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第41話 成功への道筋
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「ここが食堂になります」
淡々としたエルナの説明が続く。
あの後、結局エルナが俺を案内することになった。
リリアが「お兄さんのこと頼むね!」と無邪気に押し付けて会議に向かった結果、彼女は渋々と俺の案内役を引き受けることになったのだ。
「宮廷魔法師に限らず宮廷に属する貴族、官僚は、ここで食事を取ることができます。朝、昼、夜、それぞれ決まった時間に用意されますので、遅れないように」
「はい、分かりました」
俺は素直に頷く。
エルナの説明は簡潔で分かりやすいが、その声には明らかに面倒臭さが滲んでいるのが、痛いほど伝わってくる。
俺としても彼女にこのような仕事をさせているのは畏れ多い気持ちでいっぱいだ。
「次は宿舎です。こちらへ」
エルナは先に立って歩き出す。
その背中は、まっすぐで隙がない。
『何か気まずいですね』
ルーが呟く。
(まあ、無理もないだろう)
俺は内心で答えた。
宮廷魔法師ともあろう者が、見習いの案内役を押し付けられたのだ。不機嫌にもなる。
それに俺とエルナの間にはまだ解決していない問題も残ったままだ。
廊下を歩きながら、俺は先程の出来事を反芻していた。
リリア・ノエーデル。宮廷魔法師第七位。
あの少女が、王国最高峰の魔法使いの一人だというのか。
「……あの」
俺は思わず、エルナに声をかけていた。
「何ですか」
エルナが足を止め、冷ややかに振り返る。
「リリア様のことなんですが……」
「何か?」
「あの、失礼を承知で聞きますが……宮廷魔法師史上最年少は、エルナ様ではなかったんですか?」
俺の問いに、エルナが小さく息を吐いた。
「あの方は見た目通りの年齢ではありませんよ」
そしてそう一言告げて再び正面を向こうとする。
「ちょ、ちょっと、それってどういう……」
流石にそれだけ聞いて納得できるものではない。
むしろ疑問が増してしまった。
そんな俺に対しエルナは面倒くさそうに口を開く。
「彼女は小人族と人間族のハーフです」
エルナは短く答えた。
「小人族……」
俺はその言葉を反芻する。
「ベルモンド家の貴方ならご存知ですよね」
エルナの言葉からは詳しく説明する気はない、という意図が見えたが俺は頷いた。
小人族とは王国北方の山岳地帯に暮らす人種族の総称だ。
俺達、人間族と比べて背丈が小さいことからそう呼ばれている。
ただそこには少しだけからくりがある。
それは彼らの成熟速度は人間と比べて緩やかであり、身長が伸び切る前に寿命を向かえてしまうという稀有な種族だということである。
故に彼らは人間からしてみると幼く小さく見えるのだ。
ちなみに他にも長い寿命を持つ森人族や、獣の特性を持つ獣人族なんて人種族もいるが、王国に類するのは人間族と小人族だけだったりする。
「……なるほど」
「ただし若いという意味では間違いではありません」
エルナは淡々と続ける。
「リリア様は現在18歳。宮廷魔法師に任命されたのは16歳の時です」
「そうだったんですね」
確かに予想外ではあったが、そこまで年齢が離れていないのは安心した。
いわばエルナや俺とほぼ同年代と言って良い。
要するにエルナが最年少記録を更新する前は、彼女がその記録を保持していたということになる。
プレイ時に彼女の名を聞いた覚えがない以上、彼女の素性も今後も知る由はないが、早々と関係を作れたのは良いことなのかもしれない。
「『万器の聖匠』と言えば分かりますよね?」
「……え?」
俺は再び言葉を失った。
『万器の聖匠』、それは世に革新的な魔道具を送り続けている宮廷魔法師に付けられた呼び名だ。
素性は一切不明でありながら、その精密かつ革新的な魔道具の数々は間違いなく世の中を進化させた。
それこそ現代における産業革命を担ったと言っても過言ではないだろう。
「あの……確か工名ってノエルではありませんでしたっけ?」
俺は疑問をぶつけてみた。
『万器の聖匠』が作ったとされる作品は、ゲーム上でも数多く登場している。
だがそこに付けられる名前は説明文では、『ノエル』という名前が一貫して記載されていた。
「……何も違わずそれは名前です。彼女の名は家名はノエーデル、それをもじったのでしょう」
「……なるほど」
初めて明かされた真実。
何と言うか普通の理由だ。
「他に質問は?」
エルナが冷たく問いかける。
その声には、早く案内を終わらせたいという意図が滲んでいた。
「いえ、大丈夫です」
俺は首を横に振る。
「そうですか。では先を急ぎます」
エルナは再び歩き出した。
無言のまま、長い廊下といくつかの階段を抜ける。
やがて、これまでとは少し雰囲気の違う、生活感のある一角に出た。
「ここが見習い用の宿舎です。貴方にはこの部屋を使ってもらいます」
エルナは一つの扉の前で立ち止まり、鍵を差し出す。
俺はそれを受け取り、扉を開けた。
部屋は広くはないが、清潔で機能的だった。
簡素なベッドと机、小さな書棚とクローゼット。生活に必要な最低限のものが揃っている。窓からは王城の美しい庭園の一部が見えた。
「寝具や着替えはクローゼットの中に。それ以外の私物が必要であれば、後日運び込む許可を取ってください」
「ありがとうございます。至れり尽くせりですね」
「見習いとはいえ、宮廷に仕える者です。不自由はさせられません」
エルナは淡々と告げる。その言葉には、やはり個人的な感情は一切含まれていない。
ただ、事実を述べているだけだ。
「……あの、今後のことについて、少しお聞きしてもよろしいでしょうか」
俺が尋ねると、エルナは少しだけ眉をひそめた。
「見習いというのは、具体的にどのようなことをするのでしょうか。学院のように、授業を受けたりするのですか?」
俺の問いに、エルナは小さく、そして冷ややかに鼻で笑った。
「甘いことをおっしゃるのですね。ここは学院ではありません」
氷のように冷たい声が、部屋に響く。
「宮廷魔法師の仕事は、魔法の研究だけではありません。王国の防衛、機密任務、時には外交の駒にもなる。貴方がまず命じられるのは、その補助……いえ、雑用からです」
「雑用、ですか」
「ええ。資料の整理、魔法具の手入れ、薬草の調合。基礎の基礎から学んでいただくことになります」
エルナから告げられた業務の数々は、確かに宮廷魔法師という華やかな名前からはかけ離れた地味なもの。
しかし俺としてはその全てが可能性に見えた。
今まで迷いながら努力を続けてきたが、今度は義務として努力ができるのだから、その心持ちは天地ほどの差がある。
「ありがとうございます。概ね理解しました」
「……それと貴方の魔力感知について」
エルナが付け加える。
「先日もお話しましたが、貴方のそれは特異なものであると判断しています」
「特異……」
俺にとってそれは危険察知と基礎訓練という名目で、それを意識的に実践していただけに過ぎない技術だ。
改めて言われてもあまり実感は湧かない。
「故に、貴方は先程言った雑務と並行して、その自身の特異な魔力感知能力の体系化と、制御法の確立をして頂きます」
「自分の能力の……体系化と、制御法」
エルナの言葉は俺としてはあまり理解できないものだった。
結局、何をしたらいいのだろうか?
「端的にいえば、魔法化です」
「魔法化……」
更に突拍子もない言葉に俺は固まった。
まさか俺が新しい魔法を作るということなのか?
「技術でしかない貴方のそれを魔法へと昇華させる。仮にそれが成功したなら……宮廷魔法師としての資格に足るものになるでしょう」
少し複雑な表情を浮かべながらエルナは言い切った。
「……想像すらできませんね」
思わず弱気な声が漏れる。
魔法の創造。それは歴史に名を残すような大魔法使いの領域だ。
そんなものを一介の見習いであり、そしてこの世界の外から来た者である俺にできるだろうか。
「できなければ、貴方はそれまで、ということです」
エルナは容赦なく言い放つ。
それはそうだ。
王国から選ばれたたった十人の魔法師。
そんな存在になるなど、それくらいのことをしなければ到底届かない。
「……では、明日からよろしくお願いします」
エルナはそれだけ言うと、部屋を出て行った。
扉が閉まり、静寂が戻る。
俺はベッドに腰を下ろし、深く息を吐いた。
「魔法化、か……」
『ディランさん、大丈夫ですか?』
ルーが心配そうに声をかけてくる。
「正直、全然イメージできないな」
俺は苦笑する。
だが同時に――不思議と、諦めようとは思わなかった。
淡々としたエルナの説明が続く。
あの後、結局エルナが俺を案内することになった。
リリアが「お兄さんのこと頼むね!」と無邪気に押し付けて会議に向かった結果、彼女は渋々と俺の案内役を引き受けることになったのだ。
「宮廷魔法師に限らず宮廷に属する貴族、官僚は、ここで食事を取ることができます。朝、昼、夜、それぞれ決まった時間に用意されますので、遅れないように」
「はい、分かりました」
俺は素直に頷く。
エルナの説明は簡潔で分かりやすいが、その声には明らかに面倒臭さが滲んでいるのが、痛いほど伝わってくる。
俺としても彼女にこのような仕事をさせているのは畏れ多い気持ちでいっぱいだ。
「次は宿舎です。こちらへ」
エルナは先に立って歩き出す。
その背中は、まっすぐで隙がない。
『何か気まずいですね』
ルーが呟く。
(まあ、無理もないだろう)
俺は内心で答えた。
宮廷魔法師ともあろう者が、見習いの案内役を押し付けられたのだ。不機嫌にもなる。
それに俺とエルナの間にはまだ解決していない問題も残ったままだ。
廊下を歩きながら、俺は先程の出来事を反芻していた。
リリア・ノエーデル。宮廷魔法師第七位。
あの少女が、王国最高峰の魔法使いの一人だというのか。
「……あの」
俺は思わず、エルナに声をかけていた。
「何ですか」
エルナが足を止め、冷ややかに振り返る。
「リリア様のことなんですが……」
「何か?」
「あの、失礼を承知で聞きますが……宮廷魔法師史上最年少は、エルナ様ではなかったんですか?」
俺の問いに、エルナが小さく息を吐いた。
「あの方は見た目通りの年齢ではありませんよ」
そしてそう一言告げて再び正面を向こうとする。
「ちょ、ちょっと、それってどういう……」
流石にそれだけ聞いて納得できるものではない。
むしろ疑問が増してしまった。
そんな俺に対しエルナは面倒くさそうに口を開く。
「彼女は小人族と人間族のハーフです」
エルナは短く答えた。
「小人族……」
俺はその言葉を反芻する。
「ベルモンド家の貴方ならご存知ですよね」
エルナの言葉からは詳しく説明する気はない、という意図が見えたが俺は頷いた。
小人族とは王国北方の山岳地帯に暮らす人種族の総称だ。
俺達、人間族と比べて背丈が小さいことからそう呼ばれている。
ただそこには少しだけからくりがある。
それは彼らの成熟速度は人間と比べて緩やかであり、身長が伸び切る前に寿命を向かえてしまうという稀有な種族だということである。
故に彼らは人間からしてみると幼く小さく見えるのだ。
ちなみに他にも長い寿命を持つ森人族や、獣の特性を持つ獣人族なんて人種族もいるが、王国に類するのは人間族と小人族だけだったりする。
「……なるほど」
「ただし若いという意味では間違いではありません」
エルナは淡々と続ける。
「リリア様は現在18歳。宮廷魔法師に任命されたのは16歳の時です」
「そうだったんですね」
確かに予想外ではあったが、そこまで年齢が離れていないのは安心した。
いわばエルナや俺とほぼ同年代と言って良い。
要するにエルナが最年少記録を更新する前は、彼女がその記録を保持していたということになる。
プレイ時に彼女の名を聞いた覚えがない以上、彼女の素性も今後も知る由はないが、早々と関係を作れたのは良いことなのかもしれない。
「『万器の聖匠』と言えば分かりますよね?」
「……え?」
俺は再び言葉を失った。
『万器の聖匠』、それは世に革新的な魔道具を送り続けている宮廷魔法師に付けられた呼び名だ。
素性は一切不明でありながら、その精密かつ革新的な魔道具の数々は間違いなく世の中を進化させた。
それこそ現代における産業革命を担ったと言っても過言ではないだろう。
「あの……確か工名ってノエルではありませんでしたっけ?」
俺は疑問をぶつけてみた。
『万器の聖匠』が作ったとされる作品は、ゲーム上でも数多く登場している。
だがそこに付けられる名前は説明文では、『ノエル』という名前が一貫して記載されていた。
「……何も違わずそれは名前です。彼女の名は家名はノエーデル、それをもじったのでしょう」
「……なるほど」
初めて明かされた真実。
何と言うか普通の理由だ。
「他に質問は?」
エルナが冷たく問いかける。
その声には、早く案内を終わらせたいという意図が滲んでいた。
「いえ、大丈夫です」
俺は首を横に振る。
「そうですか。では先を急ぎます」
エルナは再び歩き出した。
無言のまま、長い廊下といくつかの階段を抜ける。
やがて、これまでとは少し雰囲気の違う、生活感のある一角に出た。
「ここが見習い用の宿舎です。貴方にはこの部屋を使ってもらいます」
エルナは一つの扉の前で立ち止まり、鍵を差し出す。
俺はそれを受け取り、扉を開けた。
部屋は広くはないが、清潔で機能的だった。
簡素なベッドと机、小さな書棚とクローゼット。生活に必要な最低限のものが揃っている。窓からは王城の美しい庭園の一部が見えた。
「寝具や着替えはクローゼットの中に。それ以外の私物が必要であれば、後日運び込む許可を取ってください」
「ありがとうございます。至れり尽くせりですね」
「見習いとはいえ、宮廷に仕える者です。不自由はさせられません」
エルナは淡々と告げる。その言葉には、やはり個人的な感情は一切含まれていない。
ただ、事実を述べているだけだ。
「……あの、今後のことについて、少しお聞きしてもよろしいでしょうか」
俺が尋ねると、エルナは少しだけ眉をひそめた。
「見習いというのは、具体的にどのようなことをするのでしょうか。学院のように、授業を受けたりするのですか?」
俺の問いに、エルナは小さく、そして冷ややかに鼻で笑った。
「甘いことをおっしゃるのですね。ここは学院ではありません」
氷のように冷たい声が、部屋に響く。
「宮廷魔法師の仕事は、魔法の研究だけではありません。王国の防衛、機密任務、時には外交の駒にもなる。貴方がまず命じられるのは、その補助……いえ、雑用からです」
「雑用、ですか」
「ええ。資料の整理、魔法具の手入れ、薬草の調合。基礎の基礎から学んでいただくことになります」
エルナから告げられた業務の数々は、確かに宮廷魔法師という華やかな名前からはかけ離れた地味なもの。
しかし俺としてはその全てが可能性に見えた。
今まで迷いながら努力を続けてきたが、今度は義務として努力ができるのだから、その心持ちは天地ほどの差がある。
「ありがとうございます。概ね理解しました」
「……それと貴方の魔力感知について」
エルナが付け加える。
「先日もお話しましたが、貴方のそれは特異なものであると判断しています」
「特異……」
俺にとってそれは危険察知と基礎訓練という名目で、それを意識的に実践していただけに過ぎない技術だ。
改めて言われてもあまり実感は湧かない。
「故に、貴方は先程言った雑務と並行して、その自身の特異な魔力感知能力の体系化と、制御法の確立をして頂きます」
「自分の能力の……体系化と、制御法」
エルナの言葉は俺としてはあまり理解できないものだった。
結局、何をしたらいいのだろうか?
「端的にいえば、魔法化です」
「魔法化……」
更に突拍子もない言葉に俺は固まった。
まさか俺が新しい魔法を作るということなのか?
「技術でしかない貴方のそれを魔法へと昇華させる。仮にそれが成功したなら……宮廷魔法師としての資格に足るものになるでしょう」
少し複雑な表情を浮かべながらエルナは言い切った。
「……想像すらできませんね」
思わず弱気な声が漏れる。
魔法の創造。それは歴史に名を残すような大魔法使いの領域だ。
そんなものを一介の見習いであり、そしてこの世界の外から来た者である俺にできるだろうか。
「できなければ、貴方はそれまで、ということです」
エルナは容赦なく言い放つ。
それはそうだ。
王国から選ばれたたった十人の魔法師。
そんな存在になるなど、それくらいのことをしなければ到底届かない。
「……では、明日からよろしくお願いします」
エルナはそれだけ言うと、部屋を出て行った。
扉が閉まり、静寂が戻る。
俺はベッドに腰を下ろし、深く息を吐いた。
「魔法化、か……」
『ディランさん、大丈夫ですか?』
ルーが心配そうに声をかけてくる。
「正直、全然イメージできないな」
俺は苦笑する。
だが同時に――不思議と、諦めようとは思わなかった。
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