ナツキがこの前のデートの時より一回りくらい大きなバッグを肩にかけて出てきた。

「お待たせ!」

「それじゃあ行こうか?」

「うん。行こ行こ!」

ナツキのこの日の格好はTシャツとショートパンツという、自分で言ってきた通り動きやすそうな格好だった。

こういう格好はある程度スタイルに自信がなくちゃできないんじゃないか?と思ったが、バレー部の練習を日々やっているナツキのスタイルはTシャツとショートパンツという格好が十分似合うくらい良かった。

よくよく考えたら、バレーの試合の時の格好もこんな感じだよな。だからあまり気に留めることなくこういう格好ができるんだな。と気が付いた。好きな人がこんな格好をしていたら、普通の男子高校生だったら目のやり場に困ったりしたり、他の人の好きな人への視線が気になって気が気じゃないと思うが、俺は特に異性としてナツキを見たことがなかったので、目のやり場には困らなかった。

ただ、他の人のナツキへの視線は少し気になった。

これはナツキがあまりにも無防備だから、俺の方が心配になっているだけだと考えようとしたが、もしかしたら俺は少しずつナツキを異性として意識し始めているのか?という考えもよぎった。俺はそんな考えを振り払おうと首を横に何度も振った。

「セイどうしたの?」

俺の奇行をナツキは心配してくれたが、首を横に振った理由は答えられなかったので、「もうやらないから気にしないでくれ。」と答えた。

「……そう。それならいいけど……。」

ナツキはあまり納得していなかったが、それ以上聞いてくることはなかった。


 俺の家から○○公園までは歩いて50分以上かかる。バスを使えば20分ぐらい時短できるのだが、ナツキが、「歩いて行こう。」と提案してきたので歩いて行くことにした。

ナツキが肩にかけてるバッグがこの前のデートの時よりも重そうだったので、一応、「俺がバッグ持つよ!」と提案すると、ナツキは、「ありがとう。じゃあお願い。」と今回はすんなりバッグを渡してきた。今回と前回の違いは何だったのだろう?と心の中で考えながら、バッグを受け取ると思っていたよりも重くてびっくりした。

公園に向かっている間はナツキの方から推理小説の話題を振って来たので、そのまま推理小説の話をしていた。ナツキは部活で忙しいはずなのに、俺がハナザワさんに薦められて読んでいるガリレオシリーズを3冊読破していた。そのため、○○公園に向かうまでの時間つぶしには十分なった。

だが、1つ気になることがあった。ナツキはなぜ推理小説を読むようになったのか?ということだ。おそらくは俺が読むようになったからだと思うが、俺が推理小説を読むようになったのはカジワラの趣味に合わせるためだ。ナツキはカジワラの趣味に合わせた俺に合わせてくれてることになる。いくら好きだと言っても、そこまでするものなのか?いや、好きな人と話を合わせるためならそのくらいするか。

そうなると余計にナツキがいつから、そしてどうして俺を好きなのかが気になる。どうする?聞いてみるか?う~ん?いきなり聞いても答えてはくれないだろうからタイミングを見計らってだな。

そんなことを考えてるうちに○○公園に着いた。


 ○○公園には来たものの、着いてから何をするのかはナツキから聞いていなかったので、「なあ、公園に着いたけど、この後はどうするんだ?」とナツキに尋ねた。

「とりあえず、公園の中を歩こうよ!」

え?公園の中を歩くだけか?と口に出しそうになったが、○○公園でデートすることになったのは、ナツキが俺の懐事情を考えてくれたからなのを思い出し、すんでのところで踏みとどまった。

「分かった。この公園に来るのも久しぶりだもんな。」

「そうだよね。あ!さっきの話の続きなんだけどさ……。」

○○公園に着いたが、向かっている間と変わらず、歩きながら推理小説の話をした。公園の中は親子連れで来てる人たちが多かった。とても微笑ましい光景だったが、俺は俺とナツキがどう周りの人たちから見られてるのかが気になった。

公園に高校生がいても問題はないのだが、高校生ならもっと楽しく遊べる場所に行くんじゃないか?いくら○○公園が大きい公園だと言っても、高校生が遊んで楽しいところなのか?と思われてるんじゃないかと不安になってきた。制服を着てるわけではないので周りの人に俺たちが高校生だとバレることはないのだがとても不安になった。

今からでも遅くはないはずだ!ナツキに別の場所に行くことを提案しよう!と思い、ナツキの顔を見ると、楽しそうに推理小説の話をしていた。それを見た俺は、自分が不安に思っていたことがすごくくだらないことに思えてきた。それからは周りの人たちのことは気にせずにナツキと推理小説の話をすることを楽しんだ。

ナツキと推理小説の話をするのは楽しかったが、この公園に来るまでにも、かなり話をしてきたので公園内をぐるっと1周する頃には、もう話すことなんてなかった。

どうしよう?何を話せばいいかな?俺とナツキって普段どんなこと話してたっけ?他愛ないことを話していた気はするが、他愛ないことって思い出そうとすると思い出せないもんだな。

「ねぇ、セイが最近読んだ本ってどんなの?」

「え?俺が読んだ本?」

ナツキが急に俺が最近読んだ本を聞いてきた。そう言われてみると、さっきまで話していたのはナツキが俺の趣味に合わせて読んだ本の話で、俺が最近読んだ本の話をしていなかった。

でも最近俺が読んだ本はハナザワさんの趣味に合わせて読んだ哲学的な恋愛小説ぐらいだけだった。さっきまでナツキと話していたのはカジワラの趣味に合わせて読んだ本の話で、今度はハナザワさんの趣味に合わせて読んだ本の話をしていいものか考えてしまった。いくらナツキが形ばかりの彼女とはいえ、他の女子の趣味に合わせて読んだ本の話ばかりするのは申し訳ない気がしてきた。

今まで話していたのが推理小説で、いきなり恋愛小説の話になったら、ナツキも「あれ?」って思うだろうし、何でその本を読んだか聞いてくるかもしれない。そうなったらどうやってごまかせばいいのか分からない。こうなったら、一応本でもある漫画の話でもした方がいいだろうか?

俺がどうしたものか悩んでいると、ナツキが、「ハナザワさんと図書室で本読んでるんでしょ?1冊くらい読み終えた物はないの?」と聞いてきた。

そうだった。ナツキは俺がハナザワさんの薦めてくれた本を読んでることは知ってるんだった。それなら気にすることはないか。それに恋愛小説の話をすれば、もしかしたらナツキが俺を好きな理由を聞き出せるかもしれない。
そんな淡い期待を込めて、俺は最近読んだ恋愛小説の話を始めた。

哲学的な要素もあるのでナツキに理解できるか少し不安だったが、意外とすんなり理解してくれた。それだけでなく、俺が、「ここはこう解釈したんだけど。」と説明したら、「ちょっと待って!そこはこうじゃない?」と別な解釈案を提案してくる場面もあった。

思っていた以上に話は盛り上がった。そして、主人公がヒロインのことを好きなことに気付く場面の話をした時に、聞くなら今しかない!と思い、「好きになったと言えばさ、ナツキは俺のこといつから好きだったんだ?」とできるだけ何気なくナツキが俺をいつから好きなのか聞いてみた。

「え?」
と声を漏らした後、さっきまで笑っていたナツキの顔が一瞬真顔になった。しかし、すぐに笑顔に戻り、「ちょっと!そういう話はそんな気軽に聞いてほしくないんですけど!」と俺の肩を叩きながら言った。

「聞き方がまずかったのなら謝るよ。ごめん。でも、気軽に聞いてるわけじゃないんだ。できれば教えてくれないか?」

「え?」

俺の真剣さが伝わったのか、ナツキは笑顔をやめて真顔になった。そしてしばらくの間黙っていると、また笑顔に戻り、「やーだよ。そんなこと恥ずかしくて軽々しく言えないよ。あ!それよりお腹すかない?ちょっと早いけどお昼にしようか?」と言ってきた。

ナツキに言われて腕時計を見ると11時半近くだった。

ナツキのこの様子だとこれ以上いくら聞いても無駄だな。と思った俺は、「そうだな。お昼にするか。」と答えた。

「それじゃ、バッグちょうだい。」

俺がバッグを渡すとナツキはバッグからレジャーシートを取り出して敷き始めた。敷き終わるとバッグを置いてレジャーシートが飛ばされないようにすると、俺とナツキもレジャーシートの上に座った。すると次にナツキはバッグからこの前のデートの時よりも大きい弁当箱を取り出して開き始めた。中身はこの前と大体同じだったが、エビフライやミートボール、ミニトマトなどが増えていた。

「保冷剤をバッグに入れておいたから安心して食べて。」

ナツキの発言と聞いて、チラッと開いてるバッグの中を覗き見ると、大量の保冷剤らしきものが入っていたので、これのせいで重かったのか。と俺は一人納得していた。

「いただきまーす。」

味はこの前と大差なかったが、全然まずくはなかったので、「うん。うまいうまい。」と感想を述べた。ナツキも心なしか喜んでるように感じた。

この前よりも量があったが、残しては悪いと感じた俺は何とか全て食べ切った。俺の気のせいかもしれないがナツキの食べる量がこの前よりも少なかったため、食べ切るのが大変だった。

しばらくは動きたくないな。と俺が思っていると、ナツキがバッグから何かを取り出した。取り出した何かに口から空気を送り始めたのを見て、それがビーチボールだということに気付いた。膨らませ終えるとナツキは、「腹ごなしにちょっと遊ばない?」と聞いてきた。

「ごめん。今動くのは苦しいから、ちょっと待ってくれない?」

「えー?そうだ!だったら今私と勝負して勝ったら、私がセイを好きになった理由を教えるよ。」

「え?」

そうなると話は別だ。お腹が苦しくても勝負しなくちゃいけないな!と俺が考えてると、ナツキはさらに、「ただし、私が勝ったら……彼女にはハナザワさんじゃなくて私を選んで!」と条件を付け加えてきた。
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