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ヴェルディ(ミドリ)
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——数分後
「連れてきたぞ!」
ガストンさんが持ってきた鳥籠の中には、緑の羽毛をまとった中型の鳥が収まっていた。
カラスより大きく、トンビより少し小さいくらいの体格だ。日本では見たことのない種類の鳥だった。
「これが……オウムですか?」
「おう。初めて見るか? 名前はヴェルディ。こいつ、なかなか面白ぇ奴でな。人の言葉を喋るんだ」
「えっ? じゃあ、きびだんごを食べさせる必要ないんじゃ……?」
「違ぇんだよ。こいつが喋るってのは、意味を理解してじゃなくて、音を真似してるだけだ。いわゆるオウム返しってやつだ。だから会話にはならねぇ」
そんな鳥が世の中にいるんだ……。俺は驚きながらも、興味深くオウムを観察した。
この鳥と、実際に会話が成立するようになるかどうかが、試金石だ。
——そう思った、その矢先。
『ナッハッハー! ナッハッハー!』
突然、ヴェルディが羽をバッと広げ、大声で笑い出した。
……いや、厳密には笑い声の真似だ。この笑い方……どこかで聞いたような。
「こいつ、また俺の笑い声を真似してやがる。いきなり笑い出すから、心臓に悪ぃんだよな……」
『ヴェルディ、ダマレ』
「うるせぇ! お前が黙りやがれ」
『ナッハッハー! ナッハッハー!』
「……ったく、参っちまうぜ」
「あははは……」
完全に主従関係が逆転しているように見えるが、妙に微笑ましい。
ガストンさんは、複製したきびだんごを、食べやすい大きさにちぎってヴェルディに食べさせた。すると——
『ウメェな、このエサ! もっとくれ!』
ヴェルディが、話出したではないか! これは声真似をしているわけではないだろう。
念のため、ガストンさんが確認する。
「おい、ヴェルディ? 何をもっと欲しいんだ?」
『さっき食ったのを、もっとよこせって言ってんだよ!』
間違いない、きびだんごの効果が出ている。俺はガストンさんと顔を見合わせ、思わず拳を軽くぶつけ合った。
「これでコボルトとの共闘作戦が実行に移せそうだな。第一関門突破ってとこだ!」
「ですね! じゃあ、時間も限られてますし、続きを——」
俺が次の複製作業に取りかかろうとした、その時——
(バタバタバタッ)
ヴェルディが籠の中で羽ばたき、騒ぎ始めた。
『おい、無視すんな! 早くエサを持ってこいや、そこの飼育係!』
「……なにぃ? 俺が飼育係だとぉ⁉」
鋭い目つきでヴェルディを睨むガストンさん。まぁ、そりゃそうだ。可愛がってるペットに、まるで使用人のような扱いをされれば、誰だってカチンとくる。
とはいえ、ペットの側からすれば、主従関係なんて感覚はないのかもしれない。
犬や猫は、そこんとこちゃんと理解してる気がするが、鳥にはそういうのが分からないのかもしれないなぁ。せっかく可愛がってるのに……なんか気の毒。
「ガ、ガストンさん。お、落ち着いて……」
怒りを露わにするガストンさんを落ち着かせようと声をかけた。
しかし、そこに追い打ちをかけるようにヴェルディが喋り出す。
『まったく、この飼育係は俺のこと分かってねぇ。腹が減ってるってのに、餌を持ってくるの忘れて、しょっちゅう裸のまま地べたで寝てんだぜ、こいつ』
羽を広げ、まるで肩をすくめるような仕草をするヴェルディ。
その態度に、激昂する飼育係——じゃなくて、飼い主のガストンさん。
「な、なんだとぉッ!」
『しかもな、鼻くそほじりながら餌持ってくるんだぜ? 衛生的にアウトだろぉ⁉』
「そ、それは……確かに……言えてるな」
おいおい劣勢ですやん、ガストンさんっ!
「え、餌もらえるだけありがたいと思わんか! このオウム野郎!」
『うるせぇおっさんだなぁ、本当に。なぁ知ってるか、そこのガキンチョ? こいつ、俺の名前決めるとき、めちゃくちゃ悩んでよぉ。結局、羽の色が緑色だからって、ヴェルディにしたんだぜ。安直過ぎるだろ?』
ガストンさんが「うるせぇ!」と顔を赤くして怒鳴った。
ヴェルディというのは、こっちの世界で『緑』を表す言葉らしい。
安直だろ? と言われても、俺には返す言葉がなかった。だって俺も、雉を見て『ミドリ』って名前、付けちゃったもん……。
「で、でも、ヴェルディって……すごく格好いい名前だと思うよ……たぶん」
『そうかぁ? そうか、なら許してやるか』
「良い名を付けてもらってありがたく思いやがれ……まったく」
そう言うガストンさんを尻目に、ヴェルディが『チッ!』っと舌打ちする。そして——
『……レイラニ、マタシカラレタ。レイラニ、マタシカラレタ。ピエンピエン』
「——⁉ ちょ、おま、なんで今それ言うんだよ!」
『レイラコエェ。レイラコエェ』
……俺は、見てはいけないものを見てしまった気がした。
ガストンさん、普段どんなことでレイラさんに叱られてるんですか……。
裸で寝ること? 鼻くそ……? いや、どっちもお偉いさんとしてはアウトだよな。うん、はは……。
その後も、鳥と人間の不毛な口喧嘩は続き、ついにガストンさんが根負けする形となった。
「くっそ~! なんで飼い主の俺がこんな言われ方しなきゃいけねぇんだよ……」
『腹減った。エサよこせ!』
「へいへい、今持ってきますよっと……お、そうだ!」
手を叩きながら、何かを思いついたように顔を輝かせるガストンさん。
『相変わらず、声がデカいなー』
「うるせぇ! ……なぁ、桃くん。コイツも魔物討伐に使えねぇかな?」
その提案に、俺の心が一瞬ざわついた。あの時の記憶が、脳裏をかすめる。
「魔物討伐に……彼を利用するんですか?」
「まぁ、口は悪いが……頭は悪くねぇし、良い働きすんじゃねぇかって」
俺は籠の中のヴェルディを見つめる。
『なんだよ、じろじろ見やがって。俺様に惚れたか? ガキンチョ』
たとえ鳥でも、命は命だ。あのときの後悔を、もう繰り返したくない。だから、俺ははっきり言った。
「ヴェルディを討伐作戦に参加させるのは、俺は反対です」
「どうしてだ?」
「この作戦で……誰の命も落とさせたくないんです。たとえ、鳥の命であっても……」
静かな空気が流れる。ガストンさんが、少し目を細めた後、ゆっくりと頷いた。
「おう……当然だ。俺もそのつもりで言ったんじゃねぇ。前線には立たせねぇよ。偵察係として、森の上を飛んでもらえたらって思っただけだ」
「……偵察、ですか」
「そう。ヴェルディは空が飛べるからな。上空から森を見渡して、異変があれば知らせてくれたら心強いだろ?」
それを聞いて、少しだけ肩の力が抜けた。……少しだけ、気が抜けて頬が緩んでしまった。
『ガキンチョ、顔が赤いぞ~? ナッハッハー!』
ヴェルディにまで茶化された。穴があったら入りたい気分だ……。
穴といえば……こんな時にティガがいれば、少しは役に立ったかも……なんてな。
「連れてきたぞ!」
ガストンさんが持ってきた鳥籠の中には、緑の羽毛をまとった中型の鳥が収まっていた。
カラスより大きく、トンビより少し小さいくらいの体格だ。日本では見たことのない種類の鳥だった。
「これが……オウムですか?」
「おう。初めて見るか? 名前はヴェルディ。こいつ、なかなか面白ぇ奴でな。人の言葉を喋るんだ」
「えっ? じゃあ、きびだんごを食べさせる必要ないんじゃ……?」
「違ぇんだよ。こいつが喋るってのは、意味を理解してじゃなくて、音を真似してるだけだ。いわゆるオウム返しってやつだ。だから会話にはならねぇ」
そんな鳥が世の中にいるんだ……。俺は驚きながらも、興味深くオウムを観察した。
この鳥と、実際に会話が成立するようになるかどうかが、試金石だ。
——そう思った、その矢先。
『ナッハッハー! ナッハッハー!』
突然、ヴェルディが羽をバッと広げ、大声で笑い出した。
……いや、厳密には笑い声の真似だ。この笑い方……どこかで聞いたような。
「こいつ、また俺の笑い声を真似してやがる。いきなり笑い出すから、心臓に悪ぃんだよな……」
『ヴェルディ、ダマレ』
「うるせぇ! お前が黙りやがれ」
『ナッハッハー! ナッハッハー!』
「……ったく、参っちまうぜ」
「あははは……」
完全に主従関係が逆転しているように見えるが、妙に微笑ましい。
ガストンさんは、複製したきびだんごを、食べやすい大きさにちぎってヴェルディに食べさせた。すると——
『ウメェな、このエサ! もっとくれ!』
ヴェルディが、話出したではないか! これは声真似をしているわけではないだろう。
念のため、ガストンさんが確認する。
「おい、ヴェルディ? 何をもっと欲しいんだ?」
『さっき食ったのを、もっとよこせって言ってんだよ!』
間違いない、きびだんごの効果が出ている。俺はガストンさんと顔を見合わせ、思わず拳を軽くぶつけ合った。
「これでコボルトとの共闘作戦が実行に移せそうだな。第一関門突破ってとこだ!」
「ですね! じゃあ、時間も限られてますし、続きを——」
俺が次の複製作業に取りかかろうとした、その時——
(バタバタバタッ)
ヴェルディが籠の中で羽ばたき、騒ぎ始めた。
『おい、無視すんな! 早くエサを持ってこいや、そこの飼育係!』
「……なにぃ? 俺が飼育係だとぉ⁉」
鋭い目つきでヴェルディを睨むガストンさん。まぁ、そりゃそうだ。可愛がってるペットに、まるで使用人のような扱いをされれば、誰だってカチンとくる。
とはいえ、ペットの側からすれば、主従関係なんて感覚はないのかもしれない。
犬や猫は、そこんとこちゃんと理解してる気がするが、鳥にはそういうのが分からないのかもしれないなぁ。せっかく可愛がってるのに……なんか気の毒。
「ガ、ガストンさん。お、落ち着いて……」
怒りを露わにするガストンさんを落ち着かせようと声をかけた。
しかし、そこに追い打ちをかけるようにヴェルディが喋り出す。
『まったく、この飼育係は俺のこと分かってねぇ。腹が減ってるってのに、餌を持ってくるの忘れて、しょっちゅう裸のまま地べたで寝てんだぜ、こいつ』
羽を広げ、まるで肩をすくめるような仕草をするヴェルディ。
その態度に、激昂する飼育係——じゃなくて、飼い主のガストンさん。
「な、なんだとぉッ!」
『しかもな、鼻くそほじりながら餌持ってくるんだぜ? 衛生的にアウトだろぉ⁉』
「そ、それは……確かに……言えてるな」
おいおい劣勢ですやん、ガストンさんっ!
「え、餌もらえるだけありがたいと思わんか! このオウム野郎!」
『うるせぇおっさんだなぁ、本当に。なぁ知ってるか、そこのガキンチョ? こいつ、俺の名前決めるとき、めちゃくちゃ悩んでよぉ。結局、羽の色が緑色だからって、ヴェルディにしたんだぜ。安直過ぎるだろ?』
ガストンさんが「うるせぇ!」と顔を赤くして怒鳴った。
ヴェルディというのは、こっちの世界で『緑』を表す言葉らしい。
安直だろ? と言われても、俺には返す言葉がなかった。だって俺も、雉を見て『ミドリ』って名前、付けちゃったもん……。
「で、でも、ヴェルディって……すごく格好いい名前だと思うよ……たぶん」
『そうかぁ? そうか、なら許してやるか』
「良い名を付けてもらってありがたく思いやがれ……まったく」
そう言うガストンさんを尻目に、ヴェルディが『チッ!』っと舌打ちする。そして——
『……レイラニ、マタシカラレタ。レイラニ、マタシカラレタ。ピエンピエン』
「——⁉ ちょ、おま、なんで今それ言うんだよ!」
『レイラコエェ。レイラコエェ』
……俺は、見てはいけないものを見てしまった気がした。
ガストンさん、普段どんなことでレイラさんに叱られてるんですか……。
裸で寝ること? 鼻くそ……? いや、どっちもお偉いさんとしてはアウトだよな。うん、はは……。
その後も、鳥と人間の不毛な口喧嘩は続き、ついにガストンさんが根負けする形となった。
「くっそ~! なんで飼い主の俺がこんな言われ方しなきゃいけねぇんだよ……」
『腹減った。エサよこせ!』
「へいへい、今持ってきますよっと……お、そうだ!」
手を叩きながら、何かを思いついたように顔を輝かせるガストンさん。
『相変わらず、声がデカいなー』
「うるせぇ! ……なぁ、桃くん。コイツも魔物討伐に使えねぇかな?」
その提案に、俺の心が一瞬ざわついた。あの時の記憶が、脳裏をかすめる。
「魔物討伐に……彼を利用するんですか?」
「まぁ、口は悪いが……頭は悪くねぇし、良い働きすんじゃねぇかって」
俺は籠の中のヴェルディを見つめる。
『なんだよ、じろじろ見やがって。俺様に惚れたか? ガキンチョ』
たとえ鳥でも、命は命だ。あのときの後悔を、もう繰り返したくない。だから、俺ははっきり言った。
「ヴェルディを討伐作戦に参加させるのは、俺は反対です」
「どうしてだ?」
「この作戦で……誰の命も落とさせたくないんです。たとえ、鳥の命であっても……」
静かな空気が流れる。ガストンさんが、少し目を細めた後、ゆっくりと頷いた。
「おう……当然だ。俺もそのつもりで言ったんじゃねぇ。前線には立たせねぇよ。偵察係として、森の上を飛んでもらえたらって思っただけだ」
「……偵察、ですか」
「そう。ヴェルディは空が飛べるからな。上空から森を見渡して、異変があれば知らせてくれたら心強いだろ?」
それを聞いて、少しだけ肩の力が抜けた。……少しだけ、気が抜けて頬が緩んでしまった。
『ガキンチョ、顔が赤いぞ~? ナッハッハー!』
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