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第3章
108 授業⑪
しおりを挟む気が付いたら期末の一週間前だった。
期末前ということで、学院全体で今週一週間は放課後の研究会の活動は休みになるらしい。授業は通常通りあるため、昼は授業を受けて放課後は図書館で勉強会をするという流れだ。
帝国の中でも有数の蔵書量を誇るこの第1学院の図書館で各々がグループを組んで勉強に取り組んでいる。俺は週末一緒に勉強会をしたメンバーと試験に向けて頑張っていた。
『アグニ、エベル王子がやってきてる…!』
向かいに座るコルネリウスがこそっと俺に伝えてきた。コルネリウスの言葉を聞いた他の生徒もみんな張りつめたような顔をした。
「あー最近話しかけられてなかったもんなぁ」
俺が呑気にため息をつきながら立ち上がると右隣に座っていたパシフィオが慌てながら言った。
「おいアグニ、一応向こうは王子なんだからちゃんとした態度しないと不敬になるぞ…!」
「あぁそういえば王子だったなぁ…」
「おいアグニ!」
もう俺にとってはただの流れ作業だ。時間を取られるのはめんどくさいが…長い人生、これくらいはいっかぁと思っている。
「っは!!!滑稽だな。俺にビビり立って待つようになったのか!」
俺に近づきながら大きい声でエベル王子が言った。その声で図書館の周りの生徒が一斉にこちらを見た。俺はある意味エベル王子に感謝している。こういう人はめんどくさがれるから俺は気を付けようって学べた。
「おい、この前会った女はシーラという名だな?」
「………この前?」
あぁ、新学期パーティ―の時か?
そういやこいつシーラに会ってたな
「はい、そうです。」
「あの女…踊り子らしいな。金で買えるのか?」
「……はい?」
『「『 っ!!!! 』」』
コルネリウスとカールが急いで立ち上がった。周りの生徒も息を詰めた。
どういうことだ?
何を金で買うんだ?
「シーラの…何を買うのですか?」
俺の問いにエベル王子とエベル王子の後ろにいる生徒二人が馬鹿にしたように笑った。
「何をとぼけてる?あぁ…そんな黒髪じゃお前は相手にされないもんなぁ?」
「???」
『エベル王子!!お話の途中ですがそれは明らかに天使の血筋への不敬です!』
コルネリウスが珍しく声を荒げている。それに大公家に許可なく話しかけた。エベル王子が怒りをあらわにしながらコルネリウスを怒鳴りつける。
「不敬はどちらだ!伯爵家が身の程を知れ!!」
『天空人の子孫である天使の血筋を侮辱する発言を咎めることは帝国民の義務です!相手が王家でも公爵家であっても、その発言を耳にした私には話を止める権利があります!』
コルネリウスが強気で言い返した。
まただ………
また俺だけ話についていけてない。
シーラの何かを金で買えるかって話だ?
買えないものを聞いたから不敬なのか?
周りの生徒が信じられないものを見るかのようにエベルの事を見ている。その視線がいたたまれなくなったのか、エベル王子は大きく舌打ちをして後ろを向いた。
「……あの売女に言っておけ。ブガラン公国の誘いを無下にするようなら容赦しない、と!!」
「え? あ、はい……。」
俺は言われた意味がわからずテキトーに返事を返した。エベル王子がいなくなったのを確認して俺はまた席に着いた。
「アグニどうして言われっぱなしなんだよ?!」
「え? ……なぁ、あれなんの話なの?シーラがどうこう言ってたよな?」
左隣に座っていたカールが怒り気味に言った。が、俺は最初から話についていってない。俺の問いかけにカールも、目の前で立っているコルネリウスも他の皆も驚いた顔をした。
「シーラが何か売っててそれが売っちゃいけないものなのか?シーラは何を売ってるんだ?」
『……アグニ、シーラ様は何も売ってない。あれは気にしなくていい。』
コルネリウスがはっきりと断言した。
バタン!
『アグニ!』
図書館の中にシャルルが慌てて入ってきた。また俺がエベル王子に絡まれているのを見て誰かがシャルルを呼んできてくれたのだろう。
「おうシャルル!」
『どうした?あれ、エベルはどこいった?』
「あ、もういなくなったよ。わざわざありがとな。」
『そうか。今日はなんて絡まれたんだ?あいつも懲りないなぁほんと。』
シャルルが明るく笑いながらそういうので俺も一緒に笑った。が、周りの学生の表情がずっとこわばったままだった。それを察知したシャルルが笑うのをやめて、低い声でコルネリウスに聞いた。
『何があった、コルネリウス。報告しろ。』
『………はっ。エベル王子は……シーラ様を侮辱する発言を致しました。』
『は?!シーラ様を?!どうしてまた……。なんて言ったんだ?』
シャルルが厳格な表情で問う。コルネリウスは気まずそうな顔をしながら小さな声で答えた。
『金で…買えるか、と。そして売女と…。』
『っ!!!!なんだと?!!!!』
シャルルが大声で怒鳴った。周りの空気が一気に凍った。俺もシャルルが怒ってるのなんか初めて見たから驚いた。しかしシャルルは怒りの表情をあらわにして周囲の生徒に呼びかけた。
『皆の者もその発言は耳にしたのだな!であればエベルの発言を忘れるな!エベル・ブガランには必要な時、その言葉の責任を取ってもらおう。またこの一連は他言するな!『シャルル』の名で命ずる。良いな!』
「『「『「 はっ!!!!!! 」』」』」
周りの生徒が一斉に起立しシャルルに首を垂れる。ずっと置いてきぼりを食らっている俺は今までに見たこともないほど王族然としたシャルルにまだ驚いている。シャルルは真正面から俺に向き直った。
『アグニ、今聞いた話を屋敷では絶対にするな。シーラ様のお耳にこのお話が入るような事は許さん。わかったか?』
「え???あ、うん・・・?」
『………アグニ頼んだぞ。』
シャルルが訝しむように眉を寄せて俺を見て、その場を颯爽と去っていった。
結局その後の図書館は火が消えたように静かなままで、勉強にならないのですぐに解散となった。何が起こったのかは結局誰も教えてくれなかった。けどシャルルが言うなっていうから他の人に聞くこともできない。
またもや、疎外感。
・・・
「アグニ、期末前で忙しいことは重々承知だが今日は文学研究会にきてくれないか?」
3の日の午後にカールがそう言ってきた。別にそこまで熱を入れて勉強をしてないので俺はすぐに了承した。
「この前の話な……」
そう話し始めたので1の日の図書館事件のことを教えてくれるのかと思って心躍ったが、直後に「神獣と芸獣の違いについてな」と言われ、またもや心が萎む。
「ああ……そっちね。何かわかったのか?」
がっかりしつつも問うと、カールは調べたことの情報をまとめた紙を見ながら説明を始めた。
「ん~これといって目ぼしい情報はなかったな。神獣に関する記録が本当に少ない。神獣の身体を調べたことは歴史上一度もないから種が違うのかどうかすらわからん。……海に芸獣が多いってことは知ってるだろ?だからもしかしたら、海に今までみたことがない神獣がいるかもしれない、みたいな憶測の文しかなかった。」
んーそっか。やっぱわからんか。
その時ふと、この前に視た夢の内容が浮かんだ。
あの時は……そうだ。
地上に芸獣はいなかったんだ。
「………もしかしたら神話の時代……芸獣はいなかったかもしれない。」
俺が呟くように吐いた言葉にカールは反応した。
「……どういうことだ?なんでそう思う??」
「え、あぁ、いや、なんとなく。そんな気がするっていうか……あ、根拠は……ない、けど。」
夢で見たとは言えず、しどろもどろになりながら俺はカールに伝えた。そんな俺の様子をじっと見ていたカールが持っていた紙に目を移して言った。
「アグニがそう考えるなら…調べてみよう。また今度時間をくれ。」
「お、おう。……期末は大丈夫か?」
すぐに調べ始めようとしているカールに向かって俺が聞くと、カールはキリっとした表情で振り返った。
「問題ない。今週末の勉強会で十分だ。アグニも出るだろ?」
実は今週末も、先週に引き続き皆で勉強会をするのだ。もちろん俺も参加する。
「ああ!カールも出るんだな。じゃあまた勉強教えてもらお。」
「もちろん構わないよ。じゃ、図書館行くから。」
