43 / 92
43
しおりを挟む
***マイク視点***
突然、国中の関係組織に勅令が出された。
今後一切のジェミュー狩り及び加工、販売を禁止する、という事だった。そしてその勅令に関する内容を他国へ漏らすことも禁止された。
レイラの事を思うと本当に喜ばしい事なのだが、俺はあまりのショックで呆然としている。
何故なら違反者への罰則は即、打首で、見せしめとしてマルクスさんの首が落とされる事になった、というのだ。
俺はマルクスさんに話があると言われて旦那様の部屋に連れて来られていた。声を掛けられた時から妙な胸騒ぎがしていたのだ。2人から説得されるようにその話を聞かされたが、とても納得出来ない。身体中がガクガクと震えた。
「そ、そんな、マルクスさん、、だ、旦那様っ、そんな事絶対にさせませんよね、、?」
「マイク、悪いがもう決まった事なんだ。俺は大丈夫だからそんな顔をするなよ。なぁマイク、これは良いことなんだ。だって人が人を狩るなんて、異常だろ? 俺はすっかり麻痺しちまって当然の様に狩ってきた。だから、これは俺への当然の報いなんだ。」
「でもっ、マルクスさんじゃなくたっていいじゃありませんか! お、俺だってそうだし、ほ、他に、もっと汚い奴等なんて山ほどいるっ。」
「マイク、これは俺じゃねぇと意味がねぇんだ。な、分かるだろ。それに俺はほっとしている。そろそろ疲れたしな。」
「で、でも、おかしいです。だって勅命は出されたばかりなのに、、マルクスさんは何も違反していないのに、、」
「ああ、陛下は違反者を1人も出したくないご様子だ。だから始めから見せつけるんだ。」
「俺は嫌ですっ! 旦那様っ! 何とか言って下さいよっ、どうにかして下さいっっ」
「、、、マイク、マルクス、済まない。全て俺の責任だ。、、だが本当にどうしようも無いんだ。済まない。本当に済まない。」
こんな事態なのに、マルクスさんも旦那様も冷静で俺だけがおかしいみたいだ。混乱する。
「旦那様っっ!! 」
悲鳴の様な叫び声が出た。
「よせマイク。本当にいいんだ。旦那様を苦しめるな。」
「そんな、、、」
到底納得なんて出来ない。身を乗り出したがマルクスさんが静止した。
「マイク、後で話そう。」
「、、、っく、、」
俺は悔しくて歯を食いしばった。
**
「マルクスさん、もっとちゃんと旦那様と話をしましょうよ! マルクスさんはずっと貢献してきたのにあんまりです。こんな風に切られるなんてっっ!」
憤る俺に、マルクスさんが困った様に笑った。
「マイクは優しいからな。
この話をすると余計苦しめてしまうかもしれない。だが、お前には話しておく。これからもここで働くのだから旦那様へのわだかまりは無くしておいて欲しいんだ。」
「、、、何の話です? 一体何があったんです?」
事の発端は先の騒動にあった。
リサが不審者を王宮に連れ込んだあの騒動を、陛下は許していなかったらしい。俺はもう罰を受けた物だと思い込んでいたのが、実は保留されていただけだと教えられた。
そして陛下は今回の勅令を出す時にそれを思い出し、着想されたのだとか。
オリバー商会は名高く、旦那様の右腕の様な存在のマルクスさんは皆から一目をおかれている。当然ジェミュー狩りも行ってきた訳で、そのマルクスさんを見せしめにする事は、背く者がいたら例え誰であっても見逃さない、という強い意思を示す事になる。
陛下は、拒むならリサに厳罰を下そうかと脅してきた。旦那様もマルクスさんもそれは避けたくて、従うしかないのだと。
俺は馬鹿だ。レイラに手紙なんて届けなければよかった。
「あ、あぁ、、う、、っく、すみません、俺のせいです、 俺が、、」
「マイク、お前は関係ない。お前は悪くないよ。」
「ち、違うんですっ、、俺が、俺が、うう、」
「それにどうもなぁ、俺は陛下の恨みを買っていた様なんだ。」
「、、、え、?」
「だから、誰もせいでもない。
それとな、マイク。言っておいて何だが、この事はリサの耳には入れないで欲しいんだ。頼む。」
マルクスさんにそう言い切られて、俺は何も言えなくなった。悔しくて悔しくて、涙が止まらない。
「、、っ、うっ、、うっ、いつ、ですか? それは、、っ、いつ行われるのですか?」
辛い。苦しい。どうして俺じゃないのだろう、、、。俺は役立たずだ。
「悪いな、マイク、今日中に王宮に行くように言われている。」
「そんな、、早すぎる、俺は、うっ、、っく、、まだマルクスさんに、恩を返していませんっ、」
「ははは、マイク、、 お前は俺にとって息子みたいなものだ。分かるか? 親はな、子供に何かしてやっても、してもらおうとは思わない。マイクは大きくなったよな。仕事も覚えた。それで十分だ。」
「うっ、うっ、、マルクスさん、、」
そんなこと初めて聞いた。息子だと思ってくれていたなんて、、、
「マイク、、ありがとうな。もうここでお別れだ。俺はまだやることがあるからな。それから関係者以外には、俺は事故に巻き込まれて行方不明だということになっているからくれぐれも気を付けろ。口を滑らせるとどうなるか分からない。」
「、、ひっく、う、、う、、分かりました、、今まで、、うっ、っく、、育てて頂いて、、う、、っ、ありがとう、ございました、、」
顔をぐしゃぐしゃにさせながら手を付いて、頭を床に擦り付けた。その頭を、マルクスさんはぽんぽんと叩いて、本当に行ってしまった。
堪えていた嗚咽はとうとう溢れ出し、周りに見つからないように布団を被って泣いた。俺はいつも何も出来ない。
***アリア視点***
シンに同行する事になったのは、私とミア、陛下の側近であるオーウェンさん、それから護衛が1人だった。必要最低限の人数で、陛下は出来るだけ内密に事を進めたい、とのお考えをお持ちのようだ。
護衛の人は私とは面識がなかったけれどオーウェンさんは親しい様だった。名前はノアといった。
出発準備を終える頃、1つの木箱が目にとまって、何故だか気になった。ふらりと吸い寄せられて、触れてみる。中を確かめようと蓋を少し持ち上げた。
「あっ! その箱はっ!!」
「っっっ ぎゃーっっっっ!!」
シンが叫んだけれど間に合わず、私は中を覗いてしまった。そしてそのまま気を失った。
男の首が1つ、入っていた、ような気がする。
突然、国中の関係組織に勅令が出された。
今後一切のジェミュー狩り及び加工、販売を禁止する、という事だった。そしてその勅令に関する内容を他国へ漏らすことも禁止された。
レイラの事を思うと本当に喜ばしい事なのだが、俺はあまりのショックで呆然としている。
何故なら違反者への罰則は即、打首で、見せしめとしてマルクスさんの首が落とされる事になった、というのだ。
俺はマルクスさんに話があると言われて旦那様の部屋に連れて来られていた。声を掛けられた時から妙な胸騒ぎがしていたのだ。2人から説得されるようにその話を聞かされたが、とても納得出来ない。身体中がガクガクと震えた。
「そ、そんな、マルクスさん、、だ、旦那様っ、そんな事絶対にさせませんよね、、?」
「マイク、悪いがもう決まった事なんだ。俺は大丈夫だからそんな顔をするなよ。なぁマイク、これは良いことなんだ。だって人が人を狩るなんて、異常だろ? 俺はすっかり麻痺しちまって当然の様に狩ってきた。だから、これは俺への当然の報いなんだ。」
「でもっ、マルクスさんじゃなくたっていいじゃありませんか! お、俺だってそうだし、ほ、他に、もっと汚い奴等なんて山ほどいるっ。」
「マイク、これは俺じゃねぇと意味がねぇんだ。な、分かるだろ。それに俺はほっとしている。そろそろ疲れたしな。」
「で、でも、おかしいです。だって勅命は出されたばかりなのに、、マルクスさんは何も違反していないのに、、」
「ああ、陛下は違反者を1人も出したくないご様子だ。だから始めから見せつけるんだ。」
「俺は嫌ですっ! 旦那様っ! 何とか言って下さいよっ、どうにかして下さいっっ」
「、、、マイク、マルクス、済まない。全て俺の責任だ。、、だが本当にどうしようも無いんだ。済まない。本当に済まない。」
こんな事態なのに、マルクスさんも旦那様も冷静で俺だけがおかしいみたいだ。混乱する。
「旦那様っっ!! 」
悲鳴の様な叫び声が出た。
「よせマイク。本当にいいんだ。旦那様を苦しめるな。」
「そんな、、、」
到底納得なんて出来ない。身を乗り出したがマルクスさんが静止した。
