傲慢上司の躾け方

浅草A太朗

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「中原さん、忘れ物なさってたのでお届けに。」

にっこりとした佐々木と顔色も悪く、唇が僅かに震え脂汗を流す中原。
それでも中原は精一杯取り繕った澄ました顔を作り

「悪いな、そこに置いておいてくれ。」

言うと玄関先を指さす。
ものが何かわからないが、さっさと目の前の男を追い返して今にでもトイレに駆け込みたいのだろう。
既にベルトは引き抜かれており、急いで前を閉めたのかジップが上がりきっておらず下生えがのぞいている。
ノーパンのままでいたのかと嗤い出しそうになるのをこらえ
さらりと流した視線で確認した佐々木は笑顔を崩さず、言葉を繋ぐ。

「やだなぁ、中原さん忘れちゃったんですか?大事なものなんでしょう?」
「何だ…?」

一向に引く様子のない相手に訝しげな目を向ける。



催眠思念をのせてじっくりと言葉を響かせる。

一瞬うつろな目をした中原はそうだったか…と、やや不思議そうにしつつも部屋の中へ佐々木にあがるよう促した。

その上で少し待っていてくれと告げ一目散にトイレへと向かう。
少しでも早く行きたいだろうに、人の目を気にしてか何事もないかのように振る舞う。
腹部からは絶え間ない痛みと唸り声をあげるような響きが体に伝っている。

「すまない、少し待っていてくれ。」

一言かけるとそのまま廊下の向こうへと姿を消した。

さて、その言葉に甘えるかと靴を脱ぎ室内へとあがる。
廊下の左手の扉に入っていった中原。
そこがトイレなのだろう。
暫く様子を見るかと、廊下を直進して目の前の扉を開けば14畳以上はあろうかというリビングダイニングが拡がっていた。

カウンター式キッチンと語彙の少ない佐々木では言い表せない小洒落た部屋。
ルームランプは見たことのないような形をしているし、天井にライトのついた回転する扇風機(シーリングファンと言うらしい)が緩く回っている。
それに釣られて天井を眺めやれば一角に埋め込まれたエアコンをみつける。

小洒落ているとしか表し用のない部屋はあまりに自分の普段の生活とかけ離れすぎて落ち着かない。

窓際にあるオットマン付きのソファに深々と腰をかけ、さてこの後どう遊ぼうかと悩む。
中原は今頃トイレで一人で頑張っているのだろうが、一度中を洗浄した後だ。
上手く出てきても水に近いもので暫く苦しむだろう。

ソファの前に備えられているガラステーブルを見やり、耐久性を考える。
このまま遊ぶなら中原の予定と今の状態を確認しておきたい。
しっかりと今後の目標が定まった所で、パチンと指を鳴らし時を止める。

まず室内の探索はマストだろう。
他に必須なのは予定表、手帳やパソコンに几帳面な中原の事だ。
きちんと記されているだろう。

だがその前に気持ちよく今後をやり通す為に
燻る劣情をさっさと吐き出しておきたい。
ここで自慰をするという選択肢はない。

なんて言ったって最高のオナホがいるのだから。
服を汚さぬように初めて入った部屋で一糸纏わぬ姿になる。
それもまたこの部屋ごと征服していったようで何とも言えぬ背徳感に背筋がぞくぞくと快楽に震える。

ひたひたと佐々木の足音だけが響く。
先程抜けた扉の先、中原の消えた扉の前に立ち一度ノブを回すが、やはりしっかり鍵はかけているようだ。

だがこの程度の鍵は佐々木の前ではないに等しい。
ノブを握ったまま力を流せばカチャリと軽い音が響き、解錠できたことを知らせる。
大きく扉を開け放てば、そこには便座に座り腹部を抱き抱えるようにしてため息をついていたのか口を開け、足首までおろされた下着とズボンを広げるようにやや股を開いて俯いている。

必死になっていたのだろう鎖骨から上は真っ赤に染まり額にはじわりと汗が湧いている。
よれたシャツの襟が首元に張り付く姿が艶かしい。
弱々しく便器に向かって垂れ下がっている雄は痛みに縮こまりふるふると震えている。

その惨めったらしい姿に満足し、佐々木は右手を中原の額へと伸ばす。
手のひらにあたった部分から性的な刺激に体が反応してもよいと命令を下し、そのまま前髪を鷲掴み
無理矢理上を向かせる。

苦しみに耐える顔。
昨日から何度見たかわからないが、中原にはよく似合いの表情だ。
もっと泣かせてやりたくなる。
そして絶望の底に叩き込んでやりたい。
この見てくれは整った王子様が、見下している相手に好きにされている事を知った時を考えるだけで達しそうだ。

既に腹につく程に立ち上がりガチガチに反り返った佐々木の凶器は今すぐにでも目の前の獲物を堕としてやりたい。
貪り尽くしたい。

「下は使用中みたいですからね、こっちお借りしますよ。」

楽しそうに弾む声をあげながら開いた左手で
中原の口を抉じ開ける。
がっぽり開かれ喉奥まで見える状態になったところで、口に添えていた左手の指先で乱雑に口内を掻き乱す。
それに応えるように唾液が分泌され始め、ぐじゃぐじゃと水音が響く。
飲み込めない唾液は口端から顎へと伝いおち、シャツへとシミを作った。

真っ赤に色づき引き抜いた指先にたっぷりまぶされた唾液を指で確かめるようにすり合わせれば糸を引く。

準備ができたところで、上を向かせていた中原の頭をぐいと引っ張り自らの腰へと寄せる。
濡れた左手で二、三度軽く扱けば思い切り中原の喉奥目指して剛直を突き込んだ。
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