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新学期早々やっちまいました。
2.学園の奇妙な事件
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放課後、俺と龍也は花菜に呼び出され、
ほぼ使われていない用具庫にいた。
そこには、花菜の他にあの土屋颯斗もいた。
「……この2人か?」
「ええ、ソレイユとルナが反応したから……
でも説明も面倒ね」
「する前からそれかよ……」
花菜に呼び出されてここにいるが、
花菜は、というかこの2人は
そこまでこの状況を喜んではいないようだ。
「…っと、急に呼び出して悪かったな。
突然で悪いが君達には頼みたいことがあるんだ」
え?……あの天才2人が!?俺たちに!?
「……これはあまり他の人には口外して欲しくないんだけど、
私達は今、この学園に度々起こる問題と戦っているの」
「すみませんっ!!訳が分かりません!!」
「気持ちは分かる、だが落ち着け」
この学園にギリギリで入学した龍也が
分からないのは当然かもしれない。
俺だって分からないのだから。
そんな風にテンパっている俺たちを颯斗が宥める。
「詳しいことは私達も聞かされただけだから分からないわ。
だから、さっきあなた達に話しかけてきたあの2匹を
連れてきて話してもらおうと思ったんだけど……」
「生憎、レポートやらなんやらで今は来れないんだと。」
「え?あの2匹って……ライオンとウサギの……?」
「でも今レポートって……」
「……あの2匹は、普段はここの高2として暮らしてるのよ」
「言うだけ言って肝心な時に来ないとかなぁ……」
「……やぁ!2人とも、遅れて悪かったね」
「……え、えっ?」
「どうして……あの日野先輩が……?」
「あら、知ってたの?」
「知ってるも何も、この人、転入直後の考査で総合学年1位とった人でしょ?!」
「アハハっ、俺、ゆーめーじんだな!!」
「騒がしいよソレイユ。僕達は本来は
大人なんだから、これくらい出来ないと」
「ルナ、言ってた以上に遅かったけど何かあったの?」
「うん、怜王くんと鉢合わせちゃって。」
「そこにいる……ね。」
「ごめん、手間取らせて」
「構わない」
ソレイユと呼ばれた高等部の先輩日野陽太と、
ルナと呼ばれた同じく高等部の如月優兎は、
翔たちの隣のクラスの天才スキーヤーの天宮怜王を連れてきていた。
「…で、なんの話してたの。妙に空気が重いんだけど」
「あぁ、そうだった笑
怜王、この2人、地球と火星だったわ」
「いや、2人にも分かるように説明しなきゃでしょ」
あ、俺らにはわからん次元だ。
でも、颯斗がかなーり噛み砕いて教えてくれた。
簡単に説明すると、
俺らにはなんかよく分からん惑星の力?みたいなのが宿ってる
↓
俺が地球の力で、龍也が火星からだそうで。
↓
今学園でなんかヤバイ事件がたびたび起こってる
↓
同じように惑星の力を持ってる自分たち(花菜たち)と
なんとかするために一緒に戦って欲しい
↑今ココ
うーん、分かったようで分かってない。
龍也なんて頭からけむり出てる。大丈夫か。
「…えーっと…戦わなきゃなんかあんの?」
ようやく龍也が口を開いた。
「ああ、なんかな、その問題を起こしてるヤツらってのが、
ここの生徒で、尚且つウチの学年のやつらしい。」
「…んで?わざわざ力を持ってるやつが
動かなきゃいけないってのは?」
「それは、そいつらが私たちと同じような力を持っているからよ」
「普通の生徒じゃ太刀打ちできないってか……」
「それだったら……うん。」
「限られた人間にしか出来ないなら……ね。」
「「やるしかないでしょ。」」
「理解が早くて助かったな」
その場全体がほっとした雰囲気に包まれる。
しかしその時。
用具庫の扉が激しく叩かれる。
怜王が明らかに嫌な顔をしている。
しかしその割には花菜と颯斗は涼しい顔。
勢いよく扉が開いて入ってきたのは─────
ほぼ使われていない用具庫にいた。
そこには、花菜の他にあの土屋颯斗もいた。
「……この2人か?」
「ええ、ソレイユとルナが反応したから……
でも説明も面倒ね」
「する前からそれかよ……」
花菜に呼び出されてここにいるが、
花菜は、というかこの2人は
そこまでこの状況を喜んではいないようだ。
「…っと、急に呼び出して悪かったな。
突然で悪いが君達には頼みたいことがあるんだ」
え?……あの天才2人が!?俺たちに!?
