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完璧な計画(笑)
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計画の主な内容は聖女に出会ったとしても惹かれることがないように徹底的に教育するというもの。そもそも婚約者がいるのに他の人と心を通わせるって時期当主としてどうなのよって話でもあるからね。
そしてあの後、予定通り公爵家の長男ルイスと婚約した私は彼に会うたびあらゆることを教え込んだ。
・婚約者たるもの相手を心配させないように異性との距離は考えること。
・婚約者たるものたとえ一時的にでも異性に心を向けるのは言語道断である。
・婚約者たるもの相手を1番に考え優先すること。なお、仕事と学業はこれの例外とする。
などをはじめとしたいくつかの項目を彼に叩き込んだ。ルイスは青い瞳でじっと私を見つめながらしっかりと話をノートに書き留め、うんうんと美しい金髪を揺らした。
もちろん座学の教育だけではない。習慣というものは体に身につけてこそなのだから、私は彼と会うたびにスキンシップを積極的に行った。
彼が泊まる日は必ず同じベッドで寝ることにした。ルイスは最初
「ふええ……」
と可愛らしいボーイソプラノを漏らしながら床に落ちるギリギリの端で眠っていたのだけれど、一年経てば慣れたものでガッツリと私を抱き枕にするようになった。
他にも庭で遊び疲れた時は私の膝枕で休むこと、挨拶の頬へのキスはたとえお互いの機嫌が悪くても、喧嘩をした後でもかならずすること。
ティータイムで出されるお菓子の一口目は必ずお互いに食べさせ合うこと。
更にパーティでは必ず手を繋いでいるところを見せつけて周りへのアピールも欠かさない。
ルイスははじめこそこれらの習慣はおかしいのではないかと疑問を持っていたけれど、その度に貴族たるもの~だの、私たちの愛だの、みんなのお手本だの適当に理由をつけて丸め込むことでなんとか納得してもらうことに成功した。
当時の幼い私は愚かにもこの習慣付けは確実に効果がある素晴らしい計画だと思い込んでいたのだが良く考えてほしい。今のこの愛らしい少年少女が共に就寝し、食事をし、戯れる絵面。これがもし大人になっても続いたのなら?
「ルイス、もう私たちはいい歳なのだから結婚するまで一緒に寝るのはやめましょうね。」
「嫌。」
「はぁ、あなたをそんな聞き分けのない子に育てた覚えはないわ。」
「アリスティアが言ったんじゃないか。婚約者と触れ合いもせず一人寝をするなど貴族として三流だって。僕は時期公爵家当主として常にまわりのお手本にならなければならないからね。もちろんアリスティアも未来の妻として手伝ってくれるのだろう?」
結婚前からベッドで触れ合うとかそんなふしだらな一流の貴族がいてたまるものですか。
「それに週一でアリスティアの首元の匂いを嗅いでその胸に顔を埋めないと眠れないんだ。ほら、幼少期から手放せないお気に入りの毛布とかあるじゃないかああいったかんじでね。僕は生徒会長として学校内外で多くの仕事を抱えているんだ。睡眠は最も重要視しないといけない事項だよ。」
朝起きたらいつも顔が胸元にあるなぁとなんとなく思っていたのは寝相ではなく意図的だったのね。というより匂いって何。嗅ぐって何。あなた犬の生まれ変わりか何かなの?
そしてティータイムでも、
「はい、アリスティア口を開けて。」
「いいえルイス。クッキーくらい普通に食べられましてよ。」
「お菓子も分かち合えない男女が愛を分かち合えるものですか。…‥誰が言ったんだっけ?」
「……くっ、私ですわ。」
「それにね、はじめにこうやって食べさせないとその後食べるクッキーにアリスティアの唾液がつかないだろう?それってつまりはどこでも食べられるクッキーということだ。ここでわざわざティーセットを広げている意味がなくなるのは良くないんじゃないのかな。」
良くないのはあなたの発想よ!!!あなたは一度この工夫を凝らした素晴らしいクッキーの製作者に誠心誠意謝罪するべきだわ。
「どうしたんだいアリスティア、突然テーブルに頭突きをするだなんて完璧な淑女を自称する君らしくないね。」
あはは、世の完璧な淑女達はこんな発言を聞いてもスマイルで受け流すのかしら。そんなに心が寛大で平穏な方ならば聖職におつきになった方が宜しいのではなくて?……いけない、悪役令嬢の定めなのかしら心の中だとしてもついつい毒のある言い方をしてしまったわ。良い子に、良い子にならないと。
そして極め付けはこれ。
「じゃあ、今日は帰るね。アリスティアの使用済みバスタオルをいくつか貰ったとはいえ、新学期が来るまで会えないだなんて心が苦しすぎるよ。」
