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11話
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ゆずれないモノ 11 (校正済)
マンションのエントランスに着くと、
亜月が周りを確認し、手を繋いできた。
不意打ちの恋人繋ぎにドキッとして亜月を見ると、
悪戯っ子のように、にぱっと笑い、こういうのもいいだろ?と言った。
そのままエレベーターに乗り込み、 監視カメラがあるにも関わらず、 二人はキスをする。
8階に着くまで、二人はキスし続けた。
繋いだままの手に山野がきゅっと力を込めると、亜月もまたきゅっと握り返してくれた。
帰宅後は山野が先に入浴を済ませ、 続いて亜月が入っている間に夕食の支度にとりかかる。
お洒落な服に身を包んで、お洒落な店でディナーをとるのも憧れるが、
風呂に入り、ゆったりとした楽なルームウェアを着て、
あとは寝るだけの状態で、 好きなだけお酒が飲める家飲みも最高にいい。
そして今夜は亜月の大好きな、山野特製の唐揚げがメインだ。
といっても、使うのは広告の品の安い鶏肉だ。
基本的に山野は、
肉類は安売りで100円を切ったときに、大量に買って冷凍する。
その鶏肉を、皮は剥がずに、一口サイズより少し大きめに切って、
適量の黒砂糖をまぶして、しばらく置いておく。
安い肉を、少しでも美味しく、ジューシーするための工夫だ。
ヨーグルトとか、他にも方法はあるらしいが、
いろいろ試した結果、
黒砂糖が一番保存もきくし、手間がかからなくていい。
山野にとってはこれで十分だ。
馴染んだ頃、塩コショウ、にんにく、しょうが、カレー粉を振って揉みこみ、
片栗粉をまぶして揚げるだけの、極めてシンプルな唐揚げだ。
その他に、
大葉ときゅうりにミョウガ、チキンやエビを巻いた生春巻き、
おつまみになるのか不明だが、これまた亜月ご指名の、
山野特製ナポリタンを作って大皿にどんと盛る。
粉チーズが無いので、コーヒー用の粉末ミルクをかけるが、
実はこれは隠し味にも使っていて、
これがなかなかコクと旨みを出してくれる。
サラダは、レタスやスライスして水にさらして辛みを抜いた玉ねぎと大根。
その上に、プチトマトとカットしたゆで卵で彩り、
コーンと砕いたポテトチップスを散らした。
それらを、美しい葉っぱ模様のデザートボウルに、
見栄え良く盛り付け、
シーザードレッシングとゴマドレッシング、
マヨネーズをスタンバイ。
あとは取り皿に取って、
好きなドレッシングかけるというスタイルにした。
気分的に、キッチンのカウンターでディナーをとることにして、
クリスマスということもあって、
グリーンに白のラインの入ったランチョンマットを用意。
雪の結晶を模ったコースターの上に、
ビールの注がれた、背の高いスラリとしたビアグラスを置く。
ハイセンスなインテリアも手伝って、
本物のオシャレなダイニングバーにいるような感覚を味わえる。
そして、
部屋の電気を落とし、間接照明だけにして、キャンドルに灯を灯せば、
幻想的で、綺麗な明かりが揺れた。
「紅ちゃんのくせに、かっこつけ過ぎー・・・」
亜月はそう言いつつも、雰囲気のある、恋人同士のディナーの出来栄えに、
こういうのいいな・・・と、うっとりしている。
飴色の灯りの中に浮かび上がる亜月は凄く綺麗で、 山野の胸が高鳴った。
ノートパソコンで、動画を利用して、
バーを思わせるジャズテイストのBGMを流し、 乾杯した。
まさにBar YAMANOの開店だ。
大好きだと言ってくれている唐揚げを、 美味しい美味しいと言いながら頬張って、
ビールを流し込む亜月を見ると嬉しくなってくる。
作った甲斐があったというものだ。
大柄な男二人なだけあって、それらは全て、ぺろりと平げた。
そして、二次会と称して、場所をキッチンからリビングに移動し、
スパークリングワインで乾杯しなおした。
クリスマスケーキと、
生ハムを乗せたチーズクラッカーをぱぱっと用意して、
それらを摘まみながら、のんびりとTVを見た。
ソファにもたれかかり、時折、どちらからともなくキスを交わす。
なんだかくすぐったいけれど、 心から幸せを感じた。
確かに、外食だとこんなふうにキスはできない。
家で二人パーティして良かったと、 亜月の腰に手をまわし、もう一度キスをする。
唇が離れると、ほろ酔いの亜月が、熱っぽい目で見つめ返してきた。
「亜月くん」
あと30分ほどで日付が変わる頃になって、
思い切って山野は亜月に声を掛けた。
「亜月くんに似合いそうと思って買ってみたんだけど・・・」
意を決して、ショップのロゴの入った一番小さな紙袋を渡す。
「一応、クリスマスプレゼントのつもり。センスのない僕が選んだから、気に入るかわかんないけど、今、着てみて?」
亜月は、丁寧に袋とラッピング用紙を剥がして、
中に入っていたものを取り出して広げた。
「これ・・・俺に?」
「うん・・・趣味じゃないかもしれないけど、亜月くんに似合うと思って選んでみた」
「いいじゃん、これ!ほんとにお前が選んだの!?」
亜月は、しげしげとプレゼントを見つめ、
意外な程に喜んでくれている。
山野は、自分のことはからっきしだけれども、
客観的に見えるモノに関しては、キラリと光るセンスを発揮する。
その例が、インテリアやフィギュア製作などに活かされているわけだが。
山野は亜月をイメージしながら、一生懸命選んだ。
薄手のニット素材でさらりと編み込まれたVネックのカットソーで、
白に近い淡いピンク。
ネック部分と袖にそれぞれ1センチ程度の幅に
ぐるりと、黒糸で薔薇の刺繍が施してある。
見えない裏地に、
ショップのロゴがさり気なく印刷されているのも
どことなく亜月が好きそうだと思った。
型も、細身のシルエットで、
亜月の身体のラインを綺麗に演出してくれそうだと思った。
「紅ちゃん、ありがとう!」
お礼を言う亜月の表情はすごく可愛くて、
おもわず自分の顔もふにゃりと緩む。
ピンク系は着た事無いと言いながら、
さっそく袖を通してくれた。
生着替えにドキドキしながら、その様子を見守る。
想像通り、 身体に程良くフィットし、亜月の魅力を最大限に引き出す。
「ね、ね、紅ちゃん、どう?」
山野の目の前で、両手を広げてくるりと回り、
モデルのようにポーズを決める。
風呂上りに着ていた、
寝巻代わりの、黒いラフなルームパンツとも不思議と合っていて、
亜月が着ると、驚くほど様になる。
まるで雑誌のモデルのようだ。
「あんまり、こういうシンプル系着たことないけど、結構似合うんだな、俺」
亜月もご機嫌だ。
鏡の前で、さらに色んなポーズを決めている。
「かわいいよ」
「かわいいって何」
ぶはっと笑う亜月に、山野はすごく似合っているよ、と言いなおした。
近づいて、頬に手を添える。
一瞬驚いた亜月も、 自然に目を閉じ、互いに唇を貪りあう。
山野はそのまま、亜月をソファに押し倒した。
「ちょ・・・紅ちゃんっ・・・」
少し狼狽える様子の中には、明らかに期待が混ざっている。
何度も何度もキスをして、
亜月をとろとろにしていく。
そして今しがた、プレゼントしたカットソーをたくしあげた。
「こ、紅ちゃん・・・今着たばっかりじゃん・・・」
そう言って亜月が、脱がしにかかる手を阻止しようとする。
「・・・でもほら・・・、男が服をプレゼントする時って、脱がせる為なんでしょ?」
そう耳元で囁けば、 亜月の頬が真っ赤に染まった。
「あっ・・・・」
阻止しようとする亜月の両手をひとまとめにして、
頭上で固定した。
抵抗しようと思えば出来なくもないのに、 亜月はされるままだ。
乳首が見える辺りまでカットソーをたくしあげる。
ぴんっと主張する桃色の突起に、ねっとりと舌を這わせた。
「いやっ・・・」
嫌と言いながら、
山野が覆いかぶさりやすいように
身体をずらして、体勢を整えてくれるのが可愛い。
左の突起を舌で嬲りながら、
右の突起も、やんわりと捏ねまわしてやる。
「あっ・・・だめっ・・・」
「・・・・ダメなの・・・・?」
「・・・・・ダ・・・ダメじゃ、ない・・・けど・・・」
(ぐああぁっ!!やばい・・・可愛い・・・可愛すぎるっ!!!!)
頬を赤らめ、うるんとした目の亜月の異常な可愛さにはもう完敗だ。
これもまた、
以前の生意気で身勝手な亜月があったからこその賜物だ。
そのギャップが、下半身に強烈に響く。
「・・・亜月くんはHだね・・・」
「あっ・・・」
くすくすと笑いながら、胸の突起をカリっと噛むと、
ギュっと目を閉じ、少し高い声を上げた。
きっと亜月自身、こんな風に組み敷かれて蹂躙されることに
性的興奮を得やすい性質なのだろう。
日頃の俺様ぶりが嘘のように、
山野の腕の中では従順な娼婦のようになってしまう。
それがまたいい。
「・・・・亜月くんのおっぱい・・・かわいいね」
わざと音を立てて、 乳首を吸い上げ、チロチロと舌を高速で動かしてやると、
だんだん亜月の股間の辺りが硬く盛り上がってきた。
口づけは、乳首から腹筋へ、腹筋から臍へとだんだん下の方へ移っていく。
その度に、亜月は可愛い声を上げながら、とぴくぴく震える。
亜月の履いているものを脱がそうと、ウエストに手を掛ければ、
脱がせやすいように、自ら腰を浮かせてくれた。
口ではやだ、と言いながら、やる気満々なのがこれまた可愛い。
下を全部脱がせると、亜月の猛りがぶるんと飛び出す。
今の亜月が身に纏っているのは、プレゼントしたカットソーだけ。
それも、胸までたくしあげられ、
唾液でぬらぬらと光る乳首が可愛く覘いていて、ものすごく厭らしい。
亜月の白い肌と、割れている腹筋がとんでもなく色っぽい。
山野は亜月の猛りにちゅ・・・とキスをすると、
そのままねっとりと、敏感な亀頭を口に含んでやる。
「んっああ・・・・」
いままで散々女性を貫いてきたこの猛りは、
今や山野の口で嬲られ、たらたらと涎を溢している。
くびれた部分を舌でちろちろとなぞり、裏筋にも丁寧に舌を這わせる。
そのまま下に進み、柔らかい陰嚢も口に含んでやった。
「あんっ」
いい反応だ。
歯を立てず、唇だけでそこを食んだり吸ったりしてやると、
内腿は小さく痙攣し、茎を扱く手にどんどん蜜がたれてくる。
そしてそのまま一気に先端までべろりと舐め上げ、
再び先端を口に含み、一気に喉まで呑み込んでやる。
「あ・・・ひああっ・・・!」
予想通り喉の奥に噴射されるそれを、山野は全部飲み干した。
もちろん、これで終わりなはずがない。
亜月の左脚を上に持ち上げると、ピンクのきゅっとすぼまった菊華が晒された。
「ちょっ!紅ちゃん・・・これやだ・・・恥ずかしい・・・」
羞恥心からか、亜月は身を捩り、
思わず抵抗するが、山野はあっさりとそれを封じる。
そして、
「やぁ・・・だめっ!それはダメだよっ、紅ちゃん!!ひあ・・・」
亜月の悲鳴が上がる。
山野は、なんら躊躇うことなく、亜月の秘部へと舌を這わせた。
「いやっ!それ、やだ!」
信じられないといった目で山野を見る。
「・・・っとにお前、どこんでこんなんばっか覚えるんだよ!」
「ふふふ・・・ネット先生」
器用に舌を蠢かし、溶かすように舐めてあげると
恥ずかしがって腰を捩って逃げようとする亜月を、がっちりと抑え込んで逃がさない。
容赦なく山野はそこへ唾液を送り込んで、どんどん舌で舐め溶かしていく。
尻に指やペニスが挿入されるのはセックスの一環として受け入れてはいるが、
舌が触れることには強い抵抗があるようだ。
それでも気にせずに、ぺろぺろと舐めまわしていく。
「あっ・・・やぁ・・・」
「いやな割に、お尻の方に蜜が垂れてきてるよ」
猛ったペニスからは、感じている証の先走りが つー・・・と窄まりまで零れてきている。
それらを、中に押し込むようにして、さらに攻めていく。
舌先をすぼみに当て、軽く突いてやると、 亜月は短く悲鳴を上げた。
さらにつんつんとそれを繰り返し、
どんどん溶かされてとろとろに柔らかくなったところで、
ぐにゅうっと舌を中へ滑り込ませた。
「やだぁっ・・・」
びくんと亜月の身体が大きく跳ねた。
中でぐにゅぐにゅと動く舌に身をよじらせる。
それでも遠慮なく、舌で中を溶かしていくと、亜月からは甘い声が漏れ始める。
たっぷりと唾液を送り、舌を引き抜き、代わりに指を差し込み、
掻き回してやると、さらにその声は甘くなる。
「あっ・・・んっ・・・っ」
快感に目を蕩けさせ、半開きの口から洩れる吐息が異常なほどに色っぽい。
「だめっ、だめっ・・はぁんっ・・・・」
指で前立腺を刺激すると、堪え切れずに亜月はまた射精し、 自らの腹を汚した。
「どうしたの、亜月くん・・・・、まだ早いよ・・・?」
粗相した残滓を、山野は舌で舐め取っていく。
まだこれからだよ、そう呟いて亜月の目をじっと見つめれば、
やだっ・・・、と声を上げ、頬を染めて顔を逸らした。
「亜月くん・・・ここでお尻突き出すようなカッコして?」
亜月はソファから降ろされると、床に両膝を付き、ソファの座位面に両肘を乗せ、
尻を突き出すようなポーズを取らされる。
「えっ・・・この格好は・・・バックはなんかやだっ・・・!」
その恰好に亜月にはかなり抵抗があるようで、顔を真っ赤にして
そのポーズをやめようとしたが、すかさず山野が後ろから覆いかぶさる。
「あっ・・・」
そして後ろから、先程放出して柔らかく縮んでいる亜月の陰茎を
優しく揉み、上下に扱けばそれはまたどんどん硬度を増していった。
「あ・・・あん・・・」
その刺激に、亜月の膝がぷるぷると震え、
腰が落ちそうになると、山野が尻をぴりゃりと軽く叩いて、
それを許さない。
「いや・・・紅ちゃん・・・」
涙声で訴えられても、
それは山野の嗜虐心を煽るばかりだ。
「こら、亜月くん、だめだよ・・・ ほら、こうして、お尻、そのまま上げててね」
そういって、また、亜月の窄まりへと指を挿入し、
くちゅくちゅと掻き回し始めた。
「あん・・・あっ・・・」
我慢できない快感に、腰をもじつかせる。
「や・・・なんかやだ・・・!」
「何がやなの?こんなに喜んで指に絡んでくるくせに・・・」
「だって・・・・だって・・・
いつもの紅ちゃんじゃなくて、いつもの紅ちゃんなんだもん・・・・」
「ん?・・・ごめん亜月くん、言ってる意味がわかんないよ・・・?」
亜月は、う~・・・と、少し泣きが入ったものの、ソファにつっぷしながら呟いた。
「・・・だって・・・だって、紅ちゃん・・・Hの時は、いつも なにかになりきってんじゃん・・・。 今の紅ちゃん、普段のいつもの紅ちゃんなんだもん・・・」
「・・・そっか・・・」
亜月曰く、
いつもセックスの時は、山野にはなんらかのスイッチが入り、
何かになりきったような状態なので、 亜月もそれに乗っかって、セックスを楽しめるようなのだが、
今の山野は、スイッチの入っていない、素の状態の山野だ。
普段のままの、素の山野に抱かれるのは初めてで、とてつもなく恥ずかしいのだという。
「そりゃあ僕だって、たまには素のままで亜月くんを抱きたいもの」
山野だって素の自分に感じている亜月を感じたいし、たくさん触りたい。
そう言って、その猛った牡を亜月の入口に当てた。
「挿れるね・・・」
「あ・・・」
ひくんと菊が収縮して、
山野の先端にまとわりつく。
そしてゆっくりと奥まで挿入した。
「あ・・・ああっ・・・」
「ふふ・・・そう言えば、バックでHするの、初めてだね」
亜月の耳が真っ赤に染まる。
「分かる?亜月くん、ほら、今ね、すごく絡みついてる・・・
ほらほら・・・あっ・・・僕の形にね、馴染もうとしてるんだよ、君の中が・・・」
「うっ・・・うるさい・・・!」
結局、素でも言葉攻めをする山野に、 亜月が怒るとさらに中が締まった。
ぬるぬるの粘膜が、吸いつくように絡みついてきて、
中が収縮するたびに山野を締め付ける。
もう我慢できなくて、山野はその中で自分の猛りを動かした。
「あっ、あっあっぁ・・・」
後ろからだと、なんだか無理やり犯しているみたいで、 変に興奮してくる。
山野が亜月に腰を強く打ちつければ、 皮膚同士のぶつかりあうパンパンという音が
部屋に響いた。
「あ・・・・、や・・・やだっ・・・・」
「・・・今度は何が嫌?」
とても嫌そうには見えない。
中はとろとろ、前もビンビンにしておいて、
嫌だなんて、どの口が言うのか。
「紅ちゃん・・・あっ・・・お、お腹が・・・」
首を捩り、山野に必死に伝えようとしている。
「あ・・・当たる・・・から・・・」
どうやら、いつもと当たる位置が違うということを
訴えようとしているようだ。
「なぁに?ダメなの・・・・?」
ピストンを止めずに聞き返す。
亜月の頬には涙が何筋も零れていた。
「・・・・ダメじゃ・・・ない・・・・けど・・・」
「じゃあ、いいじゃない」
「あぁあん」
そしてスピードを上げて、
ガンガンに突いてやる。
「あっ、あっ、あっ」
山野の突き上げに合わせて短い喘ぎが漏れる。
後ろから挿入を繰り返しながら、
しなる亜月の背中にうっとりする。
つー・・・と背面を指でなぞれば、びくんと震え
中がぎゅっと締まる。
「亜月くん・・・凄く綺麗だよ・・・」
亜月に締め付けられ、高みへと押し上げられる。
「あ・・・くっ・・・・出る・・・亜月くんっ」
「んっ・・・」
山野は達しそうなタイミングで猛りを引き抜き、その熱を亜月の背中に放った。
亜月の綺麗な背中が、
自分の体液で汚れていくのが堪らず、ゾクゾクしてくる。
まだ絶頂に達していない亜月は、 物足りない様子で腰を振って、山野に催促する。
「ね・・・紅ちゃん・・・まだしてよ・・・」
自ら、尻を両手で開いて山野におねだりする。
山野の復活はすさまじいもので、
さっき出したばかりなのに、既に上を向いているソレに亜月は釘付けだ。
「紅ちゃん・・・!」
亜月の要望は分かっている。
でも、それをすぐに叶えてやる気はない。
もっと焦らしてやりたくなる。
涙目で自分を呼んで、 入口をくぱっと開いてまで催促する、
淫らな恋人が可愛くて堪らない。
これが、ほぼ一カ月前まで、 自分をオタク、童貞だと罵り、
馬鹿にしていたあの俺様な亜月と同じ人物とは思えない。
立場が逆転し、そんな下剋上のような状況に、
山野の本能がザワザワと刺激されるようだ。
ひくひくと窄まりは収縮し、
亜月のペニスからは、たらたらと蜜が零れ、
背中には自分の放った精子が流れ落ちていく。
その様を、後ろから眺めて悦に浸り、
スイッチも入っていないのにと、自分の嗜虐性に山野は自嘲する。
もともと、そういう性質なのだろう。
「亜月くん・・・ベッドにいこうか」
「・・・はい」
素の山野が相手なのに、亜月はもう言いなりだった。
「ベッドでいっぱい突いてあげるね・・・?」
「・・・・・・はい」
亜月は期待に満ちた目で、
うっとりと山野を見つめ、そしてゆっくりと立ち上がった。
その手を取り、山野は亜月の手を引いて、
淑女をエスコートをするように寝室へと向かう。
こんな物欲しそうな淫乱な恋人は、
こんな動きづらい場所ではなく、
ベッドの上で盛大に仕置いてやらないとね。
お望み通り、たくさん突いて突いて、啼かせて、喘がせて、
思いっきり悦がり狂わせてやりたい。
せっかくやさしく抱こうと思っていたのにね、と
自分のサドっ気に苦笑いするしかない。
時計に目をやれば、既に日付は変わっていた。
恋人同士になったばかりの二人の夜は甘く激しい。
その夜は、
亜月の甘い声が、いつまでも寝室に響き続けていた。
マンションのエントランスに着くと、
亜月が周りを確認し、手を繋いできた。
不意打ちの恋人繋ぎにドキッとして亜月を見ると、
悪戯っ子のように、にぱっと笑い、こういうのもいいだろ?と言った。
そのままエレベーターに乗り込み、 監視カメラがあるにも関わらず、 二人はキスをする。
8階に着くまで、二人はキスし続けた。
繋いだままの手に山野がきゅっと力を込めると、亜月もまたきゅっと握り返してくれた。
帰宅後は山野が先に入浴を済ませ、 続いて亜月が入っている間に夕食の支度にとりかかる。
お洒落な服に身を包んで、お洒落な店でディナーをとるのも憧れるが、
風呂に入り、ゆったりとした楽なルームウェアを着て、
あとは寝るだけの状態で、 好きなだけお酒が飲める家飲みも最高にいい。
そして今夜は亜月の大好きな、山野特製の唐揚げがメインだ。
といっても、使うのは広告の品の安い鶏肉だ。
基本的に山野は、
肉類は安売りで100円を切ったときに、大量に買って冷凍する。
その鶏肉を、皮は剥がずに、一口サイズより少し大きめに切って、
適量の黒砂糖をまぶして、しばらく置いておく。
安い肉を、少しでも美味しく、ジューシーするための工夫だ。
ヨーグルトとか、他にも方法はあるらしいが、
いろいろ試した結果、
黒砂糖が一番保存もきくし、手間がかからなくていい。
山野にとってはこれで十分だ。
馴染んだ頃、塩コショウ、にんにく、しょうが、カレー粉を振って揉みこみ、
片栗粉をまぶして揚げるだけの、極めてシンプルな唐揚げだ。
その他に、
大葉ときゅうりにミョウガ、チキンやエビを巻いた生春巻き、
おつまみになるのか不明だが、これまた亜月ご指名の、
山野特製ナポリタンを作って大皿にどんと盛る。
粉チーズが無いので、コーヒー用の粉末ミルクをかけるが、
実はこれは隠し味にも使っていて、
これがなかなかコクと旨みを出してくれる。
サラダは、レタスやスライスして水にさらして辛みを抜いた玉ねぎと大根。
その上に、プチトマトとカットしたゆで卵で彩り、
コーンと砕いたポテトチップスを散らした。
それらを、美しい葉っぱ模様のデザートボウルに、
見栄え良く盛り付け、
シーザードレッシングとゴマドレッシング、
マヨネーズをスタンバイ。
あとは取り皿に取って、
好きなドレッシングかけるというスタイルにした。
気分的に、キッチンのカウンターでディナーをとることにして、
クリスマスということもあって、
グリーンに白のラインの入ったランチョンマットを用意。
雪の結晶を模ったコースターの上に、
ビールの注がれた、背の高いスラリとしたビアグラスを置く。
ハイセンスなインテリアも手伝って、
本物のオシャレなダイニングバーにいるような感覚を味わえる。
そして、
部屋の電気を落とし、間接照明だけにして、キャンドルに灯を灯せば、
幻想的で、綺麗な明かりが揺れた。
「紅ちゃんのくせに、かっこつけ過ぎー・・・」
亜月はそう言いつつも、雰囲気のある、恋人同士のディナーの出来栄えに、
こういうのいいな・・・と、うっとりしている。
飴色の灯りの中に浮かび上がる亜月は凄く綺麗で、 山野の胸が高鳴った。
ノートパソコンで、動画を利用して、
バーを思わせるジャズテイストのBGMを流し、 乾杯した。
まさにBar YAMANOの開店だ。
大好きだと言ってくれている唐揚げを、 美味しい美味しいと言いながら頬張って、
ビールを流し込む亜月を見ると嬉しくなってくる。
作った甲斐があったというものだ。
大柄な男二人なだけあって、それらは全て、ぺろりと平げた。
そして、二次会と称して、場所をキッチンからリビングに移動し、
スパークリングワインで乾杯しなおした。
クリスマスケーキと、
生ハムを乗せたチーズクラッカーをぱぱっと用意して、
それらを摘まみながら、のんびりとTVを見た。
ソファにもたれかかり、時折、どちらからともなくキスを交わす。
なんだかくすぐったいけれど、 心から幸せを感じた。
確かに、外食だとこんなふうにキスはできない。
家で二人パーティして良かったと、 亜月の腰に手をまわし、もう一度キスをする。
唇が離れると、ほろ酔いの亜月が、熱っぽい目で見つめ返してきた。
「亜月くん」
あと30分ほどで日付が変わる頃になって、
思い切って山野は亜月に声を掛けた。
「亜月くんに似合いそうと思って買ってみたんだけど・・・」
意を決して、ショップのロゴの入った一番小さな紙袋を渡す。
「一応、クリスマスプレゼントのつもり。センスのない僕が選んだから、気に入るかわかんないけど、今、着てみて?」
亜月は、丁寧に袋とラッピング用紙を剥がして、
中に入っていたものを取り出して広げた。
「これ・・・俺に?」
「うん・・・趣味じゃないかもしれないけど、亜月くんに似合うと思って選んでみた」
「いいじゃん、これ!ほんとにお前が選んだの!?」
亜月は、しげしげとプレゼントを見つめ、
意外な程に喜んでくれている。
山野は、自分のことはからっきしだけれども、
客観的に見えるモノに関しては、キラリと光るセンスを発揮する。
その例が、インテリアやフィギュア製作などに活かされているわけだが。
山野は亜月をイメージしながら、一生懸命選んだ。
薄手のニット素材でさらりと編み込まれたVネックのカットソーで、
白に近い淡いピンク。
ネック部分と袖にそれぞれ1センチ程度の幅に
ぐるりと、黒糸で薔薇の刺繍が施してある。
見えない裏地に、
ショップのロゴがさり気なく印刷されているのも
どことなく亜月が好きそうだと思った。
型も、細身のシルエットで、
亜月の身体のラインを綺麗に演出してくれそうだと思った。
「紅ちゃん、ありがとう!」
お礼を言う亜月の表情はすごく可愛くて、
おもわず自分の顔もふにゃりと緩む。
ピンク系は着た事無いと言いながら、
さっそく袖を通してくれた。
生着替えにドキドキしながら、その様子を見守る。
想像通り、 身体に程良くフィットし、亜月の魅力を最大限に引き出す。
「ね、ね、紅ちゃん、どう?」
山野の目の前で、両手を広げてくるりと回り、
モデルのようにポーズを決める。
風呂上りに着ていた、
寝巻代わりの、黒いラフなルームパンツとも不思議と合っていて、
亜月が着ると、驚くほど様になる。
まるで雑誌のモデルのようだ。
「あんまり、こういうシンプル系着たことないけど、結構似合うんだな、俺」
亜月もご機嫌だ。
鏡の前で、さらに色んなポーズを決めている。
「かわいいよ」
「かわいいって何」
ぶはっと笑う亜月に、山野はすごく似合っているよ、と言いなおした。
近づいて、頬に手を添える。
一瞬驚いた亜月も、 自然に目を閉じ、互いに唇を貪りあう。
山野はそのまま、亜月をソファに押し倒した。
「ちょ・・・紅ちゃんっ・・・」
少し狼狽える様子の中には、明らかに期待が混ざっている。
何度も何度もキスをして、
亜月をとろとろにしていく。
そして今しがた、プレゼントしたカットソーをたくしあげた。
「こ、紅ちゃん・・・今着たばっかりじゃん・・・」
そう言って亜月が、脱がしにかかる手を阻止しようとする。
「・・・でもほら・・・、男が服をプレゼントする時って、脱がせる為なんでしょ?」
そう耳元で囁けば、 亜月の頬が真っ赤に染まった。
「あっ・・・・」
阻止しようとする亜月の両手をひとまとめにして、
頭上で固定した。
抵抗しようと思えば出来なくもないのに、 亜月はされるままだ。
乳首が見える辺りまでカットソーをたくしあげる。
ぴんっと主張する桃色の突起に、ねっとりと舌を這わせた。
「いやっ・・・」
嫌と言いながら、
山野が覆いかぶさりやすいように
身体をずらして、体勢を整えてくれるのが可愛い。
左の突起を舌で嬲りながら、
右の突起も、やんわりと捏ねまわしてやる。
「あっ・・・だめっ・・・」
「・・・・ダメなの・・・・?」
「・・・・・ダ・・・ダメじゃ、ない・・・けど・・・」
(ぐああぁっ!!やばい・・・可愛い・・・可愛すぎるっ!!!!)
頬を赤らめ、うるんとした目の亜月の異常な可愛さにはもう完敗だ。
これもまた、
以前の生意気で身勝手な亜月があったからこその賜物だ。
そのギャップが、下半身に強烈に響く。
「・・・亜月くんはHだね・・・」
「あっ・・・」
くすくすと笑いながら、胸の突起をカリっと噛むと、
ギュっと目を閉じ、少し高い声を上げた。
きっと亜月自身、こんな風に組み敷かれて蹂躙されることに
性的興奮を得やすい性質なのだろう。
日頃の俺様ぶりが嘘のように、
山野の腕の中では従順な娼婦のようになってしまう。
それがまたいい。
「・・・・亜月くんのおっぱい・・・かわいいね」
わざと音を立てて、 乳首を吸い上げ、チロチロと舌を高速で動かしてやると、
だんだん亜月の股間の辺りが硬く盛り上がってきた。
口づけは、乳首から腹筋へ、腹筋から臍へとだんだん下の方へ移っていく。
その度に、亜月は可愛い声を上げながら、とぴくぴく震える。
亜月の履いているものを脱がそうと、ウエストに手を掛ければ、
脱がせやすいように、自ら腰を浮かせてくれた。
口ではやだ、と言いながら、やる気満々なのがこれまた可愛い。
下を全部脱がせると、亜月の猛りがぶるんと飛び出す。
今の亜月が身に纏っているのは、プレゼントしたカットソーだけ。
それも、胸までたくしあげられ、
唾液でぬらぬらと光る乳首が可愛く覘いていて、ものすごく厭らしい。
亜月の白い肌と、割れている腹筋がとんでもなく色っぽい。
山野は亜月の猛りにちゅ・・・とキスをすると、
そのままねっとりと、敏感な亀頭を口に含んでやる。
「んっああ・・・・」
いままで散々女性を貫いてきたこの猛りは、
今や山野の口で嬲られ、たらたらと涎を溢している。
くびれた部分を舌でちろちろとなぞり、裏筋にも丁寧に舌を這わせる。
そのまま下に進み、柔らかい陰嚢も口に含んでやった。
「あんっ」
いい反応だ。
歯を立てず、唇だけでそこを食んだり吸ったりしてやると、
内腿は小さく痙攣し、茎を扱く手にどんどん蜜がたれてくる。
そしてそのまま一気に先端までべろりと舐め上げ、
再び先端を口に含み、一気に喉まで呑み込んでやる。
「あ・・・ひああっ・・・!」
予想通り喉の奥に噴射されるそれを、山野は全部飲み干した。
もちろん、これで終わりなはずがない。
亜月の左脚を上に持ち上げると、ピンクのきゅっとすぼまった菊華が晒された。
「ちょっ!紅ちゃん・・・これやだ・・・恥ずかしい・・・」
羞恥心からか、亜月は身を捩り、
思わず抵抗するが、山野はあっさりとそれを封じる。
そして、
「やぁ・・・だめっ!それはダメだよっ、紅ちゃん!!ひあ・・・」
亜月の悲鳴が上がる。
山野は、なんら躊躇うことなく、亜月の秘部へと舌を這わせた。
「いやっ!それ、やだ!」
信じられないといった目で山野を見る。
「・・・っとにお前、どこんでこんなんばっか覚えるんだよ!」
「ふふふ・・・ネット先生」
器用に舌を蠢かし、溶かすように舐めてあげると
恥ずかしがって腰を捩って逃げようとする亜月を、がっちりと抑え込んで逃がさない。
容赦なく山野はそこへ唾液を送り込んで、どんどん舌で舐め溶かしていく。
尻に指やペニスが挿入されるのはセックスの一環として受け入れてはいるが、
舌が触れることには強い抵抗があるようだ。
それでも気にせずに、ぺろぺろと舐めまわしていく。
「あっ・・・やぁ・・・」
「いやな割に、お尻の方に蜜が垂れてきてるよ」
猛ったペニスからは、感じている証の先走りが つー・・・と窄まりまで零れてきている。
それらを、中に押し込むようにして、さらに攻めていく。
舌先をすぼみに当て、軽く突いてやると、 亜月は短く悲鳴を上げた。
さらにつんつんとそれを繰り返し、
どんどん溶かされてとろとろに柔らかくなったところで、
ぐにゅうっと舌を中へ滑り込ませた。
「やだぁっ・・・」
びくんと亜月の身体が大きく跳ねた。
中でぐにゅぐにゅと動く舌に身をよじらせる。
それでも遠慮なく、舌で中を溶かしていくと、亜月からは甘い声が漏れ始める。
たっぷりと唾液を送り、舌を引き抜き、代わりに指を差し込み、
掻き回してやると、さらにその声は甘くなる。
「あっ・・・んっ・・・っ」
快感に目を蕩けさせ、半開きの口から洩れる吐息が異常なほどに色っぽい。
「だめっ、だめっ・・はぁんっ・・・・」
指で前立腺を刺激すると、堪え切れずに亜月はまた射精し、 自らの腹を汚した。
「どうしたの、亜月くん・・・・、まだ早いよ・・・?」
粗相した残滓を、山野は舌で舐め取っていく。
まだこれからだよ、そう呟いて亜月の目をじっと見つめれば、
やだっ・・・、と声を上げ、頬を染めて顔を逸らした。
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亜月はソファから降ろされると、床に両膝を付き、ソファの座位面に両肘を乗せ、
尻を突き出すようなポーズを取らされる。
「えっ・・・この格好は・・・バックはなんかやだっ・・・!」
その恰好に亜月にはかなり抵抗があるようで、顔を真っ赤にして
そのポーズをやめようとしたが、すかさず山野が後ろから覆いかぶさる。
「あっ・・・」
そして後ろから、先程放出して柔らかく縮んでいる亜月の陰茎を
優しく揉み、上下に扱けばそれはまたどんどん硬度を増していった。
「あ・・・あん・・・」
その刺激に、亜月の膝がぷるぷると震え、
腰が落ちそうになると、山野が尻をぴりゃりと軽く叩いて、
それを許さない。
「いや・・・紅ちゃん・・・」
涙声で訴えられても、
それは山野の嗜虐心を煽るばかりだ。
「こら、亜月くん、だめだよ・・・ ほら、こうして、お尻、そのまま上げててね」
そういって、また、亜月の窄まりへと指を挿入し、
くちゅくちゅと掻き回し始めた。
「あん・・・あっ・・・」
我慢できない快感に、腰をもじつかせる。
「や・・・なんかやだ・・・!」
「何がやなの?こんなに喜んで指に絡んでくるくせに・・・」
「だって・・・・だって・・・
いつもの紅ちゃんじゃなくて、いつもの紅ちゃんなんだもん・・・・」
「ん?・・・ごめん亜月くん、言ってる意味がわかんないよ・・・?」
亜月は、う~・・・と、少し泣きが入ったものの、ソファにつっぷしながら呟いた。
「・・・だって・・・だって、紅ちゃん・・・Hの時は、いつも なにかになりきってんじゃん・・・。 今の紅ちゃん、普段のいつもの紅ちゃんなんだもん・・・」
「・・・そっか・・・」
亜月曰く、
いつもセックスの時は、山野にはなんらかのスイッチが入り、
何かになりきったような状態なので、 亜月もそれに乗っかって、セックスを楽しめるようなのだが、
今の山野は、スイッチの入っていない、素の状態の山野だ。
普段のままの、素の山野に抱かれるのは初めてで、とてつもなく恥ずかしいのだという。
「そりゃあ僕だって、たまには素のままで亜月くんを抱きたいもの」
山野だって素の自分に感じている亜月を感じたいし、たくさん触りたい。
そう言って、その猛った牡を亜月の入口に当てた。
「挿れるね・・・」
「あ・・・」
ひくんと菊が収縮して、
山野の先端にまとわりつく。
そしてゆっくりと奥まで挿入した。
「あ・・・ああっ・・・」
「ふふ・・・そう言えば、バックでHするの、初めてだね」
亜月の耳が真っ赤に染まる。
「分かる?亜月くん、ほら、今ね、すごく絡みついてる・・・
ほらほら・・・あっ・・・僕の形にね、馴染もうとしてるんだよ、君の中が・・・」
「うっ・・・うるさい・・・!」
結局、素でも言葉攻めをする山野に、 亜月が怒るとさらに中が締まった。
ぬるぬるの粘膜が、吸いつくように絡みついてきて、
中が収縮するたびに山野を締め付ける。
もう我慢できなくて、山野はその中で自分の猛りを動かした。
「あっ、あっあっぁ・・・」
後ろからだと、なんだか無理やり犯しているみたいで、 変に興奮してくる。
山野が亜月に腰を強く打ちつければ、 皮膚同士のぶつかりあうパンパンという音が
部屋に響いた。
「あ・・・・、や・・・やだっ・・・・」
「・・・今度は何が嫌?」
とても嫌そうには見えない。
中はとろとろ、前もビンビンにしておいて、
嫌だなんて、どの口が言うのか。
「紅ちゃん・・・あっ・・・お、お腹が・・・」
首を捩り、山野に必死に伝えようとしている。
「あ・・・当たる・・・から・・・」
どうやら、いつもと当たる位置が違うということを
訴えようとしているようだ。
「なぁに?ダメなの・・・・?」
ピストンを止めずに聞き返す。
亜月の頬には涙が何筋も零れていた。
「・・・・ダメじゃ・・・ない・・・・けど・・・」
「じゃあ、いいじゃない」
「あぁあん」
そしてスピードを上げて、
ガンガンに突いてやる。
「あっ、あっ、あっ」
山野の突き上げに合わせて短い喘ぎが漏れる。
後ろから挿入を繰り返しながら、
しなる亜月の背中にうっとりする。
つー・・・と背面を指でなぞれば、びくんと震え
中がぎゅっと締まる。
「亜月くん・・・凄く綺麗だよ・・・」
亜月に締め付けられ、高みへと押し上げられる。
「あ・・・くっ・・・・出る・・・亜月くんっ」
「んっ・・・」
山野は達しそうなタイミングで猛りを引き抜き、その熱を亜月の背中に放った。
亜月の綺麗な背中が、
自分の体液で汚れていくのが堪らず、ゾクゾクしてくる。
まだ絶頂に達していない亜月は、 物足りない様子で腰を振って、山野に催促する。
「ね・・・紅ちゃん・・・まだしてよ・・・」
自ら、尻を両手で開いて山野におねだりする。
山野の復活はすさまじいもので、
さっき出したばかりなのに、既に上を向いているソレに亜月は釘付けだ。
「紅ちゃん・・・!」
亜月の要望は分かっている。
でも、それをすぐに叶えてやる気はない。
もっと焦らしてやりたくなる。
涙目で自分を呼んで、 入口をくぱっと開いてまで催促する、
淫らな恋人が可愛くて堪らない。
これが、ほぼ一カ月前まで、 自分をオタク、童貞だと罵り、
馬鹿にしていたあの俺様な亜月と同じ人物とは思えない。
立場が逆転し、そんな下剋上のような状況に、
山野の本能がザワザワと刺激されるようだ。
ひくひくと窄まりは収縮し、
亜月のペニスからは、たらたらと蜜が零れ、
背中には自分の放った精子が流れ落ちていく。
その様を、後ろから眺めて悦に浸り、
スイッチも入っていないのにと、自分の嗜虐性に山野は自嘲する。
もともと、そういう性質なのだろう。
「亜月くん・・・ベッドにいこうか」
「・・・はい」
素の山野が相手なのに、亜月はもう言いなりだった。
「ベッドでいっぱい突いてあげるね・・・?」
「・・・・・・はい」
亜月は期待に満ちた目で、
うっとりと山野を見つめ、そしてゆっくりと立ち上がった。
その手を取り、山野は亜月の手を引いて、
淑女をエスコートをするように寝室へと向かう。
こんな物欲しそうな淫乱な恋人は、
こんな動きづらい場所ではなく、
ベッドの上で盛大に仕置いてやらないとね。
お望み通り、たくさん突いて突いて、啼かせて、喘がせて、
思いっきり悦がり狂わせてやりたい。
せっかくやさしく抱こうと思っていたのにね、と
自分のサドっ気に苦笑いするしかない。
時計に目をやれば、既に日付は変わっていた。
恋人同士になったばかりの二人の夜は甘く激しい。
その夜は、
亜月の甘い声が、いつまでも寝室に響き続けていた。
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