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7章 美しき世界 後編
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✴️神域・天牢の氷城
空を見上げればオーロラ、辺りは一面雪景色に覆われる。
そして美しいメロディーと共に何も無い場所から氷が発生し
道を、壁を、階段、扉、シャンデリアを形造り、それはやがて巨大な氷の城となった。
レイカ「凍結しなさいッ、ダイヤモンドダスト‼️」
ラダリア「ウオオッ‼️」
ダイヤモンドダストにより、体力が奪われ更にフリーズ状態になるのだった。
シウネー「今のは効いた様ですね…」
メリア「いいえ…。あれでは一時的に動きを止めただけだわ‼️」
ラダリア「ファラフレイム‼️」
ラダリアは全身から熱風を放ち、氷を溶かす…。
センゴク「くっ…まだこれほどのパワーを残していたとは、強すぎる…‼️」
カミナ「だがそれも終わりだ…。行くぞ、ユージス‼️」
ユージス「ああ。俺と先生の 紋章共鳴、見せてやろう‼️」
カミナ&ユージス「「天照・紅葉斬‼️」」
ラダリア「ぐおおおおおおッ‼️何故私の邪魔をするというのかッ‼️ユージス、貴様は…醜く穢れた世界のままで良いと言うのかッ‼️」
ユージス「それは、世界で起きている悲劇をより大きな悲劇で塗り潰しただけの話。そんな事に何の意味も無いッ‼️」
ラダリア「へ、変革には犠牲が伴うという事が何故分からぬ…‼️」
ユージス「世界は大衆の心が変えるものだ…‼️」
アンジール「貴方の一方的な支配で、世界は変わりはしない…‼️」
ラダリア「この…クソガキ共がッがああああああああああああッ‼️」
しかしながら、天照・紅葉斬のパワーに圧倒され、ラダリアは体勢を崩してしまう。
カミナ「今だ、総攻撃を仕掛けるぞ‼️」
ココ「よーし、ココは踊りで皆のサポートするよ‼️」
解放軍は、ラダリアに総攻撃を仕掛ける。
バリアを破壊されたラダリアは完全に脆くなっていた。
総攻撃を受けた事で体力の殆どを削られたのだ。
ユージス「これで終わりだ…‼️トライアングルアタック‼️」
3体に分身したユージスは天空を舞いながら、1体ずつかつての父に突撃する。
その瞬間、ラダリアの後頭部から巨大な噴水の如く血液が溢れた。
✴️戦闘終了
ラダリア「ウオオッ‼️終わった…未来の無い人間によって、世界は醜く穢れて行く運命なのか…」
人間の姿に戻ったラダリアは、王冠を地面に叩き付けた。
ユージス「そんな事にはならない。世界は俺達の手で変えていける筈だ‼️」
ラダリア「おお…消えると言うのか、私が‼️」
ラダリアは消滅した。
???「よく言いました…。それでこそフレアの次期皇帝です」
ユージス「母上、ご無事だったのですね?」
シアリーズ「ええ。賢者様の遣いと名乗る者が、私を地下牢から逃してくれたのです…」
フォルツ「私はフォルツですね…。隠密、情報収集を担当しています」
ユージス「俺を地下牢から逃したのもこの人だったのだ」
シアリーズ「強くなりましたね、ユージス。お前を次期皇帝に迎えられる事を誇りに思います」
ユージス「母上…」
レグルス「ふむ。加勢するつもりが既に終わっていた様だね。解放軍は仕事が早いね」
カミナ「レグルス、来ていたのか」
レグルス「キミ達がフレアと戦っている間、アビスについて色々調べさせて貰ったよ。戦いの後で恐縮だけど、シェアさせて貰うよ」
✴️フレアキャッスル 会議室
カミナ「マスターウロボロス計画?」
フォルツ「計画書の一部を入手しました。アビスではマスターウロボロスに関する研究が行われていた様です」
レグルス「彼らが3つの神珠を狙っていた事も、関係しているだろうね」
カミナ「だがしかし、黄色の神珠は爆発で失われている。そのマスターウロボロス計画の阻止には成功しているんじゃ無いのか?」
エトワール「だけどアビスの連中の執念深さは私達もよく知っているわ。彼らがこの程度で諦めるとは思えない」
ユージス「マスターウロボロスもそうだが、俺はギメルが復活した理由も気になっている」
フォルツ「それは私も気になっていたのですが、アビスの研究所で暗黒神再生の研究所を発見したのです」
カミナ「つまり、その研究が成功したという事か?」
フォルツ「いえ。研究は何百年と続いておりましたが、打切りになったそうです」
ユージス「そ、そんな筈はない!ハイパーウロボロスと異形兵が現れたのはギメルが蘇ったからだろう?」
レグルス「ボクもそう思っていたけど、何か肝要な事を見逃しているかも知れないね」
カミナ「肝要な事…?」
レグルス「シェアはここまでにしよう。そろそろ祝勝会が始まるだろう?勝利の美酒に酔いしれる時間も大切だからね」
✴️フレアキャッスル 宴会場
アイカ「へえ、今回の祝勝会は立食形式なんだ?」
レイカ「その様ですね。フレアの山の幸、この期に堪能しておきたいものです」
フローリア「このお肉、口の中で蕩けて旨みが広がっていく様ですね…。この様なお肉を口にする日が来るとは…」
エトワール「アクアの肉は固いのよね…」
アンジール「最高級のフレア牛だからな。アクア人にとっては新鮮だろう」
解放軍の面々は高級食材を前に舌鼓を打っていた。
ユージス「さあ、お前達遠慮するな‼️一流のシェフに用意させた、高級料理。堪能せねば損というもの…‼️」
シュンラン「それにしても…このじゅーす…のめばのむほど…ぼーっとしますね…」
ラクセイ「それはワイン、大人が飲むものよ。アンタも結構間抜けよね」
シュンラン「え、ええ…ッ⁉️」
ウルフラン「ふむ、このワインはラムダが用意してくれたのか…。中々美味だな」
ラムダ「ワイナリーの方が用意して頂いたのです…。是非召し上がって頂きたいと仰っていました」
モップソン「ウィ~ヒック。こりゃたまりませんなァ‼️」
メリア「そうね…。でもモップソンさん、少し飲み過ぎじゃ無いかしら…?二日酔いには気を付けた方がいいわ」
シウネー「先生は飲まないのですか?」
カミナ「俺はジュース派なのでね…。酒を嗜む趣味は持っていないのだ」
レグルス「へえ。先生にそんな可愛い一面があったなんてね…」
カミナ「君は生徒では無いだろう。何故、俺の事を先生と呼んでいるんだ…?」
レグルス「今こそ光の賢者と呼ばれているが、俗世から学べる事も多い。ボクにとっては人間もある種教師の様なものさ。そういう意味ではボクにとってはキミは先生と言って良い」
カミナ「はあ…」
パシャ、パシャ
ガープ「センゴク、さっきから何やってんだ?」
センゴク「この光景を1枚の絵として写真機に収めているのさ。大切な思い出は形に残した方がいいと思ってね」
ガープ「オーシアの秘密道具は侮れないな…」
祝勝会は大いに盛り上がっていた。
✴️フレアキャッスル 城壁
ゼル「何だよ…話って?」
ロイス「ああ…。俺はこの想いを猫箱に閉じ込めようと思っていた。いくら真実と言えど握り潰してしまえば、それは嘘と何も変わりはしない」
ゼル「つまり…どういう事だ?」
ロイス「美辞麗句で飾るつもりは無い、単刀直入に言わせて貰おう。お前は好意に値する…好きって事さ」
ゼル「何だって⁉️」
ロイス「お前とは良きライバルでいるつもりだったが…俺は次第にお前に惹かれて行った…。とは言え色恋沙汰と無縁だったお前が動揺するのは分かる」
ゼルとロイスは学級の垣根を越えながらも、ライバルとして切磋琢磨していた。
それは次第に2人をそれ以上の関係へと昇華させていたのだ。
ロイス「だから結婚しろとは言わねえ…。お前とは交際から始めて、ゆるりと親睦を深めたいと思ってるぜ」
ゼル「ロイス…。俺も気付いてはいたさ、この想いが只のライバル心じゃないって事ぐらいはな…」
ロイス「どういう事だ…⁉️」
ゼル「俺も同じ気持ちって事さ。色んな柵はあるけど、お前と一緒がいい…」
ロイス「フッ…。どうやら俺達は運命の絆で結ばれていたらしい。ゼル、俺達は一緒だ。これからずっとな…」
猪突猛進なゼルも恋愛となるとかなりの奥手であった。
2人は誰もいない夜の城壁で逞しい身を寄せ合うのだった。
✴️フレアキャッスル 中庭
エトワール「少し眠くなって来たわね…」
???「くすくすくす…。夜風が心地よいですね、エトワール様」
誰もいないと思っていた中庭で、突然話しかけられたので思わず振り向いてしまう。
そして、声の主の顔を見て彼女は目を見開くのだった。
ニーファ「お久しぶりです…。しかしながら、旧友と再開した時の顔とは思えませんね?貴方の元気な顔を拝見したくて遥々やって来たのですよ?」
エトワール「ど、どうして貴方が生きているの…⁉️貴方は私の双子の姉エセルで、貴方が死んでいる事は確認済なのよ⁉️その貴方がどうして蘇る事が出来るの…‼️」
ニーファ「あーゴメンゴメン。アタシがエセルっていう設定は一旦忘れちゃってー♡」
エトワール「何ですって…」
ニーファ「アタシが何で生きてるとかどうでもいいじゃない。アビスに行けばすぐに分かるだろうし」
エトワール「それもそうね…。だけど貴方は逃さないわ、決戦に備えて少しでも戦力を削らせて貰う‼️」
エトワールは武器を構える。
ドカッ
エトワール「え……⁉️」
エトワールは手刀により気絶させられる。
暗闇に紛れ、背後に接近していたもう1人の仲間に気付けなかったのだ。
イシュ「パーティの途中で申し訳ないけど、俺達も最終計画の為に器が必要なんだよね。悪く思わないでよ?くっくっくくく…」
ニーファ「…撤収しましょ。すぐに敵が追って来るわよ」
エトワールはそのまま拉致されるのだった。
空を見上げればオーロラ、辺りは一面雪景色に覆われる。
そして美しいメロディーと共に何も無い場所から氷が発生し
道を、壁を、階段、扉、シャンデリアを形造り、それはやがて巨大な氷の城となった。
レイカ「凍結しなさいッ、ダイヤモンドダスト‼️」
ラダリア「ウオオッ‼️」
ダイヤモンドダストにより、体力が奪われ更にフリーズ状態になるのだった。
シウネー「今のは効いた様ですね…」
メリア「いいえ…。あれでは一時的に動きを止めただけだわ‼️」
ラダリア「ファラフレイム‼️」
ラダリアは全身から熱風を放ち、氷を溶かす…。
センゴク「くっ…まだこれほどのパワーを残していたとは、強すぎる…‼️」
カミナ「だがそれも終わりだ…。行くぞ、ユージス‼️」
ユージス「ああ。俺と先生の 紋章共鳴、見せてやろう‼️」
カミナ&ユージス「「天照・紅葉斬‼️」」
ラダリア「ぐおおおおおおッ‼️何故私の邪魔をするというのかッ‼️ユージス、貴様は…醜く穢れた世界のままで良いと言うのかッ‼️」
ユージス「それは、世界で起きている悲劇をより大きな悲劇で塗り潰しただけの話。そんな事に何の意味も無いッ‼️」
ラダリア「へ、変革には犠牲が伴うという事が何故分からぬ…‼️」
ユージス「世界は大衆の心が変えるものだ…‼️」
アンジール「貴方の一方的な支配で、世界は変わりはしない…‼️」
ラダリア「この…クソガキ共がッがああああああああああああッ‼️」
しかしながら、天照・紅葉斬のパワーに圧倒され、ラダリアは体勢を崩してしまう。
カミナ「今だ、総攻撃を仕掛けるぞ‼️」
ココ「よーし、ココは踊りで皆のサポートするよ‼️」
解放軍は、ラダリアに総攻撃を仕掛ける。
バリアを破壊されたラダリアは完全に脆くなっていた。
