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幸せの確認
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依然として、さやの視界を映すはずの巨大スクリーンは光を取り戻すことはなく。
「神の力」を使って全ての監視カメラを見渡しても、さやとリョウマはどこにも映る気配がない。
一体、どこで戦っているのだろうか。いまいち俺にはわからなかったが……
リョウマの苦痛の叫びだけが、何度もひたすら繰り返される。
「スターバレット」というくらいだから何かを撃っているのだろうが。
だからといって、さやは目が見えていないはず。
なのに、どうやら完全に奴を追い詰めているようなのだ。リョウマが持っていた銃は、どうしたのだろうか?
詳しい状況は全くわからないが、ゼエ、ゼエ、という喘ぎだけが、「その空間」に響き渡っていた。
「リョウマ。これが最後だよ」
「…………」
「あなたの声がする方向に向けて、『散弾銃』でいく」
「……う」
「あなたの顔を踏んであげるから、わたしの靴の裏を舐めて謝るなら、許してあげる」
「ふざけ……」
ガガガガガガッ
幾重にもなった掘削するような大轟音。
ガラン、からん、と何かが床に転がる音がいくつも反響した。
「へえ……また避けたんだ?」
「……ひっ」
短く発せられたリョウマの悲鳴には、戦意というものが感じられなかった。
現場を見ていないのでわからないが、さっきのさやの攻撃が、奴の戦意を喪失させたのは間違いないだろう。
と、俺は思っていたが……
「おらあっ!」
荒々しく、しかし冷静さを欠いたような、リョウマの声。
ドサッ、という音。そして……
「マウント取ったぁっ! 形勢逆転だぜ、おら、無理やり目ぇ開けてやらあっ」
「さやっ」
俺が奴の心臓を止めようと決断する間もなく、ヒュン、ガンッ、という乾いた音が聞こえた。
冷静なさやの声が、すぐに俺へと届けられる。
「大丈夫。ありがと、ネム。もう、終わったよ」
ドサッ、という音。
さやの視界映像スクリーンに光が戻る。
そこは、トイレだった。
視界の中には、血だらけで倒れるリョウマが、身体を丸めて、倒れていた。
◾️ ◾️ ◾️
どの時点で意識を失ったのか、定かではない。
リオがそれにどうやって気付いたのかも、よくわからない。もしかすると、現実世界の俺の身体に、何か影響が現れたのだろうか。それなら納得がいく。
だが、その結論はまだわからない。なぜなら、俺はついさっき、病院の殺風景な天井を眺めることができる状態になったばかりだからだ。
「死ななかったか」
自分でポツリと呟いてみる。
当然、死にたいわけじゃない。
案外、二錠目くらいでは死なないのかな、と、危ない思考にハマってしまっただけだ。
ふと頭を横へ向けると窓がある。何やら既視感漂う晴天の空。
なんか、前にもこんなことが。
そういや、前に入院した時はさやと二人、裸でゴロゴロしながらイチャイチャする夢を見ていたはず。
なんで今回はそれを見せてくれない? と、誰にともなく不満を垂らす。
「こら。起きたのに、あたしのことシカトか」
「……ん」
青空の反対側に、ピンクの髪のかわいい女子高生がいた。
リオは、イスに座って足を組み、その膝の上に片肘で頬杖をついて、ほっぺを膨らます。
その上、眉間にシワ。さらに、睨んでくる。
「どうしたの?」
「はあ? どうしたのじゃないでしょ。何、フワフワした声で言ってんの? あたし、まだ怒ってんだけど」
「はえぇ、何を怒ってんの」
「ぬぅぅぅ……このっ、……落ち着け。こいつはまだ寝ぼけてんだ。薬が抜けてないんだきっと。落ち着け」
ふうう、ふううとリオは胸に手を当てて、しきりに息を吐く。
「落ち着いた? じゃあ、教えてよ」
「くっ……人を逆上させる天才め」
ふふ、と俺は笑ってしまった。
なんだかこいつを見ていると、つい笑ってしまう。
それがまた気に入らなかったらしい。リオはイーっと口を広げて歯軋りをしながら、そこから無理やり笑顔に変化させ、ひ、ひ、ひ、とぎこちなく笑った。
「ええ、教えてあげる。どうなったか、だよね?」
「ご明察」
「とりあえずね、今日は、あの日からすると明後日、てことになるかな」
「え? 丸一日、過ぎちゃったの?」
「そうだよ。あ、別にあたし、まるで恋人みたいにずっとネムの看病してたわけじゃないからね」
「はいはい」
「……ムカつく。まあいいわ。看病してくれたのは、さやちゃんだよ。あたしはちょくちょく帰ってるから」
「でも、あの日の夜は、いてくれたんだろ?」
「ん──……、まあ」
「ありがと」
リオは眉毛をクイっと上げて、照れながら肩をすくめた。
「そんで、ここはどこ? どこの病院?」
「あの病院だよ」
「あの病院って、あの病院?」
「そう、あの病院」
つまり、どうやらリョウマと激しく戦闘を繰り広げた、あの病院らしい。
この病院は、救急患者なんかもたくさん受け入れている大きな病院だ。俺の家からもさほど遠くはないし、だからここへ運ばれたのかもしれない。
リオに教えてもらった内容は、次のとおりだ。
大勢の警察官が押し寄せ、さや、中原は事情聴取された。
その中で、また俺たちが犯人扱いされてしまうんじゃないかとみんな恐れていた。
だが、ICUの監視カメラに映った録画映像を見て、さらには現実として石化している大量の警察官や看護師さんたちを見て、後から来た警察官たちは信じざるを得なかったのだ。
その時に青く目を光らせた、被疑者とされる一人のドレッド男。
併せて、怪我をした俺の仲間たち。
それらのことを総合的に勘案したのだろう、確かに事情聴取はされたが、そんなに長くはなく、「また話を聞かせてもらうかもしれない」とだけ言われ、警察署に連れて行かれることもなかった。
ミーは?
その質問をしたら、リオは、自分でロン毛の人へ連絡して確認してみたら、と俺に言う。
嫌だなあ……
ちゃんと生きてるから言ってるんだよね?
前は中原の悪質なドッキリにハメられたが、今回は本当に胸を撃たれているのだ。
ダメでした、ってパターンでそれするの、鬼畜だからマジで。
「中原」
「……センパイ」
「うん」
暗い声の中原。
結果を聞くのが怖い。
話を進めたくなかった。
が、
そこへもう一人、その通話に割り込んでくる。
「……ネム」
「ミー!」
「……はは。いっつ……なに、泣きそうな、声、しとん……。好きなんか、あたしの、こと」
弱々しい小さな声で、小憎たらしいことを言うミー。
ゼウスを使って喋ると、その時の心境や体調が自動で声へと反映される。
声だけじゃなく、冷や汗や顔を赤らめたりなんかもアバターへ反映されている。その人物の心理状況や体調すらオートで反映させるとは、全くとんでもないシステムだ。
「銃弾、それてたのか?」
「心臓はギリギリ外れてましたが……かなり危なかったみたいです」
「……そりゃ、強運の持ち主だな」
「まあ、そういう部分もあるかもしれませんが、たぶんそうじゃない気がします」
「どういうことだ?」
「イダテン様だから、だと思いますよ」
やっぱり、アーティファクトは身体が変化しているのかもしれない。
「俺、こんな身体になっちゃって、ちょっとだけ不安だったんです。それに、ミミさんまで、同じように人間じゃなくなっちゃったのかなあ、って」
「ああ」
「でも、そのおかげで助かったんなら、俺たち、こうなってよかったですよね」
「……もちろんさ」
能力に目覚めなければ、波動の時に死んでいた。
そうさ。死ぬくらいなら、このほうがずっといいに決まってる。
俺は、よいしょっ、と声を出して、上半身を起こす。
と、そこへ、
「あっ! 目が覚めたっ!」
「さや!」
さやは、駆け寄ってきて、俺にギュッ、とした。
抱きしめられた時間は、思ったより長かった。いつもの俺なら、ポーッとなっているところであろうが……。
やはり二錠目を飲んだあとの状態で、この体勢はきつい。それに、豊満すぎる胸が俺の顔に隙間なくギュッと押し付けられて、どう足掻いても呼吸ができないのだ。
俺は、もう耐えられなくなって、ぐったりした。さやは俺の顔を見て、それからハッとして、慌てて俺をベッドに寝かせる。
ベッドに寝転がると、調子は少しマシになった。
すると、さやは、さっきリオがやってたのと同じ、眉間にシワの顔をして俺を睨む。
「なんでこんな無茶すんの」
「え? いや、だってこうしないと」
「ネム、自分がどうなったか、わかってないからそんなこと言えるんだよ! リオが早めに救急車を呼んでたからよかったものの、途中で心停止したんだ、君は」
「マジで?」
「マジだよ! わたしね、自分が助かりたいからって、ネムのこと犠牲になんてしたくないし」
こう言われたので、俺も言い返してやる。
「俺だって、さやが死にかけてるのに、何もしないなんて無理だし」
二人してしかめっ面をしていたが。
「「…………ぷっ」」
「????」
俺たちは、二人して笑い出す。
吹き出して笑い始めた俺たちの前で、リオだけが一人、あたふたと俺たちの顔を交互に見て、それから、ブスッとしていた。
「神の力」を使って全ての監視カメラを見渡しても、さやとリョウマはどこにも映る気配がない。
一体、どこで戦っているのだろうか。いまいち俺にはわからなかったが……
リョウマの苦痛の叫びだけが、何度もひたすら繰り返される。
「スターバレット」というくらいだから何かを撃っているのだろうが。
だからといって、さやは目が見えていないはず。
なのに、どうやら完全に奴を追い詰めているようなのだ。リョウマが持っていた銃は、どうしたのだろうか?
詳しい状況は全くわからないが、ゼエ、ゼエ、という喘ぎだけが、「その空間」に響き渡っていた。
「リョウマ。これが最後だよ」
「…………」
「あなたの声がする方向に向けて、『散弾銃』でいく」
「……う」
「あなたの顔を踏んであげるから、わたしの靴の裏を舐めて謝るなら、許してあげる」
「ふざけ……」
ガガガガガガッ
幾重にもなった掘削するような大轟音。
ガラン、からん、と何かが床に転がる音がいくつも反響した。
「へえ……また避けたんだ?」
「……ひっ」
短く発せられたリョウマの悲鳴には、戦意というものが感じられなかった。
現場を見ていないのでわからないが、さっきのさやの攻撃が、奴の戦意を喪失させたのは間違いないだろう。
と、俺は思っていたが……
「おらあっ!」
荒々しく、しかし冷静さを欠いたような、リョウマの声。
ドサッ、という音。そして……
「マウント取ったぁっ! 形勢逆転だぜ、おら、無理やり目ぇ開けてやらあっ」
「さやっ」
俺が奴の心臓を止めようと決断する間もなく、ヒュン、ガンッ、という乾いた音が聞こえた。
冷静なさやの声が、すぐに俺へと届けられる。
「大丈夫。ありがと、ネム。もう、終わったよ」
ドサッ、という音。
さやの視界映像スクリーンに光が戻る。
そこは、トイレだった。
視界の中には、血だらけで倒れるリョウマが、身体を丸めて、倒れていた。
◾️ ◾️ ◾️
どの時点で意識を失ったのか、定かではない。
リオがそれにどうやって気付いたのかも、よくわからない。もしかすると、現実世界の俺の身体に、何か影響が現れたのだろうか。それなら納得がいく。
だが、その結論はまだわからない。なぜなら、俺はついさっき、病院の殺風景な天井を眺めることができる状態になったばかりだからだ。
「死ななかったか」
自分でポツリと呟いてみる。
当然、死にたいわけじゃない。
案外、二錠目くらいでは死なないのかな、と、危ない思考にハマってしまっただけだ。
ふと頭を横へ向けると窓がある。何やら既視感漂う晴天の空。
なんか、前にもこんなことが。
そういや、前に入院した時はさやと二人、裸でゴロゴロしながらイチャイチャする夢を見ていたはず。
なんで今回はそれを見せてくれない? と、誰にともなく不満を垂らす。
「こら。起きたのに、あたしのことシカトか」
「……ん」
青空の反対側に、ピンクの髪のかわいい女子高生がいた。
リオは、イスに座って足を組み、その膝の上に片肘で頬杖をついて、ほっぺを膨らます。
その上、眉間にシワ。さらに、睨んでくる。
「どうしたの?」
「はあ? どうしたのじゃないでしょ。何、フワフワした声で言ってんの? あたし、まだ怒ってんだけど」
「はえぇ、何を怒ってんの」
「ぬぅぅぅ……このっ、……落ち着け。こいつはまだ寝ぼけてんだ。薬が抜けてないんだきっと。落ち着け」
ふうう、ふううとリオは胸に手を当てて、しきりに息を吐く。
「落ち着いた? じゃあ、教えてよ」
「くっ……人を逆上させる天才め」
ふふ、と俺は笑ってしまった。
なんだかこいつを見ていると、つい笑ってしまう。
それがまた気に入らなかったらしい。リオはイーっと口を広げて歯軋りをしながら、そこから無理やり笑顔に変化させ、ひ、ひ、ひ、とぎこちなく笑った。
「ええ、教えてあげる。どうなったか、だよね?」
「ご明察」
「とりあえずね、今日は、あの日からすると明後日、てことになるかな」
「え? 丸一日、過ぎちゃったの?」
「そうだよ。あ、別にあたし、まるで恋人みたいにずっとネムの看病してたわけじゃないからね」
「はいはい」
「……ムカつく。まあいいわ。看病してくれたのは、さやちゃんだよ。あたしはちょくちょく帰ってるから」
「でも、あの日の夜は、いてくれたんだろ?」
「ん──……、まあ」
「ありがと」
リオは眉毛をクイっと上げて、照れながら肩をすくめた。
「そんで、ここはどこ? どこの病院?」
「あの病院だよ」
「あの病院って、あの病院?」
「そう、あの病院」
つまり、どうやらリョウマと激しく戦闘を繰り広げた、あの病院らしい。
この病院は、救急患者なんかもたくさん受け入れている大きな病院だ。俺の家からもさほど遠くはないし、だからここへ運ばれたのかもしれない。
リオに教えてもらった内容は、次のとおりだ。
大勢の警察官が押し寄せ、さや、中原は事情聴取された。
その中で、また俺たちが犯人扱いされてしまうんじゃないかとみんな恐れていた。
だが、ICUの監視カメラに映った録画映像を見て、さらには現実として石化している大量の警察官や看護師さんたちを見て、後から来た警察官たちは信じざるを得なかったのだ。
その時に青く目を光らせた、被疑者とされる一人のドレッド男。
併せて、怪我をした俺の仲間たち。
それらのことを総合的に勘案したのだろう、確かに事情聴取はされたが、そんなに長くはなく、「また話を聞かせてもらうかもしれない」とだけ言われ、警察署に連れて行かれることもなかった。
ミーは?
その質問をしたら、リオは、自分でロン毛の人へ連絡して確認してみたら、と俺に言う。
嫌だなあ……
ちゃんと生きてるから言ってるんだよね?
前は中原の悪質なドッキリにハメられたが、今回は本当に胸を撃たれているのだ。
ダメでした、ってパターンでそれするの、鬼畜だからマジで。
「中原」
「……センパイ」
「うん」
暗い声の中原。
結果を聞くのが怖い。
話を進めたくなかった。
が、
そこへもう一人、その通話に割り込んでくる。
「……ネム」
「ミー!」
「……はは。いっつ……なに、泣きそうな、声、しとん……。好きなんか、あたしの、こと」
弱々しい小さな声で、小憎たらしいことを言うミー。
ゼウスを使って喋ると、その時の心境や体調が自動で声へと反映される。
声だけじゃなく、冷や汗や顔を赤らめたりなんかもアバターへ反映されている。その人物の心理状況や体調すらオートで反映させるとは、全くとんでもないシステムだ。
「銃弾、それてたのか?」
「心臓はギリギリ外れてましたが……かなり危なかったみたいです」
「……そりゃ、強運の持ち主だな」
「まあ、そういう部分もあるかもしれませんが、たぶんそうじゃない気がします」
「どういうことだ?」
「イダテン様だから、だと思いますよ」
やっぱり、アーティファクトは身体が変化しているのかもしれない。
「俺、こんな身体になっちゃって、ちょっとだけ不安だったんです。それに、ミミさんまで、同じように人間じゃなくなっちゃったのかなあ、って」
「ああ」
「でも、そのおかげで助かったんなら、俺たち、こうなってよかったですよね」
「……もちろんさ」
能力に目覚めなければ、波動の時に死んでいた。
そうさ。死ぬくらいなら、このほうがずっといいに決まってる。
俺は、よいしょっ、と声を出して、上半身を起こす。
と、そこへ、
「あっ! 目が覚めたっ!」
「さや!」
さやは、駆け寄ってきて、俺にギュッ、とした。
抱きしめられた時間は、思ったより長かった。いつもの俺なら、ポーッとなっているところであろうが……。
やはり二錠目を飲んだあとの状態で、この体勢はきつい。それに、豊満すぎる胸が俺の顔に隙間なくギュッと押し付けられて、どう足掻いても呼吸ができないのだ。
俺は、もう耐えられなくなって、ぐったりした。さやは俺の顔を見て、それからハッとして、慌てて俺をベッドに寝かせる。
ベッドに寝転がると、調子は少しマシになった。
すると、さやは、さっきリオがやってたのと同じ、眉間にシワの顔をして俺を睨む。
「なんでこんな無茶すんの」
「え? いや、だってこうしないと」
「ネム、自分がどうなったか、わかってないからそんなこと言えるんだよ! リオが早めに救急車を呼んでたからよかったものの、途中で心停止したんだ、君は」
「マジで?」
「マジだよ! わたしね、自分が助かりたいからって、ネムのこと犠牲になんてしたくないし」
こう言われたので、俺も言い返してやる。
「俺だって、さやが死にかけてるのに、何もしないなんて無理だし」
二人してしかめっ面をしていたが。
「「…………ぷっ」」
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俺たちは、二人して笑い出す。
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