「……これはあまり他の人には口外して欲しくないんだけど、
私達は今、この学園に度々起こる問題と戦っているの」
「すみませんっ!!訳が分かりません!!」
「気持ちは分かる、だが落ち着け」
この学園にギリギリで入学した龍也が
分からないのは当然かもしれない。
俺だって分からないのだから。
そんな風にテンパっている俺たちを颯斗が宥める。
「詳しいことは私達も聞かされただけだから分からないわ。
だから、さっきあなた達に話しかけてきたあの2匹を
連れてきて話してもらおうと思ったんだけど……」
「生憎、レポートやらなんやらで今は来れないんだと。」
「え?あの2匹って……ライオンとウサギの……?」
「でも今レポートって……」
「……あの2匹は、普段はここの高2として暮らしてるのよ」
「言うだけ言って肝心な時に来ないとかなぁ……」
「……やぁ!2人とも、遅れて悪かったね」
「……え、えっ?」
「どうして……あの日野先輩が……?」
「あら、知ってたの?」
「知ってるも何も、この人、転入直後の考査で総合学年1位とった人でしょ?!」
「アハハっ、俺、ゆーめーじんだな!!」
「騒がしいよソレイユ。僕達は本来は
大人なんだから、これくらい出来ないと」
「ルナ、言ってた以上に遅かったけど何かあったの?」
「うん、怜王くんと鉢合わせちゃって。」
「そこにいる……ね。」
「ごめん、手間取らせて」
「構わない」
ソレイユと呼ばれた高等部の先輩日野陽太と、
ルナと呼ばれた同じく高等部の如月優兎は、
翔たちの隣のクラスの天才スキーヤーの天宮怜王を連れてきていた。
「…で、なんの話してたの。妙に空気が重いんだけど」
「あぁ、そうだった笑
怜王、この2人、地球と火星だったわ」
「いや、2人にも分かるように説明しなきゃでしょ」
あ、俺らにはわからん次元だ。
でも、颯斗がかなーり噛み砕いて教えてくれた。
簡単に説明すると、
俺らにはなんかよく分からん惑星の力?みたいなのが宿ってる
↓
俺が地球の力で、龍也が火星からだそうで。
↓
今学園でなんかヤバイ事件がたびたび起こってる
↓
同じように惑星の力を持ってる自分たち(花菜たち)と
なんとかするために一緒に戦って欲しい
↑今ココ
うーん、分かったようで分かってない。
龍也なんて頭からけむり出てる。大丈夫か。
「…えーっと…戦わなきゃなんかあんの?」
ようやく龍也が口を開いた。
「ああ、なんかな、その問題を起こしてるヤツらってのが、
ここの生徒で、尚且つウチの学年のやつらしい。」
「…んで?わざわざ力を持ってるやつが
動かなきゃいけないってのは?」
「それは、そいつらが私たちと同じような力を持っているからよ」
「普通の生徒じゃ太刀打ちできないってか……」
「それだったら……うん。」
「限られた人間にしか出来ないなら……ね。」
「「やるしかないでしょ。」」
「理解が早くて助かったな」
その場全体がほっとした雰囲気に包まれる。
しかしその時。
用具庫の扉が激しく叩かれる。
怜王が明らかに嫌な顔をしている。
しかしその割には花菜と颯斗は涼しい顔。
勢いよく扉が開いて入ってきたのは─────
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