71 / 145
7月とクリスマス
7月とクリスマス 6
しおりを挟む
それから暫くして、発表会の練習のため講堂が開放された。
各クラスが順番で舞台を使用できるようになり、その日はわたし達のクラスが舞台で練習していた。みんな出来上がった舞台衣装を身につけ、本番さながらの練習風景だ。わたしも今は女性用のドレスを着ている。
女の子らしい格好をするのは久しぶりだ。なんだか少し懐かしい。今はマフラーは取り去ってスカーフを巻いている。喉が弱いと理由を付けて。
わたしはあれから少しだけ台詞が上達したような気がするが、それでも完璧というにはまだまだだった。
その日も級長のマリウスに何度も台詞を注意された後、出番を終えたわたしはすごすごと舞台袖に引っ込む。
みんなの足を引っ張らないようにとは思うのだが、うまくいかない。
間違えた部分ををおさらいしようと、ひとりカーテンの陰に座り込み台本を開く。
口の中でぶつぶつと台詞を呟いていると、背後から話し声が聞こえた。
「ねえ、クルト、君はどう思う? ユーリの事」
急に自分の名前が聞こえてきたので、思わず黙り込んで聞き耳を立ててしまう。
声の主はマリウスのようだ。そして相手はクルト。
「さすがにちょっと……ひどいと思わないかな。今の場面だって5回も台詞を間違えて……」
「5回じゃない、7回だ」
「余計悪い……あのさ、今からでも先生に言って、ユーリの役を他の誰かと交換したほうが良いんじゃないかと思うんだけど……クルトだって何度もフォローするのはきついだろ?」
すぐ近くでそんな話をされて、カーテンの陰から出るに出られなくなってしまった。
確かに今の自分は、みんなに迷惑をかけてばかりいる。マリウスの言うとおり代役を立ててもらったほうが上手くいくんじゃないかとも思う。
でも、それなら今まで自分のやってきた事が無駄になってしまう。これでも頑張っているつもりなんだけれど。
クルトはなんて答えるんだろう。やっぱり同意するのかな。わたしは台本の端っこをぎゅっと握り締める。
「俺は、その必要はないと思う」
意外なクルトの言葉にわたしは顔を上げる。
必要ない? ほんとに? わたしのせいで一番迷惑を被っているのはクルトのはずなのに。マリウスの言うとおり、わたしがヒロイン役から外れて、代わりにフランス語の流暢な者が演じる事になれば、彼だって幾分か楽になるはずだ。
わたしの疑問に答えるようにクルトの声が続く。
「彼だって台詞を覚えようと毎日夜遅くまで練習しているんだ。確かに酷いものだが、以前に比べたら少しずつ改善されているし、俺の見立てでは本番までには何とかなるんじゃないかと思う。だからもう少し様子を見てくれないか? もしも本番に間に合わなかったとしても俺がフォローするから」
「でも、それじゃあ君に負担が掛かるじゃないか。それでも良いの?」
「それがプロンプターの仕事だ。それに、あの衣装だって彼以上に着こなせる人間はうちのクラスにはいないだろう?」
「それは確かに。彼はドレスを着るのも嫌がらないしね……わかった。君がそう言うのならもう少し様子を見る事にしようか。その代わり、フォローは頼んだから」
「ああ」
クルトが返事をすると、足音が遠ざかっていった。
もしかして、かばってくれた……? 部屋で練習しているときは、クルトはいつも怒ってるみたいだけれど、本当はわたしが台詞を覚えられると信じてくれているんだろうか。
ちょっとやる気がでてきた。
それにしても、日ごろから不思議に感じていたのだが、なぜかクルトは人望があるみたいなのだ。だから今みたいにマリウスが相談しにきたりする。確かにわたし以外の人間に対しては当たりが良いし、成績も良い。それに見た目だって良いし、育ちも良さそうではあるのだが。それにしたってみんな騙されすぎだ。
改めて台本を捲りながらぶつぶつと呟いていると、暫くして誰かが近づいてくる足音がした。
「ああ、ユーリ、こんな所にいたのかい? きみの事探してたんだよ」
見上げると、担任のミエット先生がカーテンの端から顔を覗かせていた。何事かと尋ねる前に
「ちょっとこっちにおいで」
と、手招きしてすぐに顔を引っ込めてしまったので、慌てて追いかける。
さっきの会話を盗み聞きしていたことがクルトにばれるかと思ったが、幸いにも近くに彼の姿はなかったので、ほっと胸を撫で下ろす。
先生についていくと、半ば物置と化している小さな部屋に連れて行かれた。
そのまま片隅に置いてある鏡台の前に座るよう促される。
「ユーリ、きみのその髪の毛、なんとかしないといけないと思ってたんだよねえ。せっかくのヒロイン役なのにそのままで舞台に上がるのはちょっと味気ないから。でも、本番直前にあれこれ弄るのは忙しないでしょ? だから今のうちに色々試させてもらえないかな?」
「え? それって、わたしだけですか? 他の人は?」
「だって、きみくらい髪の毛の長い生徒は他にいないからね。それとも本番までに短く切ってくる? それなら髪型も気にしなくて済むけど」
「ええと、切るのはちょっと……わかりました。先生にお任せします」
わたしが鏡台に向いて座りなおすと、先生は髪を束ねているリボンをするりと解いた。
「でもユーリ、どうして髪の毛を切らないの? 短いほうが楽だと思うんだけどなあ。それに、校則でも短髪を推奨しているし。なんならぼくが切ってあげようか? 結構上手いんだよ」
どこからか取り出したブラシで髪を梳かしながら先生が問う。
「いえ、それは……実はわたし、寝癖がひどいもので……」
「ああ、束ねてしまえば目立たないって事か。そんなに寝癖あるようには見えないけど……でも、それならぼくも伸ばしてみようかなあ」
鏡越しにミエット先生の顔をちらりと見やる。確かに彼の髪は寝癖でいつも跳ねている。
「でも先生、伸びるまでが意外と辛いんですよ。束ねられないような中途半端な長さだと余計寝癖が目立ちますしね」
「えっ、そうなんだ? ……それならやめておくよ」
先生は器用な手つきでわたしの髪をピンで留めたり、ああでもないこうでもないと髪を結ったり解いたりしている。
先生にこんな特技があったなんて意外。自分の髪の毛には無頓着みたいなのに……
「そういえば、このお芝居を選んだのは先生なんですよね? どうしてヒロインのいる演目にしたんですか? 登場人物が全員男性の演目だってたくさんあると思いますけど」
「うーん……それはねえ、やっぱりヒロインがいるといないとじゃ、盛り上がりが違うんだよねえ」
「盛り上がり……」
「そう。去年お芝居をやったクラスで、ヒロイン役がとても似合っていた生徒がいてね。あまりの完成度の高さに発表会の話題を掻っ攫ってしまったんだよ。それを見て、ぼくのクラスも負けられないって思ってね」
「まさか、わたしをヒロイン役に推薦したのはそんな理由で……?」
「ユーリは一番ヒロイン役が似合いそうだと思って。実際に似合ってるしね。本番での皆の反応が楽しみだよ」
だからわたしの髪型ひとつにもこんなに拘っているのかな。
眉をひそめるわたしに先生は続ける。
「でも、他にも理由はあるよ。ぼくはね、きみにもっとフランス語に触れて欲しかったんだ。ユーリはフランス語が苦手でしょ?」
素直に頷くと先生が苦笑する。
「そうやって苦手意識を持ってるうちは上達しないからね。練習を見てると随分苦労してるみたいで、すまないことをしたとも思うけど、それでも徐々に上手くなってきてるし、ユーリはきっと少しずつフランス語を理解してきているんだろうね。だから、君を推薦したことは間違ってなかったと感じるよ」
鏡越しににっこりと微笑まれた。
そうだったのか……
でも、それならそうと最初から言ってくれれば、やる気も違っていただろうに。
いや、もしかして実際は言ったのかもしれない。ただ、わたしが居眠りしていて聞いてなかっただけで。
一層気合を入れて練習しよう。先生のためにも、そしてクルトのためにも。
各クラスが順番で舞台を使用できるようになり、その日はわたし達のクラスが舞台で練習していた。みんな出来上がった舞台衣装を身につけ、本番さながらの練習風景だ。わたしも今は女性用のドレスを着ている。
女の子らしい格好をするのは久しぶりだ。なんだか少し懐かしい。今はマフラーは取り去ってスカーフを巻いている。喉が弱いと理由を付けて。
わたしはあれから少しだけ台詞が上達したような気がするが、それでも完璧というにはまだまだだった。
その日も級長のマリウスに何度も台詞を注意された後、出番を終えたわたしはすごすごと舞台袖に引っ込む。
みんなの足を引っ張らないようにとは思うのだが、うまくいかない。
間違えた部分ををおさらいしようと、ひとりカーテンの陰に座り込み台本を開く。
口の中でぶつぶつと台詞を呟いていると、背後から話し声が聞こえた。
「ねえ、クルト、君はどう思う? ユーリの事」
急に自分の名前が聞こえてきたので、思わず黙り込んで聞き耳を立ててしまう。
声の主はマリウスのようだ。そして相手はクルト。
「さすがにちょっと……ひどいと思わないかな。今の場面だって5回も台詞を間違えて……」
「5回じゃない、7回だ」
「余計悪い……あのさ、今からでも先生に言って、ユーリの役を他の誰かと交換したほうが良いんじゃないかと思うんだけど……クルトだって何度もフォローするのはきついだろ?」
すぐ近くでそんな話をされて、カーテンの陰から出るに出られなくなってしまった。
確かに今の自分は、みんなに迷惑をかけてばかりいる。マリウスの言うとおり代役を立ててもらったほうが上手くいくんじゃないかとも思う。
でも、それなら今まで自分のやってきた事が無駄になってしまう。これでも頑張っているつもりなんだけれど。
クルトはなんて答えるんだろう。やっぱり同意するのかな。わたしは台本の端っこをぎゅっと握り締める。
「俺は、その必要はないと思う」
意外なクルトの言葉にわたしは顔を上げる。
必要ない? ほんとに? わたしのせいで一番迷惑を被っているのはクルトのはずなのに。マリウスの言うとおり、わたしがヒロイン役から外れて、代わりにフランス語の流暢な者が演じる事になれば、彼だって幾分か楽になるはずだ。
わたしの疑問に答えるようにクルトの声が続く。
「彼だって台詞を覚えようと毎日夜遅くまで練習しているんだ。確かに酷いものだが、以前に比べたら少しずつ改善されているし、俺の見立てでは本番までには何とかなるんじゃないかと思う。だからもう少し様子を見てくれないか? もしも本番に間に合わなかったとしても俺がフォローするから」
「でも、それじゃあ君に負担が掛かるじゃないか。それでも良いの?」
「それがプロンプターの仕事だ。それに、あの衣装だって彼以上に着こなせる人間はうちのクラスにはいないだろう?」
「それは確かに。彼はドレスを着るのも嫌がらないしね……わかった。君がそう言うのならもう少し様子を見る事にしようか。その代わり、フォローは頼んだから」
「ああ」
クルトが返事をすると、足音が遠ざかっていった。
もしかして、かばってくれた……? 部屋で練習しているときは、クルトはいつも怒ってるみたいだけれど、本当はわたしが台詞を覚えられると信じてくれているんだろうか。
ちょっとやる気がでてきた。
それにしても、日ごろから不思議に感じていたのだが、なぜかクルトは人望があるみたいなのだ。だから今みたいにマリウスが相談しにきたりする。確かにわたし以外の人間に対しては当たりが良いし、成績も良い。それに見た目だって良いし、育ちも良さそうではあるのだが。それにしたってみんな騙されすぎだ。
改めて台本を捲りながらぶつぶつと呟いていると、暫くして誰かが近づいてくる足音がした。
「ああ、ユーリ、こんな所にいたのかい? きみの事探してたんだよ」
見上げると、担任のミエット先生がカーテンの端から顔を覗かせていた。何事かと尋ねる前に
「ちょっとこっちにおいで」
と、手招きしてすぐに顔を引っ込めてしまったので、慌てて追いかける。
さっきの会話を盗み聞きしていたことがクルトにばれるかと思ったが、幸いにも近くに彼の姿はなかったので、ほっと胸を撫で下ろす。
先生についていくと、半ば物置と化している小さな部屋に連れて行かれた。
そのまま片隅に置いてある鏡台の前に座るよう促される。
「ユーリ、きみのその髪の毛、なんとかしないといけないと思ってたんだよねえ。せっかくのヒロイン役なのにそのままで舞台に上がるのはちょっと味気ないから。でも、本番直前にあれこれ弄るのは忙しないでしょ? だから今のうちに色々試させてもらえないかな?」
「え? それって、わたしだけですか? 他の人は?」
「だって、きみくらい髪の毛の長い生徒は他にいないからね。それとも本番までに短く切ってくる? それなら髪型も気にしなくて済むけど」
「ええと、切るのはちょっと……わかりました。先生にお任せします」
わたしが鏡台に向いて座りなおすと、先生は髪を束ねているリボンをするりと解いた。
「でもユーリ、どうして髪の毛を切らないの? 短いほうが楽だと思うんだけどなあ。それに、校則でも短髪を推奨しているし。なんならぼくが切ってあげようか? 結構上手いんだよ」
どこからか取り出したブラシで髪を梳かしながら先生が問う。
「いえ、それは……実はわたし、寝癖がひどいもので……」
「ああ、束ねてしまえば目立たないって事か。そんなに寝癖あるようには見えないけど……でも、それならぼくも伸ばしてみようかなあ」
鏡越しにミエット先生の顔をちらりと見やる。確かに彼の髪は寝癖でいつも跳ねている。
「でも先生、伸びるまでが意外と辛いんですよ。束ねられないような中途半端な長さだと余計寝癖が目立ちますしね」
「えっ、そうなんだ? ……それならやめておくよ」
先生は器用な手つきでわたしの髪をピンで留めたり、ああでもないこうでもないと髪を結ったり解いたりしている。
先生にこんな特技があったなんて意外。自分の髪の毛には無頓着みたいなのに……
「そういえば、このお芝居を選んだのは先生なんですよね? どうしてヒロインのいる演目にしたんですか? 登場人物が全員男性の演目だってたくさんあると思いますけど」
「うーん……それはねえ、やっぱりヒロインがいるといないとじゃ、盛り上がりが違うんだよねえ」
「盛り上がり……」
「そう。去年お芝居をやったクラスで、ヒロイン役がとても似合っていた生徒がいてね。あまりの完成度の高さに発表会の話題を掻っ攫ってしまったんだよ。それを見て、ぼくのクラスも負けられないって思ってね」
「まさか、わたしをヒロイン役に推薦したのはそんな理由で……?」
「ユーリは一番ヒロイン役が似合いそうだと思って。実際に似合ってるしね。本番での皆の反応が楽しみだよ」
だからわたしの髪型ひとつにもこんなに拘っているのかな。
眉をひそめるわたしに先生は続ける。
「でも、他にも理由はあるよ。ぼくはね、きみにもっとフランス語に触れて欲しかったんだ。ユーリはフランス語が苦手でしょ?」
素直に頷くと先生が苦笑する。
「そうやって苦手意識を持ってるうちは上達しないからね。練習を見てると随分苦労してるみたいで、すまないことをしたとも思うけど、それでも徐々に上手くなってきてるし、ユーリはきっと少しずつフランス語を理解してきているんだろうね。だから、君を推薦したことは間違ってなかったと感じるよ」
鏡越しににっこりと微笑まれた。
そうだったのか……
でも、それならそうと最初から言ってくれれば、やる気も違っていただろうに。
いや、もしかして実際は言ったのかもしれない。ただ、わたしが居眠りしていて聞いてなかっただけで。
一層気合を入れて練習しよう。先生のためにも、そしてクルトのためにも。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる