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第1章 乗っ取られた分身を取り戻せ!
14.露天風呂づくり
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山や森を進んで目的の街を目指して、5日目。
ライカは自分で歩けるようになっていた。
険悪だったリードと仲は改善されていた。
衰弱していたライカの面倒をリードが見てくれたからだ。
リードの不器用な優しさに、ライカが気付いて、心を開いていった。
順調にいけば、明日には目的の街にたどり着くところまできた。
あと一息で、街にたどりつくところに来て、急にライカが騒ぎ出した。
「臭い!!私達、汚い!!」
水たまりに移った自分の顔を見てから、匂いを嗅いだらしい。
「当り前だろう、山の中歩いてきたんだから!」
リードが呆れたように怒る。
「嫌だ!このまま街に行きたくない!!」
しかし、ライカは駄々を捏ね、いきなり服を脱ぎだす。
「こら、マリクがいんのに服脱ぐな!!」
リードが慌ててライカを止めに入る。
マリクは微笑みながら鼻血をたらして、昨日雨が降ってできた水たまりで自分の姿を見た。
「そうですね、やっぱり、ちょっと、僕達汚すぎますよ、リードさん」
「ほら、マリクも言ってる!」
マリクが同意したことで、ライカが勢いづく。
「どこかで身をきれいにしてから、街に行きましょう」
「お風呂!!お風呂!!」
「ああ、うるさいな、わかったよ!」
「やった!!」
リードが折れて、ライカは大喜びする。
しかし、問題はどこで身をきれいにするか?
リードは地図を広げた。
「この近くに温泉はありませんね」
「川もないな。あるとしても小川ぐらいだ」
「えええええ!!!嫌だ!!お風呂入ってからじゃなきゃ、街行かない!!」
マリクとリードが困った顔で騒ぐライカを見る。
旅人のマリクとリードは汚いなりで街に行くことに抵抗はないが、いいとこ育ちのライカはそうはいかない。
「どうします?」
「仕方ない、ないなら作るか」
リードは地図を直しながら言った。
「作るって、何をです?」
「風呂さ。大きな岩があったから、それをくりぬいて湯船にできないか?露天風呂みたいにさ」
「いい考えですね!でも、お湯はどうするんです?」
「小川から汲んでくればいいだろう?」
「なるほど!」
マリクは合点がいった。
「岩の加工、マリクに頼めるか」
「もちろんです、任せてください!」
マリクは腕をまくしたてる。
「わあ、お風呂作るの!!楽しそう!!」
「お前も働けよ!お前が言ったんだからな」
「もちろんよ!じゃ、私、お湯を沸かすわ」
ライカはワクワクしながら、木の枝を集め始める。
「じゃ、湯船にする岩探しだな。1つ、ピッタリの岩を見かけたんだ。マリク、ついてきてくれ」
「わかりました」
マリクはリードについて行って、ゴツゴツした岩山を登った。
湯船の岩候補は岩山の中腹にあった。
「これなんだけどさ…」
「最高じゃないですか!!」
マリクは興奮して叫んだ。
大きな一枚岩で、少し高い場所にあり、森、街、そして、海まで臨めた。
「最高の露天風呂ができますよ!!」
マリクは嬉々として景色と岩を見つめる。
「じゃ、私はライカと枝と水もって来るから、湯船の方任せた」
「任されました!!」
リードが岩山を降りていく。
マリクは岩を観察し、水の魔法で、岩を削っていく。
2人を驚かせるために、丁寧に岩風呂を加工した。
「マリク、進行状況どう!?」
ライカがリードと共に岩山を上がってきた。
「こんなん具合でどうでしょうか?お嬢様方!」
マリクは自信満々で完成した岩風呂を公開した。
「うわあ!そこそこ大きい!しかも、ピカピカ、ツルツル!!」
「これ、あのゴツゴツしてた岩か!?」
「お湯を入れる給湯器も作っちゃいました!」
ライカとリードが驚く。
「魔法って、すごいな!!」
「本当に高級旅館の露天風呂みたい!!マリク、ありがとう!!」
少女達からの称賛にマリクは悦に入る。
「岩風呂は完成しましたが、周りにも少し手を入れますね。椅子とか、後、脱衣所もいりますね」
「湯桶もいるな。私が木をくりぬいて作るよ」
「最高!私は、頑張ってこの岩風呂にお湯を張るね!」
ライカは張り切って、汲んできた水をマリクが作った給湯器にいれる。
「水が全然足りない!!」
「私が汲んでくるから、お前、火を起こしてろよ」
「うん」
リードは桶を両手に持って小川を往復する。
給湯器が満杯になったが、湯はなかなか沸かない。
「もっと火力が必要だな。枯れ枝もっと持ってくる」
「お願い」
お風呂を作って入る、という楽しい共同作業に2人は夢中になっていた。
いがみ合っていたことさえ完全に忘れている。
マリクは2人の様子を嬉しそうに見守る。
枝を詰め込み、火力をアップさせたが、お湯はなかなか温まらなかった。
ライカは辛抱強く火の番をしている。
その間に、リードとマリクは夕食を準備した。
「今日はご馳走だな」
マリクは小麦粉を少しばかり持っていて、それでパンを作っていた。
リードがとってきた、野鳥の卵のゆで卵もあった。
「ライカさん、代わります。ご飯できたので先にリードさんと食べてきてください」
「いいの?」
「はい、僕は後でいただきますから」
「じゃ、お願いね」
ライカを食事に行かせた後、マリクは湯の状態を確認した。
まだまだかかりそうだが、マリクには魔法という奥の手があった。
ライカとリードが食事を食べ終わる頃に、いい湯加減の風呂に入ってもらう。
このミッションが成功すれば2人は完全に仲良くなれる。
マリクはそう目論んだ。
*
「ああ、うまかった!」
「ご馳走様!」
リードはライカと食事を終えた。
後は風呂が沸くの待って入るだけだが、まだ湯は沸いていない。
「私、マリクと代わってくるね」
ライカは早く風呂に入りたくて、うずうずしている。
「お前は休んでろよ。私が代わってくるから」
「でも、私が言い出しことだし、私の仕事だから」
ライカは自分が何もしていないことに負い目を感じているようだった。
「わかった。じゃ、早く入れるようにしてくれよ。一風呂浴びたいからな」
「ええ、頑張るわ!」
ライカが行こうとしたとき、頭上からマリクの声が響いた。
「お風呂の準備が出来ましたよ!!」
2人は顔を見合わせて、手製の露天風呂がある場所へ上った。
「いい湯加減ですよ。先にお2人でどうぞ」
湯煙の中、岩風呂のお湯の温度を確かめながらマリクがにこやかに勧めてきた。
「いいタイミングだな…魔法使ったのか?」
「ええ、お2人に喜んでもらうために。ちょっと、水の魔法と違って、火の魔法は力を調整するのに苦慮しましたけど」
笑うマリクにライカが飛びつく。
「ありがとうマリク!!」
「…いいえ、喜んでもらって、光栄です」
抱き着かれて真っ赤になっているマリクからリードはライカを剥がす。
「こら、無暗に男に飛びつくな」
「はーい」
「風呂入るぞ」
「ええ!!!」
ライカが大声を上げたので、リードはビビった。
「なんだよ、嫌なのかよ?」
「え、いや、そうじゃ、ないけど、うん…リードって女の子だったよね?」
「当り前だろう。それに、もう一回入ってんだろう?」
リードは温泉宿の露天風呂でライカを襲撃しようと、何時間も待っていた。
「あ、そうだったね。でも、あの時は、服着てたよね…」
「ちゃんと服脱ぐし…」
「2人とも喧嘩はダメですよ。じゃ、僕はご飯食べてくるんで、ごゆっくり」
マリクは釘を刺して、岩山を降りて行った。
2人だけになり、沈黙が流れた。
「入らないなら、先に入るぞ」
リードは先に脱衣所に入った。
もうライカに敵意はなかった。
たとえ、ライカにはあったとしても敵ではない。
残された力はほとんどないはずだ。
「一緒に入るわ!私だって、早くお風呂入りたいから!」
ライカが駆けこんできて、服を脱ぎ捨てて、湯船に急ぐ。
リードも後を追う。
「こら、体はちゃんと洗ってから入れよ」
「わかってるわよ!でも、一番風呂は譲らないわ!」
ライカは湯桶を取って、お湯を数十回浴びてから、お湯につかった。
「気持ちい!!」
開口一番に叫ぶ。
「でも、お湯が少ない‥‥」
「体洗うのに使ったからだろう?」
湯浴みを終えたリードが湯船に入ると、水位が上がった。
「あ、ちょっと、増えた」
「マリクが入る時のために水汲んでまた沸かさないとな」
「あ!!」
一番の功労者であるマリクのことを忘れていたライカはいったん湯船に沈んだ。
「やったもんはしかたないんじゃないか?」
リードも体の汚れを落とすため、ライカほどではないがお湯を使っていた。
「そうね…あ、星がきれい!」
「ああ、本当だ」
「昼間だったら、景色もきれいよね」
「そうだな」
ライカとリードは開き直って、手作り露天風呂を楽しんだ。
思った以上に2人でお湯を使ってしまったため、マリクの入浴は翌日に回された。
ライカは自分で歩けるようになっていた。
険悪だったリードと仲は改善されていた。
衰弱していたライカの面倒をリードが見てくれたからだ。
リードの不器用な優しさに、ライカが気付いて、心を開いていった。
順調にいけば、明日には目的の街にたどり着くところまできた。
あと一息で、街にたどりつくところに来て、急にライカが騒ぎ出した。
「臭い!!私達、汚い!!」
水たまりに移った自分の顔を見てから、匂いを嗅いだらしい。
「当り前だろう、山の中歩いてきたんだから!」
リードが呆れたように怒る。
「嫌だ!このまま街に行きたくない!!」
しかし、ライカは駄々を捏ね、いきなり服を脱ぎだす。
「こら、マリクがいんのに服脱ぐな!!」
リードが慌ててライカを止めに入る。
マリクは微笑みながら鼻血をたらして、昨日雨が降ってできた水たまりで自分の姿を見た。
「そうですね、やっぱり、ちょっと、僕達汚すぎますよ、リードさん」
「ほら、マリクも言ってる!」
マリクが同意したことで、ライカが勢いづく。
「どこかで身をきれいにしてから、街に行きましょう」
「お風呂!!お風呂!!」
「ああ、うるさいな、わかったよ!」
「やった!!」
リードが折れて、ライカは大喜びする。
しかし、問題はどこで身をきれいにするか?
リードは地図を広げた。
「この近くに温泉はありませんね」
「川もないな。あるとしても小川ぐらいだ」
「えええええ!!!嫌だ!!お風呂入ってからじゃなきゃ、街行かない!!」
マリクとリードが困った顔で騒ぐライカを見る。
旅人のマリクとリードは汚いなりで街に行くことに抵抗はないが、いいとこ育ちのライカはそうはいかない。
「どうします?」
「仕方ない、ないなら作るか」
リードは地図を直しながら言った。
「作るって、何をです?」
「風呂さ。大きな岩があったから、それをくりぬいて湯船にできないか?露天風呂みたいにさ」
「いい考えですね!でも、お湯はどうするんです?」
「小川から汲んでくればいいだろう?」
「なるほど!」
マリクは合点がいった。
「岩の加工、マリクに頼めるか」
「もちろんです、任せてください!」
マリクは腕をまくしたてる。
「わあ、お風呂作るの!!楽しそう!!」
「お前も働けよ!お前が言ったんだからな」
「もちろんよ!じゃ、私、お湯を沸かすわ」
ライカはワクワクしながら、木の枝を集め始める。
「じゃ、湯船にする岩探しだな。1つ、ピッタリの岩を見かけたんだ。マリク、ついてきてくれ」
「わかりました」
マリクはリードについて行って、ゴツゴツした岩山を登った。
湯船の岩候補は岩山の中腹にあった。
「これなんだけどさ…」
「最高じゃないですか!!」
マリクは興奮して叫んだ。
大きな一枚岩で、少し高い場所にあり、森、街、そして、海まで臨めた。
「最高の露天風呂ができますよ!!」
マリクは嬉々として景色と岩を見つめる。
「じゃ、私はライカと枝と水もって来るから、湯船の方任せた」
「任されました!!」
リードが岩山を降りていく。
マリクは岩を観察し、水の魔法で、岩を削っていく。
2人を驚かせるために、丁寧に岩風呂を加工した。
「マリク、進行状況どう!?」
ライカがリードと共に岩山を上がってきた。
「こんなん具合でどうでしょうか?お嬢様方!」
マリクは自信満々で完成した岩風呂を公開した。
「うわあ!そこそこ大きい!しかも、ピカピカ、ツルツル!!」
「これ、あのゴツゴツしてた岩か!?」
「お湯を入れる給湯器も作っちゃいました!」
ライカとリードが驚く。
「魔法って、すごいな!!」
「本当に高級旅館の露天風呂みたい!!マリク、ありがとう!!」
少女達からの称賛にマリクは悦に入る。
「岩風呂は完成しましたが、周りにも少し手を入れますね。椅子とか、後、脱衣所もいりますね」
「湯桶もいるな。私が木をくりぬいて作るよ」
「最高!私は、頑張ってこの岩風呂にお湯を張るね!」
ライカは張り切って、汲んできた水をマリクが作った給湯器にいれる。
「水が全然足りない!!」
「私が汲んでくるから、お前、火を起こしてろよ」
「うん」
リードは桶を両手に持って小川を往復する。
給湯器が満杯になったが、湯はなかなか沸かない。
「もっと火力が必要だな。枯れ枝もっと持ってくる」
「お願い」
お風呂を作って入る、という楽しい共同作業に2人は夢中になっていた。
いがみ合っていたことさえ完全に忘れている。
マリクは2人の様子を嬉しそうに見守る。
枝を詰め込み、火力をアップさせたが、お湯はなかなか温まらなかった。
ライカは辛抱強く火の番をしている。
その間に、リードとマリクは夕食を準備した。
「今日はご馳走だな」
マリクは小麦粉を少しばかり持っていて、それでパンを作っていた。
リードがとってきた、野鳥の卵のゆで卵もあった。
「ライカさん、代わります。ご飯できたので先にリードさんと食べてきてください」
「いいの?」
「はい、僕は後でいただきますから」
「じゃ、お願いね」
ライカを食事に行かせた後、マリクは湯の状態を確認した。
まだまだかかりそうだが、マリクには魔法という奥の手があった。
ライカとリードが食事を食べ終わる頃に、いい湯加減の風呂に入ってもらう。
このミッションが成功すれば2人は完全に仲良くなれる。
マリクはそう目論んだ。
*
「ああ、うまかった!」
「ご馳走様!」
リードはライカと食事を終えた。
後は風呂が沸くの待って入るだけだが、まだ湯は沸いていない。
「私、マリクと代わってくるね」
ライカは早く風呂に入りたくて、うずうずしている。
「お前は休んでろよ。私が代わってくるから」
「でも、私が言い出しことだし、私の仕事だから」
ライカは自分が何もしていないことに負い目を感じているようだった。
「わかった。じゃ、早く入れるようにしてくれよ。一風呂浴びたいからな」
「ええ、頑張るわ!」
ライカが行こうとしたとき、頭上からマリクの声が響いた。
「お風呂の準備が出来ましたよ!!」
2人は顔を見合わせて、手製の露天風呂がある場所へ上った。
「いい湯加減ですよ。先にお2人でどうぞ」
湯煙の中、岩風呂のお湯の温度を確かめながらマリクがにこやかに勧めてきた。
「いいタイミングだな…魔法使ったのか?」
「ええ、お2人に喜んでもらうために。ちょっと、水の魔法と違って、火の魔法は力を調整するのに苦慮しましたけど」
笑うマリクにライカが飛びつく。
「ありがとうマリク!!」
「…いいえ、喜んでもらって、光栄です」
抱き着かれて真っ赤になっているマリクからリードはライカを剥がす。
「こら、無暗に男に飛びつくな」
「はーい」
「風呂入るぞ」
「ええ!!!」
ライカが大声を上げたので、リードはビビった。
「なんだよ、嫌なのかよ?」
「え、いや、そうじゃ、ないけど、うん…リードって女の子だったよね?」
「当り前だろう。それに、もう一回入ってんだろう?」
リードは温泉宿の露天風呂でライカを襲撃しようと、何時間も待っていた。
「あ、そうだったね。でも、あの時は、服着てたよね…」
「ちゃんと服脱ぐし…」
「2人とも喧嘩はダメですよ。じゃ、僕はご飯食べてくるんで、ごゆっくり」
マリクは釘を刺して、岩山を降りて行った。
2人だけになり、沈黙が流れた。
「入らないなら、先に入るぞ」
リードは先に脱衣所に入った。
もうライカに敵意はなかった。
たとえ、ライカにはあったとしても敵ではない。
残された力はほとんどないはずだ。
「一緒に入るわ!私だって、早くお風呂入りたいから!」
ライカが駆けこんできて、服を脱ぎ捨てて、湯船に急ぐ。
リードも後を追う。
「こら、体はちゃんと洗ってから入れよ」
「わかってるわよ!でも、一番風呂は譲らないわ!」
ライカは湯桶を取って、お湯を数十回浴びてから、お湯につかった。
「気持ちい!!」
開口一番に叫ぶ。
「でも、お湯が少ない‥‥」
「体洗うのに使ったからだろう?」
湯浴みを終えたリードが湯船に入ると、水位が上がった。
「あ、ちょっと、増えた」
「マリクが入る時のために水汲んでまた沸かさないとな」
「あ!!」
一番の功労者であるマリクのことを忘れていたライカはいったん湯船に沈んだ。
「やったもんはしかたないんじゃないか?」
リードも体の汚れを落とすため、ライカほどではないがお湯を使っていた。
「そうね…あ、星がきれい!」
「ああ、本当だ」
「昼間だったら、景色もきれいよね」
「そうだな」
ライカとリードは開き直って、手作り露天風呂を楽しんだ。
思った以上に2人でお湯を使ってしまったため、マリクの入浴は翌日に回された。
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