君は僕だけの

アラレ

文字の大きさ
上 下
38 / 51

16時10分

しおりを挟む
1杯目のお酒を勢いよく飲み干して、腹を括った






「…結論から言うと、昨日伊央が言った通り」





「…」






「私、不倫してた。」






行き場の無い手をコップに添えていると、伊央が自然とそこにお酒を継ぎ足してくれた




そして、ただこちらを向いて、言葉を待つ







「しかもね、私の一番尊敬してる先輩の旦那さんだった」





最低だよね



付け足すようにそう呟くと、反応を求めてるわけではないと伊央は分かっているのか

何も言わなかった






「それで会社も辞めないといけなくなった」







そこで伊央はやっと、そっか、と一言だけ呟いた











┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

結希の過去編入ります














しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

演劇少女は、新妻(ジュンヌ・マリエ)の人生を紡ぐ

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:11

魔法陣に浮かぶ恋

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:340pt お気に入り:745

ラッキーアイテムお題短編集4

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

ひと夏の恋

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...