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ラフィの見解
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ラフィの部屋の扉には、葉がついた小枝が乗った本と6枚の翼が描かれていた。
「ラフィ先生の部屋は初めてだ…」
シャイニーが呟きながらノックしようとした時、扉が開きラフィが姿を見せた。
「シャイニー、君が訪ねて来る事は分かっていたよ。」
ラフィは、笑顔で中に入るよう優しく促した。
部屋に足を踏み入れると、壁一面には大きな本棚がおかれており、たくさんの本がギッシリと並んでいた。
そして、本棚の両側には木が生えていて、良く見ると木の根元だけ土が盛られている。
「本がたくさんあるんですね。それに、床に木が生えている…不思議…」
「僕は本が好きなんだ。少しでも時間が空けば本を読んでいるよ。それから、この木はある日突然生えてきたんだ。不思議だよね。」
「え!突然生えてきたんですか?」
「そうなんだ。元は床だったんだけど、突然一部だけ土に変わって生えてきたんだよ。」
ラフィは、木が生えてきた時の事を思い出してクスクス笑った。
「この木の幹を触ると心が落ち着くんだ。扉に本と小枝が描かれているのを見たかい?最初は、本と6枚の翼だけだったんだ。それが、この木が生えてきたら、いつの間にか小枝も描き足されていたよ。」
「へぇ~それは不思議だな~」
「うん。不思議だった。でも、今ではこの木は僕にとって、なくてはならない存在になっているよ。」
ラフィが優しく幹を触ると、木は葉をサワサワと揺らした。
「シャイニーも触ってみるかい?」
シャイニーが頷き優しく幹を触ると、木はサワサワと葉を揺らしながら枝を伸ばし、シャイニーの頭をソッと撫でた。
そして、葉を揺らすサワサワという音が徐々に言葉へと変わっていった。
「…イニー…シャイニー…よく来たね…」
木から聞こえる言葉はとても優しく、まるでそよ風に言葉が乗せられているようであった。
「シャイニー、この木は気に入った天使にか話しかけないんだ。それに、頭を撫でている姿を初めて見たよ。随分気に入られたみたいだね。」
「え!そうなんですか?嬉しいな~僕を気に入ってくれてありがとう。」
シャイニーは、思わず木に抱きついた。
木が、その言葉に答えるかのように優しくシャイニーの頭を撫で続けていると、フルルが髪の中からソーッと姿を現した。
「おや?シャイニーの髪の中から姿を現した子は音符だね?」
「はい。この音符にはフルルと名前をつけました。ハーニーが奏でるハープから生まれたんです。」
「なるほど…シャイニーは、この音符に好かれたんだね。フルル、怖がらなくても良いよ。出てきてごらん。」
フルルはラフィの優し気な声を聞くと、髪の中から姿を現し、キョロキョロと周りを見渡すとラフィに向かって飛び出した。
「やぁ、フルル。はじめまして。」
ラフィがニッコリと笑って手を差し出すと、フルルは何のためらいもなく手の平に乗った。
「フルルがラフィ先生の手の平に乗った!」
シャイニーは驚きのあまり大きく目を見開いた。
「おや?僕の手の平に乗る事がそんなに珍しい事なのかい?」
「フルルは、とても怖がりなんです。初めて会った先生の手の平に乗るとは思わなくて…」
「なるほど…それは光栄だね。」
ラフィがソッとフルルを撫でると、嬉しそうに擦り寄った。
「ラフィ先生は、やっぱり凄いな~」
シャイニーは、目を丸くしてラフィに懐くフルルを見ていた。
「僕は、これでも癒しの天使だからね。」
ラフィは楽しそうにウィンクすると、フルルが乗っている手の平を高く上げた。
「さぁ、フルル遊んでおいで。」
フルルは手の平から飛び立ち、本棚の脇に生えている木に向かって行った。
ラフィは、暫く木の周りを飛び回るフルルを見つめていたが、シャイニーに視線を戻した。
「さて…シャイニーは、僕に聞く事があったんだよね?」
「はい…僕、地球を色々と調べました。とても綺麗な惑星で、自然豊かでたくさんの生物も生存しています。とても素晴らしい惑星だと感じました。でも…地球の人類は戦争や内乱、反乱を繰り返していると本に書いてありました。どうして地球の人々は争うのですか?」
シャイニーは、どんなに考えても分からない事を聞いた。
「そうか…シャイニーは、その疑問にぶつかったんだね。その答えは、なかなか難しいよ。争う理由は様々なんだ。食料や資源などに関する土地の奪い合いであったり、国や政府に対する不満であったり…違う民族や宗教間での対立だったりする。」
「せいふ…?しゅうきょう…」
シャイニーは、初めて聞く言葉に首を傾げた。
「地球の人々は、大昔から様々な事を理由に争いを繰り返してきているんだ。」
「そうなんですね…争う事がなくなれば良いのに…」
「そうだね、シャイニー。争う事で悲しむ人々もたくさんいるからね。争う事がなくなり平和が訪れる事…これは、地球の人々も一番望んでいる事なんだよ。」
「そっか…平和を望んでいても争いは起こっているんですね…」
シャイニーは、美しい地球を思い浮かべ残念そうに呟いた。
「地球は凄く綺麗なのにな…」
「シャイニー、学びの時にも話したけど…地球は大きな可能性を秘めた惑星なんだ。確かに地球の人々は争いを繰り返してきた。でもね…実は人々は、優しさや愛に溢れているんだよ。」
「争う事を繰り返しているのに…ですか?」
シャイニーは首を傾げながら訪ねた。
「うん。そうなんだ。地球の人々の心には、光と闇が共存しているんだ。闇の感情は、悲しみや苦しみ、怒りや嫉妬など。光の感情は、優しさや喜び、感謝や勇気や愛などだ。シャイニーには、まだ闇の感情について理解するのは難しいと思うよ。」
「はい…闇の感情は良く分かりません…」
「うん。それは、分かるようになってくるよ。地球の人々は、悩み苦しみながら生きているんだ。でも、その苦しみを乗り越えた時に大きな喜びを知る…地球の人々も学びながら成長しているんだよ。闇を知っているからこそ、光の素晴らしさが分かるんだ。」
「そうなんですね…今の僕には、良く分かりません…ただ、地球に住む人々がみんな幸せになれれば良いな…と思います。」
シャイニーは、美しい地球を再び頭に思い浮かべながら言った。
「そうだね、シャイニー。何度も言っているけど…地球は、大きな可能性を秘めているんだ。だから…地球の人々が皆幸せになれる日がいつか来るはずなんだよ。」
ラフィは、シャイニーの頭を優しく撫でながら言った。
「そんな日が来れば良いな…」
「うん。そんな日が来るように僕達天使がいるんだよ。」
「そうなんですか?僕…難しくて良く分からないです…」
シャイニーは、困ったような表情でラフィを見つめた。
「まぁ…その事については、次の学びで説明するよ。今はまだ内緒。」
ラフィは、自分の唇に人差し指を当てながらウィンクをした。
「僕の話しは、少しは参考になったかな?」
「はい!まだ良く分からない事も多いけど、凄く参考になりました。」
「それは良かった。シャイニーがどの惑星に決めるか楽しみにしてるよ。
「はい!良く考えて決めます。」
「うんうん。たくさん考えて納得する答えを出すんだよ。」
「はい。ラフィ先生ありがとうございました。」
シャイニーは、頭を下げると、相変わらず木の周りを飛び回っているフルルに声を掛けた。
「フルル、帰るよ~」
フルルは急いで飛んで来ると、シャイニーの髪の中に潜り込んだ。
「ラフィ先生、僕戻りますね。」
「うん。シャイニーもフルルもまたおいで。」
ラフィの言葉にフルルが姿を現し、何度も体を倒し頷いて見せた。
「シャイニー、それじゃ次の学びでね。」
手をヒラヒラと振るラフィに、シャイニーはお辞儀をするとスーッと姿を消していった。
シャイニーは、部屋に戻るとベッドにゴロンと寝転がった。
(地球か…あの時泣いていた琴ちゃんも闇の感情で苦しんでいるのかな…まだ小さいのに…僕に何かできる事はないのかな…)
