可哀想は可愛いー不憫な浅井君

浅草A太朗

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兄編

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部屋を覗き込んだ俺は明るい日差しの中の
妖艶かつ淫蕩に乱れる悠介の姿を見つけた。
枕に顔を埋めて、寝乱れた部屋着はよれて
高くした腰を必死にへこへこと揺すりながら快感に耐えているらしい熱い吐息とくぐもった声が響く。

腰がへこへこと動くたびにタオルケットはずれ落ちていく。
母が部屋に来る前に慌てて着たのであろう部屋着ははだけはじめているのがわかる。

きっと枕に顔を埋めているのは俺に声を聴かせない為だろう。
いつもそうだった。辛い時でも俺を優先してくれていた。
今の悠介は辛そうに見える…。

そうだ。
いつも辛い時、年下の弟である悠介に助けられてきたのだ。
兄である俺が助けてやらなくてどうする?
そう、これは介抱だ。

自分が飲み込んだ生唾の音が耳をつく。

介抱すると決めたら行動は速かった。
ノックしてさっさと中に入る。
俺の気配に気づいた悠介は慌てたように体を起こす。

「に、にーさっ…ん!俺、風邪…んぉッ…ひい…ってるみ…ッたいだからぁ…ッ!!
きょ、は…離れ…て、てェヘェ♡♡♡」

何とか俺に言い聞かせようとしていたが、最後には一瞬白目を剥いて海老反りになり
見事なアヘ顔を晒してくれた。

どうやら今朝の何かにまた苛まれているらしい。

「…風邪なら介抱してやらないとな…?今色々取ってきてやるよ、まってろ。」
「…にぃさ…ぁあん♡」

止めようとしたようだが、続く言葉はなく俺はほくそ笑みながら一度部屋を後にした。
戻ってきた俺の手には汗を拭ってやるためのタオル数枚と小ぶりのバケツに(桶だとこぼしそうで)湯を張って着替えの下着や服
それとフィンガーコンドームとコンドームにローションもタオルの中に隠して持ってきた。

「入るぞ。」
「ほぉ゛ッ…あ゛ッーに、にぃさ…ダメッて♡」
「辛い時助け合うのも兄弟だろ?さ、凄い汗だ。
水飲みな?その後で汗も拭いてやるからな、服びしょ濡れだしな。」

有無を言わせぬ笑顔で何も気づいてないという風を装いつつ、スポーツドリンクを入れたコップを差し出す。

困った顔をしながら、ビクビクと震える体を何とか抑え込もうとしながら両手で受け取る悠介、何と愛らしい。
コクコクと少しずつ飲み、時折ピクリと体を震わせながらコップ一杯を飲み干した。
意外と喉が渇いていたようだ、念のため再度注いでやると今度は勢いよく飲み始めた。
途中詰まらせて咽せていたが、背をさすってやるとビクビクと震える。

まあ、あれだけ嬌声をあげていたら喉も乾くわな。

そのまま2杯目も何とか飲み干した悠介はそっとコップを手渡してきた。
それを受け取り机の上に置くと悠介のタオルケットをそのまま引き剥がした。

「だっだめーッ!!」

両手を伸ばして俺を制止しようとしたが、快楽に上手く身体を動かせぬ腕は空を欠いた。

そして同時に達したのか、既に濡れていたハーフパンツの染みが広がっていく。

「ぁあ゛…あ゛ッ…み、みないれェ…」

ぼろぼろと大粒の真珠のような美しい涙を流しながら、蒸気した顔を歪める。

「大丈夫だ。男同士、恥ずかしがる事はない。
汗と一緒に拭ってやろうな…?」

言いながらずるりと下着ごとハーフパンツを引きずりおろす。
既に芯を持ち固くなっていたそれは既に零した汁により強い刺激を受けたらしく
起こしていた身体をパタリと仰け反ってひくつくように仰向けに倒れ込んだ。

だが吐精した様子はなく、ガクガクと身体を震わせ
悩ましげな声をあげるだけだ。
抵抗できないとわかったところで、上着に取り掛かるが敢えて背中側に回った状態のにの腕のところで
引き抜くのをやめる。
軽い拘束状態になっているのだが、既に思考が鈍っているのかこてんと首を傾ぐ。

やめろ、これ以上はキュン死してしまう。

今の作業の間に人肌よりやや温かい程度に冷めたバケツの湯にタオルを浸し絞る。
そしてそのタオルで上半身からゆっくりと拭っていってやる。
気持ちよさそうに瞳を閉じた悠介に一瞬キスしそうになるが耐える。
先程までビクビク震えていたのが収まってきている。
あの何かは今離れているのだろうか?

顔から首へ、鎖骨に肩。
胸元へとタオルを滑らせもう片手は体を支える為と見せかけて
あえて反対側の乳首を親指の原でこねくり回す。

「あぇッ?に、兄さん…く、くすぐった…んふッ…♡」

先端を爪の先で引っ掻くようにすれば、身を捩らせるも腕が動かせない為イヤイヤと身体を捻るようにしかできない。
そしてその行為は自ら敏感になった肌を濡れたタオルと爪の先に擦り付ける行為に他ならない。
自らの動きで敏感になった身体に更なる刺激を与えている事に気づかず
何とか取り繕おうと身じろぎする度に耐えながら感じ入る姿から目が離せない。

背中も肩甲骨をなぞるように柔らかく悠介の体を確かめるように、丁寧に拭っていく。
ようやくこうやって触れられる。
下着の中でパンパンに怒張したものを隠しながら
俺は目がギラつくのを止められなかった。
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みんなの感想(1件)

ゆみ
2021.10.01 ゆみ

読みました!!浅井くん最高でした!!続き待ってます!!

解除

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