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逃走
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「えっ……石って何? どういうことっ?」
「えっと。一言でいうと、『メデューサ』だよ、こいつきっと」
「えええ~っ???」
心の中で、ゼウスを使って、さやは俺に向かって叫んだ。
「落ち着いて! まず、奴の目は絶対に見ちゃダメだ」
「そっ、そっ、そんなこと言ったって! どうやって? どうやってこの場から逃げんのっ?」
「…………」
「黙んないでよっ!」
「ごめんっ」
ゼウスでなされた半パニックの会話。
さやの視界が、ビクッ! と揺れた。
「君のような美しい女性をね、僕はずっと探してたんだ」
声色を変えないリョウマの声が、逆に不気味に響き渡る。
ガラスに映り込んだ映像を見ると、リョウマは、後ろからさやの首に手をかけていた。
鎖骨のあたりを両手で撫でながら、首をさするように触れている。
「ひ……なんとかしてっ。助けて、ネム!」
ゼウスの通信で、俺に助けを求める声。
俺は歯をギリギリと噛みしめていた。
一つだけ、よくわからないことがある。俺は攻撃を開始する前に、それを何とか確認したいと思っていた。
ゼウスに通信している時は、瞳が赤く光る。
だが……こいつは、今、瞳を青く光らせている。
単純に考えれば、石化能力の発動中……ということなのだろうが。
奴のログイン状況は、どうなっているのだろうか?
「インベーダー」を使って仕掛ける洗脳攻撃は、奴がログイン中でなければならない。敵の出方もわからないこの段階で「エレクトロ・マスター」を使うのは、いくら何でも早すぎる。
青く光る前……つまりさやと喋っていた時は、赤く光っていた。だから、ログイン中である可能性が極めて高いと思うのだが。
この攻撃は、過去に二度も使っている。リリスにも、ナキにもだ。だから、こいつらはとっくに「最初からゼウスにログインしない」という戦法をとってきてもおかしくないはずなのだ。
さやのことは既に敵にバレているから、リョウマがグリムリーパーだとすると、初めからさやを標的にして、そういう戦法を今まさに使われていても全く不思議ではない。
どうする?
さやと一緒に、ガラス窓に映るリョウマを眺める時間が過ぎる。
リョウマは、さやの首すじに顔を近づけ、さやの耳を、はむ、と唇で優しく噛んだ。
「んっ……」
「さやか。こっちを、向いて」
リョウマはさやの首に手を回し、さやの顎を掴んで強引に自分のほうへ向かせようとした。
同時に、俺の意識の中にある、さやの視界映像スクリーンが真っ暗になる。
さやは、目を閉じたのだ。
「……! お前……」
静けさに支配された不気味な時間が流れる。
その空気感と一致する、リョウマのセリフも併せて流された。
「どうして知ってる?」
「ええ? な、何が?」
目を閉じたまま、すっとぼける、さや。
「いいさ。そのままでいろよ」
リョウマの声。と、
「んっ! ンンン……」
さやが、ゼウスを通じてこもったような声をあげる。
「さや、どうした!」
「こいつ、わたしにキスしてんの! もう、いやぁ……」
火山が噴火したかのように、俺の胸のあたりから猛烈な怒気が噴き上がってくる。
もう、止められなかった。
──神の名において、命ずる!
リョウマの、意識を乗っ取れ!!!
