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第一章 ネウイの町
#3 マップと初めての町
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*すみません。今日の話は短めです。
とりあえず、今の自分の確認を済ませた僕はスマホを取り出す。マップアプリを開くと、近くの町を検索する。10kmほど行ったところに小さな宿場町が30kmほど行ったところに比較的大きな街があるようだ。宿場町のほうには町を囲う柵があるが門はなし。大きな街のほうは城壁に囲まれ門がある。ここは街道から外れているので街道まで1km程度あるだろうか?それを考えても江戸時代の人が一日に歩いた距離が大体30kmぐらいだから街道を歩いて旅をするには厳しいかもしれない。馬車ならば少し余裕があるかもしれないが。もうすでに10時。日暮れまでの時間を考えると大きな町まで行くのはは厳しいと思われる。いや、強化されたこの体ならずっと走り続けることもできるかもしれない。まあ、考えていても何も始まらない。とりあえず街道まで走ってみるか。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△
走って10分程、息も切らすことなく街道へ出ていた。走り出したら勝手にナビが作動して道案内してくれたので元居たところから一番近い地点出てくることができた。ここから宿場町までは12km、大きな街までは27kmほど。暗くなるまで走れば一応大きな街にも今日中に着けるだろうが、もし途中でスタミナ切れを起こしたら大変なことになるし、城門がいつ閉まるかもわからない。ここは無難に宿場町のほうだな。宿場町のほうは城壁にも囲まれていないし、こちらには何があっても日が出ているうちに着けるだろう。そうあたりをつけた僕は宿場町へと駆け出した。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△
僕は家々が確認できるようになったら普通に歩いた。長距離を走って息を切らしていないどころか乱れてすらないのは異常だと気付いたからである。門へ近づくとそこで数人が揉めていた。隣にいた門番に聞いたところ、彼らは傭兵だそうで履歴に犯罪歴があったので断ったところこうなったらしい。なんて馬鹿馬鹿しいことをする奴らなんだろ。内輪揉めしても意味ないじゃないか。僕は彼らの争いを横目に入街手続きを終わらせ、入街税を払い、無事に町へと入ることができた。
町の中央通りは露店が集まり市場のようで活気にあふれえていた。ぶらぶらしながらいろいろと観察していたが地球とあまり変わりがないように思える。
今更だが、お金の価値は
白金貨1枚=大金貨10枚(≒10億円)
大金貨1枚=金貨100枚
金貨1枚=大銀貨100枚(≒100万円)
大銀貨1枚=銀貨10枚
銀貨1枚=白銅貨10枚(≒1000円)
白銅貨1枚=青銅貨10枚
青銅貨1枚=黄銅貨10枚
で、黄銅貨1枚1円ぐらいな感じだ。
俺の今の所持金は金貨4枚に大銀貨99枚と銀貨9枚である。入街料が銀貨1枚、大体1000円というのは高いのかどうかはわからないが身分証があればもっと安くなるのらしい。すでにマップで調べて宿も押さえてある。残り部屋数、安全性、快適性、特筆すべき点、総合評価なども書かれているので変な所に泊まることもない。マップ優秀。
「あの、すいません。ちょっとお聞きしたいことがあるのですがいいですか?」
「あ、はい。なんでしょうか?」
ボー、としてたら見知らぬ女の子に話しかけられた。見た目的に僕の二、三歳下だと思われる。
「大通りの真ん中だと邪魔になりますし端の方に行きましょうか」
怪しいというかなんというか、僕にはこの少女が何か人とは違うように感じていた。僕らは人目につかない通りの端に移動すると女の子が話しはじめた。この少女の一言で僕はひどく混乱することになる。
「初めにあなたは当代世界の管理者ですよね。初めまして、私は先代世界の管理者です」
―――*―――*―――
更新履歴
2021/09/21
旧:俺の今の所持金は金貨5枚と銀貨7枚、白銅貨9枚である。
新:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、白銅貨、各9枚である。
2021/12/03
お金の価値の変更に合わせて改稿
旧:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、白銅貨、各9枚である。入街料が白銅貨1枚、大体1000円というのは高いのかどうかはわからないが身分証があればもっと安くなるのらしい。
新:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、各9枚である。入街料が銀貨1枚、大体1000円というのは高いのかどうかはわからないが身分証があればもっと安くなるのらしい。
2022/01/14
お金の価値の設定に誤りがあったので修正
また、金貨は大銀貨100枚分であるはずなのでそれに合わせ修正
旧:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、各9枚である。
新:俺の今の所持金は金貨4枚に大銀貨99枚と銀貨9枚である。
詳しくは近況ボード“異世界如何様(チート)冒険記のお金の価値の変更について”をご覧ください。
https://alphapolis.co.jp/diary/view/167737
とりあえず、今の自分の確認を済ませた僕はスマホを取り出す。マップアプリを開くと、近くの町を検索する。10kmほど行ったところに小さな宿場町が30kmほど行ったところに比較的大きな街があるようだ。宿場町のほうには町を囲う柵があるが門はなし。大きな街のほうは城壁に囲まれ門がある。ここは街道から外れているので街道まで1km程度あるだろうか?それを考えても江戸時代の人が一日に歩いた距離が大体30kmぐらいだから街道を歩いて旅をするには厳しいかもしれない。馬車ならば少し余裕があるかもしれないが。もうすでに10時。日暮れまでの時間を考えると大きな町まで行くのはは厳しいと思われる。いや、強化されたこの体ならずっと走り続けることもできるかもしれない。まあ、考えていても何も始まらない。とりあえず街道まで走ってみるか。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△
走って10分程、息も切らすことなく街道へ出ていた。走り出したら勝手にナビが作動して道案内してくれたので元居たところから一番近い地点出てくることができた。ここから宿場町までは12km、大きな街までは27kmほど。暗くなるまで走れば一応大きな街にも今日中に着けるだろうが、もし途中でスタミナ切れを起こしたら大変なことになるし、城門がいつ閉まるかもわからない。ここは無難に宿場町のほうだな。宿場町のほうは城壁にも囲まれていないし、こちらには何があっても日が出ているうちに着けるだろう。そうあたりをつけた僕は宿場町へと駆け出した。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△
僕は家々が確認できるようになったら普通に歩いた。長距離を走って息を切らしていないどころか乱れてすらないのは異常だと気付いたからである。門へ近づくとそこで数人が揉めていた。隣にいた門番に聞いたところ、彼らは傭兵だそうで履歴に犯罪歴があったので断ったところこうなったらしい。なんて馬鹿馬鹿しいことをする奴らなんだろ。内輪揉めしても意味ないじゃないか。僕は彼らの争いを横目に入街手続きを終わらせ、入街税を払い、無事に町へと入ることができた。
町の中央通りは露店が集まり市場のようで活気にあふれえていた。ぶらぶらしながらいろいろと観察していたが地球とあまり変わりがないように思える。
今更だが、お金の価値は
白金貨1枚=大金貨10枚(≒10億円)
大金貨1枚=金貨100枚
金貨1枚=大銀貨100枚(≒100万円)
大銀貨1枚=銀貨10枚
銀貨1枚=白銅貨10枚(≒1000円)
白銅貨1枚=青銅貨10枚
青銅貨1枚=黄銅貨10枚
で、黄銅貨1枚1円ぐらいな感じだ。
俺の今の所持金は金貨4枚に大銀貨99枚と銀貨9枚である。入街料が銀貨1枚、大体1000円というのは高いのかどうかはわからないが身分証があればもっと安くなるのらしい。すでにマップで調べて宿も押さえてある。残り部屋数、安全性、快適性、特筆すべき点、総合評価なども書かれているので変な所に泊まることもない。マップ優秀。
「あの、すいません。ちょっとお聞きしたいことがあるのですがいいですか?」
「あ、はい。なんでしょうか?」
ボー、としてたら見知らぬ女の子に話しかけられた。見た目的に僕の二、三歳下だと思われる。
「大通りの真ん中だと邪魔になりますし端の方に行きましょうか」
怪しいというかなんというか、僕にはこの少女が何か人とは違うように感じていた。僕らは人目につかない通りの端に移動すると女の子が話しはじめた。この少女の一言で僕はひどく混乱することになる。
「初めにあなたは当代世界の管理者ですよね。初めまして、私は先代世界の管理者です」
―――*―――*―――
更新履歴
2021/09/21
旧:俺の今の所持金は金貨5枚と銀貨7枚、白銅貨9枚である。
新:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、白銅貨、各9枚である。
2021/12/03
お金の価値の変更に合わせて改稿
旧:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、白銅貨、各9枚である。入街料が白銅貨1枚、大体1000円というのは高いのかどうかはわからないが身分証があればもっと安くなるのらしい。
新:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、各9枚である。入街料が銀貨1枚、大体1000円というのは高いのかどうかはわからないが身分証があればもっと安くなるのらしい。
2022/01/14
お金の価値の設定に誤りがあったので修正
また、金貨は大銀貨100枚分であるはずなのでそれに合わせ修正
旧:俺の今の所持金は金貨4枚と大銀貨、銀貨、各9枚である。
新:俺の今の所持金は金貨4枚に大銀貨99枚と銀貨9枚である。
詳しくは近況ボード“異世界如何様(チート)冒険記のお金の価値の変更について”をご覧ください。
https://alphapolis.co.jp/diary/view/167737
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