11 / 24
第11話 バカすぎる王太子がフルボッコにされる(まだまだ序の口だけど)
しおりを挟む
いきなりバタバタとやって来た王太子は、図々しく許可なくテーブルのお茶をガブ飲みすると、語り出した。
「聞いてくれ。俺は先ほどまで、マミとせっくすをしていた。ここ最近、あいつは妊娠したせいか乳の張りがすごくて、ただでさえ大きな乳がさらにすごいことになったから、俺も興奮していっぱい揉みながら腰を振りまくって……」
「黙れ、バカ息子がぁ!」
ベシ!
「おうふッ!?」
国王に張り手を食らい、王太子は無様に転がった。
「はぁ、はぁ、申し訳ない、マークレイン家のみなさん」
「いえ、お気になさらず。むしろ、スカッとしました」
「あの、よろしければ、この虫ケ……王太子を踏んづけてもよろしいですか?」
「ええ、構いませんよ」
「じゃあ、えいっ♪」
「おふッ!?……は、母上!? 父上も、止めて下さい!」
「良いから、黙って立ち上がれ、バカ者!」
今度は国王の蹴りを思い切りお尻に食らって、王太子は悶絶していた。正に踏んだり蹴ったりな状態である。
「ふぅ、少しスッキリしたわ。あの虫ケラを踏んだおかげで」
「とうとう、虫ケラって言い切ったな。俺は王太子だぞ、この無礼者が!」
「無礼なのはお前だ」
国王に睨まれて、王太子は大人しくなる。
「で、マミが流産したというのは、本当なのか?」
「うん……だって、医者がそう言っていたし」
「そうか……」
国王と王妃は、複雑な面持ちだ。
「と言うか、ホリミック。お前、マミが身ごもりながら、行為を続けていたのか?」
「うん、だって気持ち良いし」
「そのせいで流産したのではないか?」
「えっ? いや、そんな……」
相変わらず、情けなくうろたえるだけの王太子。普段は偉そうなくせに、ロクに自分でしりぬぐいも出来ないゴミ野郎ですわね。あらいけない、私も本音がダダ漏れですわ、胸の内で。
「それで、マミが王太子の子を流産した責任を取って、自ら王太子妃の座を辞めると申して来たんだ」
「何だと? お前たちは本当に、自分勝手で周りに迷惑ばかりかけて……」
本当なら、国王はもっと強く怒りたい所でしょう。けど、デリケートな問題ですから。いくら相手がバカ女でも、1つの命が失われてしまった。そのことは、重く受け止めねばなりません。私も、ささやかながら、ご冥福をお祈りします。
「で、お前はどうするのだ?」
「ど、どうするも、こうするも、マミほどの巨乳の女はそうそういないし……」
チラッ、と王太子が私を見た。
「え、何か?」
「シ、シアラ、俺たち復縁しない?」
「はっ?」
「だって、君ってよく見ると、すごく美人だし、有能だし。あと、マミには及ばないけど、よく見ると良い感じの乳の形をして……」
ドゴッ!
「ごはッ……!?」
「この、バカ息子が!」
「産まなきゃ良かったわ!」
「死ね、死ね!」
「ぶっ殺すわよぉ!」
な、何か、両家の親がものすごい勢いで……これ以上は見るのをやめておきましょう。
「シ、シアラ、助けてえええええええええええええぇ!」
アホすぎる王太子のヘルプに背を向けて、私は大きくため息を漏らしました。
「……オルさん」
ふと、最近気になってしょうがない彼の名前を思い出して、つい口にした自分に驚きます。けど、ここまで来たら認める他ないかもしれません。私はきっと、彼のことが……
「聞いてくれ。俺は先ほどまで、マミとせっくすをしていた。ここ最近、あいつは妊娠したせいか乳の張りがすごくて、ただでさえ大きな乳がさらにすごいことになったから、俺も興奮していっぱい揉みながら腰を振りまくって……」
「黙れ、バカ息子がぁ!」
ベシ!
