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夢の時間
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何者かが俺たちを狙っているという、ルナの話。
まあ、強制的に眠らされてやらされた俺の命令により、今できる対策は終了……ということで。
今日は人生最良の日なのだ。余計な二人がついてきたことによってかなり「良さレベル」が下げられたとはいえ、だ。
俺は、ミーと中原の二人を引き連れて待ち合わせの居酒屋に向かう。このお店はさやが提案してきたのだが、大手チェーン店とかではなく、俺が知らない店だった。
歩道の端に植えられているツツジが紫のアクセントを加える夕方の街並みを歩きながら、自分のファッションセンスに自信のない俺は、何となく中原とミーの服装をチェックした。
まずは中原。パンツは七分丈程度のクロップドパンツで白にグレーのストライプ。トップスは襟付きシャツでこちらも七分袖くらい。足はサンダルか。
ふふ。俺だってファッション雑誌を見て学んだぜ! だからこのくらいの言葉は使えるのだ。でなきゃ、女子の話についていけないからな。女子は何かとファッションに興味がありやがるから。
と、イキがりながら人の着こなしを上から目線で鑑定するうち、ふと違和感を覚える。
あれ?
言葉にしてみると、俺の持ってる服とほとんど同じじゃない? まあ、今の俺は喪服だけど。
なのに、なぜかスマートに見える気が。こいつ、ガタイいいくせに何でこんなオシャレに着こなしてんの?
なんだったら、意図せず始まったロン毛でさえ不思議とダンディに見えてくる。首とか腕につけてるシルバーアクセがまた小憎たらしいほどゴツいこいつに似合っているという。
うーん……やっぱ配色か?
まあ、それはいったん置いとこう。
次はミーだ。何の変哲もない白シャツに、黒のサロペット。
髪はいつものポニーテール。仕事の時だけじゃなく、こいつはプライベートでも同じ髪型をしている。そういや、これ以外の髪型を俺は見たことがないかもしれない。
しかし、今日の俺はなんかおかしい。
ミーのことばかりチラチラ見ている気がするのだ。これからさやと飲みに行くってのに? 全く、何考えてんだ、俺。
アクシデントとはいえ、俺の部屋の玄関で抱き合っちゃったりしてからだ。それから、ビリヤード場でもなんか完全に頭がイカれてる。確かこうやって、じっと見てると……
気がつくと、俺はまたミーのことから目が離せなくなっていた。
こうやって意識して観察すると、メイクがちょっとだけいつもと違う気が。
そうか、それでか。どうりで、いつも職場で見てるのより、かなりかわ……
……いいとかではないけれど。悪くないな。うん、さやには遠く及ばないが。
すると、俺の目線を気配で察知したらしいこやつは、
「なに? ジロジロ見て。ようやくあたしの可愛さに気付いたか」
などとドヤ顔でほざく。
俺とミーは同い年で二四歳だが、ミーは大卒で入社したのでまだ二年目だ。つまり、会社的には高卒入社の俺のほうがはるかに大先輩。にもかかわらず俺に対するこの振る舞いはどうだ?
そんな俺の内心をよそにコイツは俺に絡んできて、
「なあ、可愛いと思っとん? なあ?」
とニヤニヤしながらしつこく聞いてくる。
何が言いたいのかわからんが、俺はコイツの首根っこを捕まえ、ほっぺたを膨らますのを無視して中原の横に移動させてやった。
そんなことは置いといて、認めたくはないが二人ともが俺よりはオシャレだと認定せざるを得ない状況だ。
むうう……。
とりあえず、喪服を着ている限り私服のレベルを鑑定されることはない、と俺は自分を慰めながら、さやと待ち合わせをしている居酒屋へ向かった。
◾️ ◾️ ◾️
お店に着いて予約者の名前を伝えると、俺たちは席へ案内された。
居酒屋であることに変わりはないが、俺たち三人ならあまり選ばないと思われるちょっとだけオシャレな感じのテイスト。完全に個室のその部屋で、俺たちはなぜか三人ともテーブルの片側に座る。俺が一番奥に行かされ、横にミー、次に中原が座った。
いや、もうこうなるって完全にわかってたが。こいつはとことん俺を邪魔してきやがる。
ええ、今日はもう運が悪かったとしか言いようがありませんわ、と俺は心の中で呟きながらため息をついた。
さて。
それはそうとして、さやが来たら、なんて話しかけようか?
正直言って俺たちはまだ親密な仲なんかではない。だから、まずはいっぱい話さなくてはならないと思うんだが。
いつも俺はここからなのだ。見た目はそんなに悪くないはずで、メガネが知的な印象を与える割に、ここからが「イメージと違う」のだ。
以前コンパに行った時など、「普段はどんな本を読まれてるんですか?」というインテリっぽい女の子の質問に漫画のタイトルを答えた俺は、それから一切、その子から話してもらえなくなった経験がある。
まあそれはある程度運が悪かったとしても、バカで、気が利かなくて、空気の読めない発言をするのは自分でもわかっている。悪い意味で見た目とのギャップが大きいから、大体の女の子から「イメージと違うね」と言われちゃうのだった。
プレッシャーで汗が滲む。
どうしようか? まず、乙! と明るく声をかけて……
それから? それから? えーと……
とその時、個室の扉が開く。
「お疲れぇ! 待ったぁ?」
声が脳で認識されたと同時に、俺の身体がビリッと痺れた。
どこからともなくブワッと湧き出た高揚感が指の先まで痺れ渡り、どんなに暗い気持ちでいてもその全てをひっくり返すような、まるで魔法のような声。
同時に、俺の視界に入る可愛い顔とデカい胸は、強烈なビンタのように俺の意識をスッパーン! とはたく。
普段から妄想によって予行演習していたさやとの仲睦まじい関係は、現実の彼女から放出される凄まじいまでの魅力のオーラが跡形もなく消しとばす。
俺は、完全に頭が真っ白になった。
「あ、あの、お、お疲れ……」
近くにいるミーですら正確に聞き取れなかったであろう極小の声。
顔が熱くなり、目線を合わせられなくなり、汗が滝のように吹き出して、ただ膝の上で汗の滲んだ手をぎゅっと握る。ワイシャツも汗で染みて、それをなんとか乾かそうと服をパタパタさせる。
挨拶をすることすら息も絶え絶えで、きっと俺は顔が真っ赤だっただろう。
「あ、あの、愛原さん、ごめんね、今日はこいつらも連れてきちゃって……」
「うん、いいよ! 最初から誘っとけばよかったかな」
彼女のことを心の中ではずっと「さや」と呼んできた。でも、いざとなると、全くもって言えそうにない。
彼女が言ったはずなんだ。「さや」って呼んでいいって。
ああ……苦しい。しんどい。今日はもう、帰りたい。
俺は、重圧に押しつぶされそうになり、早くもそれから解放されたいと願い始めていた。
そんな心の声とは裏腹に、今度はさやから目が離せなくなる俺。
膝下くらいの長さのフレアスカートから見える美しい足。
トップスに羽織ったデニム生地の長袖シャツの合間から見える大きい胸に目が釘付けになる。
次の会話がまったく思いつかず、不覚にも俺は、しばしポケーっと彼女を眺めてしまうのだった。
すると当然のように、
「ん? どうしたのネム、あたしなんか変?」
「あっ! いや、そんなことない、よ……。さや、ちゃんが、可愛くて、つい」
俺にしては精一杯の勇気を振り絞って言った、彼女を褒めるための言葉。でも、こういうのはいつも失敗していたのを思い出す。
そう、「可愛い」とかいきなり言っちゃって気持ち悪がられちゃうのだ。もっと打ち解けてからなら、もしくは、そういうのが似合うキャラなら、この言葉もきちんと効果を発揮したのかもしれない。素直な気持ちを伝えたいだけなのに、それがなんと難しいことなのか。
……ああ、またやっちゃったか。
きっと気持ち悪いと思われる。
俺がうつむき加減でしどろもどろになっていると、想像とは異なるトーンの言葉が俺の耳からスッと入り……。
「ほんと? めっちゃ嬉しいよ! ありがとっ」
顔を上げると、天使のような笑顔のさやがいた。
拒否されてない。引かれてない。
間違いなく受け入れられていると思えるその表情と声は、実際には俺の肉体に存在しないはずのハート型をした心臓に、ストン、と刺さった。
「てか、なんで喪服? お葬式だったの?」
ああ、いや、と口ごもる俺が横をチラッと見ると、遠くを見るように澄ました顔のミーが。
もしかすると、最初からこいつの戦略だったのかもしれない。そう思うと、長大なこいつの罠に、俺はゾッとした。
俺はさやばかり見ていたが、さやの後ろからもう一人、女の子が入ってきていた。
それはもちろん、今日さやと一緒に来る予定だった田中さん。
なぜか人のファッションばかり気にするようになってしまった俺はとっさに彼女の服装も観察する。
彼女が着ていたのはスキニーデニムと黒Tシャツで、職場のイメージそのままに、あまり目立たない感じのものだった。
服は地味かもしれないが、よく見ると黒髪ショートの田中さんの顔は、すごく可愛い。
なんでこんな可愛い子が目立たないんだろ?
「あ、こんちは」
俺がこんな挨拶をすると、田中さんは控えめに会釈しつつ、微妙にニコッとしてくれる。
彼女は、そのまま席に座った。
まあ、強制的に眠らされてやらされた俺の命令により、今できる対策は終了……ということで。
今日は人生最良の日なのだ。余計な二人がついてきたことによってかなり「良さレベル」が下げられたとはいえ、だ。
俺は、ミーと中原の二人を引き連れて待ち合わせの居酒屋に向かう。このお店はさやが提案してきたのだが、大手チェーン店とかではなく、俺が知らない店だった。
歩道の端に植えられているツツジが紫のアクセントを加える夕方の街並みを歩きながら、自分のファッションセンスに自信のない俺は、何となく中原とミーの服装をチェックした。
まずは中原。パンツは七分丈程度のクロップドパンツで白にグレーのストライプ。トップスは襟付きシャツでこちらも七分袖くらい。足はサンダルか。
ふふ。俺だってファッション雑誌を見て学んだぜ! だからこのくらいの言葉は使えるのだ。でなきゃ、女子の話についていけないからな。女子は何かとファッションに興味がありやがるから。
と、イキがりながら人の着こなしを上から目線で鑑定するうち、ふと違和感を覚える。
あれ?
言葉にしてみると、俺の持ってる服とほとんど同じじゃない? まあ、今の俺は喪服だけど。
なのに、なぜかスマートに見える気が。こいつ、ガタイいいくせに何でこんなオシャレに着こなしてんの?
なんだったら、意図せず始まったロン毛でさえ不思議とダンディに見えてくる。首とか腕につけてるシルバーアクセがまた小憎たらしいほどゴツいこいつに似合っているという。
うーん……やっぱ配色か?
まあ、それはいったん置いとこう。
次はミーだ。何の変哲もない白シャツに、黒のサロペット。
髪はいつものポニーテール。仕事の時だけじゃなく、こいつはプライベートでも同じ髪型をしている。そういや、これ以外の髪型を俺は見たことがないかもしれない。
しかし、今日の俺はなんかおかしい。
ミーのことばかりチラチラ見ている気がするのだ。これからさやと飲みに行くってのに? 全く、何考えてんだ、俺。
アクシデントとはいえ、俺の部屋の玄関で抱き合っちゃったりしてからだ。それから、ビリヤード場でもなんか完全に頭がイカれてる。確かこうやって、じっと見てると……
気がつくと、俺はまたミーのことから目が離せなくなっていた。
こうやって意識して観察すると、メイクがちょっとだけいつもと違う気が。
そうか、それでか。どうりで、いつも職場で見てるのより、かなりかわ……
……いいとかではないけれど。悪くないな。うん、さやには遠く及ばないが。
すると、俺の目線を気配で察知したらしいこやつは、
「なに? ジロジロ見て。ようやくあたしの可愛さに気付いたか」
などとドヤ顔でほざく。
俺とミーは同い年で二四歳だが、ミーは大卒で入社したのでまだ二年目だ。つまり、会社的には高卒入社の俺のほうがはるかに大先輩。にもかかわらず俺に対するこの振る舞いはどうだ?
そんな俺の内心をよそにコイツは俺に絡んできて、
「なあ、可愛いと思っとん? なあ?」
とニヤニヤしながらしつこく聞いてくる。
何が言いたいのかわからんが、俺はコイツの首根っこを捕まえ、ほっぺたを膨らますのを無視して中原の横に移動させてやった。
そんなことは置いといて、認めたくはないが二人ともが俺よりはオシャレだと認定せざるを得ない状況だ。
むうう……。
とりあえず、喪服を着ている限り私服のレベルを鑑定されることはない、と俺は自分を慰めながら、さやと待ち合わせをしている居酒屋へ向かった。
◾️ ◾️ ◾️
お店に着いて予約者の名前を伝えると、俺たちは席へ案内された。
居酒屋であることに変わりはないが、俺たち三人ならあまり選ばないと思われるちょっとだけオシャレな感じのテイスト。完全に個室のその部屋で、俺たちはなぜか三人ともテーブルの片側に座る。俺が一番奥に行かされ、横にミー、次に中原が座った。
いや、もうこうなるって完全にわかってたが。こいつはとことん俺を邪魔してきやがる。
ええ、今日はもう運が悪かったとしか言いようがありませんわ、と俺は心の中で呟きながらため息をついた。
さて。
それはそうとして、さやが来たら、なんて話しかけようか?
正直言って俺たちはまだ親密な仲なんかではない。だから、まずはいっぱい話さなくてはならないと思うんだが。
いつも俺はここからなのだ。見た目はそんなに悪くないはずで、メガネが知的な印象を与える割に、ここからが「イメージと違う」のだ。
以前コンパに行った時など、「普段はどんな本を読まれてるんですか?」というインテリっぽい女の子の質問に漫画のタイトルを答えた俺は、それから一切、その子から話してもらえなくなった経験がある。
まあそれはある程度運が悪かったとしても、バカで、気が利かなくて、空気の読めない発言をするのは自分でもわかっている。悪い意味で見た目とのギャップが大きいから、大体の女の子から「イメージと違うね」と言われちゃうのだった。
プレッシャーで汗が滲む。
どうしようか? まず、乙! と明るく声をかけて……
それから? それから? えーと……
とその時、個室の扉が開く。
「お疲れぇ! 待ったぁ?」
声が脳で認識されたと同時に、俺の身体がビリッと痺れた。
どこからともなくブワッと湧き出た高揚感が指の先まで痺れ渡り、どんなに暗い気持ちでいてもその全てをひっくり返すような、まるで魔法のような声。
同時に、俺の視界に入る可愛い顔とデカい胸は、強烈なビンタのように俺の意識をスッパーン! とはたく。
普段から妄想によって予行演習していたさやとの仲睦まじい関係は、現実の彼女から放出される凄まじいまでの魅力のオーラが跡形もなく消しとばす。
俺は、完全に頭が真っ白になった。
「あ、あの、お、お疲れ……」
近くにいるミーですら正確に聞き取れなかったであろう極小の声。
顔が熱くなり、目線を合わせられなくなり、汗が滝のように吹き出して、ただ膝の上で汗の滲んだ手をぎゅっと握る。ワイシャツも汗で染みて、それをなんとか乾かそうと服をパタパタさせる。
挨拶をすることすら息も絶え絶えで、きっと俺は顔が真っ赤だっただろう。
「あ、あの、愛原さん、ごめんね、今日はこいつらも連れてきちゃって……」
「うん、いいよ! 最初から誘っとけばよかったかな」
彼女のことを心の中ではずっと「さや」と呼んできた。でも、いざとなると、全くもって言えそうにない。
彼女が言ったはずなんだ。「さや」って呼んでいいって。
ああ……苦しい。しんどい。今日はもう、帰りたい。
俺は、重圧に押しつぶされそうになり、早くもそれから解放されたいと願い始めていた。
そんな心の声とは裏腹に、今度はさやから目が離せなくなる俺。
膝下くらいの長さのフレアスカートから見える美しい足。
トップスに羽織ったデニム生地の長袖シャツの合間から見える大きい胸に目が釘付けになる。
次の会話がまったく思いつかず、不覚にも俺は、しばしポケーっと彼女を眺めてしまうのだった。
すると当然のように、
「ん? どうしたのネム、あたしなんか変?」
「あっ! いや、そんなことない、よ……。さや、ちゃんが、可愛くて、つい」
俺にしては精一杯の勇気を振り絞って言った、彼女を褒めるための言葉。でも、こういうのはいつも失敗していたのを思い出す。
そう、「可愛い」とかいきなり言っちゃって気持ち悪がられちゃうのだ。もっと打ち解けてからなら、もしくは、そういうのが似合うキャラなら、この言葉もきちんと効果を発揮したのかもしれない。素直な気持ちを伝えたいだけなのに、それがなんと難しいことなのか。
……ああ、またやっちゃったか。
きっと気持ち悪いと思われる。
俺がうつむき加減でしどろもどろになっていると、想像とは異なるトーンの言葉が俺の耳からスッと入り……。
「ほんと? めっちゃ嬉しいよ! ありがとっ」
顔を上げると、天使のような笑顔のさやがいた。
拒否されてない。引かれてない。
間違いなく受け入れられていると思えるその表情と声は、実際には俺の肉体に存在しないはずのハート型をした心臓に、ストン、と刺さった。
「てか、なんで喪服? お葬式だったの?」
ああ、いや、と口ごもる俺が横をチラッと見ると、遠くを見るように澄ました顔のミーが。
もしかすると、最初からこいつの戦略だったのかもしれない。そう思うと、長大なこいつの罠に、俺はゾッとした。
俺はさやばかり見ていたが、さやの後ろからもう一人、女の子が入ってきていた。
それはもちろん、今日さやと一緒に来る予定だった田中さん。
なぜか人のファッションばかり気にするようになってしまった俺はとっさに彼女の服装も観察する。
彼女が着ていたのはスキニーデニムと黒Tシャツで、職場のイメージそのままに、あまり目立たない感じのものだった。
服は地味かもしれないが、よく見ると黒髪ショートの田中さんの顔は、すごく可愛い。
なんでこんな可愛い子が目立たないんだろ?
「あ、こんちは」
俺がこんな挨拶をすると、田中さんは控えめに会釈しつつ、微妙にニコッとしてくれる。
彼女は、そのまま席に座った。
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