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120.純潔乙女秘密集会(2)
「今こそ、私たちは団結しなくてはなりません!」
と言ったユーフォンさんは、俺の演説というよりは、かつて開かれた【純潔乙女会議】のときのシアユンさんを意識してるようだった、というのはメイユイの証言だ。
「マレビト様の召喚された時代に、純潔の身で立ち会えた私たちの、それが責務なのですっ!」
まだ、皆、ユーフォンさんが何を言いたいのかピンと来てなかったらしい。
「私たちは毎朝、生まれたままの姿でマレビト様と共に時間を過ごし、マレビト様のお背中をお流しし、この身を捧げて参りました。でも、私たちは今可能な限り身体を捧げてきたのでしょうか?」
皆が少しずつ、ユーフォンさんの話の先を聞きたい雰囲気になり始める。
「私は見たのですっ!」
――えっ? なにを?
「シーシ殿が重い鍋を司徒府から司空府に運ばれるとき、ノースリーブから見える脇の肉付きにドキドキされている、マレビト様を!」
「ニシシ。見てた見てた」
と、シーシ。
――ちょ...。
「訓練してるミンユーのおっぱいの揺れにドキドキして目を逸らし、炊き出しの荷物を運ぶ中年女性たちを見て、心を落ち着けている、マレビト様を!」
「……」
と、無言で頬を赤くするミンユー。
――ちょっと……。
「茶を淹れるユエの横乳にドキドキされてる、マレビト様を!」
「はい!」
と、過去一で明るい声を上げるユエ。
――ちょっと、その辺で……。
「もっとも、ユエの横乳には、私もドキドキしてしまいますが」
――で、ですかー。そうですかー。
「そして、なにより! 普段から私の乳もチラッと見られることが、多々あります! 皆さんにも経験がないとは言わせません!」
皆、苦笑いしながら頷いていたそうだ。
――チラ見された女子は分かってるもんだからねっ!
という、里佳の教えは本当でした……。
「つまり! 私たちは、普段からマレビト様の失恋の傷を癒すことが出来るのです!」
――そ、そうなります……?
「私たちにドキッ! と、していただいているとき、その瞬間だけは、幼馴染の方のことが頭の中から消えているハズなのです!」
――そ、それはそうかもしれませんけど……。
「素っ裸でお背中をお流しするだけではなく! 普段からこの身をお捧げしていこうではありませんかっ!」
自分の片乳を持ち上げ指差すユーフォンさんを見て、全員が壮絶な苦笑いを浮かべていたと、後からツイファさんが教えてくれた。
「けれども!マレビト様に純潔の身で巡り合えた、この! 時代に選ばれし! 清き身体を! 他の男どもに見せてやる義理などありません!」
この頃には、なんとなくユーフォンさんに付き合ってやるかって雰囲気に、皆がなってたそうだ。
だ、誰か止めろよ……。
「宮城の中や、他の男がいないときだけでいいのです! 2人切りのときならベスト! ……ここに、私は新作戦の発動を宣言します!」
――し、新作戦……?
「名付けて【抜け駆け推奨! 一番槍をゲットするのは誰だ? ~もちろん、一番槍はお下品な意味です~ 大作戦】の発動を宣言しますっっっ!!!」
◇
……シ、シアユンさんに『一番槍』って言葉の意味を教えたのは、こんな風に使われるためじゃねぇ……。
「こ、これが、略称【お色気大作戦】を始めた経緯です……。へへっ」
と、ユーフォンさんが舌を出した。
――りゃ、略称、だせぇ。
そんな、謎過ぎる秘密集会が開かれてたとは……。
と言ったユーフォンさんは、俺の演説というよりは、かつて開かれた【純潔乙女会議】のときのシアユンさんを意識してるようだった、というのはメイユイの証言だ。
「マレビト様の召喚された時代に、純潔の身で立ち会えた私たちの、それが責務なのですっ!」
まだ、皆、ユーフォンさんが何を言いたいのかピンと来てなかったらしい。
「私たちは毎朝、生まれたままの姿でマレビト様と共に時間を過ごし、マレビト様のお背中をお流しし、この身を捧げて参りました。でも、私たちは今可能な限り身体を捧げてきたのでしょうか?」
皆が少しずつ、ユーフォンさんの話の先を聞きたい雰囲気になり始める。
「私は見たのですっ!」
――えっ? なにを?
「シーシ殿が重い鍋を司徒府から司空府に運ばれるとき、ノースリーブから見える脇の肉付きにドキドキされている、マレビト様を!」
「ニシシ。見てた見てた」
と、シーシ。
――ちょ...。
「訓練してるミンユーのおっぱいの揺れにドキドキして目を逸らし、炊き出しの荷物を運ぶ中年女性たちを見て、心を落ち着けている、マレビト様を!」
「……」
と、無言で頬を赤くするミンユー。
――ちょっと……。
「茶を淹れるユエの横乳にドキドキされてる、マレビト様を!」
「はい!」
と、過去一で明るい声を上げるユエ。
――ちょっと、その辺で……。
「もっとも、ユエの横乳には、私もドキドキしてしまいますが」
――で、ですかー。そうですかー。
「そして、なにより! 普段から私の乳もチラッと見られることが、多々あります! 皆さんにも経験がないとは言わせません!」
皆、苦笑いしながら頷いていたそうだ。
――チラ見された女子は分かってるもんだからねっ!
という、里佳の教えは本当でした……。
「つまり! 私たちは、普段からマレビト様の失恋の傷を癒すことが出来るのです!」
――そ、そうなります……?
「私たちにドキッ! と、していただいているとき、その瞬間だけは、幼馴染の方のことが頭の中から消えているハズなのです!」
――そ、それはそうかもしれませんけど……。
「素っ裸でお背中をお流しするだけではなく! 普段からこの身をお捧げしていこうではありませんかっ!」
自分の片乳を持ち上げ指差すユーフォンさんを見て、全員が壮絶な苦笑いを浮かべていたと、後からツイファさんが教えてくれた。
「けれども!マレビト様に純潔の身で巡り合えた、この! 時代に選ばれし! 清き身体を! 他の男どもに見せてやる義理などありません!」
この頃には、なんとなくユーフォンさんに付き合ってやるかって雰囲気に、皆がなってたそうだ。
だ、誰か止めろよ……。
「宮城の中や、他の男がいないときだけでいいのです! 2人切りのときならベスト! ……ここに、私は新作戦の発動を宣言します!」
――し、新作戦……?
「名付けて【抜け駆け推奨! 一番槍をゲットするのは誰だ? ~もちろん、一番槍はお下品な意味です~ 大作戦】の発動を宣言しますっっっ!!!」
◇
……シ、シアユンさんに『一番槍』って言葉の意味を教えたのは、こんな風に使われるためじゃねぇ……。
「こ、これが、略称【お色気大作戦】を始めた経緯です……。へへっ」
と、ユーフォンさんが舌を出した。
――りゃ、略称、だせぇ。
そんな、謎過ぎる秘密集会が開かれてたとは……。
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