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戦闘準備
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「正面玄関へ行こう! とにかく、ここを脱出しないと……」
そう言った俺は、一つの可能性に思い至る。
奴は、雪人くんを、どうするのだろうか?
田中さんの仲間であるリョウマは、田中さんのウイークポイントである弟・雪人くんの護衛をするならともかく、危害を加えたりしないんじゃないか、と俺は思った。
だから、このまま置いて行っても、大丈夫なはず。
さやにこれを言うと……
「だめ! 雪人が、危ないもん!」
と大反対される。
「まがりなりにも仲間である田中さんとその家族のこと、奴だって護るはずじゃない? だから、きっとあいつ、俺たちから雪人くんを護ってるんだと思うんだけど」
「ネム、やっぱりいい人だよね。そういうとこ、わたしは好きだよ。でも、そんなのわからないよ。まゆ、敵に人質を取られて言うこと聞け、って言われてるだけかもしれない。なら、それが雪人なのかもしれない。もしかすると、ここで雪人を助ければ、まゆも……」
確かに。
しかし、そうなると……
「助けられそうになったら、敵は雪人くんを、殺してしまうかもしれないね」
「…………」
状態の悪い雪人くんを、病院から連れ出す訳にはいかない。
助けが必要だ。
ここで、奴を確実に仕留める戦力が。
俺は、ゼウスでミーと中原へ救援依頼する。
「さやが危ないんだ。俺だけじゃキツい、助けに来てくれ!」
「ガッテンです!」
「よっしゃあ」
ミーは手の指をパキパキと鳴らす。
「あ……でも、センパイは、『寝てなきゃ使えない人』ですもんね。だからって寝てるセンパイを一人にする訳にもいかないし。どうします?」
「その言い方さぁ……一言多いんだよアホ!」
と、玄関ドアがバーン! と開き。
「ぃやっほーっ! リオちゃんだよーんっ!」
陽気にポーズをとる女子高生が参上した。
この忙しい時に……
ややこしいガキが一人増えてしまった。
「困ってるようだね! なら、このリオちゃんにお任せだ!」
「あのな。お前みたいなガキに何ができるっちゅうねん」
「ひどっ! だからミーちゃんは可愛くないんだよっ」
「はっ、はあっ? 何っ、なにっ……」
豊かな表情で動揺を上手に表現するミーを尻目に、リオは、
「なんかよくわからないけど、あたしも手伝うよ!」
「だから、お前のことが信用でけへんって言うとんねん!」
「そんなこと言う? 一晩共に過ごした仲間のことを」
「誰が仲間やっ」
誰とでもすぐにケンカになるミー。
「うーん。でも、君にできることは……」
しかめ面で手をアゴに当てた中原が、俺にゼウスで語りかけてくる。
俺はミー・中原の二人とゼウスで話し、リオは声でミー・中原と話す、というややこしい状況。
「どうします? とりあえず、リオちゃんに、部屋に居てもらいます?」
「居てもらおう。なんとなくだけど……二錠目を使うことになる気がする」
「……かなり強そうすか」
俺は二人に、敵の能力のことを説明した。
結論として、リオには俺の家で待機してもらうことにする。
二錠目を使えば、俺は間違いなく意識不明になる。救急車を呼ぶ人が必要なのだ。
「あれっ? ネム、寝てんじゃん。ネムだけに。キャハハっ」
大口を開けて笑うリオ。
「君には、センパイを見てて欲しいんだ」
「はい?」
「だから、眠っちゃってる、この人を」
「…………」
今度は、何か納得いかなさそうに口を尖らす。
「それが、なんの助けになるの?」
「めーっちゃ、助かんねん。超重要任務! しゃあないから、君に頼むわ」
「超重要任務」という単語が、助っ人魂に火をつけたらしい。
「オーッケイ! 大丈夫だよ、あたしがネムを見てりゃいいんだね?」
「そう。それで、もし意識不明の重体になったら、すぐに救急車を呼んでね」
「はああっ?」
「……っと」
中原が口を滑らす。
「どういうこと?」
リオの目は、さっきまでとはまるで変わってしまった。
じっと中原とミーを睨み、口をへの字にキュッと結び、真実を知るまで絶対に譲らない、って顔だ。
「教えて」
「あのね。君は部外者なんだから……」
「ネムが死にかけたら、助ける役目なんでしょ? それが、部外者?」
「…………」
しょうがない。
「ミー、中原、先に行ってくれ! さやは今、病院のトイレで隠れてる。すでに一回敵が探したところだからしばらく安全だとは思うけど、次に来たら、もう逃げられない。それまでに移動することになると思う。リオには、ゼウスを通じて俺から説明するよ」
「おっけ、すぐに向かうわ! まず、わたしが先着すると思うけど」
「えーっ、置いてくんすかミミさん!」
「あったり前やろ、あたしを誰やと思うとんねん。イダテン様やで!」
ミーはカチャリと音を立てて、リリスからの戦利品である中国剣を握った。すぐさま二人は玄関ドアを開けて、勢いよく駆けていく。
あの二人なら、病院までなら車なんか使わなくても走ったほうが断然早い。
敵側の誰かに見られるリスクはあるが、そもそも、あの二人は敵に正体がバレているのだ。仮に一般人に見られたとしても、現実感のないオオカミ男の話など、なんとでも誤魔化せるだろう。
二人が出発したあと、俺は、自分の意識の中へリオを招待した。
旋回する光を纏って、リオのアバターは、例の子供部屋の中へ再生される。
「あっ、わああ~っ! かっわいいーっ!」
他の女子二人と同様、感嘆の声を上げるリオ。
すぐさま二人の子供を見つけて、
「わあ、この子たちも、かわいっ! お名前はっ?」
リオは屈んで、二人に尋ねる。
俺は頭をかきながら天井に目線を向けていた。こいつらの自己紹介なんぞ、もう見飽きたからだ。
だが、二人は声を出さなかった。
ん? と思いながら俺は二人へ目を向ける。
ノアも、ルナも、目を見開き、リオを凝視していた。
「んー? どうしたのかな? 緊張してるの?」
「はあ? こいつらが緊張? そういや、ミーと初めて出会った時、こいつ、ガッチガチに緊張してさあ……あっ、やべ。こんなことしてる場合じゃねえわ、急がねえと。とりあえず、事情をさっと……」
「「ダメだっ」」
ノアとルナは、揃って言った。
「ああ? 時間がねえんだよ。こいつに協力してもらわないと、さやのことが助けられないんだ。背に腹とかいうやつだよ」
俺はリオに、ごく簡単に自分のことを説明する。
時間がないので詳しくは言えないが、ある特殊能力を持っていること。それを発揮するために、睡眠薬を飲んで眠らないといけないこと。その睡眠薬は、二錠以上飲むと、命の保証がないこと。
「ある特殊能力~~? 意味わかんない」と言うので、俺は手っ取り早い方法を選択した。
「えっ……、なに、これ、」
言葉を発するのも途切れ途切れのリオ。
初めて見たら、こんなふうに驚くのも無理はない。
俺たちのアバターは、子供部屋から映画館へと移り変わる。俺たちは、四つの大きなスクリーンが発する眩いばかりの光の前で、揃って立っていたのだから。
それぞれのスクリーンに映し出されていたのは、夜の街を風のように疾走する二つの視界と、トイレの個室でじっとする一つの視界。加えて、その三つのスクリーンをじっと見つめる一つの視界が映し出されている。
リオは、最後のスクリーンを指差し、俺へ質問した。
「これ、もしかして」
「あ、ごめん。これは君が見ている視界映像なんだ。『念のため』と思って、さっき勝手に取得しちゃって……。ごめんねっ!」
「…………」
俺が理解できない感情を顔に浮かべて、俺をじっと見つめるリオ。
無表情。いや、それとは少し違う、感動と、喜びを含めたような、無表情。
「いたんだ。本当に」
「え?」
「ううん。こんなの、まるで神様……だよね」
まさしくその通り。「よくわかったな」と言ってやりたい気分だ。
「説明はこれで終わりだ。じゃあ、これで……」
「待って! あたしにも、これ、同期させたままにして」
「あのね。君の役割は、俺が危なくなったら……」
「お願い! 万が一、もしかしたら役に立つかもしれないじゃん」
「……もう。しょうがねえな……そんなことして、何すんの?」
俺は無邪気な女子高生のわがままっぷりに振り回されながらも、それはとりあえず置いといて、現場を映すスクリーンを、真剣に見つめた。
そう言った俺は、一つの可能性に思い至る。
奴は、雪人くんを、どうするのだろうか?