「10年も経った今になってまた使用人達をクビにする日が来るとは思わなかったわ。」
きっ、と洗濯を担当していたメイドを睨み付ける。目があった彼女達は震えながら絶望に満ちた表情をしていた。……よく考えてみたらただのメイドが主人の婚約者である公爵家の人間に頼まれてことわれるはずもないわよね。後で彼女達に謝罪をしておこう。
1人であれやこれやと考えていた私は隙を伺っていたルイスが自分の唇を押し付けてくるのに一歩対応が遅れ、使用人達が見ているど真ん中で熱烈な挨拶をすることになってしまった。
「んんん!?」
「しばらくの別れだというのに!目の前に僕がいるのに!!アリスティアは挨拶どころかメイドの方を見つめている。婚約者がいる前で他人に心を向けてはいけないって、君が言ってたくせに!!」
心を向ける、の意味が恋愛どころか全方面になってる上、同性までカウントされてるし私そこまで心の狭いこと言っていなくてよ。
「あなたがおかしなこと言うからでしょう。あと、挨拶は唇同士ではなく頬よ。」
「常々思っていたのだけど頬では愛を示す挨拶としては不十分だと思うんだ。最大限譲歩して舌を入れたり頬を舐めるのは辞めたんだからアリスティアも譲歩して欲しい。」
「……あっははははセバスチャン、ルイスがお帰りよ馬車を手配してちょうだい。」
これ以上まともに相手をしていたら相手のペースに飲まれてしまいそうだったので強制終了する事にした。
これでお分かりいただけましたか?そう、過去の自分の行いと適当な発言が今、私自身の首をギッチギチに締めているのです。しかも身から出た錆ならまだしも、私の発言を都合よく捻じ曲げてくる変態に育ってしまった……。
教育は大成功ですが私の未来計画としては斜め上に大失敗と言わざるを得ません。こうしてしまったのは私の責任ですし、家の為にも……
いや無理ですわ。
こうなったら家に迷惑がかからないように婚約破棄してもらうしかない。
その時、私の脳内に前世の内容がよぎった。あれ、もしかして国外追放されれば自由になれるのでは?これまで貴族として生きてきた分苦労するだろうけど、行動力はある方なので隣国で事業でも起こせば良い。
あの話では私は国外追放されたけれど伯爵家がどうなったかの説明はなかった。確かに私は悪者だが、婚約者を差し置いて先にいちゃついてたのは向こうのほうだった。うまく誘導すれば社交界の大人達の同情をひいて実家に責任がないかのように見せることは可能かもしれない。
これまでの援助の違約金に関しては今から私が稼ぐか、私がいなくても我が領地に価値があると思ってもらえるような事業を生み出す必要がある。
うーん、考えることが多すぎる。
私はごちゃごちゃと計画の内容を書いたノートを投げ捨てる。
「細かいことは明日の私に任せましょう!」
そして途中何度も投げ出しながらも、学園の新学期までに新・アリスティア計画ノートを完成させた。
そしてあの後、予定通り公爵家の長男ルイスと婚約した私は彼に会うたびあらゆることを教え込んだ。
・婚約者たるもの相手を心配させないように異性との距離は考えること。
・婚約者たるものたとえ一時的にでも異性に心を向けるのは言語道断である。
・婚約者たるもの相手を1番に考え優先すること。なお、仕事と学業はこれの例外とする。
などをはじめとしたいくつかの項目を彼に叩き込んだ。ルイスは青い瞳でじっと私を見つめながらしっかりと話をノートに書き留め、うんうんと美しい金髪を揺らした。
もちろん座学の教育だけではない。習慣というものは体に身につけてこそなのだから、私は彼と会うたびにスキンシップを積極的に行った。
彼が泊まる日は必ず同じベッドで寝ることにした。ルイスは最初
「ふええ……」
と可愛らしいボーイソプラノを漏らしながら床に落ちるギリギリの端で眠っていたのだけれど、一年経てば慣れたものでガッツリと私を抱き枕にするようになった。
他にも庭で遊び疲れた時は私の膝枕で休むこと、挨拶の頬へのキスはたとえお互いの機嫌が悪くても、喧嘩をした後でもかならずすること。
ティータイムで出されるお菓子の一口目は必ずお互いに食べさせ合うこと。
更にパーティでは必ず手を繋いでいるところを見せつけて周りへのアピールも欠かさない。
ルイスははじめこそこれらの習慣はおかしいのではないかと疑問を持っていたけれど、その度に貴族たるもの~だの、私たちの愛だの、みんなのお手本だの適当に理由をつけて丸め込むことでなんとか納得してもらうことに成功した。
当時の幼い私は愚かにもこの習慣付けは確実に効果がある素晴らしい計画だと思い込んでいたのだが良く考えてほしい。今のこの愛らしい少年少女が共に就寝し、食事をし、戯れる絵面。これがもし大人になっても続いたのなら?
「ルイス、もう私たちはいい歳なのだから結婚するまで一緒に寝るのはやめましょうね。」
「嫌。」
「はぁ、あなたをそんな聞き分けのない子に育てた覚えはないわ。」
「アリスティアが言ったんじゃないか。婚約者と触れ合いもせず一人寝をするなど貴族として三流だって。僕は時期公爵家当主として常にまわりのお手本にならなければならないからね。もちろんアリスティアも未来の妻として手伝ってくれるのだろう?」
結婚前からベッドで触れ合うとかそんなふしだらな一流の貴族がいてたまるものですか。
「それに週一でアリスティアの首元の匂いを嗅いでその胸に顔を埋めないと眠れないんだ。ほら、幼少期から手放せないお気に入りの毛布とかあるじゃないかああいったかんじでね。僕は生徒会長として学校内外で多くの仕事を抱えているんだ。睡眠は最も重要視しないといけない事項だよ。」
朝起きたらいつも顔が胸元にあるなぁとなんとなく思っていたのは寝相ではなく意図的だったのね。というより匂いって何。嗅ぐって何。あなた犬の生まれ変わりか何かなの?
そしてティータイムでも、
「はい、アリスティア口を開けて。」
「いいえルイス。クッキーくらい普通に食べられましてよ。」
「お菓子も分かち合えない男女が愛を分かち合えるものですか。…‥誰が言ったんだっけ?」
「……くっ、私ですわ。」
「それにね、はじめにこうやって食べさせないとその後食べるクッキーにアリスティアの唾液がつかないだろう?それってつまりはどこでも食べられるクッキーということだ。ここでわざわざティーセットを広げている意味がなくなるのは良くないんじゃないのかな。」
良くないのはあなたの発想よ!!!あなたは一度この工夫を凝らした素晴らしいクッキーの製作者に誠心誠意謝罪するべきだわ。
「どうしたんだいアリスティア、突然テーブルに頭突きをするだなんて完璧な淑女を自称する君らしくないね。」
あはは、世の完璧な淑女達はこんな発言を聞いてもスマイルで受け流すのかしら。そんなに心が寛大で平穏な方ならば聖職におつきになった方が宜しいのではなくて?……いけない、悪役令嬢の定めなのかしら心の中だとしてもついつい毒のある言い方をしてしまったわ。良い子に、良い子にならないと。
そして極め付けはこれ。
「じゃあ、今日は帰るね。アリスティアの使用済みバスタオルをいくつか貰ったとはいえ、新学期が来るまで会えないだなんて心が苦しすぎるよ。」
「10年も経った今になってまた使用人達をクビにする日が来るとは思わなかったわ。」
きっ、と洗濯を担当していたメイドを睨み付ける。目があった彼女達は震えながら絶望に満ちた表情をしていた。……よく考えてみたらただのメイドが主人の婚約者である公爵家の人間に頼まれてことわれるはずもないわよね。後で彼女達に謝罪をしておこう。
1人であれやこれやと考えていた私は隙を伺っていたルイスが自分の唇を押し付けてくるのに一歩対応が遅れ、使用人達が見ているど真ん中で熱烈な挨拶をすることになってしまった。
「んんん!?」
「しばらくの別れだというのに!目の前に僕がいるのに!!アリスティアは挨拶どころかメイドの方を見つめている。婚約者がいる前で他人に心を向けてはいけないって、君が言ってたくせに!!」
心を向ける、の意味が恋愛どころか全方面になってる上、同性までカウントされてるし私そこまで心の狭いこと言っていなくてよ。
「あなたがおかしなこと言うからでしょう。あと、挨拶は唇同士ではなく頬よ。」
「常々思っていたのだけど頬では愛を示す挨拶としては不十分だと思うんだ。最大限譲歩して舌を入れたり頬を舐めるのは辞めたんだからアリスティアも譲歩して欲しい。」
「……あっははははセバスチャン、ルイスがお帰りよ馬車を手配してちょうだい。」
これ以上まともに相手をしていたら相手のペースに飲まれてしまいそうだったので強制終了する事にした。
これでお分かりいただけましたか?そう、過去の自分の行いと適当な発言が今、私自身の首をギッチギチに締めているのです。しかも身から出た錆ならまだしも、私の発言を都合よく捻じ曲げてくる変態に育ってしまった……。
教育は大成功ですが私の未来計画としては斜め上に大失敗と言わざるを得ません。こうしてしまったのは私の責任ですし、家の為にも……
いや無理ですわ。
こうなったら家に迷惑がかからないように婚約破棄してもらうしかない。
その時、私の脳内に前世の内容がよぎった。あれ、もしかして国外追放されれば自由になれるのでは?これまで貴族として生きてきた分苦労するだろうけど、行動力はある方なので隣国で事業でも起こせば良い。
あの話では私は国外追放されたけれど伯爵家がどうなったかの説明はなかった。確かに私は悪者だが、婚約者を差し置いて先にいちゃついてたのは向こうのほうだった。うまく誘導すれば社交界の大人達の同情をひいて実家に責任がないかのように見せることは可能かもしれない。
これまでの援助の違約金に関しては今から私が稼ぐか、私がいなくても我が領地に価値があると思ってもらえるような事業を生み出す必要がある。
うーん、考えることが多すぎる。
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