バリバリっ、という電撃のような音。同時に、
「グッ……ああああっ!」
苦しそうに悲鳴をあげるリョウマ。
さやの視界が回復する。さやは、リョウマを振り切って休憩所を脱出しようとしていた。
「誰かっ……」
叫ぼうとしたものの、さやはその声を止め、俺にゼウスで尋ねた。
「ねえ、ネム。このまま助けを呼んだら、あいつ、みんなを石化するのかな……」
「う……ん。もしかしたら……でも、呼ばないと、さやが」
「そんなのイヤだ。わたし……わたしのせいで、他の人に迷惑かけたくない」
「そんなこと、言ってる場合じゃ……」
「イヤだっ」
さやが走っている廊下はある程度照度が保たれていて、先がしっかり見えていた。
が、必死で走っていたからだろう、突如として現れた階段室を危うく通り過ぎかける。さやは、振り向くことなく、すぐさま階段を駆け降りた。
はあ、はあ、と荒くなった息遣いだけがこだまする夜の病院の中、さやは立ち止まる。
「ねえ、ネム……この病院、結構広くてさ……。雪人のいた病室、一〇階だったの。エレベーターとか、出口の位置、わからない?」
これについては、さやが自分でゼウスに願えばすぐさま取得できる情報ではあるが、今のさやにそんな余裕はない。
だから、俺はすぐさまゼウスを使って病院の案内図を取得する。それをさやへ共有すると同時に、今度は「神の力」を持つ俺にしか取得できない情報──すなわちこの病院内の監視カメラ映像も取得した。
カツン、カツン、と廊下に響く足音。
「……!」
「奴だ」
リョウマに一撃を喰らわせた直後、やはり奴は、すぐにゼウスとの接続を遮断していた。
その一事をもって、奴がリリスやナキの仲間だと断じても差し支えないだろう。
奴のダメージはどのくらいだろうか?
リリスはともかく、俺の洗脳攻撃を喰らったナキは相当なダメージを負っていそうだった。リョウマにはどのくらい効いたのだろうか?
まるで心臓の音までも聞こえてきそうな、さやの緊張感が伝わってくる。
俺は、歯噛みした。
いつもそうなのだ。
俺はいつも現場にいない。敵と対峙して戦うのは、いつも仲間たち。さやは今、どんなに怖い思いをしているだろうか。
監視カメラから取得した映像に、歩いているリョウマが映る。
「さや、その廊下に居たら、奴に見つかる。トイレに隠れよう」
「うん……」
さやは、音を立てないように注意しながら、三つあるうちの、一番奥の個室に隠れた。
「見つからないかな……」
ゼウスの通信で伝わってくる、細く、震えた声。それがまさしく、さやの心境を表していた。
つい最近、ユウキに追いかけられた経験のあるさやは、こういうのがトラウマになっていても不思議じゃない。
俺は、覚悟を決めて、監視カメラに映るリョウマを睨みつけた。
「もし見つかったら、俺が奴の心臓を止める。その隙に逃げろ」
「え……殺しちゃうの……?」
こんな異常な状況に、いつの間にか慣れてしまったのだろうか。
さやの言葉でハッとする。
俺は、自分の気持ちを正確に表す端的な言葉を出せなかった。
「……どちらにしても、その隙を見て逃げるんだ。逃げてくれたら時間が稼げるから、敵が生きていても、俺はその時間で二錠目を飲める」
「ダメだよ! そんなことしたら、ネムが……」
「大丈夫。きっと死なない」
「…………」
バアン、と勢いよくドアを開ける音。おそらく、トイレの入口のドアが開けられた。
「キキキ……どこかなぁ……」
間違いなくリョウマの声だ。
悦びを抑えきれないような気配が俺にもひしひしと伝わってくる。
キイイ、というドアを開ける音。
「…………ねえ」
「なに?」
「失敗じゃない? ここ」
「どうだろうね」
「だって、逃げ場所、無いじゃない」
キイイ、というドアを開ける音。
「まあ……でも、外だともっと早く見つかってたよ」
「ふーん。じゃあ、見つからなかったら、一つだけ何でも言うこと聞いてあげる」
「さやのハダカが見たい」
「……即答かよ。だったら、さっさと付き合えばいいじゃん。あんなメンヘラポニーテールはほっといて」
キイイ、とういドアを開ける音。
その後すぐに、バアン! と勢いよくドアを開ける音が聞こえ……
カツン、カツン、という足音が遠ざかる。
「えっ。びっくり」
「だろ? 男子便所まで見ないんだよ、案外」
「いやいやバカじゃないのあいつ。思い込み強すぎでしょ」
「さっきの約束、忘れてないよね?」
「う」
「なんてね。あれは嘘! ホントのお願いは、無事に逃げ切れたら言うわ。せっかくさやを、俺の欲望のまま自由にしていいっていう権利を手に入れたんだから」
「ちょっ……その言い方! なんか怖いんだけど」
なんにしても、さやは命の危機をやり過ごし、俺は、さやを自由にできる権利を得たのだった。
「えっと。一言でいうと、『メデューサ』だよ、こいつきっと」
「えええ~っ???」
心の中で、ゼウスを使って、さやは俺に向かって叫んだ。
「落ち着いて! まず、奴の目は絶対に見ちゃダメだ」
「そっ、そっ、そんなこと言ったって! どうやって? どうやってこの場から逃げんのっ?」
「…………」
「黙んないでよっ!」
「ごめんっ」
ゼウスでなされた半パニックの会話。
さやの視界が、ビクッ! と揺れた。
「君のような美しい女性をね、僕はずっと探してたんだ」
声色を変えないリョウマの声が、逆に不気味に響き渡る。
ガラスに映り込んだ映像を見ると、リョウマは、後ろからさやの首に手をかけていた。
鎖骨のあたりを両手で撫でながら、首をさするように触れている。
「ひ……なんとかしてっ。助けて、ネム!」
ゼウスの通信で、俺に助けを求める声。
俺は歯をギリギリと噛みしめていた。
一つだけ、よくわからないことがある。俺は攻撃を開始する前に、それを何とか確認したいと思っていた。
ゼウスに通信している時は、瞳が赤く光る。
だが……こいつは、今、瞳を青く光らせている。
単純に考えれば、石化能力の発動中……ということなのだろうが。
奴のログイン状況は、どうなっているのだろうか?
「インベーダー」を使って仕掛ける洗脳攻撃は、奴がログイン中でなければならない。敵の出方もわからないこの段階で「エレクトロ・マスター」を使うのは、いくら何でも早すぎる。
青く光る前……つまりさやと喋っていた時は、赤く光っていた。だから、ログイン中である可能性が極めて高いと思うのだが。
この攻撃は、過去に二度も使っている。リリスにも、ナキにもだ。だから、こいつらはとっくに「最初からゼウスにログインしない」という戦法をとってきてもおかしくないはずなのだ。
さやのことは既に敵にバレているから、リョウマがグリムリーパーだとすると、初めからさやを標的にして、そういう戦法を今まさに使われていても全く不思議ではない。
どうする?
さやと一緒に、ガラス窓に映るリョウマを眺める時間が過ぎる。
リョウマは、さやの首すじに顔を近づけ、さやの耳を、はむ、と唇で優しく噛んだ。
「んっ……」
「さやか。こっちを、向いて」
リョウマはさやの首に手を回し、さやの顎を掴んで強引に自分のほうへ向かせようとした。
同時に、俺の意識の中にある、さやの視界映像スクリーンが真っ暗になる。
さやは、目を閉じたのだ。
「……! お前……」
静けさに支配された不気味な時間が流れる。
その空気感と一致する、リョウマのセリフも併せて流された。
「どうして知ってる?」
「ええ? な、何が?」
目を閉じたまま、すっとぼける、さや。
「いいさ。そのままでいろよ」
リョウマの声。と、
「んっ! ンンン……」
さやが、ゼウスを通じてこもったような声をあげる。
「さや、どうした!」
「こいつ、わたしにキスしてんの! もう、いやぁ……」
火山が噴火したかのように、俺の胸のあたりから猛烈な怒気が噴き上がってくる。
もう、止められなかった。
──神の名において、命ずる!
リョウマの、意識を乗っ取れ!!!
バリバリっ、という電撃のような音。同時に、
「グッ……ああああっ!」
苦しそうに悲鳴をあげるリョウマ。
さやの視界が回復する。さやは、リョウマを振り切って休憩所を脱出しようとしていた。
「誰かっ……」
叫ぼうとしたものの、さやはその声を止め、俺にゼウスで尋ねた。
「ねえ、ネム。このまま助けを呼んだら、あいつ、みんなを石化するのかな……」
「う……ん。もしかしたら……でも、呼ばないと、さやが」
「そんなのイヤだ。わたし……わたしのせいで、他の人に迷惑かけたくない」
「そんなこと、言ってる場合じゃ……」
「イヤだっ」
さやが走っている廊下はある程度照度が保たれていて、先がしっかり見えていた。
が、必死で走っていたからだろう、突如として現れた階段室を危うく通り過ぎかける。さやは、振り向くことなく、すぐさま階段を駆け降りた。
はあ、はあ、と荒くなった息遣いだけがこだまする夜の病院の中、さやは立ち止まる。
「ねえ、ネム……この病院、結構広くてさ……。雪人のいた病室、一〇階だったの。エレベーターとか、出口の位置、わからない?」
これについては、さやが自分でゼウスに願えばすぐさま取得できる情報ではあるが、今のさやにそんな余裕はない。
だから、俺はすぐさまゼウスを使って病院の案内図を取得する。それをさやへ共有すると同時に、今度は「神の力」を持つ俺にしか取得できない情報──すなわちこの病院内の監視カメラ映像も取得した。
カツン、カツン、と廊下に響く足音。
「……!」
「奴だ」
リョウマに一撃を喰らわせた直後、やはり奴は、すぐにゼウスとの接続を遮断していた。
その一事をもって、奴がリリスやナキの仲間だと断じても差し支えないだろう。
奴のダメージはどのくらいだろうか?
リリスはともかく、俺の洗脳攻撃を喰らったナキは相当なダメージを負っていそうだった。リョウマにはどのくらい効いたのだろうか?
まるで心臓の音までも聞こえてきそうな、さやの緊張感が伝わってくる。
俺は、歯噛みした。
いつもそうなのだ。
俺はいつも現場にいない。敵と対峙して戦うのは、いつも仲間たち。さやは今、どんなに怖い思いをしているだろうか。
監視カメラから取得した映像に、歩いているリョウマが映る。
「さや、その廊下に居たら、奴に見つかる。トイレに隠れよう」
「うん……」
さやは、音を立てないように注意しながら、三つあるうちの、一番奥の個室に隠れた。
「見つからないかな……」
ゼウスの通信で伝わってくる、細く、震えた声。それがまさしく、さやの心境を表していた。
つい最近、ユウキに追いかけられた経験のあるさやは、こういうのがトラウマになっていても不思議じゃない。
俺は、覚悟を決めて、監視カメラに映るリョウマを睨みつけた。
「もし見つかったら、俺が奴の心臓を止める。その隙に逃げろ」
「え……殺しちゃうの……?」
こんな異常な状況に、いつの間にか慣れてしまったのだろうか。
さやの言葉でハッとする。
俺は、自分の気持ちを正確に表す端的な言葉を出せなかった。
「……どちらにしても、その隙を見て逃げるんだ。逃げてくれたら時間が稼げるから、敵が生きていても、俺はその時間で二錠目を飲める」
「ダメだよ! そんなことしたら、ネムが……」
「大丈夫。きっと死なない」
「…………」
バアン、と勢いよくドアを開ける音。おそらく、トイレの入口のドアが開けられた。
「キキキ……どこかなぁ……」
間違いなくリョウマの声だ。
悦びを抑えきれないような気配が俺にもひしひしと伝わってくる。
キイイ、というドアを開ける音。
「…………ねえ」
「なに?」
「失敗じゃない? ここ」
「どうだろうね」
「だって、逃げ場所、無いじゃない」
キイイ、というドアを開ける音。
「まあ……でも、外だともっと早く見つかってたよ」
「ふーん。じゃあ、見つからなかったら、一つだけ何でも言うこと聞いてあげる」
「さやのハダカが見たい」
「……即答かよ。だったら、さっさと付き合えばいいじゃん。あんなメンヘラポニーテールはほっといて」
キイイ、とういドアを開ける音。
その後すぐに、バアン! と勢いよくドアを開ける音が聞こえ……
カツン、カツン、という足音が遠ざかる。
「えっ。びっくり」
「だろ? 男子便所まで見ないんだよ、案外」
「いやいやバカじゃないのあいつ。思い込み強すぎでしょ」
「さっきの約束、忘れてないよね?」
「う」
「なんてね。あれは嘘! ホントのお願いは、無事に逃げ切れたら言うわ。せっかくさやを、俺の欲望のまま自由にしていいっていう権利を手に入れたんだから」
「ちょっ……その言い方! なんか怖いんだけど」
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