田中さんの仲間であるリョウマは、田中さんのウイークポイントである弟・雪人くんの護衛をするならともかく、危害を加えたりしないんじゃないか、と俺は思った。
だから、このまま置いて行っても、大丈夫なはず。
さやにこれを言うと……
「だめ! 雪人が、危ないもん!」
と大反対される。
「まがりなりにも仲間である田中さんとその家族のこと、奴だって護るはずじゃない? だから、きっとあいつ、俺たちから雪人くんを護ってるんだと思うんだけど」
「ネム、やっぱりいい人だよね。そういうとこ、わたしは好きだよ。でも、そんなのわからないよ。まゆ、敵に人質を取られて言うこと聞け、って言われてるだけかもしれない。なら、それが雪人なのかもしれない。もしかすると、ここで雪人を助ければ、まゆも……」
確かに。
しかし、そうなると……
「助けられそうになったら、敵は雪人くんを、殺してしまうかもしれないね」
「…………」
状態の悪い雪人くんを、病院から連れ出す訳にはいかない。
助けが必要だ。
ここで、奴を確実に仕留める戦力が。
俺は、ゼウスでミーと中原へ救援依頼する。
「さやが危ないんだ。俺だけじゃキツい、助けに来てくれ!」
「ガッテンです!」
「よっしゃあ」
ミーは手の指をパキパキと鳴らす。
「あ……でも、センパイは、『寝てなきゃ使えない人』ですもんね。だからって寝てるセンパイを一人にする訳にもいかないし。どうします?」
「その言い方さぁ……一言多いんだよアホ!」
と、玄関ドアがバーン! と開き。
「ぃやっほーっ! リオちゃんだよーんっ!」
陽気にポーズをとる女子高生が参上した。
この忙しい時に……
ややこしいガキが一人増えてしまった。
「困ってるようだね! なら、このリオちゃんにお任せだ!」
「あのな。お前みたいなガキに何ができるっちゅうねん」
「ひどっ! だからミーちゃんは可愛くないんだよっ」
「はっ、はあっ? 何っ、なにっ……」
豊かな表情で動揺を上手に表現するミーを尻目に、リオは、
「なんかよくわからないけど、あたしも手伝うよ!」
「だから、お前のことが信用でけへんって言うとんねん!」
「そんなこと言う? 一晩共に過ごした仲間のことを」
「誰が仲間やっ」
誰とでもすぐにケンカになるミー。
「うーん。でも、君にできることは……」
しかめ面で手をアゴに当てた中原が、俺にゼウスで語りかけてくる。
俺はミー・中原の二人とゼウスで話し、リオは声でミー・中原と話す、というややこしい状況。
「どうします? とりあえず、リオちゃんに、部屋に居てもらいます?」
「居てもらおう。なんとなくだけど……二錠目を使うことになる気がする」
「……かなり強そうすか」
俺は二人に、敵の能力のことを説明した。
結論として、リオには俺の家で待機してもらうことにする。
二錠目を使えば、俺は間違いなく意識不明になる。救急車を呼ぶ人が必要なのだ。
「あれっ? ネム、寝てんじゃん。ネムだけに。キャハハっ」
大口を開けて笑うリオ。
「君には、センパイを見てて欲しいんだ」
「はい?」
「だから、眠っちゃってる、この人を」
「…………」
今度は、何か納得いかなさそうに口を尖らす。
「それが、なんの助けになるの?」
「めーっちゃ、助かんねん。超重要任務! しゃあないから、君に頼むわ」
「超重要任務」という単語が、助っ人魂に火をつけたらしい。
「オーッケイ! 大丈夫だよ、あたしがネムを見てりゃいいんだね?」
「そう。それで、もし意識不明の重体になったら、すぐに救急車を呼んでね」
「はああっ?」
「……っと」
中原が口を滑らす。
「どういうこと?」
リオの目は、さっきまでとはまるで変わってしまった。
じっと中原とミーを睨み、口をへの字にキュッと結び、真実を知るまで絶対に譲らない、って顔だ。
「教えて」
「あのね。君は部外者なんだから……」
「ネムが死にかけたら、助ける役目なんでしょ? それが、部外者?」
「…………」
しょうがない。
「ミー、中原、先に行ってくれ! さやは今、病院のトイレで隠れてる。すでに一回敵が探したところだからしばらく安全だとは思うけど、次に来たら、もう逃げられない。それまでに移動することになると思う。リオには、ゼウスを通じて俺から説明するよ」
「おっけ、すぐに向かうわ! まず、わたしが先着すると思うけど」
「えーっ、置いてくんすかミミさん!」
「あったり前やろ、あたしを誰やと思うとんねん。イダテン様やで!」
ミーはカチャリと音を立てて、リリスからの戦利品である中国剣を握った。すぐさま二人は玄関ドアを開けて、勢いよく駆けていく。
あの二人なら、病院までなら車なんか使わなくても走ったほうが断然早い。
敵側の誰かに見られるリスクはあるが、そもそも、あの二人は敵に正体がバレているのだ。仮に一般人に見られたとしても、現実感のないオオカミ男の話など、なんとでも誤魔化せるだろう。
二人が出発したあと、俺は、自分の意識の中へリオを招待した。
旋回する光を纏って、リオのアバターは、例の子供部屋の中へ再生される。
「あっ、わああ~っ! かっわいいーっ!」
他の女子二人と同様、感嘆の声を上げるリオ。
すぐさま二人の子供を見つけて、
「わあ、この子たちも、かわいっ! お名前はっ?」
リオは屈んで、二人に尋ねる。
俺は頭をかきながら天井に目線を向けていた。こいつらの自己紹介なんぞ、もう見飽きたからだ。
だが、二人は声を出さなかった。
ん? と思いながら俺は二人へ目を向ける。
ノアも、ルナも、目を見開き、リオを凝視していた。
「んー? どうしたのかな? 緊張してるの?」
「はあ? こいつらが緊張? そういや、ミーと初めて出会った時、こいつ、ガッチガチに緊張してさあ……あっ、やべ。こんなことしてる場合じゃねえわ、急がねえと。とりあえず、事情をさっと……」
「「ダメだっ」」
ノアとルナは、揃って言った。
「ああ? 時間がねえんだよ。こいつに協力してもらわないと、さやのことが助けられないんだ。背に腹とかいうやつだよ」
俺はリオに、ごく簡単に自分のことを説明する。
時間がないので詳しくは言えないが、ある特殊能力を持っていること。それを発揮するために、睡眠薬を飲んで眠らないといけないこと。その睡眠薬は、二錠以上飲むと、命の保証がないこと。
「ある特殊能力~~? 意味わかんない」と言うので、俺は手っ取り早い方法を選択した。
「えっ……、なに、これ、」
言葉を発するのも途切れ途切れのリオ。
初めて見たら、こんなふうに驚くのも無理はない。
俺たちのアバターは、子供部屋から映画館へと移り変わる。俺たちは、四つの大きなスクリーンが発する眩いばかりの光の前で、揃って立っていたのだから。
それぞれのスクリーンに映し出されていたのは、夜の街を風のように疾走する二つの視界と、トイレの個室でじっとする一つの視界。加えて、その三つのスクリーンをじっと見つめる一つの視界が映し出されている。
リオは、最後のスクリーンを指差し、俺へ質問した。
「これ、もしかして」
「あ、ごめん。これは君が見ている視界映像なんだ。『念のため』と思って、さっき勝手に取得しちゃって……。ごめんねっ!」
「…………」
俺が理解できない感情を顔に浮かべて、俺をじっと見つめるリオ。
無表情。いや、それとは少し違う、感動と、喜びを含めたような、無表情。
「いたんだ。本当に」
「え?」
「ううん。こんなの、まるで神様……だよね」
まさしくその通り。「よくわかったな」と言ってやりたい気分だ。
「説明はこれで終わりだ。じゃあ、これで……」
「待って! あたしにも、これ、同期させたままにして」
「あのね。君の役割は、俺が危なくなったら……」
「お願い! 万が一、もしかしたら役に立つかもしれないじゃん」
「……もう。しょうがねえな……そんなことして、何すんの?」
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