総攻撃を受けた事で体力の殆どを削られたのだ。
ユージス「これで終わりだ…‼️トライアングルアタック‼️」
3体に分身したユージスは天空を舞いながら、1体ずつかつての父に突撃する。
その瞬間、ラダリアの後頭部から巨大な噴水の如く血液が溢れた。
✴️戦闘終了
ラダリア「ウオオッ‼️終わった…未来の無い人間によって、世界は醜く穢れて行く運命なのか…」
人間の姿に戻ったラダリアは、王冠を地面に叩き付けた。
ユージス「そんな事にはならない。世界は俺達の手で変えていける筈だ‼️」
ラダリア「おお…消えると言うのか、私が‼️」
ラダリアは消滅した。
???「よく言いました…。それでこそフレアの次期皇帝です」
ユージス「母上、ご無事だったのですね?」
シアリーズ「ええ。賢者様の遣いと名乗る者が、私を地下牢から逃してくれたのです…」
フォルツ「私はフォルツですね…。隠密、情報収集を担当しています」
ユージス「俺を地下牢から逃したのもこの人だったのだ」
シアリーズ「強くなりましたね、ユージス。お前を次期皇帝に迎えられる事を誇りに思います」
ユージス「母上…」
レグルス「ふむ。加勢するつもりが既に終わっていた様だね。解放軍は仕事が早いね」
カミナ「レグルス、来ていたのか」
レグルス「キミ達がフレアと戦っている間、アビスについて色々調べさせて貰ったよ。戦いの後で恐縮だけど、シェアさせて貰うよ」
✴️フレアキャッスル 会議室
カミナ「マスターウロボロス計画?」
フォルツ「計画書の一部を入手しました。アビスではマスターウロボロスに関する研究が行われていた様です」
レグルス「彼らが3つの神珠を狙っていた事も、関係しているだろうね」
カミナ「だがしかし、黄色の神珠は爆発で失われている。そのマスターウロボロス計画の阻止には成功しているんじゃ無いのか?」
エトワール「だけどアビスの連中の執念深さは私達もよく知っているわ。彼らがこの程度で諦めるとは思えない」
ユージス「マスターウロボロスもそうだが、俺はギメルが復活した理由も気になっている」
フォルツ「それは私も気になっていたのですが、アビスの研究所で暗黒神再生の研究所を発見したのです」
カミナ「つまり、その研究が成功したという事か?」
フォルツ「いえ。研究は何百年と続いておりましたが、打切りになったそうです」
ユージス「そ、そんな筈はない!ハイパーウロボロスと異形兵が現れたのはギメルが蘇ったからだろう?」
レグルス「ボクもそう思っていたけど、何か肝要な事を見逃しているかも知れないね」
カミナ「肝要な事…?」
レグルス「シェアはここまでにしよう。そろそろ祝勝会が始まるだろう?勝利の美酒に酔いしれる時間も大切だからね」
✴️フレアキャッスル 宴会場
アイカ「へえ、今回の祝勝会は立食形式なんだ?」
レイカ「その様ですね。フレアの山の幸、この期に堪能しておきたいものです」
フローリア「このお肉、口の中で蕩けて旨みが広がっていく様ですね…。この様なお肉を口にする日が来るとは…」
エトワール「アクアの肉は固いのよね…」
アンジール「最高級のフレア牛だからな。アクア人にとっては新鮮だろう」
解放軍の面々は高級食材を前に舌鼓を打っていた。
ユージス「さあ、お前達遠慮するな‼️一流のシェフに用意させた、高級料理。堪能せねば損というもの…‼️」
シュンラン「それにしても…このじゅーす…のめばのむほど…ぼーっとしますね…」
ラクセイ「それはワイン、大人が飲むものよ。アンタも結構間抜けよね」
シュンラン「え、ええ…ッ⁉️」
ウルフラン「ふむ、このワインはラムダが用意してくれたのか…。中々美味だな」
ラムダ「ワイナリーの方が用意して頂いたのです…。是非召し上がって頂きたいと仰っていました」
モップソン「ウィ~ヒック。こりゃたまりませんなァ‼️」
メリア「そうね…。でもモップソンさん、少し飲み過ぎじゃ無いかしら…?二日酔いには気を付けた方がいいわ」
シウネー「先生は飲まないのですか?」
カミナ「俺はジュース派なのでね…。酒を嗜む趣味は持っていないのだ」
レグルス「へえ。先生にそんな可愛い一面があったなんてね…」
カミナ「君は生徒では無いだろう。何故、俺の事を先生と呼んでいるんだ…?」
レグルス「今こそ光の賢者と呼ばれているが、俗世から学べる事も多い。ボクにとっては人間もある種教師の様なものさ。そういう意味ではボクにとってはキミは先生と言って良い」
カミナ「はあ…」
パシャ、パシャ
ガープ「センゴク、さっきから何やってんだ?」
センゴク「この光景を1枚の絵として写真機に収めているのさ。大切な思い出は形に残した方がいいと思ってね」
ガープ「オーシアの秘密道具は侮れないな…」
祝勝会は大いに盛り上がっていた。
✴️フレアキャッスル 城壁
ゼル「何だよ…話って?」
ロイス「ああ…。俺はこの想いを猫箱に閉じ込めようと思っていた。いくら真実と言えど握り潰してしまえば、それは嘘と何も変わりはしない」
ゼル「つまり…どういう事だ?」
ロイス「美辞麗句で飾るつもりは無い、単刀直入に言わせて貰おう。お前は好意に値する…好きって事さ」
ゼル「何だって⁉️」
ロイス「お前とは良きライバルでいるつもりだったが…俺は次第にお前に惹かれて行った…。とは言え色恋沙汰と無縁だったお前が動揺するのは分かる」
ゼルとロイスは学級の垣根を越えながらも、ライバルとして切磋琢磨していた。
それは次第に2人をそれ以上の関係へと昇華させていたのだ。
ロイス「だから結婚しろとは言わねえ…。お前とは交際から始めて、ゆるりと親睦を深めたいと思ってるぜ」
ゼル「ロイス…。俺も気付いてはいたさ、この想いが只のライバル心じゃないって事ぐらいはな…」
ロイス「どういう事だ…⁉️」
ゼル「俺も同じ気持ちって事さ。色んな柵はあるけど、お前と一緒がいい…」
ロイス「フッ…。どうやら俺達は運命の絆で結ばれていたらしい。ゼル、俺達は一緒だ。これからずっとな…」
猪突猛進なゼルも恋愛となるとかなりの奥手であった。
2人は誰もいない夜の城壁で逞しい身を寄せ合うのだった。
✴️フレアキャッスル 中庭
エトワール「少し眠くなって来たわね…」
???「くすくすくす…。夜風が心地よいですね、エトワール様」
誰もいないと思っていた中庭で、突然話しかけられたので思わず振り向いてしまう。
そして、声の主の顔を見て彼女は目を見開くのだった。
ニーファ「お久しぶりです…。しかしながら、旧友と再開した時の顔とは思えませんね?貴方の元気な顔を拝見したくて遥々やって来たのですよ?」
エトワール「ど、どうして貴方が生きているの…⁉️貴方は私の双子の姉エセルで、貴方が死んでいる事は確認済なのよ⁉️その貴方がどうして蘇る事が出来るの…‼️」
ニーファ「あーゴメンゴメン。アタシがエセルっていう設定は一旦忘れちゃってー♡」
エトワール「何ですって…」
ニーファ「アタシが何で生きてるとかどうでもいいじゃない。アビスに行けばすぐに分かるだろうし」
エトワール「それもそうね…。だけど貴方は逃さないわ、決戦に備えて少しでも戦力を削らせて貰う‼️」
エトワールは武器を構える。
ドカッ
エトワール「え……⁉️」
エトワールは手刀により気絶させられる。
暗闇に紛れ、背後に接近していたもう1人の仲間に気付けなかったのだ。
イシュ「パーティの途中で申し訳ないけど、俺達も最終計画の為に器が必要なんだよね。悪く思わないでよ?くっくっくくく…」
ニーファ「…撤収しましょ。すぐに敵が追って来るわよ」
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