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しおりを挟むえ……ヴィーだって?!
まさかの愛称!!
予想外の出来事にヴィオラはにやけるのを我慢しきれず、にやけてしまったが、アレクサンダーはキョロキョロしていて気づく様子はない。
…あら。アレクサンダー様、誰か探してる?
ヴィオラがチラッと、アレクサンダーがみている方をみると従者のフランツが少し離れたところからアレクサンダーをみてにやにや笑っていた。
ふふっ、あの方も王妃様の共犯者なのね。
ここは…
「アレクサンダー様、先日は私の失言、申し訳ありません。」
ヴィオラは聞き流してあげることにした。
「え、あぁ。…いや、僕の方こそすまなかった。」
「いえ。」
いえいえ、全く!あの反応を目の前で見れるなんて役得でしたわ!
「先日贈ってくださった、カンパニュラの花ですが、とてもキレイですね。ありがとうございます。」
「…そうか。」
アレクサンダーは良かったと小さな声で言った。
「これ、見てください。」
ヴィオラは、栞をアレクサンダーにみせた。
「初めての贈り物ですし、とても嬉しかったので、枯れてなくなってしまうのは悲しいので、栞にしていつも持ち歩くよいにしていますの!」
「……!!」
アレクサンダーは目を見開き、嬉しそうに笑った。
うわぁ~笑顔の破壊力!!!まじ天使!!!!
よし、ここね…!!!!
「ところで、アレクサンダー様。ヴィーってなんですの??」
「あ………!!え、えーと、その、なんだ…」
しどろもどろになっているアレクサンダーをみてヴィオラは
あぁ!もう!可愛すぎるー!!
なんでこの世界にカメラないの!!収めたい!!!!
可愛い!可愛い!
今回は口には出さなかった。
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