「マイク、後で話そう。」
「、、、っく、、」
俺は悔しくて歯を食いしばった。
**
「マルクスさん、もっとちゃんと旦那様と話をしましょうよ! マルクスさんはずっと貢献してきたのにあんまりです。こんな風に切られるなんてっっ!」
憤る俺に、マルクスさんが困った様に笑った。
「マイクは優しいからな。
この話をすると余計苦しめてしまうかもしれない。だが、お前には話しておく。これからもここで働くのだから旦那様へのわだかまりは無くしておいて欲しいんだ。」
「、、、何の話です? 一体何があったんです?」
事の発端は先の騒動にあった。
リサが不審者を王宮に連れ込んだあの騒動を、陛下は許していなかったらしい。俺はもう罰を受けた物だと思い込んでいたのが、実は保留されていただけだと教えられた。
そして陛下は今回の勅令を出す時にそれを思い出し、着想されたのだとか。
オリバー商会は名高く、旦那様の右腕の様な存在のマルクスさんは皆から一目をおかれている。当然ジェミュー狩りも行ってきた訳で、そのマルクスさんを見せしめにする事は、背く者がいたら例え誰であっても見逃さない、という強い意思を示す事になる。
陛下は、拒むならリサに厳罰を下そうかと脅してきた。旦那様もマルクスさんもそれは避けたくて、従うしかないのだと。
俺は馬鹿だ。レイラに手紙なんて届けなければよかった。
「あ、あぁ、、う、、っく、すみません、俺のせいです、 俺が、、」
「マイク、お前は関係ない。お前は悪くないよ。」
「ち、違うんですっ、、俺が、俺が、うう、」
「それにどうもなぁ、俺は陛下の恨みを買っていた様なんだ。」
「、、、え、?」
「だから、誰もせいでもない。
それとな、マイク。言っておいて何だが、この事はリサの耳には入れないで欲しいんだ。頼む。」
マルクスさんにそう言い切られて、俺は何も言えなくなった。悔しくて悔しくて、涙が止まらない。
「、、っ、うっ、、うっ、いつ、ですか? それは、、っ、いつ行われるのですか?」
辛い。苦しい。どうして俺じゃないのだろう、、、。俺は役立たずだ。
「悪いな、マイク、今日中に王宮に行くように言われている。」
「そんな、、早すぎる、俺は、うっ、、っく、、まだマルクスさんに、恩を返していませんっ、」
「ははは、マイク、、 お前は俺にとって息子みたいなものだ。分かるか? 親はな、子供に何かしてやっても、してもらおうとは思わない。マイクは大きくなったよな。仕事も覚えた。それで十分だ。」
「うっ、うっ、、マルクスさん、、」
そんなこと初めて聞いた。息子だと思ってくれていたなんて、、、
「マイク、、ありがとうな。もうここでお別れだ。俺はまだやることがあるからな。それから関係者以外には、俺は事故に巻き込まれて行方不明だということになっているからくれぐれも気を付けろ。口を滑らせるとどうなるか分からない。」
「、、ひっく、う、、う、、分かりました、、今まで、、うっ、っく、、育てて頂いて、、う、、っ、ありがとう、ございました、、」
顔をぐしゃぐしゃにさせながら手を付いて、頭を床に擦り付けた。その頭を、マルクスさんはぽんぽんと叩いて、本当に行ってしまった。
堪えていた嗚咽はとうとう溢れ出し、周りに見つからないように布団を被って泣いた。俺はいつも何も出来ない。
***アリア視点***
シンに同行する事になったのは、私とミア、陛下の側近であるオーウェンさん、それから護衛が1人だった。必要最低限の人数で、陛下は出来るだけ内密に事を進めたい、とのお考えをお持ちのようだ。
護衛の人は私とは面識がなかったけれどオーウェンさんは親しい様だった。名前はノアといった。
出発準備を終える頃、1つの木箱が目にとまって、何故だか気になった。ふらりと吸い寄せられて、触れてみる。中を確かめようと蓋を少し持ち上げた。
「あっ! その箱はっ!!」
「っっっ ぎゃーっっっっ!!」
シンが叫んだけれど間に合わず、私は中を覗いてしまった。そしてそのまま気を失った。
男の首が1つ、入っていた、ような気がする。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる