嫌われ者の王子様

のぼる

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14話 異変

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「イルド様。オークションの予定日と今回の目玉情報を手に入れました。」

突然背後からファランが現れ、報告をする。

「いつ開催だ?」

「明明後日でございます。」

「ふむ…間に合いそうだな。」 

「はい。可能かと。」

奴隷オークションは男爵もしくは辺境伯爵が集まることが多い。
こんなゴミでも、一様貴族は貴族だ。
何をしてくるか分かららないため慎重に動かなければならない。

「で?目玉は」

「300年前後のエルフと風の噂ですがお聞きしいたしました。」

「男か?女か?」

「男でございます。」

…男か…なら

「魔力を搾り取るために買われるだろうな。」

「えぇ、そのようかと。」

顔は笑っているが
内心は腸が煮えくり返ってきてるのが分かる。

人をなんだと思ってっ!?


─ズキンッ


「………う”ぅっ」

「イルド様!?どうされました!?」

突然全身に激痛が走る。

…痛い!痛い!…何だ…これはっ

何かに呑まれるような感覚だ

「イルド様!イルドさ………まさか?もう?」

ファランは何か呟いているようだが、今はそれどころではない。

懐に入れておいた神経を一時的に殺す即効性のある薬を飲む。
普通は足を刺された時などに飲んで、痛みを感じなくし逃げるために使うためのものなのだがな。

「………はぁ、はぁ、はぁ。…お、治まったようだ。心配をかけてすまない。」

薬を飲んでも何故か少し痛いが、こんな情けない姿を見せてしまったので我慢だ我慢。

ファランは何か考えた素振りをしてからこちらを見た。

「…イルド様。今回の奴隷オークションの件は保留にしましょう。」

「え?」
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