シャイニーは、天蓋に映し出されたたくさんの星を見ながら考えていたが、流れ星を目で追ううちにいつの間にか眠りに落ちていたのだった。
「ラフィ先生の部屋は初めてだ…」
シャイニーが呟きながらノックしようとした時、扉が開きラフィが姿を見せた。
「シャイニー、君が訪ねて来る事は分かっていたよ。」
ラフィは、笑顔で中に入るよう優しく促した。
部屋に足を踏み入れると、壁一面には大きな本棚がおかれており、たくさんの本がギッシリと並んでいた。
そして、本棚の両側には木が生えていて、良く見ると木の根元だけ土が盛られている。
「本がたくさんあるんですね。それに、床に木が生えている…不思議…」
「僕は本が好きなんだ。少しでも時間が空けば本を読んでいるよ。それから、この木はある日突然生えてきたんだ。不思議だよね。」
「え!突然生えてきたんですか?」
「そうなんだ。元は床だったんだけど、突然一部だけ土に変わって生えてきたんだよ。」
ラフィは、木が生えてきた時の事を思い出してクスクス笑った。
「この木の幹を触ると心が落ち着くんだ。扉に本と小枝が描かれているのを見たかい?最初は、本と6枚の翼だけだったんだ。それが、この木が生えてきたら、いつの間にか小枝も描き足されていたよ。」
「へぇ~それは不思議だな~」
「うん。不思議だった。でも、今ではこの木は僕にとって、なくてはならない存在になっているよ。」
ラフィが優しく幹を触ると、木は葉をサワサワと揺らした。
「シャイニーも触ってみるかい?」
シャイニーが頷き優しく幹を触ると、木はサワサワと葉を揺らしながら枝を伸ばし、シャイニーの頭をソッと撫でた。
そして、葉を揺らすサワサワという音が徐々に言葉へと変わっていった。
「…イニー…シャイニー…よく来たね…」
木から聞こえる言葉はとても優しく、まるでそよ風に言葉が乗せられているようであった。
「シャイニー、この木は気に入った天使にか話しかけないんだ。それに、頭を撫でている姿を初めて見たよ。随分気に入られたみたいだね。」
「え!そうなんですか?嬉しいな~僕を気に入ってくれてありがとう。」
シャイニーは、思わず木に抱きついた。
木が、その言葉に答えるかのように優しくシャイニーの頭を撫で続けていると、フルルが髪の中からソーッと姿を現した。
「おや?シャイニーの髪の中から姿を現した子は音符だね?」
「はい。この音符にはフルルと名前をつけました。ハーニーが奏でるハープから生まれたんです。」
「なるほど…シャイニーは、この音符に好かれたんだね。フルル、怖がらなくても良いよ。出てきてごらん。」
フルルはラフィの優し気な声を聞くと、髪の中から姿を現し、キョロキョロと周りを見渡すとラフィに向かって飛び出した。
「やぁ、フルル。はじめまして。」
ラフィがニッコリと笑って手を差し出すと、フルルは何のためらいもなく手の平に乗った。
「フルルがラフィ先生の手の平に乗った!」
シャイニーは驚きのあまり大きく目を見開いた。
「おや?僕の手の平に乗る事がそんなに珍しい事なのかい?」
「フルルは、とても怖がりなんです。初めて会った先生の手の平に乗るとは思わなくて…」
「なるほど…それは光栄だね。」
ラフィがソッとフルルを撫でると、嬉しそうに擦り寄った。
「ラフィ先生は、やっぱり凄いな~」
シャイニーは、目を丸くしてラフィに懐くフルルを見ていた。
「僕は、これでも癒しの天使だからね。」
ラフィは楽しそうにウィンクすると、フルルが乗っている手の平を高く上げた。
「さぁ、フルル遊んでおいで。」
フルルは手の平から飛び立ち、本棚の脇に生えている木に向かって行った。
ラフィは、暫く木の周りを飛び回るフルルを見つめていたが、シャイニーに視線を戻した。
「さて…シャイニーは、僕に聞く事があったんだよね?」
「はい…僕、地球を色々と調べました。とても綺麗な惑星で、自然豊かでたくさんの生物も生存しています。とても素晴らしい惑星だと感じました。でも…地球の人類は戦争や内乱、反乱を繰り返していると本に書いてありました。どうして地球の人々は争うのですか?」
シャイニーは、どんなに考えても分からない事を聞いた。
「そうか…シャイニーは、その疑問にぶつかったんだね。その答えは、なかなか難しいよ。争う理由は様々なんだ。食料や資源などに関する土地の奪い合いであったり、国や政府に対する不満であったり…違う民族や宗教間での対立だったりする。」
「せいふ…?しゅうきょう…」
シャイニーは、初めて聞く言葉に首を傾げた。
「地球の人々は、大昔から様々な事を理由に争いを繰り返してきているんだ。」
「そうなんですね…争う事がなくなれば良いのに…」
「そうだね、シャイニー。争う事で悲しむ人々もたくさんいるからね。争う事がなくなり平和が訪れる事…これは、地球の人々も一番望んでいる事なんだよ。」
「そっか…平和を望んでいても争いは起こっているんですね…」
シャイニーは、美しい地球を思い浮かべ残念そうに呟いた。
「地球は凄く綺麗なのにな…」
「シャイニー、学びの時にも話したけど…地球は大きな可能性を秘めた惑星なんだ。確かに地球の人々は争いを繰り返してきた。でもね…実は人々は、優しさや愛に溢れているんだよ。」
「争う事を繰り返しているのに…ですか?」
シャイニーは首を傾げながら訪ねた。
「うん。そうなんだ。地球の人々の心には、光と闇が共存しているんだ。闇の感情は、悲しみや苦しみ、怒りや嫉妬など。光の感情は、優しさや喜び、感謝や勇気や愛などだ。シャイニーには、まだ闇の感情について理解するのは難しいと思うよ。」
「はい…闇の感情は良く分かりません…」
「うん。それは、分かるようになってくるよ。地球の人々は、悩み苦しみながら生きているんだ。でも、その苦しみを乗り越えた時に大きな喜びを知る…地球の人々も学びながら成長しているんだよ。闇を知っているからこそ、光の素晴らしさが分かるんだ。」
「そうなんですね…今の僕には、良く分かりません…ただ、地球に住む人々がみんな幸せになれれば良いな…と思います。」
シャイニーは、美しい地球を再び頭に思い浮かべながら言った。
「そうだね、シャイニー。何度も言っているけど…地球は、大きな可能性を秘めているんだ。だから…地球の人々が皆幸せになれる日がいつか来るはずなんだよ。」
ラフィは、シャイニーの頭を優しく撫でながら言った。
「そんな日が来れば良いな…」
「うん。そんな日が来るように僕達天使がいるんだよ。」
「そうなんですか?僕…難しくて良く分からないです…」
シャイニーは、困ったような表情でラフィを見つめた。
「まぁ…その事については、次の学びで説明するよ。今はまだ内緒。」
ラフィは、自分の唇に人差し指を当てながらウィンクをした。
「僕の話しは、少しは参考になったかな?」
「はい!まだ良く分からない事も多いけど、凄く参考になりました。」
「それは良かった。シャイニーがどの惑星に決めるか楽しみにしてるよ。
「はい!良く考えて決めます。」
「うんうん。たくさん考えて納得する答えを出すんだよ。」
「はい。ラフィ先生ありがとうございました。」
シャイニーは、頭を下げると、相変わらず木の周りを飛び回っているフルルに声を掛けた。
「フルル、帰るよ~」
フルルは急いで飛んで来ると、シャイニーの髪の中に潜り込んだ。
「ラフィ先生、僕戻りますね。」
「うん。シャイニーもフルルもまたおいで。」
ラフィの言葉にフルルが姿を現し、何度も体を倒し頷いて見せた。
「シャイニー、それじゃ次の学びでね。」
手をヒラヒラと振るラフィに、シャイニーはお辞儀をするとスーッと姿を消していった。
シャイニーは、部屋に戻るとベッドにゴロンと寝転がった。
(地球か…あの時泣いていた琴ちゃんも闇の感情で苦しんでいるのかな…まだ小さいのに…僕に何かできる事はないのかな…)
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