「おうふッ!?」
国王に張り手を食らい、王太子は無様に転がった。
「はぁ、はぁ、申し訳ない、マークレイン家のみなさん」
「いえ、お気になさらず。むしろ、スカッとしました」
「あの、よろしければ、この虫ケ……王太子を踏んづけてもよろしいですか?」
「ええ、構いませんよ」
「じゃあ、えいっ♪」
「おふッ!?……は、母上!? 父上も、止めて下さい!」
「良いから、黙って立ち上がれ、バカ者!」
今度は国王の蹴りを思い切りお尻に食らって、王太子は悶絶していた。正に踏んだり蹴ったりな状態である。
「ふぅ、少しスッキリしたわ。あの虫ケラを踏んだおかげで」
「とうとう、虫ケラって言い切ったな。俺は王太子だぞ、この無礼者が!」
「無礼なのはお前だ」
国王に睨まれて、王太子は大人しくなる。
「で、マミが流産したというのは、本当なのか?」
「うん……だって、医者がそう言っていたし」
「そうか……」
国王と王妃は、複雑な面持ちだ。
「と言うか、ホリミック。お前、マミが身ごもりながら、行為を続けていたのか?」
「うん、だって気持ち良いし」
「そのせいで流産したのではないか?」
「えっ? いや、そんな……」
相変わらず、情けなくうろたえるだけの王太子。普段は偉そうなくせに、ロクに自分でしりぬぐいも出来ないゴミ野郎ですわね。あらいけない、私も本音がダダ漏れですわ、胸の内で。
「それで、マミが王太子の子を流産した責任を取って、自ら王太子妃の座を辞めると申して来たんだ」
「何だと? お前たちは本当に、自分勝手で周りに迷惑ばかりかけて……」
本当なら、国王はもっと強く怒りたい所でしょう。けど、デリケートな問題ですから。いくら相手がバカ女でも、1つの命が失われてしまった。そのことは、重く受け止めねばなりません。私も、ささやかながら、ご冥福をお祈りします。
「で、お前はどうするのだ?」
「ど、どうするも、こうするも、マミほどの巨乳の女はそうそういないし……」
チラッ、と王太子が私を見た。
「え、何か?」
「シ、シアラ、俺たち復縁しない?」
「はっ?」
「だって、君ってよく見ると、すごく美人だし、有能だし。あと、マミには及ばないけど、よく見ると良い感じの乳の形をして……」
ドゴッ!
「ごはッ……!?」
「この、バカ息子が!」
「産まなきゃ良かったわ!」
「死ね、死ね!」
「ぶっ殺すわよぉ!」
な、何か、両家の親がものすごい勢いで……これ以上は見るのをやめておきましょう。
「シ、シアラ、助けてえええええええええええええぇ!」
アホすぎる王太子のヘルプに背を向けて、私は大きくため息を漏らしました。
「……オルさん」
ふと、最近気になってしょうがない彼の名前を思い出して、つい口にした自分に驚きます。けど、ここまで来たら認める他ないかもしれません。私はきっと、彼のことが……
52
あなたにおすすめの小説
皇太子殿下の御心のままに~悪役は誰なのか~
桜木弥生
恋愛
「この場にいる皆に証人となって欲しい。私、ウルグスタ皇太子、アーサー・ウルグスタは、レスガンティ公爵令嬢、ロベリア・レスガンティに婚約者の座を降りて貰おうと思う」
ウルグスタ皇国の立太子式典の最中、皇太子になったアーサーは婚約者のロベリアへの急な婚約破棄宣言?
◆本編◆
婚約破棄を回避しようとしたけれど物語の強制力に巻き込まれた公爵令嬢ロベリア。
物語の通りに進めようとして画策したヒロインエリー。
そして攻略者達の後日談の三部作です。
◆番外編◆
番外編を随時更新しています。
全てタイトルの人物が主役となっています。
ありがちな設定なので、もしかしたら同じようなお話があるかもしれません。もし似たような作品があったら大変申し訳ありません。
なろう様にも掲載中です。
罠に嵌められたのは一体誰?
チカフジ ユキ
恋愛
卒業前夜祭とも言われる盛大なパーティーで、王太子の婚約者が多くの人の前で婚約破棄された。
誰もが冤罪だと思いながらも、破棄された令嬢は背筋を伸ばし、それを認め国を去ることを誓った。
そして、その一部始終すべてを見ていた僕もまた、その日に婚約が白紙になり、仕方がないかぁと思いながら、実家のある隣国へと帰って行った。
しかし帰宅した家で、なんと婚約破棄された元王太子殿下の婚約者様が僕を出迎えてた。
[完結]不実な婚約者に「あんたなんか大っ嫌いだわ」と叫んだら隣国の公爵令息に溺愛されました
masato
恋愛
アリーチェ・エストリアはエスト王国の筆頭伯爵家の嫡女である。
エストリア家は、建国に携わった五家の一つで、エストの名を冠する名家である。
エストの名を冠する五家は、公爵家、侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家に別れ、それぞれの爵位の家々を束ねる筆頭とされていた。
それ故に、エストの名を冠する五家は、爵位の壁を越える特別な家門とされていた。
エストリア家には姉妹しかおらず、長女であるアリーチェは幼い頃から跡取りとして厳しく教育を受けて来た。
妹のキャサリンは母似の器量良しで可愛がられていたにも関わらず。
そんな折、侯爵家の次男デヴィッドからの婿養子への打診が来る。
父はアリーチェではなくデヴィッドに爵位を継がせると言い出した。
釈然としないながらもデヴィッドに歩み寄ろうとするアリーチェだったが、デヴィッドの態度は最悪。
その内、デヴィッドとキャサリンの恋の噂が立ち始め、何故かアリーチェは2人の仲を邪魔する悪役にされていた。
学園内で嫌がらせを受ける日々の中、隣国からの留学生リディアムと出会った事で、
アリーチェは家と国を捨てて、隣国で新しい人生を送ることを決める。
【完結】婚約破棄に感謝します。貴方のおかげで今私は幸せです
コトミ
恋愛
もうほとんど結婚は決まっているようなものだった。これほど唐突な婚約破棄は中々ない。そのためアンナはその瞬間酷く困惑していた。婚約者であったエリックは優秀な人間であった。公爵家の次男で眉目秀麗。おまけに騎士団の次期団長を言い渡されるほど強い。そんな彼の隣には自分よりも胸が大きく、顔が整っている女性が座っている。一つ一つに品があり、瞬きをする瞬間に長い睫毛が揺れ動いた。勝てる気がしない上に、張り合う気も失せていた。エリックに何とここぞとばかりに罵られた。今まで募っていた鬱憤を晴らすように。そしてアンナは婚約者の取り合いという女の闘いから速やかにその場を退いた。その後エリックは意中の相手と結婚し侯爵となった。しかしながら次期騎士団団長という命は解かれた。アンナと婚約破棄をした途端に負け知らずだった剣の腕は衰え、誰にも勝てなくなった。
婚約破棄イベントが壊れた!
秋月一花
恋愛
学園の卒業パーティー。たった一人で姿を現した私、カリスタ。会場内はざわつき、私へと一斉に視線が集まる。
――卒業パーティーで、私は婚約破棄を宣言される。長かった。とっても長かった。ヒロイン、頑張って王子様と一緒に国を持ち上げてね!
……って思ったら、これ私の知っている婚約破棄イベントじゃない!
「カリスタ、どうして先に行ってしまったんだい?」
おかしい、おかしい。絶対におかしい!
国外追放されて平民として生きるつもりだったのに! このままだと私が王妃になってしまう! どうしてそうなった、ヒロイン王太子狙いだったじゃん!
2021/07/04 カクヨム様にも投稿しました。
(完結)あなたが婚約破棄とおっしゃったのですよ?
青空一夏
恋愛
スワンはチャーリー王子殿下の婚約者。
チャーリー王子殿下は冴えない容姿の伯爵令嬢にすぎないスワンをぞんざいに扱い、ついには婚約破棄を言い渡す。
しかし、チャーリー王子殿下は知らなかった。それは……
これは、身の程知らずな王子がギャフンと言わされる物語です。コメディー調になる予定で
す。過度な残酷描写はしません(多分(•́ε•̀;ก)💦)
それぞれの登場人物視点から話が展開していく方式です。
異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定ご都合主義。タグ途中で変更追加の可能性あり。
妹に婚約者を奪われたので、田舎暮らしを始めます
tartan321
恋愛
最後の結末は??????
本編は完結いたしました。お読み頂きましてありがとうございます。一度完結といたします。これからは、後日談を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる