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からの……
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俺のことでバチバチと火花を散らす女子たちに囲まれながら食べる朝食。俺の人生で、初めての経験だった。
それが一体、どういうものだったかというと……。
ファミレス好きのさやの要望でまたもや俺たちはファミレスへ。
案内されたのは、四人用のテーブルだった。
二人の女子の紅蓮の瞳が、俺を挟んで火花を散らす。瞳から放出されるアークがバリバリッ! と飛び散るのを俺は確かに見た気がした。
どっちが俺の隣に座るかで戦争が始まりそうだったが、開戦を避ける方法は一つしかなく、つまり、こちら側は俺一人、あっち側はミーとさや、という配置に自然と落ち着く。
流血することなく座った二人は、頬杖をつきながら、それぞれ互いと反対のほうを向いて唇を尖らせていた。
モーニングメニューを見つつも、俺は、二人の様子をドキドキしながらチラチラうかがった。
ミーは、朝からガッツリとハンバーグとかが入ったやつを注文する。
「わあ~、よく食べるねぇ、男子みたい! わたし、あんまり食べられないからパンケーキにしーようっと」
皮肉りながらセリフを飛ばしたさやに対し、ミーはそっぽを向きながらフッ、と鼻で笑って、
「かわいこぶってんなよ」
「何か言ったぁ?」
さやが被せ気味に低い声で聞き返す。
「いいえぇ。フワフワしたパンケーキばっか食べてるから、乳も頭もフワフワしとるんやろなあ、と思て」
「関係ないと思うよぉ。朝からそんなガッツリ食べてんのに、胸、一向に育ってなさそうだし」
歯軋りの音が響き渡る。
二人の殺気がほとばしり、空気はまるで帯電したかのようにピリピリとした緊張が走っていた。
しかし、こんな事態になるなんて、正直、想像だにしていなかった。
俺に積極アプローチするさやの振る舞いは、もちろん身体が浮き上がるほど俺の身体をフワフワした快感で満たしてくれる。
が、俺にとって、一番の驚きはミーだ。
当然俺は、さやへはしょっちゅう視線を送っていたが。
昨日から謎にミーのことが気になって、もう気が付いたらこいつのこともチラチラしてしまうのだ。俺に初めて見せるその表情は、今までとは全く異なるものだった。
ドヤ顔でもなく。
ヘラヘラと笑うでもなく。
からかおうとするでもなく。
いつもの強気な様子がキレイさっぱり消え去って。
ただ、ほっぺをほんのり赤くして、恥ずかしそうに。
こんな可愛い仕草をするこいつを、俺は見たことがなかったから。
こいつが、こんな態度をとるから。
なんだよ。
もうっ……どうしていいか、わかんね────っっっっ!!!!
女子二人が作り出す殺伐とした雰囲気の中で、三人楽しく話すことなどできる気がしなかった。
しかし、何もしなければ始まらないのだ。俺はなんとかこの空気感を改善しようと、まずはさやへ話しかける。
「さやはお酒強いよね。俺、そんなに強くないからさ、すぐに頭痛くなっちゃうんだ」
「えー、わたし普段はあんな飲まないんだ。ネムの前だから、ちょっと緊張しちゃってぇ」
あからさまに眉間にシワを刻むミー。
「ミーは……まあ、いつもの通りか」
「悪かったな」
ほっぺを膨らます。
「でもな、そんなん言うても、いっつも楽しいやろ? どっかのぶりっ子ちゃんと違って、あたしは、まんまやからな」
「えー? わたしもだよっ」
俺の視界でさやの周りがキラキラっ、とする。一撃でぶっ倒されそうな威力を持つ満面の笑み。
その顔が、またミーの癪に触るらしい。自信満々に薄目をさやへ向けて、
「あたしは、ちゃんと普段からネムのこと楽しませとるからなぁ」
うーん。まあ確かに楽しいっちゃ楽しいが。
それと恋愛的に楽しいのとは、なんか違う気がする。
が、それを言うと泣いてしまいそうな気がして、俺は大人しく口を閉じておいた。
すると、さやは、
「へぇ~? じゃあ、勝負する?」
「はあ?」
さやは突然、俺の予想もしない提案をし始める。
恋愛経験不足のため先行きが全く予想できない俺は、会話の最初のきっかけを作ったのみで、すっかり黙りこくって成り行きを見守っていた。
「デートしよっか。遊園地で」
「デート?」
「そうだよ。ネムと、わたしと、新堂さんで」
「……そんで?」
「もちろん、どっちがよりネムを楽しませるか、って話。終わったあと、ネムに決めてもらうの。負けたらネムを諦める」
「…………」
ミーが、俺を見て複雑な顔をする。
そんな顔すんなって。俺にどうしろってんだよ!
と、またまた混乱の極みの俺。
俺がスッキリと選んじゃえば全て解決する問題の気もするが。
もう、どうしていいか全くわからないし。
すると、何やら覚悟を決めたようなミーの顔。
「……ええよ」
え? マジで勝負するの?
「そのかわり、あたしが勝ったら、さやは引き下がるんやな?」
「絶対に負けないけどね」
「……上等」
二人の視線が交錯し、今までで一番の火花が散って落ちる。
俺はただ、二人をキョロキョロと交互に見て固まるのみだった。
◾️ ◾️ ◾️
仕事をミスったせいで、二人の決戦前日である金曜時点で土日も仕事づくめが確定した俺に対し、二人の女の子はこう言った。
「わたし、ネムとデートできるの、すごく楽しみにしてる。もしそれまでにお仕事片付いたら、ご褒美に、ネムのお家に行ってご飯作ったげるね!」
とさや。
「仕事なんぞ、あたしが手伝うたる! あんなナヨナヨした女じゃあ、ネムのことは助けてあげられへんでっ!」
とミー。
すなわち、ミーに手伝ってもらって仕事を片付け、その結果、さやにご飯を作ってもらうという、俺にとっては逆においしい展開となった。
しかし、仕事の量があまりにも多く、さすがのミーが手伝っても、土曜一日を空けるのは難しい見込みだった。
ここ最近はゼウスを使って部材発注をしていたものの、なんと俺は「思うことを忘れる」という致命的な失敗を犯す。
この状況を重くみたミーは、中原に助っ人を頼んだ。
「ねえセンパイ。ミミさんが、なんか深刻な表情で仕事手伝って欲しいって言ってきたんですけど。これって、センパイの担当分ですよね?」
「え?」
「何かありました?」
「あ──……。うん。えっと」
「手伝いますよ。でも、土曜日を空けるためにこうするってことでしょ? 理由くらいは教えてくださいよ。俺だって手伝うんだから、そのくらいの権利はあるでしょ」
「いや、まあ……」
「遊園地に遊びに行くから」などと言えば、さすがに手伝ってくれないだろう。
俺は、嘘をつくことにした。
「じ、実家の法事が入っちゃってさ」
「嘘ですね。ホントのことを言ってください」
「はあっ? ちょっ、なんでだよ」
「センパイは、実家の法事なんかのために、必死になる人じゃありませんから」
こいつはいい奴だが、お人好しではない。俺の嘘を一瞬で看破した様子だ。
しかし最後のあがきとして、俺は、ミーが行くことを隠して伝えることにした。
「実は、さやと、遊園地に行けることになってさ……千載一遇のチャンスなんだ」
「へー」
まるで、白々しい嘘をつく奴を見抜いたかのような態度。
「なっ、なになに?」
「だからって、なんでミミさんがあんな深刻そうな様子で一生懸命になるんですか?」
俺へ真実を吐くように促す、細くなった中原の目。俺の力量では、どうやっても上手くごまかせそうにない。
俺は、観念して全てを自白した。すると当然、
「俺も行きます!」
と中原。
中原も行くことになったことを、決闘者の二人に話す必要が生じてしまった。
まずミーに話すと、
「はあっ? なに喋ってんの? 今すぐ断ってこ……」
言いかけたセリフをミーが飲み込んだのは、中原が嬉しそうに近寄ってきたからだった。ミーは中原へ苦笑いを向けながら、俺へはその赤く光った瞳で殺意を向ける。
すると近くにいたさやが、満面の笑みを浮かべながらすかさず近寄ってきて、
「ああ、いいアイデアだね! みんなで行こうよ! ……ねっ? ミーちゃん?」
もはや俺にもわかるほどの邪心を秘めた、さやの爽やかな笑顔。
自席に戻ってからも、ミーは、中原がこちらを向いていない隙を見計らって俺のことを睨み散らかした。
俺の嘘は難なく見破るくせに、そんなことには全く気付きもしない中原は、
「チャンスの塊みたいな一大イベントに無策で突っ込むのはバカです。ちゃんと対策を練りましょう!」
と、自分もチャンスを活かして闘う気満々の顔。ミーが深刻そうな顔で一生懸命になってることは気付くのに、なぜかその理由までは気付かない。
バカはお前だよ、と言いたかったが、こいつには俺の仕事を手伝ってもらわないといけない。
俺は言葉を飲み込んだ。
それが一体、どういうものだったかというと……。
ファミレス好きのさやの要望でまたもや俺たちはファミレスへ。
案内されたのは、四人用のテーブルだった。
二人の女子の紅蓮の瞳が、俺を挟んで火花を散らす。瞳から放出されるアークがバリバリッ! と飛び散るのを俺は確かに見た気がした。
どっちが俺の隣に座るかで戦争が始まりそうだったが、開戦を避ける方法は一つしかなく、つまり、こちら側は俺一人、あっち側はミーとさや、という配置に自然と落ち着く。
流血することなく座った二人は、頬杖をつきながら、それぞれ互いと反対のほうを向いて唇を尖らせていた。
モーニングメニューを見つつも、俺は、二人の様子をドキドキしながらチラチラうかがった。
ミーは、朝からガッツリとハンバーグとかが入ったやつを注文する。
「わあ~、よく食べるねぇ、男子みたい! わたし、あんまり食べられないからパンケーキにしーようっと」
皮肉りながらセリフを飛ばしたさやに対し、ミーはそっぽを向きながらフッ、と鼻で笑って、
「かわいこぶってんなよ」
「何か言ったぁ?」
さやが被せ気味に低い声で聞き返す。
「いいえぇ。フワフワしたパンケーキばっか食べてるから、乳も頭もフワフワしとるんやろなあ、と思て」
「関係ないと思うよぉ。朝からそんなガッツリ食べてんのに、胸、一向に育ってなさそうだし」
歯軋りの音が響き渡る。
二人の殺気がほとばしり、空気はまるで帯電したかのようにピリピリとした緊張が走っていた。
しかし、こんな事態になるなんて、正直、想像だにしていなかった。
俺に積極アプローチするさやの振る舞いは、もちろん身体が浮き上がるほど俺の身体をフワフワした快感で満たしてくれる。
が、俺にとって、一番の驚きはミーだ。
当然俺は、さやへはしょっちゅう視線を送っていたが。
昨日から謎にミーのことが気になって、もう気が付いたらこいつのこともチラチラしてしまうのだ。俺に初めて見せるその表情は、今までとは全く異なるものだった。
ドヤ顔でもなく。
ヘラヘラと笑うでもなく。
からかおうとするでもなく。
いつもの強気な様子がキレイさっぱり消え去って。
ただ、ほっぺをほんのり赤くして、恥ずかしそうに。
こんな可愛い仕草をするこいつを、俺は見たことがなかったから。
こいつが、こんな態度をとるから。
なんだよ。
もうっ……どうしていいか、わかんね────っっっっ!!!!
女子二人が作り出す殺伐とした雰囲気の中で、三人楽しく話すことなどできる気がしなかった。
しかし、何もしなければ始まらないのだ。俺はなんとかこの空気感を改善しようと、まずはさやへ話しかける。
「さやはお酒強いよね。俺、そんなに強くないからさ、すぐに頭痛くなっちゃうんだ」
「えー、わたし普段はあんな飲まないんだ。ネムの前だから、ちょっと緊張しちゃってぇ」
あからさまに眉間にシワを刻むミー。
「ミーは……まあ、いつもの通りか」
「悪かったな」
ほっぺを膨らます。
「でもな、そんなん言うても、いっつも楽しいやろ? どっかのぶりっ子ちゃんと違って、あたしは、まんまやからな」
「えー? わたしもだよっ」
俺の視界でさやの周りがキラキラっ、とする。一撃でぶっ倒されそうな威力を持つ満面の笑み。
その顔が、またミーの癪に触るらしい。自信満々に薄目をさやへ向けて、
「あたしは、ちゃんと普段からネムのこと楽しませとるからなぁ」
うーん。まあ確かに楽しいっちゃ楽しいが。
それと恋愛的に楽しいのとは、なんか違う気がする。
が、それを言うと泣いてしまいそうな気がして、俺は大人しく口を閉じておいた。
すると、さやは、
「へぇ~? じゃあ、勝負する?」
「はあ?」
さやは突然、俺の予想もしない提案をし始める。
恋愛経験不足のため先行きが全く予想できない俺は、会話の最初のきっかけを作ったのみで、すっかり黙りこくって成り行きを見守っていた。
「デートしよっか。遊園地で」
「デート?」
「そうだよ。ネムと、わたしと、新堂さんで」
「……そんで?」
「もちろん、どっちがよりネムを楽しませるか、って話。終わったあと、ネムに決めてもらうの。負けたらネムを諦める」
「…………」
ミーが、俺を見て複雑な顔をする。
そんな顔すんなって。俺にどうしろってんだよ!
と、またまた混乱の極みの俺。
俺がスッキリと選んじゃえば全て解決する問題の気もするが。
もう、どうしていいか全くわからないし。
すると、何やら覚悟を決めたようなミーの顔。
「……ええよ」
え? マジで勝負するの?
「そのかわり、あたしが勝ったら、さやは引き下がるんやな?」
「絶対に負けないけどね」
「……上等」
二人の視線が交錯し、今までで一番の火花が散って落ちる。
俺はただ、二人をキョロキョロと交互に見て固まるのみだった。
◾️ ◾️ ◾️
仕事をミスったせいで、二人の決戦前日である金曜時点で土日も仕事づくめが確定した俺に対し、二人の女の子はこう言った。
「わたし、ネムとデートできるの、すごく楽しみにしてる。もしそれまでにお仕事片付いたら、ご褒美に、ネムのお家に行ってご飯作ったげるね!」
とさや。
「仕事なんぞ、あたしが手伝うたる! あんなナヨナヨした女じゃあ、ネムのことは助けてあげられへんでっ!」
とミー。
すなわち、ミーに手伝ってもらって仕事を片付け、その結果、さやにご飯を作ってもらうという、俺にとっては逆においしい展開となった。
しかし、仕事の量があまりにも多く、さすがのミーが手伝っても、土曜一日を空けるのは難しい見込みだった。
ここ最近はゼウスを使って部材発注をしていたものの、なんと俺は「思うことを忘れる」という致命的な失敗を犯す。
この状況を重くみたミーは、中原に助っ人を頼んだ。
「ねえセンパイ。ミミさんが、なんか深刻な表情で仕事手伝って欲しいって言ってきたんですけど。これって、センパイの担当分ですよね?」
「え?」
「何かありました?」
「あ──……。うん。えっと」
「手伝いますよ。でも、土曜日を空けるためにこうするってことでしょ? 理由くらいは教えてくださいよ。俺だって手伝うんだから、そのくらいの権利はあるでしょ」
「いや、まあ……」
「遊園地に遊びに行くから」などと言えば、さすがに手伝ってくれないだろう。
俺は、嘘をつくことにした。
「じ、実家の法事が入っちゃってさ」
「嘘ですね。ホントのことを言ってください」
「はあっ? ちょっ、なんでだよ」
「センパイは、実家の法事なんかのために、必死になる人じゃありませんから」
こいつはいい奴だが、お人好しではない。俺の嘘を一瞬で看破した様子だ。
しかし最後のあがきとして、俺は、ミーが行くことを隠して伝えることにした。
「実は、さやと、遊園地に行けることになってさ……千載一遇のチャンスなんだ」
「へー」
まるで、白々しい嘘をつく奴を見抜いたかのような態度。
「なっ、なになに?」
「だからって、なんでミミさんがあんな深刻そうな様子で一生懸命になるんですか?」
俺へ真実を吐くように促す、細くなった中原の目。俺の力量では、どうやっても上手くごまかせそうにない。
俺は、観念して全てを自白した。すると当然、
「俺も行きます!」
と中原。
中原も行くことになったことを、決闘者の二人に話す必要が生じてしまった。
まずミーに話すと、
「はあっ? なに喋ってんの? 今すぐ断ってこ……」
言いかけたセリフをミーが飲み込んだのは、中原が嬉しそうに近寄ってきたからだった。ミーは中原へ苦笑いを向けながら、俺へはその赤く光った瞳で殺意を向ける。
すると近くにいたさやが、満面の笑みを浮かべながらすかさず近寄ってきて、
「ああ、いいアイデアだね! みんなで行こうよ! ……ねっ? ミーちゃん?」
もはや俺にもわかるほどの邪心を秘めた、さやの爽やかな笑顔。
自席に戻ってからも、ミーは、中原がこちらを向いていない隙を見計らって俺のことを睨み散らかした。
俺の嘘は難なく見破るくせに、そんなことには全く気付きもしない中原は、
「チャンスの塊みたいな一大イベントに無策で突っ込むのはバカです。ちゃんと対策を練りましょう!」
と、自分もチャンスを活かして闘う気満々の顔。ミーが深刻そうな顔で一生懸命になってることは気付くのに、なぜかその理由までは気付かない。
バカはお前だよ、と言いたかったが、こいつには俺の仕事を手伝ってもらわないといけない。
俺は言葉を飲み込んだ。
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