1 / 5
第一章『新勢力』
第一話『新勢力』
しおりを挟む
この話はモルダウ帝国が滅びて、五年後のことである。
魔王シュンは八雲幕府を倒すため、魔界へと戻っていった。
八雲剛志は宝玉を集めていた。
しかし、宝玉を集めていたのは幕府だけではなかった。
◆◆◆
『グハッ!』
男が何者かに敗れた。
『では、貴様が持っているアーサーの宝玉は頂く!』
その者は宝玉を奪いその場を去っていった。
◆◆◆
“八雲城”
『大変です、大変です!』
男が走ってきた。
『どうした!?』
八雲はその男に聞いた。
『こちらに輸送途中だったアーサー王の宝玉が奪われたと!』
八雲は爪を噛み、考えてこう言った。
『すぐさまに奪った者を捜し出せ!』
八雲はそう言うとすぐに自分の部屋へと歩いて行った。
◆◆◆
“???”
『ケイム様。アーサー王の宝玉、ただいま手に入れました』
男はケイムと言う者の前に膝を着き、頭を下げた。
『ありがとう。渡してくれ』
ケイムは男に手を伸ばした。
すると男はケイムの手の上にアーサーの宝玉を置いた。
『よくやった、サリム。褒美をくれてやる。言ってみろ?』
するとサリムは
『いえいえ、当然のことをやっただけなので褒美なの………』
と言って断った。
『ん?そうか。では、次も頼んだぞ?』
『おまかせください。我らはブラッディーロイド。ケイム様の為ならば命をかけます!』
と言い、サリムは姿を消していった。
『フッフッ。フッハッハッハッ!我が野望までは近いぞ!』
ケイムは笑っていた。
◆◆◆
“海の上”
海上で大きな歌声が聞こえた。
『♪我らは鬼道、鬼道会!この世界の海賊さ!欲しいものは手にいれる、それが我ら鬼道会!』
鬼道会とは鬼山鉄を始めとし、大規模な海賊だ。
『ん?なんだあれ?船長、船長!』
男が流されている物を見つけた。
『どうした!』
酒を飲んでいたのか、千鳥足な鬼山鉄。
『人です、人が流されています!』
魔王シュンは八雲幕府を倒すため、魔界へと戻っていった。
八雲剛志は宝玉を集めていた。
しかし、宝玉を集めていたのは幕府だけではなかった。
◆◆◆
『グハッ!』
男が何者かに敗れた。
『では、貴様が持っているアーサーの宝玉は頂く!』
その者は宝玉を奪いその場を去っていった。
◆◆◆
“八雲城”
『大変です、大変です!』
男が走ってきた。
『どうした!?』
八雲はその男に聞いた。
『こちらに輸送途中だったアーサー王の宝玉が奪われたと!』
八雲は爪を噛み、考えてこう言った。
『すぐさまに奪った者を捜し出せ!』
八雲はそう言うとすぐに自分の部屋へと歩いて行った。
◆◆◆
“???”
『ケイム様。アーサー王の宝玉、ただいま手に入れました』
男はケイムと言う者の前に膝を着き、頭を下げた。
『ありがとう。渡してくれ』
ケイムは男に手を伸ばした。
すると男はケイムの手の上にアーサーの宝玉を置いた。
『よくやった、サリム。褒美をくれてやる。言ってみろ?』
するとサリムは
『いえいえ、当然のことをやっただけなので褒美なの………』
と言って断った。
『ん?そうか。では、次も頼んだぞ?』
『おまかせください。我らはブラッディーロイド。ケイム様の為ならば命をかけます!』
と言い、サリムは姿を消していった。
『フッフッ。フッハッハッハッ!我が野望までは近いぞ!』
ケイムは笑っていた。
◆◆◆
“海の上”
海上で大きな歌声が聞こえた。
『♪我らは鬼道、鬼道会!この世界の海賊さ!欲しいものは手にいれる、それが我ら鬼道会!』
鬼道会とは鬼山鉄を始めとし、大規模な海賊だ。
『ん?なんだあれ?船長、船長!』
男が流されている物を見つけた。
『どうした!』
酒を飲んでいたのか、千鳥足な鬼山鉄。
『人です、人が流されています!』
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる