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兄編
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ふわふわと少し浮上した意識の中で会話が聞こえる。
今は何時だ…?
どうやら同じく夜勤に出ていた母は、これから父の単身赴任先に行くらしい。
そういえば結婚記念日とか言ってたっけ。
母が留守中の事を悠介に伝えているようだ。
だがふと聞こえた単語で意識がはっきりとしてきた。
「あらやだ、あんた風邪ひいたの?酷い声ね。
お父さんと話して旅行やめようか?」
「前から…楽しみにしてたん…でしょ?おとな…しく…してるかっら、行って…きてッ」
「そーぉ?まあお兄ちゃんもいるし大丈夫かな?
なんかあったらすぐに連絡すんのよ?」
「んぁっ…う、うん!!」
「本当に大丈夫かしら…、じゃ母さんたち行ってくるから。戸締り忘れないでね。」
バタンと隣室の扉が閉まるのが聞こえる。
鼻歌まじりの母の声が階段を降りる足音と共に遠ざかる。
俺の部屋のベッドはちょうど悠介のベッドと壁一枚隔てた反対側だ。
そこまで薄すぎるわけではないが、この静けさに耳をすませば音を拾うくらいはできる。
枕元に放り投げてあったスマホを見れば時刻は昼過ぎ。
「6時間寝てた、か。」
ベッドに寝転がりながらスマホをいじる。
きっと母のことだ。
昼飯の支度位はしておいてくれてるだろう。
久しぶりの連休だ、ともう一度寝直そうか悩みつつ
最近はまっているソシャゲのログインボーナスを受け取る。
もう少し寝ていたい気持ちと、小腹が空いた感覚。
向こうは意識がなかったから忘れているだろうが
今俺は悠介と顔を合わせづらい。
暫し時間をゲームで潰すかと無心でデイリークエストをこなす。
折角の休みなのに伸び伸びと出来ない事に僅かな苛立ちを覚える…と
ゲーム音の合間に何か聞き慣れない音がする。
いや、これは眠る前に…
壁に耳を当てると悠介の押し殺したようなくぐもった声。
それとぎしぎしとベッドの軋む音がする。
その瞬間眠る前に見たあの光景がフラッシュバックする。
まるで何かに取り憑かれたように、無心に快楽に翻弄され堕ちていくあの姿。
起きたばかりも相まって股間が一気にはち切れそうになる。
ゲーム音はそのままに、そっとベッドから抜け出すと廊下に出て隣室の、悠介の部屋の前に立つ。
先程よりよく聞こえるその音は間違いない。
昨晩と同じものだ。
唯一違うのは悠介の声が抑えられていること。
一体…何が?思わず俺はドアノブに手をかけた
-------------------------------------
眠っている間もずっと埋めていた大型オナホ。
それは目が覚めてもきちんとそこにあり、朝勃ちした僕をやわやわと食み続け快楽を与えてくれていた。
一晩中彼と繋がっていたのかと思うと、多幸感に包まれる。
まだ微睡の中にありながらも、腰は快楽を求めて揺れる。
まだ1番膨張した状態からは程遠いが、そんな事より浅井と繋がっている事が最も大事だ。
本当に浅井と繋がっているかどうかはわからない、けど自分の中でこれは浅井なのだ。
神様がきっと普段勉学に頑張っている自分にご褒美をくれたのだ。
全てを中に埋め込んだまま、ゆるゆると揺らしゆっくりと蓄積される快楽に身を委ねる。
あーこの何かこりっとした部分昨日より膨らんでる気がする。
それが竿を刺激して尚気持ちがいい。
先端は相変わらず肉厚の蓋のようなものが開閉しており、そこに潜り込めば
じゅっじゅっと先端を吸われるような強い快楽が腰に走る。
「あー…出そ…」
朝方まで励んでいたのに体はきちんといつもの時刻には目覚めこうして最高の朝を迎えている。
とそこに不躾なノックの音がし、返事をするまもなく扉が開く。
驚いて腰を深く突き込み体を丸めるようにして布団をかぶる。
「起きてるー?ママもう出かけるけどぉ。
ってヤダぁ!着替えてるとこだったの?
ごめんねぇ!じゃ、ママ行ってくるからたまにはゆっくりなさいね!行ってきまーす。」
やたら浮かれた様子の母親がいつもより粧し込んだ様子で、言いたい事を捲し立てていくとさっさと出て行った。
服を脱いでいた事は着替えの途中と勘違いしたようだ。
まあそりゃそうだ、母からすれば可愛い息子にこんな知識や欲は無いはずなんだから。
玄関のドアの閉まる音と鍵のかかる音がしたところで立ち上がり、部屋のドアを閉めて鍵をかける。
その間深く挿入し過ぎたか、片手だけにもかかわらずゆっさゆっさとちんこケースのように
大型オナホはしっかりとハマりこんでいた。
その合間にも先端を吸い上げ、中はぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
母がいなくなったこれからがお楽しみの時間だ。
尻たぶの部分を景気良くパンッと軽く叩いて見た瞬間、中がさらに畝り搾り取ろうとする。
新たな発見に顔のニヤケが止まらない。
ベッドに再度戻るまで駅弁スタイルのように揺さぶり歩くのだった。
今は何時だ…?
どうやら同じく夜勤に出ていた母は、これから父の単身赴任先に行くらしい。
そういえば結婚記念日とか言ってたっけ。
母が留守中の事を悠介に伝えているようだ。
だがふと聞こえた単語で意識がはっきりとしてきた。
「あらやだ、あんた風邪ひいたの?酷い声ね。
お父さんと話して旅行やめようか?」
「前から…楽しみにしてたん…でしょ?おとな…しく…してるかっら、行って…きてッ」
「そーぉ?まあお兄ちゃんもいるし大丈夫かな?
なんかあったらすぐに連絡すんのよ?」
「んぁっ…う、うん!!」
「本当に大丈夫かしら…、じゃ母さんたち行ってくるから。戸締り忘れないでね。」
バタンと隣室の扉が閉まるのが聞こえる。
鼻歌まじりの母の声が階段を降りる足音と共に遠ざかる。
俺の部屋のベッドはちょうど悠介のベッドと壁一枚隔てた反対側だ。
そこまで薄すぎるわけではないが、この静けさに耳をすませば音を拾うくらいはできる。
枕元に放り投げてあったスマホを見れば時刻は昼過ぎ。
「6時間寝てた、か。」
ベッドに寝転がりながらスマホをいじる。
きっと母のことだ。
昼飯の支度位はしておいてくれてるだろう。
久しぶりの連休だ、ともう一度寝直そうか悩みつつ
最近はまっているソシャゲのログインボーナスを受け取る。
もう少し寝ていたい気持ちと、小腹が空いた感覚。
向こうは意識がなかったから忘れているだろうが
今俺は悠介と顔を合わせづらい。
暫し時間をゲームで潰すかと無心でデイリークエストをこなす。
折角の休みなのに伸び伸びと出来ない事に僅かな苛立ちを覚える…と
ゲーム音の合間に何か聞き慣れない音がする。
いや、これは眠る前に…
壁に耳を当てると悠介の押し殺したようなくぐもった声。
それとぎしぎしとベッドの軋む音がする。
その瞬間眠る前に見たあの光景がフラッシュバックする。
まるで何かに取り憑かれたように、無心に快楽に翻弄され堕ちていくあの姿。
起きたばかりも相まって股間が一気にはち切れそうになる。
ゲーム音はそのままに、そっとベッドから抜け出すと廊下に出て隣室の、悠介の部屋の前に立つ。
先程よりよく聞こえるその音は間違いない。
昨晩と同じものだ。
唯一違うのは悠介の声が抑えられていること。
一体…何が?思わず俺はドアノブに手をかけた
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眠っている間もずっと埋めていた大型オナホ。
それは目が覚めてもきちんとそこにあり、朝勃ちした僕をやわやわと食み続け快楽を与えてくれていた。
一晩中彼と繋がっていたのかと思うと、多幸感に包まれる。
まだ微睡の中にありながらも、腰は快楽を求めて揺れる。
まだ1番膨張した状態からは程遠いが、そんな事より浅井と繋がっている事が最も大事だ。
本当に浅井と繋がっているかどうかはわからない、けど自分の中でこれは浅井なのだ。
神様がきっと普段勉学に頑張っている自分にご褒美をくれたのだ。
全てを中に埋め込んだまま、ゆるゆると揺らしゆっくりと蓄積される快楽に身を委ねる。
あーこの何かこりっとした部分昨日より膨らんでる気がする。
それが竿を刺激して尚気持ちがいい。
先端は相変わらず肉厚の蓋のようなものが開閉しており、そこに潜り込めば
じゅっじゅっと先端を吸われるような強い快楽が腰に走る。
「あー…出そ…」
朝方まで励んでいたのに体はきちんといつもの時刻には目覚めこうして最高の朝を迎えている。
とそこに不躾なノックの音がし、返事をするまもなく扉が開く。
驚いて腰を深く突き込み体を丸めるようにして布団をかぶる。
「起きてるー?ママもう出かけるけどぉ。
ってヤダぁ!着替えてるとこだったの?
ごめんねぇ!じゃ、ママ行ってくるからたまにはゆっくりなさいね!行ってきまーす。」
やたら浮かれた様子の母親がいつもより粧し込んだ様子で、言いたい事を捲し立てていくとさっさと出て行った。
服を脱いでいた事は着替えの途中と勘違いしたようだ。
まあそりゃそうだ、母からすれば可愛い息子にこんな知識や欲は無いはずなんだから。
玄関のドアの閉まる音と鍵のかかる音がしたところで立ち上がり、部屋のドアを閉めて鍵をかける。
その間深く挿入し過ぎたか、片手だけにもかかわらずゆっさゆっさとちんこケースのように
大型オナホはしっかりとハマりこんでいた。
その合間にも先端を吸い上げ、中はぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
母がいなくなったこれからがお楽しみの時間だ。
尻たぶの部分を景気良くパンッと軽く叩いて見た瞬間、中がさらに畝り搾り取ろうとする。
新たな発見に顔のニヤケが止まらない。
ベッドに再度戻るまで駅弁スタイルのように揺さぶり歩くのだった。
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