カールはそう言って図書館の方へと向かっていった。俺は今日はもう寮の部屋に帰ろうと決めていたのでそのまま反対方向へと歩いていった。
・・・
「シルヴィアおはよう~」
『おはようございます。』
5の日の朝にまたシルヴィアと会った。向こうはいつも通り片手に剣を持ち、俺はいつも通り小屋の鍵を持っている。
「期末近いのに朝も練習してるんだね。」
『あなたも勉強ではなく鍛冶をしに行くのですよね?』
「ははっ!たしかに。」
期末前だから朝の時間も勉強するべきなんだろうが、結局お互いやりたいことを優先している。俺は鍛冶を、シルヴィアは武芸の練習を。
シルヴィアは誰とも一緒に勉強会をしていない。たぶんだが……誘われないのだろう。天使の血筋と一緒に勉強しても気を使うだけだから。
「……シルヴィア、一緒に勉強しないか?」
俺は勇気を出して誘ってみた。
『……不必要です。私は自分で勉強します。』
シルヴィアは表情を一切変えずに言い切った。
「そっか……まぁ1人の方が勉強捗るよな。」
『…ええ。』
シルヴィアが少しピりついた空気になっている。この話はあまりしたくないのかもしれない。
「じゃ、そろそろ行くな!」
俺は早々に会話を切り上げて鍛冶場に向かおうとした。
『……あ、…はい。』
「?? じゃ、じゃあね…」
『はい。また。』
シルヴィアは何か言いたそうにしていたが話を続ける様子はなかった。何を考えてるのかちょっとよくわからない。
俺は様子を伺いつつ、朝靄の中を去っていった。
・・・
その日のお話合いの授業の時間はもはや自習時間になっていた。学年みんなで勉強会って感じだ。この場にはシルヴィアもいた。さすがに一人だけこの応接間からいなくなることはできなかったのだろう。端の方で女子に囲まれながら勉強をしているのが見えた。
「アグニ、週末も同じ時間に集合でいいか?」
隣のテーブルに座っていたカールが呼びかけてきた。週末の勉強会のことだろう。
「おう、大丈夫!……あ、そうだセシル。俺また帝国共通教会行きたい。」
俺はカールに返事を返した後に反対側のテーブルでバルバラと勉強していたセシルに声をかけた。セシルはコクンと頷いた。
「……うん、わかった。じゃあ…先週と同じ時間に迎えにきて」
「了解!ありがとな!」
「なに?アグニ、先週は共通教会に行ったの?」
セシルの向かいに座るバルバラが話しかけてきた。
「おう。先週初めて行った。あそこすげぇな!なんか壮大で神聖な感じだし、もう一回行きたくて。」
「わかるわ。私もリフレッシュのために定期的に行ってるもの。よろしければ私もご一緒してもいい?」
「もちろん!一緒に行こうぜ。」
その話を聞いていたカールがこちらに近づいて言った。
「俺も一緒に行っていいか?最近あまり行ってなかったからさ。」
「全然いいよ!じゃあ改めて集合時間決めよっか。」
『へぇ、いいな。みんなで教会か。』
コルネリウスも話に入ってきた。バルバラが緊張気味にコルネリウスを誘った。
「よろしければコルネリウスも一緒にいかが?大人数の方がきっと楽しいわ。」
しかしコルネリウスは残念そうに首を横に振った。
『んー行きたいけど……僕が行くと…少しうるさくなるというか……』
「あっ!そうか……」
コルネリウスの外見は天使の血筋にそっくりだ。祈りに訪れた他の人たちが、コルネリウスを天使の血筋だと勘違いしてコルネリウスに対して祈り始めちゃうんだ。けれどコルネリウスは天使の血筋ではないから、きちんと否定しなくてはならない。そしてそれを全ての人にやるとなると……
「………確かに大変そうだ。」
『あぁ。だから共通教会にはあまり行けなくて…』
バルバラが残念そうに微笑む。けれど騒ぎが起きたらめちゃくちゃめんどくさいから来ない選択は正しいだろう。
結局俺、セシル、カール、バルバラの4人で行くことになり、あらかた集合時間や集合場所を決めると各自再び勉強に戻ったのだった。
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車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
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